Rodcraft NEWキススペシャル編


前書き

2003年春、ご存知のように、キススペシャルが10年の歳月を経てモデルチェンジし、

3代目キススペシャルとして発表されました。

新春のフイッシィングショーでお目見えした3代目はプロトタイプでしたが、

開発者やフイールドテスター諸氏は「よりアタリが取り易く、竿先のブレを改善し、収束を早めると共に

スムーズな曲がりと力の伝達性能を改善し、より遠投性能を高めました」との事。

そして初夏・・ようやくカタログモデルとなったキススペシャルVは発売が開始され、

先代が10年ものロングモデルで有った事もあり、新規購入だけでなく、買い替え需要も有り、

予約が殺到しているようです。

そのキススペVですが、外観は殆どUと変わらず、先代の「白竿」と言う投げフリークに定着したイメージを

犠牲にせず、継承しています。 私はこれを見て、「あ〜シマノはU代目を保有しているキススペファンの

気持ちを察してVが出てもUを大切に使い続けてもらうよう配慮しつつ、デザインしたな・・」と思いました。

いや・・そう思わせられる程、デザインは酷似しており、少し離れた所から見れば、全く見分けは付かず、

一見してデザイン料をけちったかのような変化の無さで、程度の良いUを持っていれば、

大枚をはたいて買い替えなどは考え難いようなモデルチェンジとなっています。

私もUは昨年買い換えたばかりで、当初は内心殆どデザインが変更されなかった事に「ほっ」として

いましたが、初代から数えると4本ものキススペを投げ続けてきたファンですし、

今ではキスの数釣りではキススペ以外は全く使わなくなってしまった程のキススペ信者?ですので、

いよいよ発売が開始され、試投会などでの好感触な感想を聞いたりすると、

また買う買う病といいましょうか・・じっとしてはおられず、買い替えたかったカレイ用竿2本分の

ヘソクリをまたキススペに回す決断をするのに時間は掛かりませんでした・・・(^_^;)

上ちゃんもスピンパワーからグレードアップをすると言う事で注文し、私も後を追うように

予約・・・、かなり待たされましたが、2次予約でようやく上ちゃんのキススペが入荷し、

未だガイドも付いていない入荷したてのを浜で素振り・・・!(^^)!・・・外観は変わらないのに

かなり筋肉質になった中身に少し驚きました。Uが反発力を極限まで高めて早い反発と

その硬い竿先から得られるアタリに対する感度の良さを身上にしているのに対し、

その反発の早さからタイミングを取り辛かった・・いわゆる「カンカン」の胴が若干曲げ易く

なっているようで、扱い易さは増しているのに、反発し終わった竿先が普通の投げ竿ではブレますが、

そのブレが何事も無かったように収束し、ピタッと静止するさまは初めての感触で、期待を高めつつ

入荷日を待っていました。

そして5月も最終日になってようやく私のキススペVも入荷・・・早速投げ竿のパッケージと思えない

どデカイダンボール箱から、これまた素晴らしく大きなロッドーケースを引っ張り出し、

それを開けると・・あっけない程広い空間に細いキススペが竿袋に入って収められており、

改めて見慣れたUと殆ど変化の無いデザインで大袈裟な入れ物とは裏腹に何か拍子抜け・・・(~o~)

早速巻き巻き・・!(^^)!

