道糸考察

上の写真は私が現在使用している道糸です。

上段はカーボン、ナイロン素材で下段は新素材PEの道糸です。

それでは、実際に使ってみての素直な感想を順次述べてみます。

@ シマノ DURA POWER CAST 0.8号 200m

中近投はいらない。ど遠投一発!!の時に使用しているナイロン道糸で

撥水加工により、非常にすべりが良く、飛距離抜群の道糸です。

強度もナイロン系では最強と思われ、染色加工も優秀で色は濃く色落ちも少ない。

超高分子ナイロンと特殊フッソ樹脂加工で値段もナイロンでは「最強」の定価2900円です。

A 東レ トヨフロン スーパーサーフ 0.8号 250m

初のカーボン素材採用の道糸で比重が高く、糸ふけが少ない。

アタリもナイロンよりは大きく感じるがPEとは比較にならない。

吸水せず、劣化しにくいので、ナイロン道糸のように頻繁な巻き換えはしなくて済む。

糸の張りが強く、ガイドと竿たたきの音が大きく感じる。特に太い号寸はその傾向が

強く、投げた時に「バチバチ!!」と派手にスプールから放出され、多少飛距離は落ちる。

染色加工してあるが、染色しにくいカーボン素材の為色は薄く、明るい所で

見ると色分けの識別が困難で、リールに巻き取ると、どの距離でも茶色にしか見えない。

PEに負けない値段設定の定価5000円です。

B 東亜 レグロンキャスト203 1号 200m

四色分け道糸にボナンザ撥水加工を施してあり、スベリが良く、耐久性もある。

伸び率が高く、アタリは弱く感じる。

クラブの先輩にこの道糸を使用している人が多く、中近投での一定速サビキに適する。

価格も安く、定価1200円です。


C 東洋ナイロン 投覇 1号 225m

225メートルのロングディスタンスモデルで8色では不安とおっしゃる超遠投派におすすめ

のナイロン道糸です。 伸び率が高く、アタリは弱く感じますが、ナイロン糸の中では

とても引っ張り強度が高く、0.8号を両手で引っ張ってもなかなか切れないので

びっくりしました。ボナンザ樹脂加工でスベリも良好で定価は2000円。

D ゴーセン テクミーWIN砂紋 1.5号 200m

カレイ、マダイ等の大物遠投釣りにメインで使用しているPEで、ヨリが掛かりにくく

アタリに対する感度は良好です。染色は薄めで色落ちが若干早く、長く使用していると

青、黄、緑の色分けの判別が困難になってくる。

素材はテクミロンで強度はナイロン比2.5倍とか。最近安売りしている釣具店が多く、

クラブ例会の賞品で頂くとうれしい定価5500円です。

E ゴーセン テクミーWIN砂紋スペシャル 0.8号 200m

こちらはキス遠投引き釣りにメインで使用しているPEでただの砂紋と違い、素材は

ダイニーマを使用しており強度はナイロン比3倍とか。直強力は最強の7.1キログラムで

染色は蛍光塗料採用で濃い色彩で色落ちも改善され、長期間の使用に耐える。

真円度が高く、糸ヨレが少なくトラブルは少ない。

竿に貼り付けるキャストカラーシールが付属し、価格は砂紋シリーズ最高の定価8000円也。

F シマノ DURA-PE KISU SPECIAL 1号 213m

原糸は東洋紡の新素材PEを採用した道糸で、5号のテーパーラインが一体設計となっており

結び目が無く、トラブルは少ない。蛍光色採用で大変あざやかな色調で色落ちも殆どしない。

25メートルの内に2箇所マーキングされており、距離を把握しやすい。

欠点は根ががりした時にどこで切れるか判らない為、高切れの可能性も有るので

わざわざ結び目を力糸との境に付けて使用する人もいる。

付加機能が多い割にEより割安の定価7500円で今後のメイン一番候補。

G サンライン スーパーキャストPE投 0.8号 200m

