シマノジャパンカップ2023セミファイナルに参戦 激渋混戦模様の中、
運良く大型キスを釣る事が出来、全国大会へのキップを頂きましたっの巻


5月20日はシマノジャパンカップ2023セミファイナルが鳥取県弓ヶ浜で開催され、参戦しました。

前週に引き続きまた弓ヶ浜での大会で、「まだ渋いのだろうか」と一寸不安に思いつつ、前日夕方に到着。

ちょっとだけ下見を・・と浜に出ると、くまさんや田中さん、斎さん、瓜生さんたちが朝から下見をしてたそうで、

斎さんが、「朝から50匹くらいは釣れたよ」と教えてくれ、先週よりは釣れ出した感じで

私も竿を出して下見しましたが、キスの型が小さくて、ピン主体で良くて3連程でした。

暗くなって来たので1時間程で竿を仕舞い、ホテルで宿泊して爆睡・・・

翌日は受付が6時開始なので5時に起きて出発し、駐車場に行くと、もうすでに多くの参加者が来ておられ、

タックルの準備中でした。参加者は58名 全国大会には21名が進出出来る大会で、

黒和君に逢い、頼んでおいたチロリを受け取り私も準備を進めます。

会場では伊藤さんや三代川さん、斎さん、宗像さんたちが歓談中でした。


セミファイナルは1時間の試合時間で3回戦行われるのですが、シマノのルールで10匹揃えられるかは、

一寸微妙・・・と言うのも、昨日までは穏やかだった浜が、

夜間の強い北風によって白波が立ち、ゴミも多い状況に変化していました。

シマノインストラクターの草野さんと伊藤さんも来ておられ、伊藤さんが「草野さん、今日もぶっ飛ばすの?」と聞くと

「この白波、流れ藻いっぱいの海で投げたら道糸に流れ藻が掛かってしまって釣りにならないし、どうするか悩んでますぅ」

とやりとりされていました。



前日の下見なんか何もならなかった海況の変化、「また激渋大会になりそう・・・」と皆が嘆く中、

受付開始となりました。

私の引いたクジは2番

1回戦は2番スタートなので、「こんな時化ている時は離岸流の中で釣って少しでも波とゴミを避けて釣らないと・・」と

思いながらAブロックの列に並びました。

そして厳重なタックルチェック、クーラーチェックを受けていざ出発。

私は、大会本部の真正面に離岸流が出来て波が立っていなかったので、スタートしてすぐさまほんの10歩も歩かずに

目を付けていた離岸流の前に入る事が出来ました。


そしていよいよスタート。1投目は4色に投げてゴミを避けつつユックリとさびきます。

仕掛は今回も5本針に制限されており、本来なら大型キスを狙って大き目の針を

使いたいところですが、こんな時化て流れ藻が多い時に大針を使うと余計に藻に掛かりやすいのと、

「大型キスも少なかろう・・・」と判断し、篭定必殺針の12タイプの5号とし、天秤はいつもの砂紋バスター27号

道糸は0.4号、リールはキススペシャル45に竿もキススペシャルCX+で開始しました。しかし・・

投入を開始して5分程度が過ぎましたが何の反応も無し。

周囲の選手も回収を始めましたが流れ藻と綱引きをしたり、素針を引いたりと

キスを釣る選手が居ません。

私も10分ほどかけて1色まで引いて無反応だったので、回収するも素針・・・

「これは‥厳しい戦いになりそうじゃっ」と今度はチロリから、イシゴカイの1匹付けに変更して投げ返しました。

イシゴカイは頭も落とさずに丸ごと1匹がけしてエサの大きさと動きの良さで

誘ってやろうという作戦で、今度は最も波が立っていない2色まで引いたところで

殆ど仕掛けを引かずに止めて待つ釣り方に変え、そのまま、3分程度も待っていて、

「イシゴカイの1匹掛けも不発かぁ・・・」と諦めつつ

また回収しようと、リールのハンドルに手をかけた瞬間、「ブルルッ、ギュイーン」と竿先が50センチ以上も引き込まれました。

そのアタリの強さに、「これは昨日も釣ったセイゴが掛かったのかも・・」と不安に思いつつ巻き上げ開始。

