オートキャンプ
場裏の浜
   

トイレ 有り

駐車場 有り
交通 車 国道178号線
   丹後町間人
   丹後町役場下
   交差点を北に
   民宿魚魚屋の
   先に駐車場
   有り
鉄道釣行は不便   
季節別の釣魚 (左側に記入の魚ほど有望) 
 イシガレイ  マコガレイ  アイナメ スズキ    
 キス  マダイ  スズキ  ヒラメ    
 スズキ  キス  マゴチ カワハギ    
 イシガレイ        
根がかり 立岩の際と浜の東端は所々にシモリが有るが、殆どが浅い砂地で
根がかりは少ない
足場 平坦な砂地で子供でも安心して釣りが楽しめる。
最寄りの釣具店 近くにエサを常備している釣具店は少ない。  
最寄りの温泉 はしうど温泉 
最寄りの観光地 立岩、琴引き浜、てんきんき村オートキャンプ場
釣り場写真
現場の状況 丹後町の景勝地、立岩のすぐそばに竹野川が流れ込み、この河口の東に
長さ300メートル程度の小さな浜があります。


昔は竹野川が立岩にぶつかり、
後ヶ浜側に流れ込んでいたため、何の変哲も無い浜でしたが、近年は
川が増水しない限り、立岩より東側のこの浜に流れ込み、汽水を好む
キスやイシガレイ、スズキが良く釣れる様になったと近くに住む漁師さんに
聞きました。 川から砂が流れ込むようになってから、かなり浅くなったようですが、
特にキスは昔に比べて濃くなったようです。後ヶ浜と違って観光地引網も
行われず、小規模な浜ですが、夏場の海水浴シーズンを除いて訪れる
人も少なく、少人数ならのんびりとキス釣りを楽しめる浜です。

この浜に入るには、丹後町役場そばの交差点からすぐの
竹野川にかかる橋の横から民宿魚魚屋の看板に
従って北に入り、魚魚屋を左手に通り過ぎ、つきあたりにトイレが有る
駐車場が有り、ここに10台程度は駐車出来ます。そのまま海に出れば
後ヶ浜ですし、河口の浜には、ここから遊歩道の大きな木橋を渡って出られます。
オートキャンプ場の方からも入れますが、こちらは時々ロープが張ってあり、
入れない事もあります。

上の写真はその木橋から撮影した河口の様子で、流れ込む川の水が立岩にぶつかり、
蛇行して浜に注いでいます。その右の砂州のようになっている砂浜が
釣り場で、このあたりはヒザから腰位までしか水深が無く、浅いですが、秋以降の渇水期には
キスが沢山集まって来る好ポイントです。過去梅雨明けに行った時には
20センチ級のキスが5連、6連と良く釣れましたが、大雨の後は濁りが回り
低調になるようですし、かなり浅いので夜釣りも大型魚の回遊は少ないようです。

上の写真は浜から立岩を撮影したもので、このあたりから立岩の先まで投げると
スズキも良く回遊しています。イシガレイの良型も真水を求めて集まり40センチ級が
釣れます。全体に浅いので、出来るだけ遠投して、広く探る必要が
あり、120メートル以上投げても2メートル程度しか水深が無いので、
北風が吹き出すとすぐに波立ち、底ウネリがひどく、凪の時しか釣りにならない
ポイントです。

浜の東端にも立岩と同じような、玄武岩の柱状摂理で出来た岩場が有り、
一見マダイ釣りに良さそうですが、離れ磯が多く、投げ辛い上に、足場も良くありません。
その岩場までの浜は遠浅のキス釣りに向いた浜で、2〜3人でキスの数釣りを
するのに適しています。浅いのに良型のキスが多く、出来るだけ遠投して
3色あたりのカケアガリまで引いて釣るようにすると、キスが散らず、7〜8
月頃の早朝なら100匹以上も釣れる事があります。但し、夏場は海水浴客も多く、
昼間は釣りになりません。 夏は夜だけでなく、早朝まで花火遊びをしている人が多く、
夜釣りも落ち着いて出来ません。 梅雨前と秋はフグも多く、キス針を丸ボウズに
されてしまう事もあり、広い浜では無いので、一旦フグが釣れ出すと逃げ場も無く、
そのような時は逆らわずに違う場所へ移動したほうが賢明です。
この浜全体に沖150メートル以上にはシモリ帯が広がり、超遠投派には向きませんが
5色程度投げて、3色で食わすようなパターンで食う時には、丹後町でも屈指の
数が出る浜ですし、型も15センチから20センチ級が揃う場所です。
ここはキスの乗っ込みが早く、5月初旬から釣れ出し、
GW頃には大型がコンスタントに出ます。釣れる条件としては川が後ヶ浜側に
流れている時が狙い目で、5月は田植えの濁り水が流れ込むので、
もし流れ込んでいる場合は隣の後ヶ浜に移動するようにします。
この乗っ込み記にはキスも近くに接岸し、2色以内が良いポイントで
浜の中央部が一番良く釣れます。
また、晩秋遅くまで落ちギスが釣れ、この頃には30センチ程度の大型も混じって
25センチ以上がまとまって釣れます。時期的には10月下旬〜12月初旬頃に
落ちギスの群れが回遊し、2色以内で良く釣れます。雨後以外は川から流れ込む水も
少なく、秋は川が流れ込んでいる方の浜で大型の比率が高まります。
特に水面を真水が漂う浜の左から中央部分は狙い目で、
ほんの1色半で食って来ます。浅いのでキスを散らさぬように4色程度投げ、
そっと2色以内に引き寄せて仕掛けを止め気味に漂わせておくと、
突然大型が竿尻を浮かせ、竿先をひったくる、痛快な釣りが味わえます。

乗っ込み期、落ち期ともエサはイシゴカイで十分大型が狙え、北近畿でも
屈指の大型キスの釣り場と言えます。但し好ポイントとされる浜の中央部は
多くても5人程度が竿を出せる程度の小さな浜ですので、少人数で静かに
投げ分けて攻める必要があります。晩秋は大荒れの日も多いですが、
荒れが収まった直後にキスが寄っている事が多く、
荒れ後の凪は絶対にお勧めデス。
このように、ここは春の早い時期と晩秋から初冬の水温が低い時期に
何故かキスの大型が回遊し、ザザ波程度であれば大概26センチオーバーの
キスが出ます。夏場から9月は狭くて泳ぐ人も多く、外道も大変多いので
お勧めではありませんが、他の場所が未だ釣れない早い時期と、
もう釣れなくなった晩秋頃にキスが集中して釣れる、有難い釣り場です。