Z45Uのベイルアームローラー ベアリング交換。

ダイワのZ45Uを使っているオーナーさんから

「ベイルアームのローラーが少し使っただけでゴロゴロと異音を発するようになった・・」と

ネットなんかで流れていますが、私が今年購入したZ45Uほんの2回の釣行ですぐに砂が入るのかゴリゴリ、カリカリッと

異音を生じてトラブル発生。(>_<)

以前使っていた45Cなんかは海水が浸入するとすぐにベアリングが真っ赤に錆びたりしたので問題となったのか、今の

Z45UはシマノがCRBBを採用した以来ダイワも追従するように錆び難いベアリングを採用。

更に、開放タイプより砂が入り難い両シールドタイプのものが使われていますが、

ローラー部のベアリングを砂や海水から守るパッキングに問題が有るのか、相変わらずベールアームローラーからの音は

初代45以来の伝統?なのか、歴史有るリールなのに悪評高い伝統も引き継いだまま・・なんですかねぇ・・。

先ずはベアリングの比較ですが、以前は鉄製で開放タイプが使われていました。

これは転がる玉が外から見えるので当然砂や塩分が進入するとトラブル発生。鉄なので防錆オイルが切れると即錆びてしまい、

私も初代45なんかでは何回交換したことやら・・。

でっ今の45Uに採用されているのが玉が転がる部分に砂3などが入り難いシールドタイプのベアリング。

しかし僅かな隙間は有る訳で・海水が入り、中で乾くと塩がベアリングの玉に付着してゴリゴリ音、酷い場合はロックして回転不良で

これが私のZ45Uの症状。錆び難いと言っても表面加工で防錆しているだけで、傷付いたらそこから錆びるやつです。

そこで今回分解掃除したついでに交換したのが・・

特殊ゴムでシールドしたベアリングで、鉄シールドタイプよりも更に防塵性能が高く、砂塵の中を走らせるラジコンカーでは

チューン用パーツとして良く使われているとか・・。正式名は「ラバーシール両シールドベアリング」

材質はステンレスで錆に強く、今回は模型メーカーの田宮模型から販売されていたのを他のHPで使っておられる例を参考にして採用。


4個1パックでしか販売されていませんが、4輪のラジコンカー用なので仕方が有りません。(~_~)

価格は1600円と釣具メーカーにベアリングを注文すると原価比べらぼうに高いのですが、1個400円なら

純正品よりも高性能のベアリングなので、仕方がありません。

ネットで購入出来、注文後3日で届きました。サイズはベアリングの規格サイズで言うと850番。

内径5ミリ、外径8ミリで850で幅は2.5ミリのもので、当然ですが、純正品のサイズを調べてから同サイズのものを発注します。

                             解体前のZ45Uです。

使用2回で分解掃除とはねぇ・・。
分解はマイナスドライバー1本で

出来ます。
ネジを緩めるとバラバラになりますので、

部品を落として失わないように注意。
純正ベアリングが出て来ました。

一応オイルが塗布してあり、

錆は発生していませんでしたので、

やはりベアリング細かい砂粒が

入ってしまったようです。
ベアリングを抜き取り、

古いグリスは洗浄してやります。
左が純正のロックしかけのベアリング。

右が今回入れ替える

ラバーシールドベアリングです。

ステンレス製なので銀色に輝いています。
軽くグリスを塗ってから軸に装着。

純正ベアリングの両側にはフニャフニャの

ナイロンワッシャーが防塵の為?か

付いていましたので、

これも洗浄して元どうりに

組み立てます。
組みあがり。 

ローラーが音も無くクリクリッと良く

回ります。ベアリングが新品なので

あたりまえですが・・(~_~)

って事で今回は簡単ベアリングチューンでした。 それ以後海で何回か使いましたが今のところローラの隙間から注油してやるだけで

音も無く快調です。ただいま耐久テスト中デス・・・。