新 HIACE

そのD 更なる地デジ化の為に何処に行っても快適にテレビが見られる車載用高性能のフルセグチューナーも積載しました編

前回の改造ではミニノートPC内臓のワンセグチューナー、後席モニターはフルセグ地デジチューナー内蔵で共に地デジ対応が果たせ、

今年7月にアナログ電波が停波しても困らないなぁ・・・と思ったものつかの間、

ノートパソコン内臓のワンセグ機能やPCモニター内臓の地デジチューナーはやはり設計が室内用なのであって大都市域など余程電波状態が

良い場所で無いと視聴に耐えない事が判明しました。搭載したミニノートやモニターなど

家庭用の受信機で綺麗に継続してテレビが楽しめるのは電波状態が良い場所で車が停止している場合のみ。

京阪神や首都圏のように広大な平野では一箇所から大出力で地デジの電波を送信しているのでフルセグの地デジも

車で移動しながら家庭用の受信機だろうが何だろうが、何十キロでも移動しつつ問題なく映るのですが、

北近畿のような僻地では山が邪魔をして電波が途切れるので、地デジの送信局は

小出力のサテライト送信局が殆ど市町村毎に設置されておりまして・・

実際、舞鶴にも福知山にも宮津にも京丹後市にも市内の山の上に1本づつ送信アンテナが有り、他局に影響しないようにと

弱い電波を行政区ごとに送信しているのです。

なので一寸山の陰や谷間に車が入ると電波が弱くてワンセグも映らなかったり、

サテライト局ごとに送信チャンネルが違ったり編波角度が違うのでその度にチャンネル設定をしたり、チャンネルサーチを

する必要が有り、10キロも走ったらリモコンでチャンネル設定をやり直さないと映らなくなるのです。

走行中にそんな事をするのは不可能ですのでまたネットをくぐる事に・・。そして結論はやっぱりノートPCや家庭用の地デジ機器は

家屋の屋根に固定した感度の良いUHFアンテナを接続した場合にのみちゃんと見られるのであって、

高速で移動する車で、それも貧弱なロッドアンテナやフィルムアンテナで電波を受信しても家庭用受信機では感度が足らない上に、

頻繁にチャンネル設定をやり直せるような設計もされておらず、「車での使用には無理が有る・・」頭が悪い私は

ようやく「地デジ視聴の面でも北近畿などの僻地では都会とは違って不利なんだ」と、それも地デジ対応機器を買って車に乗せて走ってから

思い知らされた次第。「まあ・・運転中は危なくてテレビは見ないし、見るのは停車して休憩中だし・・」とは思ったものの、

後席に乗せたお客さんやチームのメンバーが移動しつつテレビで暇をつぶす機会も有るでしょうし、

遠征したら近畿以外まで足を伸ばす事も多々有り、その度に面倒なチャンネル設定をするのも大変なのでまた対策を考える事になりました。

そして結局購入したのがPANASONICのTU-DTV60↓


このカー用地デジチューナーは幸いにもまたヤフオクで安く落としたのですが、

それでも今回の改造ではミニノートに次いで高い買い物になってしまいました。(~_~;)

このチューナーをまた後部荷室の配電盤の、もう僅かになった空きスペースに取り付け、運転席にはリモコン受信部を取り付けました。

これは例え田舎の北近畿で有っても殆どの場所でフルセグ地デジ、谷底や山の陰になるような場所でも何とかワンセグでテレビが見られる、

私にとって願ったり適ったりの商品で、車が移動して受信周波数が変わっても自動で同じ放送局の番組を受信し続ける機能を有しており、

大都市域であっても、府県が変わるとチャンネル設定が必要となる場合が有ったり、遠征して

近畿地方から出るとチャンネルの再設定が必要になりますが、それすらも「系列局サーチ」機能で

自動的に同じ系列局の番組を、何の操作も不要で視聴が継続かる優れものなのでした。

チューナーの出力は1系統だけなので前車で使って今回は使わない予定だった映像分配器をまた物置から出して来て

チューナーの横に設置、接続し・・・早速PCで見ようと思ったものの、ノートPCには映像入力端子が無いではないですか・・(T_T)/~~~

そもそもテレビのNTSC映像信号はそのまんまではPCでは表示出来ませんが、

それでも「もうこうなったらチューナーも買ったし、とことんやってやる・・」と

またネットをくぐりまくり、今回の改造計画予算を上回ってしまうのもいとわず買ったのが↓


ビデオデッキからの映像をPCに取り込んでDVD化するアイテムですが、実際はRCA端子にUSB端子を繋いだだけに見える簡素な機器で

これで数千円とはボッタクリ?に近いかも。

今更VHSテープや8ミリビデオの映像をDVD化しようなんて人は少ないと思われ、これも実際は相当値崩れして叩き売られていたので

即買いして来ました。このアイテムは「モニターモード」と言う、

再生機器のNTSC信号をPCで表示、鑑賞出来るようにするだけのソフトも添付されており、

早速そのソフトだけインストールしてチューナーからの映像、音声信号をPCにUSBで接続。

そのソフトを立ち上げるとフル画面でモニター出来るハズ・・・と地デジチューナーを接続すると、無事に画面が出て

早速チューナーの初期設定をすると・・・。何とっ、今まで携帯電話でワンセグも殆ど映らなかった我が自宅の裏庭で

フルセグ地デジが車載チューナーで映ってしまいましたっ。(^^)v



それも、こんなに短い10センチ足らずの髪の毛のような薄くて細いチューナー付属のフィルムアンテナで・・。↓

本当は4アンテナ、4チューナーの上位機種で無いとこんなド田舎で地デジは無理かなと思いつつ

予算オーバーになるので諦めたのですが、電波の届かない場所ではアンテナが2本だろうと4本だろうと殆ど変わら無いと思われ、

取説では2本のフィルムアンテナをフロントガラスの両端近くに貼り付ける様に書いて有ったけど、狭いハイエースのフロントガラスに2本も貼ると

運転の目障りになるのでもう1本はリアクオーターガラスに貼ったのですが、その受信感度、性能は素晴らしく、

後部座席のモニターにもハイビジョン画質のフルセグで綺麗に映ってくれました。


嬉しくて舞鶴市内をあちこち走り回ったけど市街地ではフルセグ、山間ではワンセグと自動切換えしつつ綺麗に映り、「受信出来ません」と

画面が消えたのはトンネルの中だけ。電波が微弱になるまで何とか受信しようとチューナーが

2本の内1本のアンテナで他の送信局の電波を自動でサーチしたりと

こちらは見たいチャンネルを選択するだけで後はチューナーに任せたままで本当にストレスフリーでの視聴が可能となりました。

釣りに行くと天候が気になるものですが、地デジではデータ放送での天気予報の確認や地震、気象警報などの緊急放送も

自動で割り込んで教えてくれるので今後助かる事が有るかも?知れません。

この編では釣りと殆ど関係ない改造ですが、遠征などロングドライブでは

テレビの受信機能も充実させておくほうが良いかなと思いつつ投げ釣り専用車に搭載した次第。

次はいろんな機器を搭載してもうゴチャゴチャになった配電盤を整理し、

配電盤や車内各所に設置した各機器を運転席から遠隔制御するようにした改造編です。ではっ。