投げクーラー背負子の作成

トーナメントや広大な砂浜でのキス釣りでは結構な距離を釣り歩きますが、

特にトーナメントで遠くまで移動して釣る選手が良く使っているのが背負子と言われるクーラーを背負う運搬具。

私も距離を歩くのが疲れる年ごろですし、そろそろ使ってみようかなと・・ネットをくぐると

「投げ釣り用背負子」なんてアイテムも販売されていますが、価格は2諭吉さんでちょっと高価、

クーラーと背負子を結合させるのに専用金具をクーラーに取り付ける仕様でしたが、背負子の重さも2キロと少々重いかなと・・

私のクーラーは金具を取り付ける後面にもシマノのサイドバックを取り付けてますし、これの購入は残念ながら却下。

何かもっと軽くて安くて簡単に背負子とクーラーを合体させられんかなと・・またネットで背負子を検索し、

購入したのがこれ。

プロックス社のPX8532ですが、折り畳めてコンパクトに収納出来ますし、

錆にくいアルミ製で重量は800グラムととても軽く、価格は楽天で2,700円なりと手を出しやすいのも魅力的。

発注して翌日に送られて来たので早速料理に取り掛かります。


この背負子には荷物を縛るベルトが3本付いていますが、先ずはこれを全部取り外します。



輪っかの付いたピンを抜けば、簡単に各ベルトは取り外せます。

下部の荷物を置く部分はこんな感じですが・・・



私のクーラーは奥行きが広めなのと後部にサイドバッグを取り付けているので・・・



このままでは少し奥行きが足らず、不安定だろうな〜と

ホームセンターで地震時の家具が転倒するのを防止する金具を売ってたので丁度良いサイズ、そして丈夫だろ〜と400円で購入し、

パイプにドリルで穴をあけ、ステンレスボルト2本とピアスビス1本で取り付けました。


更に、背負子にクーラーを乗せたまま、クーラーに座っても安定するようにアルミの厚板もピアスビスで固定しました。


クーラーを乗せて・・・



同じくホームセンターコーナンでゴムのフック付きロープを500円で購入。



長さは1メートルのもので結構強靭なゴムの引っ張り力を有するものですが、これを使って

背負子にクーラーをしばり付けます。


ゴムロープをかける場所はこの高さが外れる心配が無く、安定します。

かなり丈夫なゴムなので、フックを引っ掛けるのにちょっとした力が必要ですが、ものの5秒も有れば

装着出来ますし、試しに走ってもガタつきは出ず、安心して歩き回れます。

ピン付きの輪っかにはサンドポールを刺しておく事も出来ます


片方のポールには竿受けも取り付けまして・・・


クーラーのベルトも引っ掛けておく事も出来ます。

後付けで金具を取り付けましたが、折り畳むのに支障が無いようにしたのでコンパクトに収納出来ます。


最後に、折り畳み部分の丁番と、ピンの輪っか、後付けの金具は鉄製なので

錆無いように、シールコートで強固な樹脂コーティング処理をして防錆処理しておきました。



これで、装備満載の重量クーラー(笑)も楽に持ち歩けますし、クーラーに座っても安定しています。

作成費用は金具とゴムロープなどを合わせても4,000円程度で出来ました。

これを背負って、葛野から箱石まで歩き回ろうと今から楽しみです。


その後の改良編。

上記のクーラー背負子ですが、ゴムでしばるだけでも結構しっかりしているのですが、

歩き回ったり、背負うときに斜めになると、背負子から落ちはしないものの、

ゴムが伸縮して数センチ位置がずれる事が有り、より確実に背負子にクーラーを固定する事にしました。

確実にと言ってもすぐに脱着出来なければ不便なので、そり点も考慮しつつまた工作です。

作ったのはこのゲタならぬ土台。軽いラワン合板で作りまして、銀色塗料で塗装しています。

クーラーの足が乗っかる部分にはゴムの薄いベルトを貼り、滑らないようにしています。



このゲタの間隔クーラーと同じ30センチになるように作りました。



背負子と土台の固定はこんな感じ。ステンレスの木ネジ4本で締め付けています。



側面から見るとこんな感じ。砂浜に置いても潜りにくいように足は2本と前板を取り付けました。



ゲタの後部とクーラーには1か所つづ、パチンと固定する金具を取り付けて・・・





合計3か所のパチン金具でゲタとクーラーが結合します。脱着も容易でガタやズレは起こりません。

クーラーを乗せて固定状態はこんな感じ。



背負子を背負って走り、つまづいてブっ倒れようとビクともしなくなりました。(笑)



ゲタを取り付けたので、地面からクーラーの位置が今までよりも7センチ高くなり、座ってさびく事が多い私は

立ったり座ったりする動作が楽になりました。また、軽量のラワン合板を使ったので、前作よりも約2キロ程度軽くなり、

より楽に背負えるようになりました。

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