PEはテクミロン素材とダイニーマ素材の2種類に大別できるがこれは強度の高い

ダイニーマを更に改良したパワーアップダイニーマを採用の道糸で、染色は色分けが

鮮やかで色落ちも少ない。黄色はオレンジに近く、青は紺に近い色にするなど

色落ちして来てもはっきり識別できるように工夫されている。

真円では無く、若干ヨリが掛りやすいが一部のPEに見受けられるリボン状の整形では

ないのでトラブルは少ない。Fの機能に比べると割高に感じる定価7500円。

H ゴーセン テクミー砂紋01 0.8号 200m

高強度のダイニーマを使用しながら、砂紋スペシャルよりコストダウンを図った道糸で

染色の具合や使用感は砂紋スペシャルと殆ど違いはありません。

但し直強力の表示は砂紋01が5.6キロに対し、砂紋スペシャルは7.1キロとかなり差が有り

これは同じダイニーマでも素材や編み方が違うようです。

寿命も砂紋スペシャルより若干短い程度ですが

PEとしての強度、伸びの少なさはの特徴は十分満たしており、

サンラインのスーパーキャストPEと同様にキスの引き釣りに良く使っております。

I シマノ DURA PE KISU PRO-TUNED 0.4号 250m+力糸15m

シマノの極細0.4号スペシャルPEで、細い0.4号ながら

断面が真円となるように原糸を縒ってあり、先端にはテーパー部分が5メートル、

そして力糸となる6.4号の部分が10メートルの仕様となっています。

色分けは他社のものと違い、力糸がオレンジ、そしてグリーン、イエロー、ブルー、オレンジの

順で染色されており、ゴーセンやサンラインのPEを使い慣れていると色分けに戸惑いますが

スプールシールからはがして使えるカラーパターンシールと号数メモリーシールが付いており

竿にこのシールを貼って飛距離の目安とする事が出来ます。

25メートルごとに色分けし、一色のセンター部分に白いマーキング、そして2巡目からは

色の変わり目に2本の黒マーキングと何巡目かが判るようになっていますが、

何巡目か判らなくなる事なんて有るのかなぁ・・・?まさか100メートルも飛距離を読み違える

事は無いと思いますし、これは一寸余計かなっ。

直強力は2.35キロと砂紋スペシャル0.8号に比べると約3分の1。

サンラインのスーパーキャストPE投げ0.6号の4.87キロに比べても2分の1以下と

細いゆえに強度はかなり低いPEで、シモリや藻場はおろか、少しでも流れ藻やゴミが漂う

浜で使うとあっけなく切れてしまいます。 また、投げた時の一寸したガイド絡みでも

「スッ」とあえなく切れてしまいますので、使えるフイールド、投法などを考慮しながら使わないと

いけません。切れると1万4千円のPEがパーなので、私はもし藻に掛かって切れても

テーパー部分だけの損失で済むように、PEと道糸の境目で一旦切り、結び目をわざと作って

過重が掛かればこの結び目で切れるようにしています。

力糸は0.6〜12号のものを結べば良く、北近畿では凪で流れ藻が少なく、且つ大型外道が

少ない6〜7月の浜詰方面で使っていますが、やはり高価で損失すると痛いので、

大会で遠投でしか食わなくなった時にトップガンと組み合わせてドッカンと遠投する時にのみ

使おうかと、大口径ホワイトスプールに巻いてクーラーのスプールバッグに忍ばせております。

強度は低いですが、細さゆえの抵抗の無さで飛距離は最高のPEですが、

7色までなら安価な0.6号の他のPEでポイントを攻略出来ますし、

7色以上を探る時にのみ存在価値が有り、そのような海況、キスの釣れ具合の時のみ

使っております。

J ゴーセン テクミーWIN 砂紋エミネント 0.8号200m

高比重のPEとして開発され、早く着水して風の影響を受けにくく、航路上でも早く沈むので

船のスクリューに巻き込まれ難いと説明が書いてあります。

