LOW RIDER 装着方法

このコーナーではみなさんに気軽にLR改造を楽しんでもらうべく、
材料はホームセンターと釣具店で揃うものを使用し説明いたします。
今回は足立監督の往年の名竿、ファインセラミックスポーツフイッシィング405CX
をよみがえらせるべく、改造の餌食にしました。 LRはトップガイドの径
がBX以下の竿に適合するライトスペックセットとしました。
(実はOB殿にトーナメントセットを買ってきてもらったのですが、トップガイドの内径が
4.5ミリもあり、装着を断念ました。)
ガイドの装着方法は
富士工業のHPに詳しく説明がありますのでそちらも参考にして
下さい。 フイッシィングモーター等を使用したりすると、とてもマニアックになり、
牛肉サーフの皆さんのように竿掻き病に感染しますので、ここでは簡単で確実に
仕上がるように説明いたします。


材料 竿、ローライダーガイドセット、好みの色の竿巻き糸 以上は釣具店で購入。
    瞬間接着剤、5分硬化型金属ガラス接着剤(2液混合型の透明の物
    コニシボンドクイック5等)、セロハンテープ、以上はホームセンターで購入。
道具 カッターナイフ、はさみ、スチールたわし、車の塗装補修用コンパウンド
    もホームセンターで購入。

T 竿掻き作業(ガイド取り除き作業)
ガイド付き竿をLR改造する時は先ずガイドを取り外す事から始めます。

上写真のようにカッターでガイドの足の部分のコーティングと糸を切り、
ペリペリと剥がします。
ここでは必ずガイドの足の部分を切るようにしないと、竿のブランクスをキズ付けて
しまいますので注意して下さい。
剥がして行く内に糸の端が見つかればラッキーで後は竿をクルクル回しながら
糸をほぐし、除去します。

トップガイドはライターであぶり、熱くなったら一気に引きぬきます。
ここであぶり過ぎると竿のカーボン繊維がボロボロになりあっけなく折れますし
ねじるように外そうとすると、同様にカーボン繊維がほぐれてしまい、上ちゃんの
スピンパワーのように405が403の竿になってしまいますので
自信の無い方は釣具店で外してもらってください。

次に一番時間がかかる竿掻き作業となりますが、要するにガイドを外した
後に接着剤がこびりついていますので、それをきれいに除去する作業です。
最初に大きなかたまりをカッターナイフで竿をキズ付けないように削り取ります。
あらかた取れたらスチールたわしでこすり、最後にコンパウンドをティシュペーパー
に取り、竿を回すように磨きます。

U ガイド装着作業

ここからはいよいよLR装着作業となります。
お好みの色の竿巻き糸をガイドの端側から丁寧に巻いてゆきます。
途中巻き終わりの5ミリ手前で忘れずに糸抜き用の糸を一緒に巻き、
最後まで巻けたら糸抜き糸の輪に巻き糸を通し、引きぬきます。
余った糸ははさみでカットします。

同じ作業を繰り返し全てのガイドを取り付けますが、ガイドのセンターがずれない
ように注意して巻いてください。
ガイドのズレを再確認し必要に応じて修正(この時点では多少の角度修正は
可能です。)しガイドの足の部分に巻いた糸に瞬間接着剤を一滴たらし、固定します。
V コーティング作業

次に5分硬化型接着剤をチューブから等量搾り出し、良く混ぜ合わせます。
最初にトップガイドを装着する為、竿先から2センチ位の範囲に接着剤を塗り
トップガイドを差し込み、固まったら竿巻き糸を巻き固定します。

接着剤を指先に取り、糸にすり込むように何回も竿を回しながらコーティングします。
コーティング中に塗り付けようとする接着剤の粘度が
高まって来た場合は使用せず、新しい接着剤を使用するようにします。
一度に厚くコーティングしてもきれいに出来ませんので、薄く膜ができる程度
にします。(薄い一回塗りでもきれいに仕上がりますし、強度も十分あります。)
後は半日程度乾燥させれば完成となります。

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