私はこれまでカッ飛び天秤や砂紋バスターなどの天秤を作って来ました。カッ飛び天秤は飛びと感度の良さが両立した
もの、砂紋バスターは引き易さと超高感度、乗りの良さが特徴で、釣り場やキスの居場所によって使い分け、
ほぼこの2種類の天秤で何処でも対応出来るのでとても気に入って使っています。
逆に欠点は天秤が嵩張り、特に砂紋バスターはシンカー部分も長くて携行性に不満が残っていましたが、
それもホルダーや天秤部分の収納を考えて携行性も良くなり、カッ飛び、砂紋バスター共用の天秤も開発した事で
更に利便性が増しました。この天秤は乗りと仕掛け絡みの少なさ、空気抵抗の少なさも追求したもので、
今はどのシンカーとの組合せでも足の太さや長さが違う3種類だけの天秤で対応しています。
そのシステム化により、シンカーと天秤の組合せは自由に行えるようになり、
釣り場に応じてシンカーや天秤を自在に選択して使い分けられるようになりました。
今回はこのような便利な天秤のシステム化について書いてみたいと思います。
左の画像は私が現在使っているシンカー群で 左からトップガン33号、30号、 ムクオモリの30号、海草シンカー30号。 これはカッ飛び天秤用のシンカーで トップガンはもちろん遠投用。 向かい風の時は33号を使い、 それ以外の時は30号を常用 しています。ムクオモリと海草タイプは 藻場やテトラの際などを狙う時に使い、 それほど遠投を要しない時や、トップガンを ロストする恐れの有る場所で使っています。 その右のものはチョイ投げ砂紋バスター。 右端の2本は25号の砂紋バスターで 海草タイプが4色以内用、ジエットタイプは 5色へ投げても安定して飛びますが、 やや流され易いので場所に応じてセレクト。 |
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次に天秤ですが、 画像では同じに見えますが、 左から軸が1.2ミリ径、腕が1ミリ径の線材の ハードタイプで一番頑丈に作ってある遠投用。 主に33号のトップガンや シモリ周りの大型キスを 狙う時に使っています。 真ん中は軸が1ミリ径、 腕が0.8ミリの通常タイプ。砂紋バスターと 組み合わせたり、かっ飛び30号シンカーと 組み合わせて飛びと乗りがバランスが取れて いる天秤。 右端は軸は1ミリ径ですがやや短く、 腕も0.8ミリで少し短くした軽量タイプ。 近投で効果を発揮し、ピンでも乗りが良く、 チョイ投げ砂紋バスターとの相性も考えた もの。遠浅の場所では 砂紋バスターやカッ飛び シンカーとの組合せもしますが、 全体に柔らかい ので針数が少ない仕掛けや キスの食いが渋い 時に使うと効果的。 |
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これらのシンカーと天秤を自由に 組み合わせるキモがこの部分。 シンカー側の輪の中を天秤の軸側の 輪が通過するようにして組み見合わせが 可能となるように作っているのです。 こうする事で天秤とシンカーを別々に 携行出来ます。収納性も良くなりますし・・ |
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あらゆるシンカーと天秤を 自由に組み合わせる 事が出来ます。 |
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力糸の先端のパワースイベルを開放 するだけでシンカーは簡単に分離出来て 交換は簡単に行えますし、 仕掛けを天秤に着けたままでシンカーが 交換出来ます。 逆に天秤を交換する時は、両方のスイベルを 開放して仕掛けとシンカーを分離して 違うタイプの天秤に換装出来ます。 |
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天秤部分は腕側を広げて クーラーに取り付けた 電線モールを流用した筒に差し込んで収納。 筒によって違うタイプを収納しておけば 間違いませんし、引っ張り出すだけで すぐに取り出せます。 |
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クーラーとサイドボツクスの間の狭い隙間に 天秤収納用の筒をネジ止めしたので 嵩張る事が無く、コンパクトに収納出来ます。 |
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かっ飛びシンカーはサイドボックスの 天秤ホルダーに収納。 これは電線の結束用クリップを介して 固定。クリップを開放すると簡単に取り出せ、 衝撃で落下する事も有りません。 |
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砂紋バスター類はこのような感じで携行。 トップガンのカッ飛びシンカーは トップガンホルダーに 収納し、マジックテープで 落下防止を図っています。 |
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天秤をいじっていると・・今日も何にでも 興味津々で タヌキに似てきたチビトラワンが 出て来て邪魔をしてくれますが、 こいつに何度砂紋バスターを 破壊された事か・・。(~o~) |
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砂紋バスターを考案した頃、 2008年の7月に 生まれたやつですが、 そろそろ1歳。 砂紋バスターもまた 活躍の時期が近づきました。 今日は寒い春の一日で海は時化て 寒風が吹きまくってますが、 こんな日はこいつと共にオタクの日を 過ごしています。 |