ちょっと工夫 クーラー編

せっかく釣れたキスだから、新鮮なまま上手に持ち帰り、おいしく食べてあげましょう。
みなさんはキスを釣ったらどのようにして保存しておられるのでしょうか?
釣れる端から氷の入ったクーラーに放り込んでそのまま持ち帰る方も多いと思います。
しかし、氷.が溶けた真水の中にキスを放置すると浸透力により、真水がキスの体内に浸透し白く
ふやけると同時にキスの体内から逆に真水に対して浸透する力も発生しその「うまみ」成分も
逃げてしまいます。このような状態ではキスの腹がすぐにグチョグチョに割れやすくもなります。
氷をビニール袋に入れ溶けた水がクーラーの中に流れ出さないようにするのも一案ですが、
クーラーを移動した時などにキスが氷におしつぶされたり砂と擦れ合ってやはり痛みが早くなりますし
ビニール袋がやぶれる事も多々あります。
キスを上手に持ち帰るなら、真水に漬けず、ゴロゴロと動かさず、良く冷えた状態で持ち帰る
ことが大切で、食べた時の味も色も随分差が出ます。
そこで、クーラーの底の寸法に合う大きさの保冷パックを2個ほど入れ、キスはクーラーの魚投入口
からヒ゛ニール袋に入れるようにすると、クーラーの中に真水は無く、氷に押しつぶされない状態で
保存できます。しかも釣行後のクーラーの手入れもふきんでふくだけできれいになり、
あの面倒なクーラーを洗う作業から開放されます。更に、ビニール袋のまま冷蔵庫にすぐに保存出来、
保冷剤は冷凍庫に放り込んで再利用すれば氷代の節約になるなど一石四丁です。
このような事はもうすでに実行されている方も多いと思いますが、いつも白くふやけたキスを食べている
方はぜひお試し下さい。合わせて、
クーラー改造で紹介したウレタンシートを併用すれば、
更に保冷力が良くなり、砂もクーラーの中に入りにくくなるのでおすすめです。

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