はやる気持ちを抑えつつ、釣具店さんのサービスで送付されて来た

チタンローライダーガイドセットも開梱し、早速巻き巻き作業に取り掛かります。

今回は殆どUと変わらないVの巻き巻きですが、入荷前から巻き巻き作戦は練っており、

今回は「ダブルラップ巻き」と「6点ガイド」と言う、Uと違う差を付ける事で、新しい事に挑戦し

キススペVの特性を生かしつつ「巻き巻き」してみようと考えました。

先ず準備物ですが、巻き糸の色は先代で採用し、巻き糸が映え、

一番気に入っている濃い青で統一することにし、テトロンの竿巻き糸の細目のと中目のを

買って来ました。

ガイドはもちろん添付されていたチタンローライダーガイドで、これ以外には考えられません。

Uのルビーガイドも軽くて磨耗も無く、ルビー色がとても映えてきれいなのですが、

買ってまで装着する値段では無いですし、Uからの移植も手間で、これからも大切に使い続けたいUが

死んでしまうので、今回は軽くて腐食に強いチタンで、考慮の余地無し。


今度のチタンLR2071セットは材質だけでなく、トップガイドがより実用向きな適合竿先径4ミリに

サイズダウンされており、キャスティングロッド専用となる、4.5ミリ径よりかなり細くなり、

実釣用竿にも装着がしやすいように、仕様が改善されたようです。

そしてLRシリーズ用リールシートも富士工業から発売されるようでこれは未だ入荷待ち・・

取り敢えず以前のチタンシートを仮付けして使用する事にして、先ずは穂先から作業に

取り掛かります。

っと・・はやる気持ちを抑え難い所ですが、先ずはスパイン出しをせねばなりませんでしたね・・。(^_^;)

