試運転後の改良編
キス競技用クーラーも数回使い、釣り場での不具合点を述べますと、
@ プライベート釣行でも使うので、もう少し小物や使用後の天秤、デジカメの
収納スペースが有るほうが使い勝手が良い。
A 私はなるべく鮮度の良いエサを針に刺したいがゆえに
こまめにエサをクーラーから小出しにするので、 頻繁に蓋を開け閉めする・・・
よってその度に冷気が逃げ、保冷剤が溶けやすい。
B 天秤ホルダーやバッグ等、重い物を入れる場所が後面に近い所に有り、
このままベルトで肩から下げると、若干傾いてしまう。
それと今のベルトの取り付け金具の位置では時々蓋を閉める時に挟み込む。
C 使用後天秤を装着する簡易天秤ホルダーが要る。
D 硬くてサンドポールが刺せない砂地や
逆に砂が柔らか過ぎてすぐに倒れてしまうような浜でも
サンドポールを保持出来るような金具が必要。
の5点でした。
そこで、デシカメと道糸、天秤等を入れる小物入れを取り付ける位置を探しましたが、
クーラー側面にはもう後面しか取り付けスペースは無く、しかし、ここには持ち歩く時に腰に当たる
部分なので、厚みが有ったり、腰に当たって痛いような小物入れは適当ではありません。
そこで、いろいろと考えた末、結局スペーザサーフに付属のアシストバッグが余っているのを
思い出し、大きさ、厚み共に丁度良いのでこれを取り付ける事にしました。
これは元来アシストバーに取り付けるようになっていますが、バーはこのクーラーに付きませんし、
重量やスペースの面で不利なので、結局ネジ留めとしました。
写真のようにクーラー後面にぴったりのサイズで、腰に当たっても痛く無い形状・・・・
そしてデジカメや予備の道糸、使用後の天秤、等いろんな小物が収納出来ます。
いざ大会となり、余分な装備は省いてしまう場合は家を出る前にネジを2本緩めて外せば
良い訳ですが、大会はまたそれなりに審査用紙やペン等も入れるでしょうし、多分このまま
使うでしょうなぁ・・・。このバックは弾力性も有り、腰に当たっても痛くなく、
思ったより防水性も有るので、小雨程度ならデジカメも大丈夫そうです。
次に頻繁にエサを取り出す時の保冷力低下に対する対策ですが、
これはまた例のレジャーシートを切断して貼り付け、対策する事にしました。
先ず中蓋の外寸と同じ寸法にシートをカッターで切り出し、これを中蓋の後面に両面テープで
貼り付けました・・・。
左写真のように貼り付けて、
この様子を写真に・・・と思ってシャッターを押した
瞬間・・・我が愛犬がぁ・・・
この犬はキスを好み、唐揚げの頭や尻尾・・
時にはピンギスなどは生で食ってしまいますが、
蓋にキスの匂いが付着しているせいか、
いきなり、画面に飛び込んで来ました・・(~_~;)
それをクーラーに装着し、魚投入口はカッターで切れ目を入れ、キスを投入口から入れた時だけ
「ペロンッ」と開いてキスが中に入るようにしました。
これでクーラー内部の冷気の逃げ場は魚投入口のこの切れ間だけとなりましたし、
クーラーの内面は底に行くに従って狭まっているので、このシートがいい塩梅にパッキン効果を果たして
くれます。少し内蓋を外し難いかなっ・・程度の大きさにシートをカットするのがコツで、
小さく切って貼り付けても冷気が漏れ、効果が薄れます。
そして、トドメにこのクーラーの魚投入口の蓋は薄くて保温剤が殆ど入っていないようなので、
この蓋にもシートを両面テープで貼り付け、下のシートのカットした部分から僅かに漏れる冷気も
ここで断熱する事にしました・・・・
しかし・・未だキスを欲しそうに
こちらを見ていますなぁ・・・(~_~;)
仕方が無いので、この写真撮影後、
またピンを3匹食わせてやりました・・・
美味そうにペロッと食ってしまいましたが・・・
おまえはネコかいっなっ???・・・(-_-;)
これて゜かなり保温力も増したようで、蓋を開け閉めせずに閉めたままのテストで
私の使っている400グラムの保冷剤で改良前は室温20度程度の日で15時間程度で
溶けていたのが、シートを加えてからは、25時間程度になりました。
クーラーそのものの使い勝手は少し中蓋が外しにくくなった位で、釣り場でビールを出すのに
一寸時間が掛かる程度で済みましたし、予想以上の効果が有るようです。
釣り場で炎天下に頻繁に蓋を開け、エサを小出しするようになるとその差はもっと広がると思います。
これでますます釣り場で冷たいのん・・・いやいや安心してエサを・・蓋をバンバン開けて
取り出せますなあ・・・(^o^)丿。簡単で子供の工作のような改良ですが、
予想外に効果は有るので、夏場に小出しは面倒だと、一度に沢山エサを取り出し、
外のエサ箱でイシゴカイをカラカラに乾燥させてしまうような事は無くなりそうデス・・。(~_~;)
ベルトの吊り下げ金具は若干後面に近い所で吊り下げて水平に近くなる所に移設しました。
また、金具を蓋にネジ留めする事で、挟み込みは皆無となりました。
そして、スプールバッグを蓋に近い高さまで移設し、その下にスプールインも追加しました。
しかし・・またまた写真撮影の邪魔を
する困ったやつが居ります。
もうキスは入っていないのに、
蓋を開けようと
大事なクーラーを
引っ掻いてくれます・・(~_~;)
使用後の天秤ホルダーとサンドポールを支える金具はステンレスの丸環を購入し、これを2個、
上下に取り付け、兼用とする事にしました。
兼用しても、持ち歩く時は天秤が収まり、
釣りをする時はポールを通して使うので、これ一つでまかなえる訳です。
以上、これが現状でのキス競技用クーラーの概要ですが、
今後もまた釣り場での使い勝手を追求し、改良を重ねたいと思います。(^_^;)
また、今回の改造で、スプールバッグの装着具に何を使っていのるかと
ご質問を沢山の方から頂きましたが
私は古くて使わなくなったベルトに下げて使うウエストバッグの
引っ掛け具を外し、これをスプールバッグにネジ留めしており、
この引っ掛け具をクーラーのベルトを通す溝に差し込んで装着しています。