広い久美浜の砂浜海岸のほぼ中央に位置するのが葛野浜です。

このあたりは砂浜が２段の階段状になっており、上段は砂の質が固く、中央にある

舗装された駐車場から浜に出て車で左右に移動出来ます。　

駐車場やトイレ、脱衣所が有る

中央部はサーファーが多く、キス釣りは車でサーファーが少ない場所まで走り、

車を停めて下の浜に降ります。

駐車場の真下は比較的平坦な海底で遠投で長い距離を

高速サビキで狙うのに適しています。

また駐車場下から箱石方向に歩いて２００メートル付近から

７００メートル付近までの約５００メートルの距離には沖合い２５０〜３００メートルに

沈みテトラが投入され、

そのテトラのすぐ内側は大体１００メートル程の幅で浅くなっています。

上写真で白波が立っている部分は浅く、その手前は左右に広がった帯状の深みで

この深みに沿ってキスが左右に移動しつつ回遊しています。

その浅瀬の手前の深みは大体４色から２色の間となっており、ここでは遠投不要で

キスの中型の数が出ます。　

それより更に箱石に寄ると沈みテトラも無くなり、

今度は払い出しがはっきりと出る凹凸の目立つ海岸に変わります。

ここでは当然払い出しがポイントとなり、特に波が高い日は大型を交えて

バコバコになることも多々あります。

上写真で浜が凹んだ所の前には波が立っていませんが、これが払い出しで

横の白波が立っている部分より深く、大きな群れが集まって来ます。

そのまま箱石の岩場まではこのような浜が続いています。

従って葛野では駐車場下でサーファーが居ない凪の日に高速サビキ、

又は波口で良型狙い。

波の高い日は沈みテトラの内側を５色からじっくりとさびいて中型狙い。

そして適度なザザ波で払い出しがはっきり出た時は箱石寄りで大型交えて

バコバコ・・と天候や波によって３パターンの釣り方が出来ます。

この周辺は落ちの時期になるといずれもキスの大型が多く、

１０月から１１月には２５センチ以上の大物が混じります。　

キスの活性も高く、少々の波が立ってもキスはエサを追い

ますし、高速サビキでガンガン釣れる楽しい場所です。

逆に白波が立つ浅い部分にはキスが薄く、場所によってキスの釣果に大きな差が出ます

ので広く探ってキスの寄り場を早くキャッチするようにします。　一旦キスの集まっている

場所を見つけると同じ場所で釣れ続けることも多く、大きな群れにあたると１００匹位は

楽に釣れます。　夏場は中小型キスも多いですが、早朝は大型も混じり、キスもほんの

数メートル先まで寄っていますので、近投で手返しや波口でキスを追い食いさせたりする

練習をするのにも良い場所です。

　

ここは元々波が高い日が多く、多少の波ならばキスが釣れますが、さすがに２メートルを

超える波となるとキスが沖に散ってしまいますので、釣行前には天気予報に注意し、

北風が吹くような日は避けてください。　波が高い程サーファーが多く釣り辛いですし

逆に波が小さい日はサーファーが少なく、広々とキス釣りを満喫できます。