ので周年釣り人でにぎわっている。　投げ釣り師にはあまり馴染みが無い釣り場ですが

磯に渡ればアイナメやイシガレイの良型が釣れ、少し投げると砂地が多いので、近年特に春に

は投げ釣り師の姿も見受けるようになりました。　磯際には磯釣り師が撒く撒き餌にアイナメや

イシガレイが寄っており、砂地と岩礁帯との境を狙って大型も仕留められています。

磯投げは春３月から５月が盛期で、この漁港に有る「えんだ渡船、ＴＥＬ０７７２―２５―０３２９」

に頼めば足場の良い投げやすい磯に渡してもらえます。　エサはアオイソメで良く、

この時期はエサ取りも少ないので太仕掛けの一本針で狙います。　遠投してもウミケムシが多い

ので近投に徹するほうが釣果は上がります。

一方写真の漁港波止は周囲が藻場やシモリが点在しており、水深もかなり深いので、

根魚の宝庫となっています。　ここは冬には深い海底から巨大な藻が生育しており、

その間の穴を狙って大型のアイナメも釣れます。　波止の沖向きには鈴島と言う島が有り、

この島に向かっての遠投でもアイナメやガシラの良型が釣れますが、藻が邪魔して

取り込みにくいので、魚が掛かれば高速で巻き上げ、早く仕掛けを浮かすようにします。

この波止も冬場の季節風には強く、波も高くなりにくいので、他の釣り場の逃げ場として

良い釣り場ですが、車を停める場所が波止の近くには少なく、磯釣りが本格化する

春からは駐車スペースが無くなります。　渡船店の駐車場に料金を支払うか、島陰集落の

手前に置いて波止まで歩くようにします。　但し、歩いて波止に行っても清掃協力金を

支払わねばなりませんので、短時間のちょっとした釣りにはお勧めできません。

渡船で渡れば駐車料金はかかりませんし「積石」や「黒崎」などのすばらしい磯で釣りが

楽しめますし、一人でも渡してもらえますので、出来るだけ渡船を利用し本格的な磯投げを

楽しむのがお勧めです。　夏場は大型のキスも出ていますし、マダイ、チヌの大型も

ユムシのエサで釣れています。　但し秋はカワハギやベラがとても多く、エサ取りとの戦い

となる場合が多いので、夜釣り以外は忙しい釣りとなってしまいます。

波に強い磯が多い場所ですが、渡船利用の場合には渡船店に出船可能かどうか確認

してから釣行して下さい。