このコーナでは北近畿で投げて釣れる釣魚達を集めてみました。
キス、カレイだけでなく、沢山の投げ釣り対象魚が北近畿には泳ぎ回っていますヨ!(^^)!
専門に狙って見るのも良し、思わぬ外道として釣れても嬉しい魚達や外道も沢山集合
させてみました。
釣魚名 | 主な釣り場 | 釣れる時期 | エサ 上段程 好んで 食べます? |
美味しさの度合い 5段階評価 あくまでも私見 ですが・・(~o~) |
キス |
砂浜なら どこでも 居ますが 浜詰や 平浜が 有名です |
5月〜12月 | チロリ イシゴカイ 細めのマムシ アオイソメ エビ |
4 刺身、テンプラ フライ、干物 塩焼きなど 白身でくせが無く どんな料理にも 合います。 |
マコガレイ、マガレイ |
穏やかな 内湾に多く 宮津湾や 夕日漁港 野原漁港 などで 釣れます |
11月〜6月 | マムシ アオイソメ イシゴカイ ユムシ ボケ |
4 北近畿で釣れるカレイ では最も美味しく 刺身、煮付けでも イケますが 唐揚げでビールが 最高です。(~o~) 比較すると マガレイよりマコガレイ のほうが身が締まって コクが有り、より美味しい と思います。 |
イシガレイ |
潮通しの良い きれいな砂地 に多いカレイで 初冬に大型が 釣れます。 |
11月〜5月 | アオイソメ ユムシ マムシ イシゴカイ ボケ |
2 イシガレイは独特の 生臭い匂いが強く、 ぬめりをきれいに洗って 刺身か臭いの元となる 皮を剥いで唐揚げ で食べますが マコより味は数段 落ちます。 刺身は身が締まって イケますが、 加熱すると臭いが 強くなるようです。 河口近くで釣れた 個体は特に臭みが 強いようです。 |
アイナメ |
磯に多く、深い岩礁に 大型が多い。藻の中も 好み、身を隠せる場所に 多く住んでいます。 大型になると磯近くの 砂地もエサを求めて 泳ぎ回ります。 北近畿では夕日ヶ浦の 磯周りや蒲入、 伊根湾、などで大型が 釣れますが。 30センチ以下の 小型は藻さえ有れば どこにでも居ます。 |
11月〜5月 | マムシ アオイソメ イカナゴ ボケ ユムシ |
3 きれいな白身の魚で 適度な身の締まりとコクが 有ります。 大型は刺身にすると 良く、中小型は煮付けや 唐揚げが美味しい。 大きさによる味の差が 少なく、大きなものでも 大味にはならない。 春の産卵前が一番 太って美味しく、 産卵後は一時的に味が 落ちる。 |
マダイ |
丹後半島など 外海に面した 砂地で近くに 磯や藻場などが 有る釣り場に 多く、5月に 乗っ込みの ピークが有り この頃に 大型が釣れる。 秋の稚魚は 内湾に大挙して 群れており エサ取りとして 外道扱いと なります。 釣り場は 蒲入や夕日港 後ヶ浜など。 |
4月〜12月 | マムシ チロリ アオイソメ ユムシ ボケ |
3 世間では高級魚と されており、30〜40 センチのものは 刺身が美味しい。 それより小型は塩焼き で尾頭付きの一品として 家族から喜ばれますが、 50センチを超えると 身が硬くて大味となり、 身がパサパサに 感じられる。 |
クロダイ(チヌ) |
宮津湾や舞鶴湾 など。丹後半島の 外海に面した 海岸よりも、内湾の 深い場所に多い。 大型は砂泥の所にも 多く、釣り場は獅子崎や 栗田、舞鶴湾、 など。イケスやカキ筏の 近くにも居付いている。 由良川河口にも 大型が回遊しています。 |
4月〜11月 | マムシ ユムシ ボケ チロリ イシゴカイ アオイソメ |
1 クロダイは釣るだけで 食べない人も多い。 あまり味を評価する 魚では無いようで、 特に夏は臭みも有り 不味い。 身はブヨブヨでコクが無く 白身だが魚の旨みが 殆ど感じられない。 大型は特に不味く、 魚拓を取った瞬間に その価値は一気に薄れ ゴミ箱に放り込まれて しまう、可愛そうな魚です。 その意味ではバス以下 の扱いですな・・。 |
