丹後町 
ワニガブチ磯
   

トイレ 無し

駐車場 無いが国道178
      号線沿いの
      路肩に駐車可能
交通 車 国道178号線
   丹後町間人より
   西へ10分 
鉄道釣行は不便   
季節別の釣魚 (左側に記入の魚ほど有望) 
 イシガレイ  マコガレイ  アイナメ      
 キス  マダイ  チヌ  ヒラメ    
 マダイ  キス  マゴチ  エソ    
 イシガレイ  アイナメ  カサゴ      
根がかり  磯の西側はシモリが有り、根掛かりするが、正面と東側は足元から砂地で
 根掛かりは少ない     
足場 磯際はコンクリートを塗って平坦にしてあり、
夏場は足場が良く、釣りやすいが

冬場は磯際に岩海苔が生え、とてもよく滑るので、
少し高い場所から投げる
ようにする事。      
最寄りの釣具店 近くに周年開いている釣具店は少ない、エサは持参すること。
最寄りの温泉 あしぎぬ温泉、琴引温泉
最寄りの観光地 琴引浜丹後松島
釣り場写真  
現場の状況
丹後町の砂方の磯群でもひときわ突き出した磯がワニガブチ磯で

その名のとおり、ワニのウロコのような岩肌の磯がワニがよこたわっている

ような形で北に向かって突き出しています。

場所は丹後町と網野町の境目になり、カニの宿「海遊」さんから東側に

100メートル程の所にあります。 

車を国道178号線のカーブの所の路肩の広くなった

場所に駐車し、そこから小道を辿って下るとこの磯のワニの背の部分に

出られ、見た目より楽に磯に降りられます。

上写真は磯の左側で、磯釣り師が

好んで釣り座を構え、このあたりの海底はシモリや溝が多く、変化に

富んでいますが、投げ釣りにではすぐに目の前の離れ磯に届いてしまい、

根がかりも多いので、近投でのアイナメ釣りでは面白いポイントですが、

カレイやマダイ狙いでは根が多すぎてお勧めではありません。

上写真の磯の正面はご覧のとうり、このあたりで潮あたりが一際強い場所で、

大潮の日などは少し流されるほどですが、はっきりとした潮目も出来る

事が多く、この潮目を狙ってカレイの実績が高い場所で、過去の全日本

サーフの記録にも50センチ級のイシガレイが釣られています。

5月頃のマダイの乗っ込み狙いにも定評が有り、丹後町では後ヶ浜と

双璧をなす、好ポイントです。 いずれも足元から6メートル程度の

水深が有り、磯際から砂地なので、遠投する必要は無く、2色以内でも

十分大物が狙えます。特にイシガレイは磯釣り師が撒く、撒き餌に寄って

いる事も多く、目の前を走る潮目狙いが特に良いと思います。

キスは遠投して足元まで、どこでも狙えますが、これも夜釣りでは近くを

回遊する30センチ級を静かに狙うのが良く、軽めのオモリにチロリのエサで

狙うと高確率で大物を釣る事が出来ます。 

一方上写真の磯の右側は力糸と道糸の結び目より遠くは全て砂地で、ここもカレイ、

マダイ、キスのポイントです。 ここも磯の先端でヨレた潮が反流となり、

潮目が出来やすく、特にカレイにはお勧めですが、磯際に近い所にはフグも

多く、3色は投げて狙うのが良いようです。 キスも近くを回遊し、群れが回ってくると

バタバタと良型が竿を揺すりますし、少し荒れるとスズキも回遊してきます。

但しこの釣り座は磯際にコンクリートを滑らかに塗りつけてあり、波しぶきがかかる

場所では岩海苔が生え、とても滑りやすいので、少し高い場所から投げるようにすると

共に、取り込みの時にも転落しないように注意が必要です。

秋にはヒラメやマゴチも磯際に湧くアジを狙って居付き、

生きエサで狙う人を良く目にしますし、カワハギやベラ混じりで五目釣りも楽しめます。

上の写真は磯の右側面を撮影したものですが、ここは隣の磯までの間に

溝が有り、海底は変化に富んでいます。 チョイ投げしか出来ませんが、

磯際にアイナメが居付いていますので、一本はこの溝に投げ込んでおくと、

思わぬ拾い物をする事が出来ます。アイナメ、カサゴ、青ハタ等、根魚が

多いので、捨てオモリ式の仕掛けを磯ぎりぎりに這わすのがこれらを釣る

コツです。写真上部に少し見えるのが国道で、写真左上の部分の路肩が

広くなった所に5台程度は駐車可能で、ここから真下に降りた磯でも

少し遠投は必要ですが、ワニガブチ同様の魚種を狙えます。

ワニガブチに降りる時もこのあたりに駐車し、ここから約200メートル

程度歩く必要があります。 

ここは北に風や波をさえぎる物の無い地磯ですので、北西からの季節風には

特に弱く、冬は吹雪と共に5メートルもの大波が打ち寄せる日も多々あります。

釣行前には波と風予報を必ず確認し、釣りの途中でも時化て来たら、早めの待避が

大切です。