超小型軽量キス専クーラーの製作 その@
製作趣旨・・・キスは足で釣れ、と言う格言がありますが、確かに一箇所で粘らず、
広い砂浜を歩いてポイントを探し回ったり、小さな浜を次々車で場所替え
しながら攻めるほうが釣果も揚がり、面白いものです。
しかし、歩きにくい砂浜を往復したり、車から積み下ろしを繰り返すには
従来の10リットル以上のクーラーでは大きく、重く、特に暑い日などは
疲労もかなりのものとなります。
また、一日爆釣しても3キロ程度のキス釣りで果たして10リットルクラスの
クーラーが必要でしょうか?。せいぜい連続して釣るのが3時間程度で
休憩や食事をしてまた再開するのが一般的なキス釣りでは、浜に持ち出す
クーラーは容量が3リットルも有れば事足る場合が殆どで、特に小さな浜を
次々と場所替えしながら釣る場合などは、一回に中型キスが30匹も入れば
十分で、車に積み込む度にキス入れ用のクーラーを別に準備しておき、
釣った分だけ移すほうが、キスの痛みも抑えられ、保冷材も溶けにくいと
思います。 車に18リットル程度のクーラーを積んでおき、
キスや飲み物、保冷材を入れておき、釣り場には3リットル程度の容量の
小型軽量クーラーを持ち出し、軽快に移動出来るようにするほうが、
楽で釣りに集中出来ると思います。
キス釣り大会などでも予選は3時間程度の大会が多く、
その間に2リットル以上も釣れば、殆ど入賞圏内であり、
混雑した釣り場で大会本部から遠くまで歩く時などは軽い、持ち歩き易い、
クーラーは疲れず、釣りに集中出来ると思います。
一発5時間勝負の全サのクラブ対抗キス等は持って行く飲み物も多く、
小型では苦しい面が出たり、落ちギス期の爆釣時で5キロ近く釣れる時は
容量的に不足しますが、殆どのシーンでは小型で十分ではないでしょうか?
次に小型化によるメリットとデメリットを書きましたが、浜に出て殆ど移動
しない方以外は多少興味を持たれるのでは・・・と思います。
・ | ・メリット | ・デメリット |
普通の12リットル程度の クーラー一個のみ |
クーラーが一個なので 保冷材も一個で済む。 釣り後のクーラーの手入れ が一個で済む。 落ちギス釣り等で5キロ 近く釣れても、全部入る。 大きいので風で倒れたり せず、安定している。 クーラー自体の種類が多く、 好みの物を選択出来る。 クーラーの平面部分が 多く、サイドボックスその他の 装備が装着しやすい。 |
元々5キロ程度のクーラーに 1キロの氷と500グラムの 飲み物、オモリ、等を搭載すると 重量はすぐに 10キロ近くにもなり、軽快に 持ち歩ける道具ではなくなる。 釣れたキスを入れたまま、 |
車に12リットル程度の クーラーを置き、 釣り場に3リットル程度の クーラーを持ち出す。 |
小さく軽いので当然持って 歩くのは楽。疲れにくい。 時々大型クーラーに |
クーラーを2個携行する必要 が有る。(家から海が近い 等で短時間しか釣りをしない場合は 小型だけで十分。) 保冷材も大小2個必要となる。 釣り後のクーラーの手入れも 爆釣時は頻繁にキスを移し変える 小さいので安定性に欠け、 |
このように書き出すと小さいクーラーはデメリットが目立ち、使い物にならないように
感じる方もおられるでしょうが、私のように浜まで20分程度で行け、3時間程度釣り
をして帰って来る程度ならば、小型一個で十分ですので、釣り場での軽い、疲れない
といったメリットが残り、デメリットである大型クーラーも準備しなくてはならない面での
使いにくさは無くなります。 また、装備品の装着しにくさや転倒しやすい等のデメリットも
工夫次第で克服可能で、この部分を追求し、使いやすいものにすれば、
今までよりももっと軽快で能率的にキス釣りが出来るようになると思います。
更に、車に置いておく、保冷容器は別に釣り用クーラーである必要は無く、
魚屋で見掛ける発泡スチロールのフタ付きトロ箱で十分で、コストは低く抑えられます。
前置きが長くなりましたが、このような思いでオモチャのようなキス釣りクーラーを作って
みましたので、次ページからの設計編以降を見て笑ってやって下さい。(^^;;;;;;;;;