スズキ |
大きな川の河口や 砂浜にも大型が回遊 し、多少荒れ気味の 時のほうが良く釣れる。 北近畿では由良川や 円山川の河口に特に多く 但馬の竹野や 後ヶ浜など、浜に 中小河川が流れ込む 場所にも沢山居ます。 |
3月〜12月 | アオイソメ ユムシ マムシ ボケ チロリ |
2 スズキは40センチ級の ハネクラスが一番美味しい。 白身なので刺身、フライ 塩焼きなどで食べるが 身の締まりがいまいちで 脂の乗りも少なく淡白 過ぎるきらいが有る。 市場価値もいまいちで 50センチ程度の物が 1000円以下で買える。 河口に居る個体は 泥臭いものも多く、 浜で釣れるスズキより かなり味は落ちる。 |
イシダイ |
イシダイと呼ばれる大型 は滅多に釣れないが 秋には丹後半島の磯近く の砂地にサンバソウと 呼ばれる縦縞のはっきり した稚魚が大挙して 群れており、稚魚といえど 25センチクラスなら かなり引きも強く 楽しませてくれる。 釣り場は蒲入や ワニガブチ磯、 伊根湾、など、比較的 深い場所に多い。 |
6月〜11月 | マムシ ボケ アオイソメ |
4 サンバソウと呼ばれる 30センチ以下のものは 煮付けが最高で 白身で身の締まりが 有り、コクも有る。 刺身でも美味しく、 コリコリとした食感が 堪りません。(~o~) 例え15センチの稚魚でも 持って帰る、美味しい 魚です。 |
カワハギ |
北近畿でエサ取りと言えば この魚を指す程で 夏から秋には きれいな砂浜以外の 何処にでも居てエサを かすめ取ってゆきます。 大型は深い磯近くの砂地 に群れていますが、 北近畿では大きくても 20センチ程度です。 |
6月〜11月 | マムシ アオシソメ チロリ イシゴカイ 他何でも 食います |
4 カワハギは魚屋では安い 魚ですが、人気が有り 煮付けにすると締まった 身がポロポロと外れて 食べ易く、コクが有り、 好まれる。大きな物は 刺身も美味しく、 知らずに食べるとフグと 味は殆ど変わらない。 肝臓であるキモは特に 珍重され、煮付けでは まったりとした味で 美味しい。(~o~) 新鮮なキモは醤油と和え、 それを刺身に付けて 食べるとコクが数段増して 病み付きになる。 外道ですが10センチより 大きなやつは逃がさずに 持って帰りましょう。 |
カサゴ(ガシラ) |
磯や藻場など、海底に 岩礁やゴロ石が多い所に 住んでいます。 アイナメ狙いの外道として 釣れ、投げでは専門に 狙いませんが、 時折30センチ近い大型 も釣れる事が有ります。 |
周年 釣れます |
マムシ イワシ サバの切り身 アオイソメ |
4 不恰好な魚は美味い・・ と言うコトワザどうりの 魚で、白身で身が締まり 大型なら刺身で身の甘み が楽しめます。 15センチ以下の小型は 煮付けが最高で 小骨は多いですが 身の美味さは絶品です。 5センチ程度の小型が 沢山釣れたら唐揚げ でも美味しく頂けます。 |
ヒラメ |
きれいな砂地で 少し深い場所に 多く、水深が3メートル 以下の所には少ない。 キス釣りをしていて 食い付かれるのは 40センチ級までが 多く、大型はアジや イワシを泳がせて 呑ませ釣りで狙う。 30センチ級なら 浜詰や夕日ヶ浦、 栗田、高浜など、 きれいな砂地に 多いが大型は 丹後半島の大きな 漁港周りや磯近くの 深い砂地にしか 居ない。 |
5月〜11月 | 生きた アジ イワシ キス等 小魚を 好みます。 中小型は ムシエサ でも釣れます。 |