キススペのような高弾性、高反発力のカーボン素材を使った竿はカーボンシートを幾重にもブランクスと

呼ばれるテーパー状の鉄棒に巻き込んで作られますが、巻く過程でどうしてもカーボンシートが

重なり合う、竿の骨と呼ばれる強い部分が存在し、その部分が最も強く反発し、まっすぐに素直に

曲がります。 このスパインの反対側にガイドを装着すると、竿はねじれたりせず、きれいに曲がり、

反発力の一番強い部分を使える事になるため、ぜひともスパインの位置は確認の上、ガイドを

付ける事が重要で、今回も慎重に竿を曲げつつ、スバイン出し・・・。

精度が高く巻いて有り、整形後もきれいに研磨してあるキススペでしょうが、やはりスパインは存在

していました・・・。

写真のように竿を曲げつつ、転がすと、クルッと逃げるように反発し、回る場所がスパインですが、それを見付けたら

慎重にマーキングし、この反対面にガイドを付ける事になります。

スパインに対する詳しい解説は富士工業のHPにUPされていますので参考にして下さい。

次にスパインが出ましたら、その反対面にトップガイドから装着してゆきます。

ガイドの位置はこのトップガイドが基準となって取り付けてゆきますので、正確にスパインの反対に

ガイドリングの中心が来るようにします。

先ず竿の先径が3.4ミリでトップカイドの内径が4ミリですので、その隙間を埋めねばなりません。

以前は細い巻き糸を巻いたりしていましたが、今回は薄いシートを巻く事で処理します。


このシールは金属製の「ホログラムシール」ですが、これは元来ルアーに貼り付けるシールなのですが、

粘着力が強く、とても薄い金属シートですので、きれいに竿に密着させて巻く事が出来、

且つ一旦巻くとなかなか解けない程の強度が有ります。

カッターナイフで簡単にカットして巻ける為に、ダブルラップ巻き用に以前買っていたものを使う事にしました。

それをガイドの寸法を測ってカットし、竿先に4ミリ弱になるよう巻き重ねます。

次にガイドに納まる部分にゲル状瞬間接着剤を塗布し、トップガイドをスパインの位置を確認しつつ

角度がずれないように差し込みます。

そして巻き糸を丁寧に巻き込み、トップガイドを固定します。

ホログラムシールが少し見える程度に巻き込む、簡易ダブルラップ巻きですが、こうする事で

キラキラ輝くホログラムシールが輝いて見え、デザイン上のアクセントとなります。

今回は6点ガイド仕様で試してみますので、穂先にはトップから180ミリ、380ミリ、640ミリ、1030ミリの

位置にガイドを付ける事とし、メジャーで計ってガイド装着位置に紙テープでマーキングします。

次にガイドの巻き作業ですが、先ず、ガイドの足サイズを測り、それに合うようにホログラムシールをカットし

竿にしっかりと巻き付けます。

このように、竿にじかにガイドを装着せず、何かを介して巻く事をダブルラップ巻きと言いますが

こうする事でガイドの足と竿が直接触れて竿の塗装を傷めたりせず、ツルツルの表面の竿に

直接ガイドを取り付けるより、強度面で有利となります。 以前は私も下糸を巻き、その上にガイドを装着し、

その上から巻き糸を巻いた竿が有りましたが、巻きが二重になるため、巻き部分が厚くなりやすく、

この薄いシートを巻くほうが、余程きれいに、薄く仕上がります。

また、6点ガイドで具合が悪い場合は7点に改造もありうるので、シールを介してガイドを

装着すると、ガイドを外した場合に、エポキシ樹脂が竿の表面に残らず、きれいに取れますので、

あのいまいましい、「竿掻き」作業から逃れる事が出来、これも採用した大きな理由ですが・・(^_^;)

更に、ホログラムシールが少し見える程度に巻き込む事で,

きれいにシールが光り輝き、飾り巻きである「トリム巻き」の効果も得られます。

トリム巻きは一旦巻いた巻き糸の両端に巻く飾り巻きですが、機能的な意味は無く、上手に巻いて

おかないとほぐれたりしますが、ホログラムシートはガイドと共に巻いて有るため、このほぐれの

心配も無く、お勧めです。

全部のガイドを同様の手順で装着し終わったら、

トップガイドのリングを基準に、まっすぐ一列に全部のガイドが装着されているか確認し、僅かなズレは

この時点で修正しておきます。

そしていよいよフィニィシィングモーターの登場・・・

竿をモーターに装着し、回転させます。

今回は2台のモーターをフル稼動させ、穂先と2番を同時にコーティングしてしまいましたが、

モーターの稼動時間は一日以上・・・人が触ったり、途中で電源が切られたりしないように

家族に言い渡し、注意するよう喚起します。(^_^;)