魚を流れ藻に引っ掛けないように慎重にやりとりし、引き波を交わしつつ、やがて魚が見えて来て、

「デカイっ、ぶっといキスじゃー」とビックリ。巻き上げると目測25センチは有りそうな大型キスで

試合中にも拘わらず、思わず写真を撮影してしまう程の大きくて太ったキスをゲット出来、嬉しさが込み上げます。

周囲では、時折ピンを釣っている選手がいるものの、「このキスなら、ピン10匹分は重量が有りそうじゃー」と

釣れてくれた120グラム程有りそうなキスに感謝しつつ、大事にクーラーに収めます。その後またイシゴカイの

1匹付けで3回投げ返しましたが、追加は無く、またチロリに変更。

周囲で時折釣れている、ビンや小型を掛けるべく細いチロリを短くカットして投げ返し、終了5分前になって

私も10センチ程度の小型のキスを追加して1回戦終了

シマノから配布されたキス検量袋に入れて持っていると、「佐織さん、凄いキスを持ってるじゃん」と

皆さんから注目を受けつつ検量に提出。

結果は146グラムで、2位の成績が68グラムだったので大差で1回戦トップでした。

シマノのスタッフからも大型キスを撮影してもらいました。



この1匹の大型キスのお陰で、勝ちポイント29点、占有率も24.75も付き、

嬉しくてなりませんでしたが、これで安心は出来ません。2回戦、3回戦がボウズなら、このリードも奈落の底って事で、

気合を入れなおし、「さっきの幸運はたまたま、選手の約半数はボウズだし、私も1回戦後半は小型が1匹のみだったし、

がんばらねば・・」とまた皆と2回戦の列に並びました。2回戦の出発順は28番。殆どドン尻からの出発でこれでは

良い場所には入られません。またくまさんたちと共に厳しいクーラーチェックを受け、いざ出発。


今度も本部前から海に向かって左側のAブロックで今度は、1本目の流れ込みを渡り、1回戦Bブロックで

トップの成績だった金安さんの後を追い、川から200メートル程度歩いて

クーラーを置きました。


ここは、1色以内は、流れ藻が沢山流れていましたが、2、3色付近は藻もゴミも少なく、

「ここで、あまりズルズル引かずに止め気味に引いて釣ろう・・・」と決め、イシゴカイとチロリを針いっばいにだけ刺して

殆ど待ち釣り状態。周囲では流れ藻と綱引きしている選手も多く見受けられ、皆さん苦労している様子。

私の投げた2、3色は流れ藻もゴミも無く、じぃーと待っていると、かすかに「プルルンッ」と弱弱しいキスのアタリが出ました。

暫く待って巻き上げるとダブルでキスが見えて来て、波打ち際で波にキスを取られないように注意しつつ無事に回収。

「2回戦もキスを釣る事が出来たぞっ」と嬉しくてまた試合中に撮影してしまった。


その後また小型を2匹追加出来4匹の釣果で2回戦終了となりました。



2回戦もまた渋い状況で、また半数程度の選手がボウズを食らっている中、

宗像さんは1、2回戦共にキスを釣る事が出来嬉しそう。


私も2回戦もキスを釣る事が出来て本当に幸運でした。2回戦では、最も奥の旗際で釣られていた

カンザキさんが何と「4連もありましたよ」と皆がビックリする釣果でAブロック1位通過で嬉しそうでした。

私の検量の結果は60グラムでしたが、何せ激渋大会、60グラムでもカンザキさんに続いて2位に入る事が出来、

「佐織さん・・・早くもファイナル確定じゃんよ・・」と言われ、

「本当かなぁ・・」と思いましたが、何せ猛者が集まるセミファイナル、

「3回戦も気合を入れねば・・」とまた準備を進めます・

2回戦で気を吐いたのは田中さん、良型を何匹も手中にし、226グラムと今大会の1試合の重量としては最高の成績で

Bブロックトップでした。


同じくBブロックで戦ったシード選手の太田さんも好釣果。130グラム釣ってBブロック2位に食い込み

1回戦も釣果が有り、10位だったのでファイナルに近づかれました。



