見えてきます。　この浜は花崗岩が風化したザラメ状の粒が荒い砂で覆われており、

波打ち際から急深で、浜の左端はシモリも点在しています。　流れ込む川も無く、

大雨が降っても濁る事はありません。　一見キスが良く釣れそうですが、深いのと川が

無い上に砂が粗いので数、型共に期待外れで、梅雨時の夜釣りで時々大型が釣れる程度

です。　一番期待出来るのは５月頃の夜釣りで狙うマダイとチヌの乗っ込み狙いで、

マムシやユムシで大型が釣れています。　ブッコミ釣りと言えるほど近投でも釣れており、

５０センチ級の実績もあります。　ポイントは浜の左右端に有るシモリ周りか越浜から

島陰集落に向かう途中にある地蔵さんの横から岩場に降りた「地蔵下」と呼ばれる

所で、共に３色以内で釣れています。　あまり投げても変化の無い海底となり、

ウミケムシの猛攻に遭いますので、コントロール良くシモリ周りを狙うのがコツです。

秋はベラやカワハギ等のエサ取りがとても多くなり、夜釣りでのマダイ、チヌも

少なくなるので、家族での五目釣り以外はおすすめではありません。

晩秋から春までは、単発的にイシガレイの良型が釣れますが、ムラも多いので、

シモリや藻場を狙ってのアイナメ、ガシラ狙いの方が楽しめます。　但し北に面した

海岸なので、少し季節風が吹くだけで波が高くなり、釣行日数は限られて

しまいます。　また、夏場は海水浴場となり、シーズンには人ゴミでごった返しますし、

夜間も花火が飛び交いますので、じっくり夜釣りで大物を狙うには梅雨時が最適だと

思います。