コーティング剤はこれもUで採用して硬度、透明度で大変良かった東邦産業のN.Tエポキシコートを

使います。

これを小皿に同量入れ、良く掻き混ぜて15分程放置し、また掻き混ぜて粘度が少し高まって来たら、

綿棒で丁寧に巻き糸部分とトリム部分に塗布してゆきます。

筆で塗ってももちろん構いませんが、後の洗浄が大変ですし、私は綿棒にエポキシを染み込ませ、

竿を回転させながら、まんべんなく樹脂が乗るように少しづつ塗り付け、暫く回転させつつ、

足らない部分に追い塗りしてやります。


 最初はエポキシが下に垂れてきますが、気にせず

少しづつ塗り足し、適当な厚みに仕上がったら、後はモーターに塗料のムラ取りと乾燥を任せ、

粘度が高まって来たら、決して触らないようにして、約1日かけて硬化させます。
そして硬化したら、ムラや薄い部分にまた上塗りし、全体に薄く樹脂をコーティングし

2回目の仕上げ硬化の為にまた一日モーターを回転させます。

すると、下写真のように、きれいなスベスベした硬いコーティング層が出来、

巻き糸の糸目も殆ど目立たない、きれいな仕上げとなります。

最後にマスキングテープでマスキングし、巻き糸両端に僅かに見える

ホログラムテープ部分にも薄く、エポキシを塗布し、テープを保護する樹脂層を作り、

ガイドの巻き巻き作業も終わりです。


リールシート装着と竿尻の処理

さて・・数日後、かなり遅れてチタンLRリールシートも入荷しましたので、

いよいよシートを取り付け、ロッドクラフトの仕上げに取り掛かります。


今度のローライダーチタンシートはデザインが一新され、とてもスマートで高さも薄く、且つ軽く

なっています。


上写真のように並べて比較すると従来のシートから大幅に背低化、そしてリールの足の形と

一体化となるようなデザインとなっています。


シートは先ず上写真のチタンシート部分だけを竿に装着し、後でリールの足を挟み込む樹脂の

整形部品を取り付けるようになっており、薄く仕上げてあるシートですが、

中央の巻き糸を巻く部分の幅が広く設計されており、竿との密着度を高め、

強度を得るようになっています。


そして先ずここにもシートの寸法に合わせてホログラムシールをしっかり密着させつつ巻きます。

巻き糸も少し太めの糸で巻き、きつく締め付けてガタが出ないようにします。

そしてエポキシコーティング・・・この部分は少し厚めにコーティングし、最も力が加わるシートと巻き糸を

保護してやります。最初はこの位厚めにしても、乾燥、硬化すると薄く仕上がりますので、

一旦硬化してから、追い塗りをし、表面がスベスベの仕上げとなるようにムラ無くコーテイングし

最後にまた丸2日モーターに乾燥と硬化を任せてシート部分の巻き巻き作業も終わりです。

シートに付属の樹脂整形部品を挿し込み、カチッとロックさせ、固定します。

次に竿尻の処理ですが、

砂浜に置く事が多いキスの引き釣り竿は竿尻が砂と擦れて塗装が傷みますし、

しっかり竿尻を握れるように、熱収縮ゴムラバーを装着してやります。

ゴムと竿の間に砂が噛み込まないようにしっかりと熱して収縮させて装着しますが、

キススペは竿尻保護用のフィルムが出荷時に巻いてあり、このフィルムも砂から竿尻を

保護してくれるので、このフィルムの上からゴムラバーを取り付けました。


そしていよいよリールを装着し、ガタが出ないか確認し、完成です。

この新しいシートは厚みが無く、リールの足と一体化となるようなデザインなので、

とても竿を握りやすく、気に入りました。 入荷は待たされましたが、待った甲斐がありました・・。

そして竿、リール共にオールチタン化タックルとなり、錆知らずで強度も有り、トータルでとても軽く

仕上がり、早速報知予選で使ってみました。

当日はテトラの内側で使ったので遠投は出来ませんでしたが、とても軽く感じ、先重り感が無く、

BX+なのに従来のCXを振っているような感覚で、5時間の長丁場の大会でしたが、

腕の疲れを感じませんでした。

そして6点ガイドを竿先近くに寄せて装着したせいもあり、とても糸の出がスムーズで、

以前のハイスピンダーと比べても殆ど遜色無い抵抗感の無さも感じました。

ピンピンに硬い2代目キススペの穂先のような、とても正確で鋭敏に振動を忠実に伝える感じは

柔らかめの穂先のせいか少し薄れていますが、アタリを胴にしっかりと伝え、振動を

何か増幅して伝える感じで、ピンギスのアタリも見逃す事無く、感じる事が出来ました。

そして竿先から胴に力がとてもスムーズ伝わり、胴が曲げ易く、とても楽にキャスティングが出来、

5色程度なら殆ど力を入れずにスッと振るだけで胴も適度に曲がり、「ひょいっ」と軽く反発している

感じなのに、33号のオモリも軽く弾き飛ばしてしまいます。