しかし浜からのキス釣りでは余りメリットが無く、常にテンションを掛けて巻いているキスの

サビキ釣りでは糸ふけも出ないので、投げた直後の沈みと糸ふけの収束の僅かな速さ

だけがメリットか・・・。   しかも同じ0.8号でも見た目は太く見える上に表面のざらつきが

目立ち、飛距離は他の0.8号より少し落ちるようです。

カレイ釣りなら1.5号を使う事になりますが、カレイ釣りでは高比重は風にも強く、

船道を攻める事が多いので使い易いとは思いますが、

価格が8500円とかなり高額の部類になり

ただ高比重だけでカレイ釣りに8500円の道糸を使うかと考えれば、

もう少し安くても良いような気がします。

K ゴーセンテクミーテーパー投げ 砂紋スペシャル 0.6号200m+力糸13メートル

ダイニーマを使用したテーパーライン付きの砂紋の2003年

バージョンで強度、スベリの良さで定評の砂紋スペシャル

(8000円)にテクミーテーパー力糸13メートル(1500円)

をそのまま継ぎ目無しに仕上げてあります。

号数は0.6号のみで価格は9500円と

値段も単純に足し算で決められている?。

通常のキス引き釣りなら継ぎ目も無く、これで十分のような

そんなスタンダードを狙ったような商品であるようです。

色分けは力糸が赤で道糸部分は砂紋スペシャルと同じ。

強度表示は有りませんが、砂紋スペシャルと同様のようです。

L ゴーセン 砂紋極上 8本組 1号 200m

砂紋シリーズとしては

最も高価格なもので、0.8号、1号が12000円、

0.6号で14000円で、投げ用道糸では最も高価格に

なっております。

0.6号では初の250メートル巻きで8本の繊維を使って

均質仕上げとの事で、その名も「極上」と

ゴーセン社の自信作のようですなっ。

色分けは従来品と同じで判り易く、

0.6号でも断面は8本の繊維を組み合わせて

真円となっているようで、「しなやかさ、滑らかさ」

を追求されたようで、フイッシィングショーで触って見ましたが、全くざらつき感は無く、

組み糸独特の表面の模様も消えて見えません。

滑りも良さそうで0.6号では最も飛距離は出そうですが、強度表示は無く

「0.4号は作らないのですか?」とショーで聞きましたが

「強度的に投げではお勧め出来ません、作る予定はありません。」と

つれないお返事・・。0.4号を買ったは良いが、すぐに切れてしまった

ユーザーからのクレームが怖いのかなっ(^_^;)

もし買ったら長く使えるように気を遣わないといけない価格ですなっ。

1号のPEは市場に大量に溢れており、安売りセールの目玉にも頻繁になっており、

0.8号も余り売れないかも知れませんネ・・・。0.6号を買う人が殆どでは無いかと

思います。

L ダイワ ハイドロファイン 2号

元来はジギング等、ルアー用のPEラインですが、従来のPEにかなり厚めのコーティングが

施され、とてもすべりが良い道糸で、岩やテトラに擦れてもその厚いコーティングにより、

摩擦に強く、かなり丈夫な作りとなっています。厚い樹脂層でしなやかさは劣りますが

染色はとても濃く、数回程度の使用なら殆ど色落ちはせず、100、150、200メートルの

3アイテムが有り、4色に色分けされている。磯投げ、防波堤からの大物投げ釣りに適し

滑りがとても良いので遠投性能も良く、大きな藻が掛かっても簡単に外しやすい。

価格もPEの中では安価で、100メートル巻なら定価でも3300円とかなりお得。

私はカレイ釣りの道糸は200メートル全部巻き換えず、100メートルの所で切って

繋いで使うので100メートル巻きは好都合です。(^^)

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