COOL LINE α SU 1000X SURF  EDWIN VERSION


2014年春 ダイワからボデイーを一新した投げ仕様のクーラーが発売されました。

型式はCOOL LINE α SU/S 1000X SURF

SUの断熱材は底面真空パネルとウレタン、Sはスチロールの差が有りますが、主な諸元は同一で、

目新しいアイテムとしては樹脂製のハードタイプサイドボックス採用なのと、

サイズがメーカーホームページ

によると、従来よりも高さ、奥行きが大きくなり、一寸大きく見える程度の変化ですが、その分、10リットルの割りには

内容量が大きく見え、ハードタイプのサイドボックスにも興味が湧いたので、

購入に踏み切り、改造の種として楽しんでみる事にしました。(^^♪

今回の改造テーマは1012年バージョンのクーラーで採用して使い勝手が優れていた、

サイドボックスの反対面に取り付けた腰袋を無粋な大工さん用のものから、一寸オシャレに且つ汚れても洗濯機で洗え、

軽量で丈夫なデニム製のものにしよう・・・とかねてから考えていてネットをくぐると・・・

ジーンズメーカーのEDWINからDENIMM WORKシリーズとして腰に付ける

フラットケースやショップポケットなど、クーラーに取り付けてオモリや天秤、石粉入れ、力糸のスプールなど、

投げ釣りをする上で必ず出し入れする小物を上手く収納出来そうなアイテムが多く揃っているのを見つけ、

今回はダイワの新製品クーラーと組み合わせてみる事にしました。

デニムRORKグッズ類は小物の収納性に優れ、出し入れもし易いように考えられていて、

軽量なのにとても丈夫、汚れたら洗濯出来、クーラーに装着した場合、機能性十分なので今回採用を決めました。

当然、従来から気に入って使っている、2013年バージョンのクーラーでも採用した、

力糸ホルダー、スプールホルダーも装備は当然の事、更に、スイベルなどの小物やキスの収納性もより向上させてやろう・・・と

改造に取り掛かりました。

3月23日 投げ北、どすこいJV

天橋立オープンから帰宅すると、

篭定さんから新クーラーが届いていました。

早速タンボールから出して付属品を確認。

第一印象は・・・

「10リットルなのに、大きいな。」笑

付属品は樹脂製ハードタイプの

サイドボックスを除き、従来品と同じで、

他に目新しい物は無し。と・・ここまで確認して、

翌24日が休みだったので、

朝から新しく作った「新サティアン」に持ち込み

改造に取り掛かりました。
このサイドボックス、上蓋はどちら側からも

開ける事が出来、且つ取り外せるようにも

なっていますが、

実際開け閉めすると、

指を何処に掛けて開け閉めするのか

解り辛く、操作性はいまいち・・(+o+)

