残念ながら浜の東端を除いて沖合い１５０メートルラインにロープが浜と平行に入っており、

超遠投からの引き釣りは不可能ですが、３色以内の近投でも十分釣れ、夏場の早朝などは

力糸の範囲でも数釣りを楽しめます。

春の釣れ出しは北近畿で最も早く、４月中旬にはキスの姿を見ることが出来、

暖冬の年などは３月末に釣れ出した事もあります。

本格的にキスの活性が高まるのは５月中旬以降となりますが、その頃から１１月頃までは

波さえ穏やかならばいつ行ってもキスが良く釣れます。　但し大型は少なく、梅雨時の夜釣り

や落ちギスシーズンにも大型は少ないのがここの特徴です。逆に数は滅法濃く、針数だけ

キスが釣れる事が多い釣り場です。過去には１５連などと言うような経験もしましたし、

その割にはキスの数釣りキャスターが少なく広々と数釣りを楽しめる貴重な釣り場です。

ここは由良川の出水に強く影響を受け、渇水時は河口近くが良くなりますし、

大雨で濁り水が流れ込む時などは河口から遠い浜の東側が良くなります。

外道はヒイラギとウグイ、セイゴが多く、特に出水が多い時は外道の活性が高く、

外道ばかりのパーフェクトとなる場合もありますので、そのような時は特に浜の東側で

竿を出すようにします。　幸い浜の東端２００メートルの範囲だけはテトラ一文字が無く、

おまけにロープも入っていないので、ここだけは超遠投も可能です。　更に岩場が近い

為かキスの型もこの浜の中では良型が揃うのが特徴で、渇水時以外は最も期待出来る

場所でもあります。

夏場は海水浴場となり、浜は泳ぐ人でごったがえしますので早朝か夕方のみ投げ釣りは

可能です。　近年ジェットスキーも多く走りまわり、夏場の高水温時はキスの型も小さく

なりますので、７、８月はあまり落ち着いて釣りを出来る環境では無くなります。

９月から１１月までがここでのピークとなり、高速サビキでガンガン釣れる時期となります。

晩秋から春までは浜からイシガレイも釣れますが、波が高い日が多く、北風が吹く日などは

特に波が高くなりますので注意してください。　キス、カレイ共に浅い釣り場なので

波が高いと釣りにならず、近くに逃げ場と言っても河口の砂州の中ぐらいしか無いので

風向きには特に注意して釣行する事が大切な釣り場です。