ちょっと工夫 アルミスプールの塩害腐食防止法

他のHPでも見たことがあるのですが、リールのアルミスプールは海水に弱く、特にPEを長期間
巻いたままにしておくと虫が食ったように腐食し、糸を巻き替えようとしたら表面がザラザラに
なっていたり、ひどい場合は穴が彫れていたりするようです。
PEは寿命が長く、なかなか巻き替えないので1年以上もすると腐食している可能性が大です。
(長期間巻き替えていない人は点検してみて下さい。特にテクミウムのスプールはやばいです。)

もし腐食していれば穴をパテなどで埋めるなり、サンドペーパーで磨くなりすれば修復できますが
予防と再発防止のため腐食をしないように処置しておく事が必要です。
私もしょっちゅう腐食させていたのでスプールに薄くグリスや防錆オイルを塗った事がありましたが
PEの色素が油に弱く、退色した事もあり、なにか良いコーティング剤が無いか探しておりました。
ある日仕事で海岸地域に設置するエアコンを塩害対策する機会があり、そのコーティング剤と同じ
物をホームセンターで買い求め、スプールの糸を巻く部分にコーテイングしました。
呉工業のシールコートと言うスプレーですが、薄い透明皮膜が金属に固着して防錆効果に優れ、

グリスのようにべたつかず、皮膜が長持ちします。スプレーして5分で仕上がり、ワックスをかけた様な
感じでつやも出ます。但し塗装部分とか回転部分には厳禁ですので注意してお試し下さい。
他の釣具の錆びやすい部分にもいろいろ応用できると思います。

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