キススペシャル塗料
ストリップのキススペシャルにガイドやリールシートを取り付けた場合、

私も製作当初はパールの同色仕上げも検討しましたが、その時点で同色塗料が

見付からず、結局好きなブルーの竿巻き糸を巻き、透明のエポキシを塗布した

だけで使っております。 この色も自作らしくて良いのですが、

どうしても同色らしい色に仕上げるには、

写真の「日本ペイント パールカラースプレー」の

「ミステリアスパール色」がお勧めです。


この塗料はスプレー式で、塗布すると一見無色透明の皮膜ですが、

予めホワイト色で塗布した所にスプレーすると、キススペ独特の

「正面から見ると淡いピンク、斜めから見ると薄いグリーン」に見えるキススペ独特の

見る角度によって色相が変わる色合いが再現出来ます。

下写真のスプレー缶のキャップ部分が淡いビンクに輝いて見えますが

下地に車体塗料のスーパーホワイト等、明るくきらめくホワイト色を塗り、

その上からこのスプレーを塗布すると、かなり近い色が再現出来ます。

ピンクの淡い色の強さは塗布量によって加減する事になり、

余り沢山塗布するとかなりピンクが目立ち違和感が

出ますので、ほのかに発色する程度の薄い塗布がお勧めです。

巻き巻きした場所だけで無く、塗装の補修部分にも使えます。

但し、塗膜は弱いので、上からエポキシで塗装面を保護する事をお勧めします。

よってこの色で仕上げる場合は、

白の巻き糸でガイドを取り付け→巻き糸にエポキシを薄めに塗布し、

表面を滑らかに仕上げる。→スーパーホワイト色を毛先の柔らかい筆で塗布→

巻き糸の部分を残して竿をマスキングする→

ミステリアスパール色を極く薄くスブレーする→最後にエポキシ樹脂で

コーティングする程度に薄く上塗りする。とこのような手順となります。

私も壊れた竿に白糸を巻き、試し塗りをしてみましたが、

かなり手間は掛かりますが、きれいに仕上げる事が出来ます。

また、このスブレーは黒地に塗っても面白い効果が有り、黒地には薄い紫色に輝く

ルアーロッドのような発色が楽しめます。

このスプレー缶は塗料メーカーではメジャーな日本ペント社製でホームセンターや

塗料屋さんで容易に入手出来ますので、いろんな下地の色に塗布してみると面白い効果が

楽しめます。 私は遊び心で白いシマノのエサ箱に塗布してみましたが、

キススペに近い色になりましたヨ〜(~o~)。


次に、簡易型で無く、本物のキススペ塗料を御紹介します。



これも日本ペイント社から販売されている塗料で、名前は「マジョーラ」と言います。

この塗料も見る角度によって色相が変化し、その色合いの違いで29色がラインナップされています。

キススペに使われているのはこの内のアルプスコレクションシリーズの「マッキンリー」色で

淡いピンクとグリーンの組み合わせとなります。

この塗料も下地にホワイトを塗り、その上にこのマジョーラを極く薄く

塗布する事で色相の変化が楽しめ、キススペに似せるには本当に極僅かに効かせる程度の厚みに

塗ると良いと思います。

現物は下写真になります。


僅か11ccで1000円程度と高価な塗料ですが、薄め液で薄めて使うのと、

ほんのりと効かせる程度の塗布量ですので、これ一瓶でキススペ一本なら

余ると思います。 本来はエアーガンによるスプレー塗料ですが、

ガイドの巻き糸部分なら最初に白い糸を巻き、そこにあらかじめパールホワイト色を

筆で塗り、一旦薄くエボキシコーティングをしてから、

麺棒や柔らかい筆にごく小量づづこすり付けるような、軽く乗せる感じで塗布してやります。

例えるなら女性がファンデーションを柔らかい筆に取り、肌をサッサッと

箒で掃くように、なぞるようにして化粧しておられますが、あんな感じですなっ。

そしてその上から今度は厚めのエポキシコーティングをしてやれば完成です。

マジョーラには他にも沢山の色の組み合わせが有り、ブルー系、ルビー系など多彩ですので、

キススペ色に拘らなくても、巻き糸部分が映える、凝った塗装で目立つ事請け合いです。

パールホワイトのキススペにトルマリーンやアメジスト色の巻き糸も面白そうですし

天気の良い日には目立つでしょうなっ。

尚、日本ペイントのマジョーラサイトは
こちらです。

そしてこの塗料はホビーワールドと言う玩具サイトでインターネット通販もされており、

私もここを利用して入手しました。 アドレスはこちらへ。

さて・・私ももし今度巻く機会が有ったらマッターホルン色あたりで仕上げてみますかネ・・・(~o~)

きれいな巻き色で見た目も楽しめる投げ竿に仕上げてみたいものです。