投げ釣り専用車(~o~)


型式 KH-KCH10W
駆動方式 4WD
ドア数 4
全長 (mm) 4790
全幅 (mm) 1800
全高 (mm) 1965
ホイールベース (mm) 2985
最低地上高 (mm) -
トレッド前 (mm) 1560
トレッド後 (mm) 1540
乗車定員(人) 8
車両重量 - AT(kg) 2150(>_<)
車両重量 - MT(kg) -
最小回転半径 (m) 6.3(T_T)
サスペンション前 ウィッシュボーン
サスペンション後 トレーリングアーム
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後 ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ前 215/70HR15
タイヤサイズ後 215/70HR15
spacer spacer
エンジン型式 1KZ-TE
エンジン種類 直列
気筒数 4
動弁機構 SOHC
バルブ数 2
過給器 インタークーラー付きターボ
総排気量 (cc) 2982
ボア x ストローク (mm) 96 X 103
圧縮比 21.0
最高出力 (ps/rpm) 140 / 3600(^_^)
最大トルク (kgm/rpm) 35.0 / 2000(~o~)
燃料供給装置 電子制御式.
使用燃料 軽油(~o~)
燃料タンク容量 (L) 75
トランスミッション 4AT










私が今愛用している車は余り売れなくて販売期間も6年しか無かった、トヨタのお荷物?車種だったグランビアです。

買った当時から日産のエルグランドと比較され続け、格好が悪いとか、

大きいだけで邪魔になる車とか酷評も多かった車ですが、私の車の選定基準は

@ でかくて並継ぎ竿が横に楽に積める事。

A 大排気量のディーゼル車の音と太いトルクが大好きな事。

B 雪道で往生するので4WDであること。

C 多人数で乗るので3列シートで定員8人の車。

D 荷物が多いので荷室が広い事。

E 前車エスティマの3列目シートは跳ね上げて荷室を広げるタイプで
   この跳ね上げ作業が重労働でスライド式シートの車が欲しかった。

F 昔からトヨタ車のみに7台乗り継いで来ており、メーカーとして信頼も出来るので今回もトヨタ車で。

と言う事で世間からは見放されたような車種でしたが、このグランビアに決めました。

で・・選んだグレードはGグレードのエアロスポーツバージョン4WD インタークーラーターボ付き3.0Lのディーゼル車でした。
(下写真はカタログのものですが同一車種です。)

オプションはメッキサイドミラーカバーと荷室のプロテクターカバーのみで、不人気車種だった事と

ディラーのお兄さんに「この間見積もりしてもらったエルグランドは70万円引くからなぁ・・・」と

値引きを強要し、ハンコを持って迫る私に「う・・・っ60万円引きます(T_T)」と言ってくれたので即決。

前車旧グランビアを170万円で下取りさせ、追い金150万円でローンを組んで買ってしまいました。

さて・・・こんな不人気な車でしたが、乗ってみるとやはり国産車最大容量の車内は広くて嫁や娘も視界の広さや

何でも積み込める荷室の広さに喜んでくれ、往復70キロの通勤と釣行に活躍。

燃料は軽油で1リットル70円程度とリースナブルなのに燃費は11キロ程度伸び、夏の暑い日にエアコンをフル回転させて

10キロを少し割り込む程度で重い車の割りに良く伸びてくれるので助かります。

「ディーゼルは音がうるさくて走らない・・」と思っていましたが、外で聞くエンジン音はガラガラとディーゼルそのものですが、

一旦車内に入ると殆ど聞こえない程の遮音が施してあり、高速をカッ飛んでもエンジン音は静かでガソリン車に乗っているような

感覚です。「走らない・・」と思っていたエンジン特性も馬力こそ今日の乗用車レベルではいまいち・・のたった140馬力ですが

トルクが同等排気量のガソリン車を5キロ程度上回る35kgmも有り、この最大トルクがエンジン2000回転弱で発生するため、

起動や高速の上り坂でもまどろっこしさを感じる事は殆ど無く、アクセルもチョコッと踏むだけで

グイッと後ろから押される感覚で、思いの外楽に転がせる・・と言うよりも

ガソリン車のラルゴに乗っておられる吉岡お父さんが「高速の上り坂ではとても付いてゆけん・・・」と言う俊足ぶりで、

ここだけの話・・・高速の上り坂でもトルクに物を言わせて他車を追い抜きつつグイグイと上ってくれます。(~o~)

