新 HIACE


そのG ワゴンリーフが腐食でヘシ折れたのでノーマルサスに戻し
     ヘルパーリーフを逆取り付けして乗り心地とコーナーリング性能の両立に成功

次は新車から使い始めて僅か9ヶ月で前車から移植したワゴンリーフが腐食してヘシ折れてしまった顛末記です。

@の新車購入編に書きましたが、ハイエースは4ナンバーの1トン積み貨物車なので

1トン積んでもヘコたれない頑強なリアサスペンションが装備されております。

この車を仕事なんかで使って満載状態で使用するなら、サスペンションも適度にしなって乗り心地もまずまずなのですが、

私のように遊び車として使用するとなると、ベッドを積んで釣具やサブバッテリーなどの装備品を満載したとしてもせいぜい150キロ程度が現状。

その程度の積載量ではハイエースに取ってはまるで空荷同然の空気輸送状態。頑強なリアサスはたわみもせず、

当然のように道路の凹凸や段差の部分を走ると盛大な振動で、本当に大きな段差が有る場所を通過すると、リア席の人は

5センチ程度は飛び上がり、一瞬宙に浮く程の盛大な突き上げに見舞われます。

もう乗り心地以前の、まるで軽トラックの荷台に乗っているような状態で

以前にも書きましたが「おまいの車の後部差席でビールを呑もうにも体が飛び上がってしまうのでヨダレかけが要る」と

上ちゃんや奥村さんからブーイングが発せられる始末。パーソナルユースで使うには使い勝手は最高の車であちこちいじれて

遊べる車で世間でも数ヶ月の納車待ちが出る程の大人気なのですが、

唯一の欠点がその最大積載重量の大きさゆえの頑強で乗り心地最悪のサス。

判り易く書きますと、軽自動車のワゴンRの車重は850キロ程度ですが、仮に荷室にワゴンRを積めたとしてまだ余計に

150キロの荷物が積める設計の車なのです。

なので私は前車のハイエースに乗っている時から乗用専用の10人乗りのワゴンDXや8乗りのグランドキャビンタイプのハイエースの

柔らかいサスである「ワゴンリーフサス」を購入して4ナンバーのハイエースに移植して使って来ました。

前車では3年、今回の車では半年使ってその乗り心地にも満足はしていたものの・・ある日ハイエースを横から眺めるとやけに

リアが下がって見え・・・念のため帰宅後にジャッキアップして愕然。何と・・・あのワゴンリーフがポキッと折れていたのです。

10人乗りのハイエースに装着されているサスですのでそれなりの強度が有ると信じていたのに僅か3年半、走行距離にして5万キロ程度で

破損するなんて・・とメーカーのHPでリコール情報を見ますと・・何と

ハイエースのリアサスペンション、融雪剤多用地域で錆が発生して折損により保障期間延長のお知らせ」の

文字が飛び込んで来ました。

前車から今の車に移植する際も「他の足回り部品に比べてやけに良く錆びているなぁ・・」とは感じていましたが、

錆びを落とし、シャーシブラックで塗装して装着したのに半年で塗装がはげてこのありさま。


確かに北近畿は冬季の降雪も多くて毎日のように融雪剤が撒かれはしますが、

こんなに頑丈そうに見えるリーフサスが簡単に折れるなんて・・

でっ早速サスを交換すべくワゴン用リーフサスを探しますが、どうやらバンのハイエースの乗り心地改善の為に

ワゴン用リーフは補修部品の注文が殺到したようでして・・

メーカーもこの異変に気付いたのか?部品注文をするにも「要車検証」となっており、

当然ながら1ナンバーの車検証なんぞは持って居ませんので諦めざるを得ません。

ならばと・・8万円もするアフターパーツも探しましたがこちらも注文に生産が追い付かず現在在庫はゼロで納期未定との事。

しかし・・世の中にはいろいろと考える人が居るものでして・・ハイエースのカスタム専門のお店のページをいろいろとくぐっていると・・

ようやく「乗り心地改善、ペルパーリーフ」と言う改良方法を見付けました。しかも車検も問題なしとの事。

更に、「サスはノーマルのまま、加工を加える事で簡単に、そして乗り心地は劇的に改善」と書いてあり、

半信半疑でしたが、自分でやればコストはゼロですし、効果が無くても元に戻せば良いだけ、

必要な工具は我がサティアンにゴロゴロしていますし、取り敢えずやってみようと作業に入りました。

先ずはタイヤを外します、4枚バネの

ワゴンリーフが見えます。

ワゴンリーフはしなやかな薄いリーフが

