北近畿のカレイ釣り
7 北近畿特選好実績カレイポイント
大物一発ポイント
夕日ヶ浦は昔からイシガレイの大型が釣れることで知られており、毎年12月の初旬
には乗っ込みの大型が釣れています。 私の実績は最大43センチですが、
全日本サーフの会員で45センチオーバーを釣られた方も多く、大型の実績は抜群です。
時期は12月と4月から5月が良く、数は来ないものの、釣れれば40センチオーバー
が多いのがこの釣り場の特徴です。エサはアオイソメの房掛けとし、エサ取りが少ない
場所なので一本針で狙います。 ポイントはつなぎ鼻と呼ばれる岩場から夕日ヶ浦漁港
までの岩場からの遠投で、時々仕掛けを引いて誘うのがコツです。
時合いは朝と夕方のまづめ時となる場合が多く、私が過去に釣った40センチオーバーは
全て夕方4時頃に釣れました。 外道も大型が多く、12月にはマゴチの54センチを釣った
ことがありますし、春にチヌの48センチを釣ったこともあります。
ここは波が高くなると釣りにならない為、北風が吹くと釣行不可能となります。
天気予報で波の予報が1.5メートルを超えると危険ですので注意して下さい。
A 舞鶴市野原漁港
野原漁港はマガレイの良型が多く、過去に40センチオーバーも多く釣れています。
イシガレイも12月の乗っ込み期に大型が釣れますが、釣期が短く、年が明けると
マガレイばかりとなる釣り場です。 ポイントは波止の先端から漁港の荷上げ場の
左角を結んだ線より内側で釣れており、一見良さそうな波止の外向きでは殆ど釣れて
いません。 それはここのカレイが漁港の荷上げ場からこぼれるホタルイカやイワシの
稚魚を食いに寄って来ている為で、冬場に凪が続いて大敷網からの水揚げが多い年は
カレイが良く釣れます。 逆に捨てられる魚介類が少ない年はカレイの寄りも悪く、
一日粘って小型が数匹と言うような事もあります。 ムラが多いのがここの難点ですが
過去には3人で3時間程の間に30センチから43センチまでの良型ばかり30匹ほども
釣れた事も有り、特にカレイの大好物であるホタルイカが多く水揚げされる年は有望
です。 時合いは朝7時から9時頃までと、夕方4時頃が良いようです。
エサはマムシ、アオイソメの房掛けに実績が有ります。外道は少なく、12月に落ちギス
の大型が釣れる程度です。 波止の内向きはブイやロープが多いのでコントロール良く
投げて、あまり仕掛けを動かさないようにして障害物に掛かるのを防ぎます。
中小型の数釣りポイント
@ 宮津市由良川河口
由良川河口周辺は汽水域を好むイシガレイの中、小型が多く集まり、特に外海が荒れて
来るとカレイはどんどん波が穏やかな河口に入って来て、一部は川を遡上します。
大概は河口が砂州により最も狭くなった所から少し上流部にカレイが多く、
群れを見つけると30匹以上も簡単に釣れたりします。 従って群れを見つけるまでは
広く探り、良く釣れる場所を見つけたら同じポイントを集中攻撃するようにします。
型は大きくても30センチを超える程度で、手の平程度のカレイが多いのがここの
特徴です。 河口部なので流れはとても速く、重いオモリと細い糸で流されないように
工夫することが大切です。 外道はスズキとチヌが多く、濁りが出るとセイゴが良く釣れます
逆に渇水時はヒイラギのエサ取りが多く悩まされる時もあります。
上流部での降水に注意し、水量が多い時や濁りがひどい時はカレイは低調となりますので
注意が必要です。
ボウズが少ない中型マコガレイのポイント
@ 宮津市江尻
江尻は天橋立の北にあり、釣り場は漁港の波止と上の写真の石積みの波止となります。
時期は2月から4月までが良く、乗っ込み時期はあまり釣れません。 カレイはマコガレイ
が主体で、時々マガレイやイシガレイが釣れます。 マコガレイの型は25センチから30
センチ程度のものが多く、数は5匹以上釣れる事もあります。
エサはマムシが良く、アオイソメでも釣れます。 ポイントは遠く、約100メートル位沖に
あるカケアガリ周辺となります。 それより近くでは冬場は藻が多く、アイナメの30センチ
程度やクジメが多くなります。 冬の季節風が強い時は追い風となり、遠投しやすいので
他の場所が北風で釣り辛い時の逃げ場としても良い釣り場です。 漁港波止、石積み波止
共に足場は良く、遠投してのんびりカレイ釣りを楽しめる好釣り場です。
A 宮津市獅子崎
写真は獅子崎の日本クリニックの南側の護岸で、ここだけで無く、獅子崎周辺には
マコガレイの中型が釣れるポイントが多くあります。 釣期は2月下旬から5月初旬
までが良く、ここも乗っ込み期はあまり釣れません。 カレイの型は30センチ程度の
ものが多く、手の平級や大型は少ないです。 エサはマムシかアオイソメで良く、
大体60メートル位沖に有るカケアガリや停船してある船の周り、小波止などの変化
が有る所がポイントとなります。 余り遠投しても変化が少ないドロ底となり、カレイは
も少なくなります。 ここでの外道はなんと言ってもウミケムシで、数分でも仕掛けを
放っておくと食いつかれてしまいますので、こまめに仕掛けを引いてケムシをかわし
カレイを誘うようにします。 魚の外道は時々チヌの大型が釣れ、5月に57センチを
釣った事もあります。 また、真冬でも越冬しているキスが釣れることも有り、針を
小さめにしているとボツボツと釣れます。
ボウズが少ない中型イシガレイの好ポイント
栗田の大雲寺川の河口周辺はイシガレイの好ポイントで時期的には12月初旬
から毎年上ちゃんが良い型のカレイをゲットしています。 なぜか時合いは昼
前後となることが多いようで、「11時頃から1時頃までが良く釣れる」らしいです。
ここは季節風により外海が大荒れでも、湾奥なので波が穏かで全天候型の釣り場
です。宮津湾内のようにウミケムシに邪魔される事は少ないですが、こちらはなぜか
ヒトデが多く、長時間の置き竿は避けてください。 河口周辺の沖はシモリがあり、
アイナメも時々釣れます。それ以外の浜からは完全な砂地で、遠投して沖のカケアガリ
を重点的に攻めるようにします。 エサはアオイソメで良く、頻繁に仕掛けを動かして
カレイを誘うようにすると、釣れる確率が高くなります。 栗田漁港に寄るほど水深は
深くなり、中央部の神社前あたりからはマコガレイも釣れます。こちらは中小型が
多いですが、数がまとまって釣れる事が多く、特に1月頃から春までに実績があります。