2代目キススペに比べて反発も穏やかに発生し、

タイミングに神経質にならずに投げる事が可能です。

振り終えた直後の竿先のブレは設計者やテスターの方が言われているように、

柔らかく感じる穂先なのにとても早く収束し、オモリがブレたり回転してしまう事無く、

スムーズに飛行するため、飛んで行くオモリもはっきりと見えます。仕掛け絡みも少なく、

この調子はとても楽に釣りが可能で、今まで2代目のとても早い反発・・加速を少しでも鈍らすと

反発してしまうあの強烈な反発力に手を焼き、右へ抜けたり左に引っ掛けていた方にも

お勧め出来る調子だと思います。

極限まで曲げて反発させたら、飛距離では2代目のほうが勝る?かも知れませんが、

実釣で使う限り、そのような振りをする事は少ないですし、いわゆるビンビンの感度と

強烈な反発で金属的な感じすら感じる2代目キススペから、3代目は一言で言って筋肉質・・・

振りの力をしっかりと受け止めながら、少々のタイミングのズレや方向性のズレは

反発する時に何か修正してくれつつ、正確にオモリをはじき出してくれ、

初めて使った日から、すぐに慣れ、テトラへのピンボイント攻撃も容易にこなせる竿でした。

殆ど全じデザインなのに、中身は全く違う竿・・がその日の印象でしたが、次は力いっぱいの

遠投試運転でまた使用感などを書きますネ・・・次の試運転は全キスでの弓ヶ浜での

数釣りで使用する予定ですが、当日は上ちゃんの7点ガイド仕様のキススペのデビューですし、

ガイド位置の差による使用感の差なども検討してみたいと思っています。

あ〜また浜に行くのが待ち遠しい・・・・(~o~)。遠投試運転が終わりましたらまた続きを

書かせて頂きます。 今日はここまで・・・。


遠投試運転編


さてっ、ガイドとシートの巻き糸もエポキシ樹脂の硬化と共に締まり、

いよいよ6月14日に高浜の若宮、そして四国JCで遠投をしてみました。

特に若宮では足元が平坦なせいもあり、回転投法で思いっきり竿を振ってみましたが、

竿先が細めで柔らかくなった為に、2代目パワー穂先の時よりは穂先が素直に曲がります。

しかし柔らかくて伸び切った穂先部分に反発力は無く、

その部分は力糸と同様の働きしかしませんので、

従来よりはタラシを短めにしないとオモリが竿に乗り難くなりました。

逆に♯2から♯3は太めで硬く仕上げてあり、

5色以内では胴から竿尻にかけてのブレ、ねじれが

少なくなっており、方向性は優秀です。しかし遠投で胴まで曲げ込んでゆくと、

太めで硬く仕上げられた♯2と♯3が強く反発する結果となり、、

振り込んで竿先は曲げ易いのに胴まで曲げると

「ぐわっ」と大きな力で押し戻され、♯1の曲げ易さとは裏腹の

急激な反発が起こります。振り始めは曲げ易く、

安心して次第に加速して胴まで曲げると今までより

大きな力で少し遅れ気味で反発が発生する為、

左に引っ掛け気味になると言うより、竿に強引にもって行かれる感じです。

今までと同じようにスムーズに加速して曲げると胴が曲がり難く、おもりを後方から回しつつ、

穂先が曲がったのを感じたらそこからはややオーバースロー気味に

こちらも負けずに一気に押し込んでやる必要が有ります。

こちらが押し込んでいる間は2代目と違い、加速が緩んだ瞬間に反発したりしませんし、

腕が伸びて押し込みが終わった時点で大きな反発が「ドンッ」と言う感じで来ますので

この投げ方のほうが反発のタイミングが取り易く、思わぬ所で反発して

トラブルを発生させる事が少なくなります。

その事が判ってからは方向性も良くなり、真正面にオモリを運ぶ事が出来るようになりました。

未だオモリが真後ろから右後方に有る間は穂先のみ少しづつ曲げ、

体の横を通過するあたりから高い視線で一気に1時方向上空に竿を叩き付けるような

振りが私には向いているようで、叩き付けたら後はぐわっと勝手に反発し、後はトップガン33号が

金属音と共にすっ飛ぶようになってくれました。

その事が判らなかった全キスでは右に左にとライナー気味にバラバラの方向に飛び、

しおざきさんや横山さんに迷惑をかけましたが、高い視線で高い弾道を引き出すような

振りがこの竿での遠投には向いているようです。 元来は穂先の軽さ、柔らかさで持ち重りせず、

振り易さを感じつつ、硬い胴から竿尻にかけての張りで方向性良く飛ばす「省エネ投法」

が向いている竿だと思いますが、胴を丸く曲げた時の反発はトルクがアップしており、

35号近いオモリにもへたりや反発のタイミングの遅れを感じない反発をしてくれます。

さて・・次項では、若宮での遠投投げ練の折り、遠投でピンが沢山釣れましたので

アタリの出方の様子を書こうと思います。(~o~) それはまた次項でっ。