4枚重なっていて、乗り心地が良くなるように

作られています。

10人乗り×一人50キロ程度の体重として

500キロ程度の積載に合わせたサスですが、

私のような積載状態なら何ら問題なく

移植出来、快適に使用して来ました。
車の下に潜る前に各種工具や新しいサスを準備

しておきます。

車を支えるウマやジャッキ2台、14と21の

サイズのメガネとソケットレンチは必ず必要です。
工具類。いろいろと持ち出しましたが、

実際は14と21ミリサイズの

メガネとソケットレンチ、

そしてハンマー程度が有れば事足ります。
車の下に潜る前に新車納車時に車から外した

ノーマルリーフサスの加工を

します。サスの真ん中の14サイズのナットを

緩めてヘルパーリーフを外します。
ヘルパーリーフが外れました。

バンのサスは3枚構成ですが、

実際にサスとして働くのは上の2枚の

リーフだけで3枚目のリーフは「ヘルパーリーフ」

と呼ばれ、他の2枚に比べて厚みが有り、

全くたわみません。そのヘルパーリーフの両端

には「バンプストップ」と言うゴムで出来た

クッションが付いているのですが、

このゴムが常に2枚目のリーフに当たって

押上げている設計なので

道路の凹凸による振動がモロに

2枚目リーフを突き上げ、

常時リジットサス状態で

乗り心地を悪くしているのです。

そのヘルパーリーフですが、画像を見られて

判るように、わずかに湾曲しています。

この湾曲しているのを利用して

ヘルパーリーフを逆に

取り付け、バンプストップも裏側に移植する事で

ヘルパーリーフのハンプストップが

2枚目リーフに接触しないように出来、乗り心地

が良くなると言うショッフ゜の説明なので・・
先ずはヘルパーリーフの両端に付いている

バンプストップを14サイズのナットを緩めて

外します。
このキノコのような2個のバンプストップが

下からサスをガンガンと突き上げて

悪さをする子たちです。(~_~;)

いろんな情報ではこの部品を外してしまう

だけでもかなりの効果が有るそうですが、

それではリーフどうしがぶつかる時に

ガチャガチャと盛大に音を発するので

薄型パンプストップなる製品も

アフターパーツでは流通していますが、

今回は再利用します。

次はガイドアングルも反対側に移植せねば

ならないのでアングルを固定しているリベットの

頭をサンダーで削り落とします。

頭が削れてアングルと面一になるまで削ったら

ハンマーで

アングルを叩いてやり、外します。
「削り過ぎに注意」(~_~;)ですが、

無事に外れました。

リベットの軸は外れませんので更にツライチに

なるまで削り、シャーシブラックを塗布します。
フロント側はバンプストップと先ほど取り外した

アングルをナットで共締めして固定します。
共締めが済んだらサンダーで塗装を削って

しまった箇所にシャーシブラックをスプレーして

塗装し錆び無いようにして乾燥させます。
上が改造品で下がノーマルリーフです。

ヘルパーリーフを逆に取り付けると

ソリが逆なので

バンプストップのゴムと2枚目リーフとの間隔が

倍以上に広がります

タイヤが余程の突き上げを食らっても

2枚目リーフにはパンプストップが

当たらなくなり、突き上げは激減と言うより、

「余程の悪路でなければ一番下の太い

ヘルパーリーフが仕事をする事は無くなり、

1枚目と2枚目のリーフのみが

しなやかに衝撃を緩和してくれ、

乗り心地がワゴン同等となります・・」と

ショッフ゜の説明には書いてあったので、

左右2本共に加工したら

早速今度は車体の下に潜り込みます。
車体を3トンのガレージジャッキで50センチ程

ジャッキアップし、45センチ程度の高さに調整

したウマをかませて車体を安定させます。

万一ウマが外れると

車の下敷きになって亀状態に

なるので念のために

タイヤを2本重ねて車体の下に

置いておきました。(~_~;)
先ずは折れたサスを外しにかかります。

テフにジャッキをかけて支えてから

始めにリア側、次にフロント側の

リーフ両端の固定ボルトを21サイズの

メガネレンチをハンマーで叩きまくって

ナットを緩め、

シャックルからボルトを抜き取ります。

サスペンション近辺のナットは

異様に硬く締めてあり、

暫くは力仕事の連続です。(~_~;)