さてっ、いよいよ最終の3回戦、今度はBブロックの列の、19番スタート。

今度は、Aブロックに入って戦う、2回戦はボウズだった黒和君に

「おいっ、3回戦の内、2回で釣果が有ればファイナルに行けるぞっ、Aプロックの

一番奥の旗際で数釣れてるみたいだぞ、突入して来いっよっ」と声を掛けいよいよ出発・

みんなはどんどん先に行ってしまい、入る場所も無さそうだったので、また私は本部前の旗の前にクーラーを置きました。



ここも、1色は流れ藻がいっぱいで2色付近が比較的穏やかでゴミも無し。

今度は、全部の針にチロリを刺し、また待ち気味にして糸ふけだけを取りつつなるべく、仕掛けを引かずに待ちます。

しかし・・・皆で叩きまくって北風も冷たく、更に波も高くなって来る状況。

流れ藻と綱引き状態の選手も多く、皆さん苦労している様子。



竿先を高く維持していると比較的流れ藻が掛かる事は少ないので、いつもはクーラーに座ってさびく私も

立ってじびじびとさびいていると

「ぷるるんっ」とようやく待望のアタリが試合終了15分前になって伝わって来て、巻き上げるとまた小型ながらタブルで

キスが見えて来て無事に取り込んでほっと一息。

「よしっ、3試合共にキスの顔を見れたぞっ」と、試合終了後、帰着エリアに戻るまでに釣れてくれた小型キスを撮影(笑)



検量場に行くと、共に戦った黒和君が、私が言ったとうりにAブロック最奥の旗際でビンながら沢山釣って来て嬉しそう


1回戦ピンが少々て゜2回戦でボウズだったシマノインストラクターの草野さんでしたが、

3回戦では何と5色で強いアタリをとらえて

良型の3連だったそうで、合計4匹の良型を提出して189グラムと一気に大逆転。ファイナル進出を決めてとっても嬉しそう。


この釣果を見てシマノ大会スタッフの方も撮影されていました。


斎さんも3回戦共にキスを持ち込みファイナル進出決定で嬉しそう(^^)/



私の成績は34グラムでそれでもBブロックの8位に入れ、3試合合計でトップとなり、ファイナル確定となりました。

ファイナルへの認定証を授与されて


全国大会進出者全員で記念撮影


ちなみに小村さんは1回戦がボウズで2回戦と3回戦で1匹づつ釣っただけだったのに11位で

ファイナル進出出来、ご本人もビックリされていました。

検量上限匹数の10匹を超えて釣る選手は誰もおらず、3回戦共にキスを退出したのが8名のみと、

激渋で厳しい戦いでした。


そして成績表デス←シマノ発表のPDFファイルにリンク

ブロック別結果PDFはこちらで

ブロック別結果を見ると、各試合約半数の選手がボウズとなった大会で

まさに激渋、混戦模様となり、私のような者が3試合共に釣れたのは幸運だったとしか思えない結果でした。



全国大会常連の伊藤さんも20位でファイナルへ、4位の力石さんと共に嬉しそうでした。

トップ3に入られた三代川さん、斎さんと共に記念撮影させてもらって嬉しかったデス。


ちーどらYOU TUBE
でおなじみ、和田さんとも記念撮影 和田さんも13位でファイナルゲットして嬉しそうでした。



9位富樫さん、7位黒和君、3位斎さんと共に嬉しさをこみあげながら


KONGさんにも声をかけて頂き、KONGさんのYOU TUBEを見ています、頑張ってくださいね。と挨拶させてもらいました。


最後に、ファイナル進出者に対する説明を皆で神妙に聞き・・・

2023シマノジャパンカップセミファイナルは終了し、

最後に全員で記念撮影。



って事で2005年以来のファイナルゲットとなり、嬉しさひとしお、全国大会に進出出来ただけで十分満足。

全国大会では気負わず、キス釣り大会を満喫出来たらと今から楽しみにしているところです。

つって事で、当日終了後に三保神社に参拝し、


松江に宿泊し、翌日は出雲大社にもお礼をして


帰宅しましたっ
では、またっ。