4 世間では高級魚として 値段も高く、盛んに 養殖もされているが キス釣りの外道として 釣れるものは40センチ 以下が多く、その程度 の魚体は身が薄く、 刺身にしても食べられる 量は少ないので 丸ごとから揚げに して食べます。 クセが無い白身で 刺身は甘みも有り 美味しいが、大型は シャブシャブやスキヤキ でもイケマス。 |
マゴチ |
これもきれいな砂地を 好み、水深5メートル 以上有る場所で 小魚を待ち伏せ しています。 宮津湾や伊根湾などの 漁港近くには荷揚場から こぼれる小魚を狙って 集まって来ます。 50センチを超える大型 は、丹後半島や 大浦半島の磯近くの 砂地にいます。 |
6月〜11月 | 生きた アジ、 イワシ キス ハゼなど 小魚を 好みます。 |
2 マゴチは白身で身は 締まっていますが、 旨みが少なく、 淡白過ぎるきらいが あります。 刺身、フライ、テンプラ など、何でも食べられ ますが、独特の体型で 料理はしにくく、 苦労して捌く割には 味がいまいちですな・・ |
メゴチ(ガッチョ) |
北近畿では内湾の 泥底なら大概の所に 住んでいますが 波が比較的高い 丹後半島の浜詰方面 には少ない ようです。 栗田湾、 宮津湾、舞鶴湾など、 比較的深い砂と泥が 混じった所に多く、 特に秋には沢山 釣れます。 |
4月〜12月 | イシゴカイ アオイソメ マムシ チロリ |
3 メゴチは関東では テンプラのネタとして 人気が有りますが 関西での評価は いまいちのようです。 ヌメリが多く、 釣れても逃がす 人が多いですが、 テンプラや煮付けに すると案外イケマス。 締まった白身で 旨みも有り ホロ苦い風味で 美味しく食べられます。 |
キューセンベラ |
磯交じりの砂浜や 藻周りを好み、 内湾の浅い場所にも 多く居ます。 秋にはカワハギ、 チャリコ、そしてこの キューセンが 大挙して泳ぎ回り エサを上手にかすめ 取ってゆきます。 |
7月〜10月 | イシゴカイ マムシ アオイソメ |
2 ウロコが多く、ぬるぬると して料理しにくいですが 瀬戸内では焼いた後に 煮付けにすると美味しい そうで、専門の仕立船も 出る程の人気魚? らしいですが、 北近畿のものは身の 締まりがいまいちで 逃がす人が殆どですが 秋の太ったものは 煮付けると旨みも有り 結構イケマス。 小骨が多いので 刺身には無理で しょうし、肉質が ネチョネチョして 美味しく無いそうです。 小型は唐揚げでも 食べられます。 |
アコウ |
深い場所のテトラの中 や大きな捨石が 入れられた波止など 穴を好みますので 投げ釣りでは狙い にくいですが、大型は 砂地にも姿を見せる ようです。 北近畿では大浦半島 や音海、伊根など 磯や深い藻場などで 釣れます。 大型は夜釣りで 狙うほうが高確率で 釣れます。 近種のアオハタは 宮津湾や舞鶴湾で 稚魚が多く釣れる 年があります。 |
7月〜10月 | マムシ アオイソメ アジ イワシ ボケ |
5 全国的に最高評価の 食味と賞されており 締まった白身でコク、 旨み共に絶品で 大型は刺身、小型は 煮付けでとても 美味しく魚屋でも 生きた物は牛肉以上の 価格が付けられて います。鍋料理にも 最高で脂の乗った 白身は野菜とも 良く合います。 類似のアオハタも 同様の味で 甲乙付け難い。 |
ハゼ |
大きな川の河口に 多く、北近畿では 由良川や円山川の 浅い砂地で汽水域に 多く群れています。 |
7月〜10月 | イシゴカイ アオイソメ |
4 可愛いハゼは 愛嬌物ですが 以外と味は良く 旨みが濃く、 白身で美味しい。 テンプラにすると キスやガッチョが 霞む程美味しく、 干物にして昆布巻きの 芯にしてもイケマス。 干物から取った ウドンのダシは最高で 沢山釣れたら 一度お試しを・・ 大きなものは 鍋物でも意外と 美味しいです。 |
ソイ |