サスについている

ブレーキホースの保護用金具も

ナット2個を緩めて外し・・
次は、デフの両端に有るホーシングの

Uボルト固定用の4個の

ナットをまたハンマーを駆使して緩め、

ショックアブゾーバー固定板を外すと

リーフサスが車体から外れて下に

ゴトンッと落ちます。

落ちる前に逃げないととても痛いですぅ・・(~o~)
上が4年間でボロボロに錆びてしまって折れた

ワゴン用サス。

下がノーマルを改造したサスです。

取り付けは分解と逆の手順で取り付けて

ゆきます・・・。
と言っても1本が30キロ近くも有るので

手では安定して下から支えられず、

小さいジャッキを使って押し上げてゆき、

先ずはフロント側を固定し、次にシャックル側に

あてがい、ボルトを通して固定します。

両端のボルトを締めてサスを車体に固定したら、

ホーシングの穴にサスの上面に有る

ピンが合うようにし、

デフを支えるジャッキを少し縮めると

ホーシングとサスが密着します。

次にショックアブソーバー固定板を

Uボルトで固定し、

ブレーキホース保護金具を取り付けて

作業完了となりますが、もう一度各部の

ナットの締め忘れを確認し、

錆が発生している所はシャーシブラックを塗布

して仕上げとなります。
タイヤを装着し、

再度デフを支えるジャッキをUPさせて

ウマを外し、その後車体を下ろして

パンプストップと2枚目リーフとの間の間隔を

確認します。

ノーマルでは停車中でも

ゴムが潰れて変形する程

バンプストップが完全に密着していますが、

改造後のリア側は2センチ程度の

隙間が生まれます。
フロント側はノーマルでも接触せずに

5ミリ程度の間隔が有りますが、改造後は

4センチ程度の間隔が有ります。

これで、余程の凹凸を通過しない限り、

あの「ドッカン」とした突き上げからは

開放されます。

ハイエースのサス交換もこれで3回目。

初めてやった時は1本交換するのに3時間も

かかり半日仕事でしたが、

今回はかなり慣れて来たので

2本で3時間弱で出来ました。

今回はサスが折れたので

サスASSYごとの交換となって

しまいましたが、

ヘルパーリーフの逆取り付けだけなら

1枚目と2枚目のリーフは車体から外す

必要も無く、

時間を要する両端のボルトも

外さなくて済むので、

2時間もあれば出来そうな改造だと思いました。

車体を地面に降ろして高さ確認。

ヘルパーを逆にすると10ミリ程度車高が

下がると書いて有ったとうり、少し尻下がりに

なりましたが、

見た目は殆ど変わらなく見え、

早速試乗。

福知山まで買い物をを兼ねて高速を

走り感じたのは・・「あ〜ノーマルサスでも

これなら突き上げは

全く無い。

ワゴンリーフよりもストロークが少ない分

乗り心地の高級感は薄れ、

やはりバンリーフはバタ付き感が残るものの

掛かったコストの割りには良い感じ。

「これなら、ワゴン用サスを購入しなくても

快適かな・・」と思いつつ帰宅しましたが

シットリとした乗り心地はやはりワゴンリーフに

分が有る感じでした。

って事で、今回はワゴンリーフサスが折れてしまった上に入手難でどうしようかなと思いましたが、

ハイエースのリアサスの構造は単純ですし、チームメイトの奥村さんは

車の整備士免許も有るのでアドバイスや協力をしてもらいつつでしたが、

お陰で何とか災いが福と転じたお話でした。

その2ヶ月後・・・

ヤフオクを巡回していたら幸いにも22年物の改良型ワゴンリーフが出品されているのを発見。(^^)v

ポチッたら何と・・新品の半額以下で改良されて対錆性能が向上した新型のワゴンリーフを落札。


品番は48210−26A71で26A70の代替品番との事。今まで使って来たワゴンリーフと比べると前端部の形状も若干違いましたが

改良代替品番なので取り付けサイズは同じで問題なく装着出来ました。更に・・乗り心地は折れたワゴンリーフに比べるとシットリ感が増したのに、

カーブでのふわふわ感は改善されている感じで適度に踏ん張り、高速でのコーナーリングも安心感UP。

これは良い買い物をしたと喜んでいるところです。

更に、やはりこのリーフでもリアはノーマルよりも20ミリ程度UPしますが、元々4WDは新車から少し尻下がりなのでかえって良い感じ。

リアが落ち着くと今度はフロントも・・・と欲が出て来てもう少し柔らかくしてやろうと・・・


ハイエースに詳しい人なら大概知ってる常套手段のトーションバー緩め・・。(~o~)

トーションバー硬さ調整ナットはダブルナットでガンガンに硬く締めて有ったけど、極簡単な構造で力さえ有れば誰でも出来ますが、

やり過ぎると車高短になりますのでボルトのネジ山10本程度つづ緩めて作業完了。

フロントが15ミリ程度下がりましたが、更にシットリ感はUPしたのでハイエースの乗り心地改善の為の改造は

これで完結となりました。