内部は内トレーが入って2段と言うか

2室仕様で、この点は最下部に入れた物を

取り出すには便利。
このサイドボックスは脱着が容易な

且つ、ガッチリとクーラーに固定出来る

ベースが付いていて、

全くガタ付かず、外れてしまう心配も不要なのが

気に入った点。
先ずはベースの高さをクーラーの天面と

サイドボックスの天面がツライチになる位置

に付属のネジ6本で固定します。

ベースには、サイドボックスの引っ掛け爪が

入る穴が開けてあり、

装着すると、バチッと音を発して

固定される仕組み。

外す時は、ベース下部の解放爪を押すと

ボコッと外れるようになっていて、

確実にしっかりと固定され、且つ

簡単に外せる優れた設計でした。

他の付属品は・・・クーラー側面に張り付けて

有るステッカーに表示された位置が

推奨のようですが、

改造の虫がうずくワテは

そんなのは完全無視し・・・
推奨位置に取り付けたのは、

サンドポールを差し込むホルダーのみどすえ。
あと一つ、このクーラーで感心したのが、

ベルトの先端の金具。

私はベルトをクーラーの底面まで回して

しまうと、そこに砂が挟まり、掃除が大変、

車載した時に砂がばらばら〜なのが嫌なので、

従来から、ベルトは底には回さず、

この位置でネジ止めしていましたが、

このクーラーでは引っ掛け金具がベルトの先端

に付いて・・・
んな具合に簡単に固定、取り外し出来るように

なっておりましたっ。
オモリホルダーの取り付け推奨位置。

「う〜ん、いまいちじゃっ」

って事で・・・
   これは、今回選んだEDWINグッズの中では

一番小さな「フラットケース」

型番はEDW-H109で購入価格980円

●幅(mm):120

●高さ(mm):170

●奥行(mm):50

●質量(g):68

●色:ブルー、ブラック

●カラビナ、携帯ポケット付です。

これには、固定式天秤はもちろん

砂紋バスターでも

最低4個は余裕で収まりそう・・・と

これはオモリホルダーとして使おうと

思い選択しました。

ここが、ピッタリの幅で良いなっ。と

サイドボックスがガッチリ固定されて

ガタ付かないので重いオモリを

装着しても良かろう・・とここに決め・・

サイドボックスにドリルで1ミリ径の下穴を

開けてから、ネジ込んでも内部に突出しない

程度の長さのネジを選んで

クーラーに付属の

オモリホルダーベースを固定。
   ホームセンターでステンレスの金物を

1個90円で購入し、ベルトの幅に合わせて

マーキングし・・・
   ペンチで、こんな形になるように曲げて加工

します。
この曲げ加工した金物を

オモリホルダーベースに

ステンレスネジで固定し・・
フラットケース裏側のベルトを金物に通して

ボタンを止め、簡単に装着完了です。
   固定式天秤も、砂紋バスターも

包み込むように

保持してくれますので、これなら、

砂浜をバタバタと爆走する人でも

オモリが落下する心配は無いと思います。

一寸無理したら、

   500ミリリットルのペットボトルも

押し込めます。(^^♪
力糸ホルダーは、新たに作り、

この位置にネジで固定。

底面のみ真空パネルで他の面は

ウレタン充填クーラーなので、

ネジは多用しても保冷力低下の心配は

有りません。

従来のクーラーよりも、

高い、扱いやすい位置に

力糸のスプールホルダーを取り付けました。
次は、サイドボックスの蓋裏の

デッドスペースにスプールを収めるべく、

これも、2013年クーラーで採用して

脱着簡単確実、とても気に入っている

スプールホルダーを取り付けようと・・

シマノ純正及びADTの大口径スプールが

2個、収まるか確認。

結局、横一線の位置では収まらないのが

判り、この位置関係なら、何とかなるだろ〜

とこの位置に決め、マーキングします。
シマノよりも口径が小さな、

ダイワ45シリーズ用スプールなら

、横一線でも楽勝〜なんですが、

「どっちも、共用出来ないといかんだろ〜」と・・
このマーキングの位置を

スプール軸穴の中心点として設定し・・・
その両側に3ミリ径のドリルで

合計4つの穴を開け・・
M3 10ミリの長さのステンレスネジとナット、

ワッシャーで天秤用ステンレスバネ線を

曲げたスプールホルダーを固定します。
どのメーカーのスプールでも、

カチッと固定出来、脱着は超容易。

その様子の動画はこちら

小出しエサ箱は、シマノのを

中央やや左にずらしてホルダーをネジで固定

して装着。次は、前述したスイベルなどが

取り出し易い小物入れを取り付けます。
今回選択したのは、ルアーマン用のこれ。

VERSUS  VS−318DD

何でこれにしたかと言うと・・・

蓋が水平位置でも固定出来るから。
先ずはこの箱の蓋に3ミリ径の穴を

ドリルで開けてクーラーの左側面にネジで固定

します。
んな感じで簡単に取り付け完了。

小物が入る蓋が水平位置でも止まるのが

美点でして・・・
上の蓋には、愛用の「遠州」のスプールが

ジャストのサイズで収まり、

下の蓋には、パワースイベルやガン玉など、

ちっこい小物が入る部屋が8つ。水平位置で

止まるので、細かい物を砂浜に

バラ撒かなくて済みますぅ〜。

クーラーの左側面には、EDWIN 

