超小型軽量キス専クーラーの製作 そのC

製作編

各種金具の
ネジ留めと
オモリホルダー
の取り付け。

本体正面には右上にエサ箱を
引っ掛けるピタツキホルダーを
貼り付けます。
左上には金属の引き留め具
をネジ留めしてあります。
(この輪にサンドポールを通し、
砂浜に差し込めば
クーラーの転倒を防止出来ます。)

左側面にはワームボックスを
加工して作ったオモリホルダー
をネジ留めします。
(オモリホルダーは重いオモリを
入れるので両面テープでの
取り付けは強度が不足し
剥がれ落ちますので、必ず
ステンレスの小さな木ネジで
取り付けるようにします。)

オモリホルダーには小さなハサミ
を固定する為のプラスチック板
をネジ留めします。

オモリホルダーの上部には、
スピナーベイトワレット
のベルトを通して固定する為の
引き戸の取っ手をネジ留めします。

ベルト留め具
やスプールイン
の取り付け。

ベルトは従来のクーラー下面まで
通す取り付け方をすると砂が付着
するので、クーラー上部に
引き留め金具をネジ留めし、
ここにスナップ付きのベルトを
引っ掛けて吊り下げるようにします。
(クーラーを丸洗いする時には簡単
に取り外せ、上蓋開閉時に起こる
ベルトの挟み込みも防止出来ます。)

右側面にも引き戸の取っ手を
ネジ留めし、スプールボックスの
垂れ下がり防止に利用します。

後面には力糸を装着する
スプールインと、メゴチハサミ、
ボトルホルダーを取り付ける為の
ピタツキホルダーをしっかり
貼り付けます。

小出しエサ箱
と保冷材を
入れた内部
の様子。

袋入りの保冷材と小さな小出し
エサ箱が内部に納まり、
残った容量は約2.5リットルと
なります。

エサ箱を装着
した所。


エサ箱は折り畳み式で
ピタツキハンガーに引っ掛けて
取り付けます。
使用時は
下の写真のように伸ばして
使います。

オモリホルダー
の取り付け。

オモリホルダーとなるワームボックス
は2箇所でネジ留めし、
ワームボックスのフタにクーラー
底面に付けてあったベルトの保持具
を移設、ネジ留めし、ハサミをここに
差し込み、固定します。

掛け入れの
取り付け。






仕掛け入れとして、
スピナーベイトワレットを
ベルトで留め、固定します。
マジックテープのベルトなので
丸洗い時は簡単に取り外せます。
オモリ取り出し時にはワレットを
跳ね上げ、オモリを取り出します。


















右側面より取り付け状態を撮影。
ワレットはクーラーの幅より少し
大きい程度で見た目より
嵩張りません。



















仕掛け取り出し時の様子。
円筒型の仕掛け容器では
一旦全部の仕掛け巻きを出さないと
容器の底に有る仕掛けを取り出せ
ませんが、この方式ならば
本のページをめくる要領で
どの仕掛けがどこにあるかすぐに
判り、効率的に仕掛け交換が
可能となります。
仕切りのナイロン袋は完全密封
出来るので、雨が降っても湿る
事はありません。
このワレットに仕掛け巻きが
約8個収納可能で、一つの
仕掛け巻きに4セット巻いておけば
30セット以上の仕掛けを携行出来、
5時間程度の釣りならば、十分の
量だと思います。

スプール
ボックスの
取り付け。


スプールボックスは右側面の
本来ベルトを通す細長い穴に
引っ掛け具で取り付けます。
これはクーラーより幅がかなり
広く、頭でっかちな印象です。
















内部には替えスプール2個と
力糸2巻き、スイベル等を
入れます。



















上手く収納すればこのように
コンパクトに収まり、取り出しも
容易です。
トルホルダー
とメゴチハサミ
の装着。
喉がすぐに乾く私には水分は
必携で、500ミリリットル程度は
必要です。しかしペットボトルの
500ミリリットル容器をクーラー
内部に入れるとキスを入れる
スペースを圧迫するので、
外部に保冷ボトルホルダーを
ベルトで取り付けます。

メゴチハサミもピタツキホルダーに
挟み込み、装着します。
ピタツキホルダーを上下に取り付け
ると、メゴチハサミのガタ付きと
クーラーとの擦れ合いを
抑えられます。
上から撮影 各部材の配置の様子。
クーラーが小さいのに多くの装備品
を装着したので、重量バランスを
考慮しないと転倒しやすくなります。
従って4面に分散配置する形と
なってしまいました。
蓋シートと
キス入れ用
上蓋と本体との間に保温シートを
挟み込み、保冷性能を向上させ、
砂の侵入を防止します。
シートの穴にはナイロン袋を
通し、この袋の中にキスを入れます。
クーラー内部の汚れが防げ、
キスの痛みや鮮度劣化が防止
出来ます。
仕上げ 最後に好みのステッカーを貼り付け
完成です。
なぜかダイワ製品ばかりで製作
したため、バランスを取るため(*^_^*)
いろんなメーカーや全サの
ステッカーを嫌味が出ない程度に
配置を考えて貼り付けます。

完成性能

重量 乾燥重量(仕掛け、天秤、等釣具を含む)約1.95キロ
釣行時重量(500ミリリットルペットボトル、保冷材、エサ、を含む)2.8キロ
占有面積 約430(W)×310(D)×280(H)ミリ
容量 約2.5リットル
装備品 仕掛け巻き8巻、天秤3本、力糸3本、替えスプール2個、石粉、スイベル、
ハサミ、メゴチハサミ、ペットボトル、保冷材、小出しエサ箱、その他。

以上、3晩かかって完成しましたが、予想以上に軽く仕上がり、大きさも11リットルの
クーラー程度の占有面積でコンパクトなものになりました。

転倒防止も図れましたので、3.4時間程度のキス釣りならばこれで十分だと
思います。 これをひょいっと肩に掛け、軽快に浜を歩けば、今後のキス釣りが
楽になるのでは・・・?と思います。
もっと小さく、軽くも出来るとは思いますが、装備をこれ以上減らすと釣りに弊害を
生じると思いますし、キスを入れるスペースも少なくなります。
後は使ってみて、改良を重ね、使い勝手を追及してゆきたいと思っています。
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