北近畿では釣れる 場所が限られますが 水深が有る岩礁や 波止際に潜んで います。 釣り場は伊根や 音海など。 |
4月〜11月 | マムシ イワシ アジ アオイソメ |
5 北近畿で釣れるソイは クロソイと呼ばれる ものが多いですが これも食味は最高で 白身でコクが有り 脂も良く乗っている ので、刺身、煮付け で美味しく頂けます。 そして圧巻は鍋です。 脂の乗ったとろける ような白身は野菜と 相性が良く、 「不細工な魚は美味い」 のを象徴するような 魚です。 |
アナゴ |
アナゴは夜釣りを していると何処でも 釣れますが、北近畿 では栗田湾に特に多く 60センチ級も珍しく ありません。 仕掛けをぐちゃぐちゃ にしてくれる困った 外道です。 |
4月〜12月 | マムシ アオイソメ イワシ アジ サバ |
3 アナゴは容姿が不気味 なので私は余り 持ち帰りませんが ウナギ同様に蒲焼 にしたり、寿司種として 北近畿の魚屋さんでは 売られております。 白身で淡白なので テンプラで食べましたが 結構美味しい魚でした。 |
エソ |
エソは砂地の少し深い 海域に多く、キスやアジ を追って回遊しています。 50センチ近い大型は 栗田湾や宮津湾に 多く、キスの引き釣りの 外道として釣れて来て 仕掛けをボロボロに してくれる、困った 魚です。 |
5月〜11月 | キス アジ イワシ マムシ アオイソメ イシゴカイ |
2 エソは容姿、特に顔が 蛇のようで、料理 するには勇気が要り、 白身で淡白ですが 小骨がとても多く、 北近畿では蒲鉾の 材料として利用 されています。 小骨の多さから 刺身、煮付けには 出来ず、私は 擂鉢でつくねにして 鍋に入れて食べました が弾力が有り、 結構イケました。 |
タコ |
タコは北近畿の何処に でも居て、キスの引き釣り やカレイ釣りの時にも 釣れてしまい、 外すのに往生する 困ったやつです。 丹後半島には大型の マダコが多く、 宮津湾や舞鶴周辺 ではイイダコが沢山居ます。 特に三浜や小橋は イイダコの巣のような 釣り場で10匹以上 釣れてしまう事も ままあります。 |
周年 釣れます |
イシゴカイ マムシ アオイソメ |
3 タコは持ち帰って 塩で揉み、ヌメリを きれいに取ってから 茹でた後、酢の物、 たこ焼き、煮付け と美味しく頂けます ので、釣果が少ない 時には持ち帰って いろんなおかずに 化けてくれます。(~o~) |
カニ類 |
カニはキスの引き釣り でもカレイ釣りでも 意外と針に掛かり 釣れてしまい、 仕掛けから外すのに 往生しますな・・ 砂浜にはスナモグリ、 そして深い所には ガザミが多く居ます。 |
5月〜12月 | 虫餌なら 何でも 食い付き ますなっ。 |
3 深い場所で釣れてしまう ガザミは魚屋でも 売られており、 中華料理では唐揚げ にして食べられたり していますな・・ 私はブツ切りにして 味噌汁に入れて 食べます。とても 良い旨みの ダシが出てくれますが 身は少ししか付いて いませんな・・。 |
カメノテ |
こいつは釣魚では ありませんが 北近畿では波打ち際の 磯の割れ目などに 沢山付いています。 カレイ釣りをしていて 暇なときに 大粒のものが群集 しているのを見付けたら 鉄棒などで岩から こそげ落とし、採取して 持ち帰ります。 |
周年 岩に 付いて います。 |
エサ不要 ですなっ |
5 これは塩でゆがいて 図の白い部分を 引っ張ると黒い部分から 分離し、中から オレンジ色の身が 出て来ます。 それをすするように 食べますが磯の香りと 旨みは絶品で お酒のおつまみに 最高です。 きれいに洗って 味噌汁に入れますと とても良い旨みの ダシが出て、 何杯でもイケます。 もちろん身も食べられ ます。 |