DENIMM WORKシリーズの

数あるアイテムから選び、

フラットケース ワイド 型番EDW-H110

購入価格は1,400円。

●カラビナ付で

大きなポケットは2段で

3段目は携帯ポケット付の3分割小ポケット

付き。

●幅(mm):170

●奥行(mm):23

●高さ(mm):160

●質量(g):117

を選択。

これは、いろんな大きさのポケットが有るのと

クーラーの幅とバランスが良さげ

だったから。もう一つは・・・ 
ショップポケット ダブル 型番は

EDW-H113

購入価格は1,800円

●カラビナ付

●幅(mm):150

●奥行(mm):80

●高さ(mm):170

●質量(g):174

これは、固定式天秤愛用者なら、

何発もこの中に収められるのと、

両サイドのポケットに、メゴチ鋏でも

何でも差し込めそうだし、

本体はペットボトルも収められそう・・・と選択。
これらデニムのアイテムを固定したまま、

汚れようが、破れようがそのまんま・・・

の人なら、

クーラーに付属のこの小物を使って

ベルトを通すと装着出来ますが、
私は時には取り外して洗いたいので〜

フラットケース取り付けの時同様に

金物を作り・・・
この位置に1ミリ径のドリルで下穴を開けてから、
ステンレスのタッピングビスでこのように固定。
この金具にベルトを差し込み・・・

ホックでパチンッと固定。

これらのアイテムには、「カラビナ」が付いて

いるので、
カラビナを開いてベルトを通してやると、

重い物を入れて万一ホックが外れても

落下しなくて済みますなっ。
って事で、ここも90円のステンレス金物1個で

クーラーとEDWINの

フラットケースワイドが合体。
ショップポケット ダブルはこんな感じ。
これらのケースには、

オモリや天秤、石粉入れ、

フィンガープロテクタなど、

主に砂や海水が付着する、

いわゆる「汚れ物」を

多く入れる事になりますが、

ジーンズ同様、汚れたら洗濯機に放り込んで

しまえば綺麗になりますし、

洗濯して色落ちすると、

もっと渋い味が出るかもで・・
試しにいろんな物を沢山入れてみましたが、

ショップポケットならば余裕で2個、

フラットケースワイドでも

スプール1個は飲み込みますし・・
砂紋バスターは7〜8発は余裕で収納。
ハサミやネゴチ鋏、新投げ北天秤も

突っ込んて・・

ちなみに、ボタンは鉄のよう?で海水を浴びて

錆びる恐れも有り、

呉工業の「シールコート」を

軽くスプレーして防錆しておきました。
まあ、この程度の

詰め込み具合で

実際の釣りは十分なんですが。

EDWINグッズの装着が終わったら、

最後にクーラー内部に取りかかかります。

普通は、最初に内部に

取り掛かるかもですが、

改造好きの性でしてぇ・・・(*^^)v
エサ箱はムカシHさんから

頂いたものを未だに

愛用しており、

2室のものを内蓋にセットしたら

ピッタリのサイズでした。
サイドボックスの上段には、

スプールを装着しても、

鱚介オリジナル工房さんの

有限100掛けラージ


の入ったケースがピッタリの幅と高さで

収納可能でした。
サイドボックス下段には予備の仕掛けが沢山・・

保冷剤はこれ位の大きさなら、

保冷力に定評が有るダイワのクーラー、

夏場でも一日近く保冷可能ですなっ。
キスが入る容器は、以前はペットボトルを

カットしていましたが、

今回は食パンの容器を採用
ホームセンターでこれを選んだ理由は

サイズが保冷剤を立てて入れた状態で

ピッタリと収まった事と

高さの具合が良かったから。

容量は2.4リットル。

キスなら2キロ.程度?バコバコに釣れても、

余裕で入りますなっ。
釣りが終わったら、内蓋を取り出し、

代わりに食パン容器に付属の密封蓋を

セットしてロックすれば、

クーラー内部に汁がこぼれる事無く、

清潔にキスを持ち帰れます。
500ミリリットルのペットボトルは

エサ箱の真下なら、横に倒して入り、

魚投入口辺りなら・・・
立てて収納可能のクーラーのサイズ設定と

なっていました。
って事で、ホームセンターでの

買い物を含めて

ほぼ丸一日かかりましたが、

2014年バージョンの新クーラーが完成

しました。

最後に、ステッカーを貼ってお化粧して

おしまいです。

このクーラーをぐるっと一周して撮影した動画

こちらで。
   って事で・・

今回のクーラー作成で余剰となった

手前の2012年バージョン、

8リットルクーラーですが、

これにもショップポケット ダブルを装着して

今回のクーラーよりも軽いので

補欠として使おうかなとも思いましたが、

数釣り用のクーラーが3個も有ってもなぁ・・

    「8リットルは新製品も従来のものも

色やロゴは違えど本体は

流用の同等品だし・・・

と思いつつ関東の釣友にメールすると、

「是非使ってみたいです・・」と返信が有り

近日中に神奈川に婿入りする

事になりました。(^◇^)
  大工さん用の無粋な腰袋を

ショップ.ポケットに交換し
   スプールホルダー付きのPVサイドボックスを

新たに装着し、より軽量化。

関東で活躍し、余生を送ってくれるといいなぁ・・。

って事で、あとは海で試運転。小改良を重ね、完成度を高めてゆこうと思います。