ディーゼルなのにトヨタの傑作エンジンであった1KZ-TEエンジンは黒煙も殆ど吐かず、その点でもガソリン車感覚です。

タコメーターはディーゼルなので6000回転までしか刻んでありませんが、殆ど3000回転以上で回して乗る機会は無く、

100キロ巡航は2500回転程度で市内走行は殆どアイドリング状態から少し回す程度で流れに乗れます。


実はこの車種は今でもヨーロッパ向けには作られ続けて輸出されており、

元来ドイツやフランス向けの貨物用バンとして作られた車種で、そのせいで車内は広く、アウトバーンでもヨーロッパ車に

負けないような高速で荷物を積んで移動出来るように仕立てられており、それに3列のシートを持ち込み、

日本風の内張りで飾りつけて仕立てたのがグランビアだそうで、今ではヨーロッパでは沢山見掛けるそうです。

トヨタでは国内でも販売を伸ばそうと兄弟車のグランドハイエースを作ったりしましたが、あえなく

旧エルグランドとの一騎打ちにやぶれ、後続をアルファードに託し、グランドハイエースもろとも、

あえなく数年のみの販売に終わり車種抹消となってしまいました。しかし私に取っては視界が高くて見晴らしも抜群で

天井に近くなるほど狭く絞り込んでいない箱型の室内はとても開放感を感じ、

獅子頭のような顔つきを除いては今まで乗って来た車の中では最もお気に入りで

「車は格好でなくて楽しく走れて使い勝手が良いのが一番」なのを教えてくれた車種で、

「何で不人気車なのかなぁ・・」と思いつつ乗っていました。

それから2年間で走行距離は3万キロを超え、私に買われてしまった為に、ガス欠の時に

近くにガソリンスタンドが開いていない時間だった為に燃料タンクにストーブ用の灯油をぶち込まれて

遠路はるばる弓ヶ浜まで走らされたり、(重油でも走るデイーゼルならでは・・

これは違法で脱税ですので一回しかやってませんが・・m(__)m)

荷室にアオイソメが這っていたり、床は皆が土足で乗り込むので常に砂だらけだったり、

箱石で駐車して遠く迄歩いてキス釣りしている間にガラスを車上狙いに割られたり・・とかなり酷使していますが、

防錆鋼板ボディーと、丈夫さで定評の1KZ-TE型エンジンは今でもすこぶる快調です。

しかし・・昨年からは私の仕事の配置転換が有り、通勤が社用車となってしまい、

今は殆ど「投げ釣り専用車」となってしまいました。

月曜から土曜の夜遅くまでは殆ど車庫で寝ており、嫁さんが買い物に使うにも

最小回転半径が6.3メートルではマイクロバス並みで

この車には乗らずにKカーで行ってしまうため、殆ど毎日愛犬の横でひなたぼっこ・・。(~o~)

しかし一旦釣行となると散歩の犬のようにエンジン音も高らかにっ

OLMの荷物運搬や・・・

BBQ用品をタップり積み込み、「佐織さんの車には下手な台所よりも沢山調理用具が載せてあるのでは・・(~o~)」と

言われる程活躍してくれています。

で・・・最近通勤で使わない事と、「佐織さんの車はゴミも沢山乗っているし、何処に何が積んであるのか判りましぇ〜ん」と

言われるのでこうなったら徹底的に「投げ釣り専用車」にしちゃる!!。と角材・・と言うより殆ど柱のような木材を買って来て

サードシート裏の荷室の端から端まで木の橋を渡し、車内を整理しやすいように棚を取り付けました。 

この荷室の棚は以前のエスティマの時にもやりましたが

当時は板で橋を架けたのでクーラーを沢山載せたら、グニャとたわんで破損したので丈夫な角材にしました。(~o~)

角材を171センチの長さにカットし、何とか車内に押し込み、梁が完成。

その梁に桐材で作られた軽くてシッカリした風呂用スノコ(1200ミリ×400ミリのサイズ)

をホームセンターで激安(2枚で380円!!)で見付け、

これを2枚乗せます。


そこにキススペのロッドケースを載せましたが余裕で横に収まり、キスシーズンは竿置き場。

皆が5個も6個もクーラーをぶち込むカレイシーズンはクーラー置き場になります。(~o~)



もちろん橋の下には一番大事な七輪や炭が入ったダンボールや遠征用大型バッグ。

サイドバッグを左右に2個取り付けたカレイ用スペーザサーフ18リットルも縦に収納可能です。(~_~)

荷室の最下段にはサイズの違うRV-BOXを2個収納。奥の縦長のボックスには調味料や土鍋、フライバンやまな板等

「台所用品一式」が(~o~)。下段の幅広いボックスには長靴や合羽、靴下やオモリ、三脚、

などありとあらゆる物を放り込んであります。

かなり整理してゴミも殆ど?始末したのでこれだけ積み込んでも未だ余裕が有り、

一人一人の荷物を減らせば6人分のカレイ用具も呑み込んでくれます。

車内はエボさんの釣具が積みっぱなしになっているので片付いていませんが、荷室にこれだけ積んでも

車内は定員の8人乗車可能です。 まあ・・遠征する時は前から2人づづ座って6人で・・が楽で余裕が有りますがネ・・。
と・・言う事でディーゼル車規制で何時まで乗れるかは判りませんが今の所京都府は乗り入れ規制が無く、

この便利で愛着が沸いて来た車に出来るだけ長く乗ろうと思っています。