9月4日 報知キス釣り選手権 決勝大会で徳島県北の脇海岸に釣行しましたっの巻
9月4日は報知キス釣り選手権の決勝大会が北の脇海岸で開催され、
参戦して来ました。この大会は、愛知 堀切海岸と、鳥取 弓ヶ浜での予選勝ち抜き者と
歴代名人、過去に優勝した選手権者が集まって開催される大会で、
私は過去の選手権者として参加させてもらいました。
参加者は約60名、一回戦はA、B 2ブロックに分けて開催。各ブロック30名づつに分かれて戦い
上位8名づつが決勝大会に進出して戦うというルールで、決勝大会の優勝者が現名人である
大野名人と一対一で戦います。
先ずは狭き門である一回戦を勝ち抜こうと前日から下見をされる選手も多く、私も前日お昼過ぎに現地入りして
浜に出ました。北の脇海岸に出ると、大野名人やお久しぶりに再会して新潟の岡本さんたちの皆さんに
声を掛けて頂き、「下見に来たのですが、キスの数が出ません、例年小型が主体なのに、今年は型は良くて
心配していた外道は殆ど居ませんよ・・」と教えてもらいました。
私も、小型のピンばかりだと思いつつ、2〜3号の小針の15本針仕掛けを準備して来たのですが、
そんな、小型狙いの数釣り仕掛けは不要のようです。
駐車場に行くと、くまさん、田中さん、瓜生さんが居られ、また挨拶。
「佐織さん、キスの型は良くて、時折20センチも混じる状況ですが、殆どが素針を引かされる程で、
特に午前中は釣れませんでした。」と瓜生さん、くまさんが教えてくれました。
私も下見をしましたが・・・、何回投入しても素針の連続、「予想以上の渋さだわ・・明日は苦労するぞ・・」
と一回だけ、突然回って来た群れにあたったのか中型の3連が有ったのみで、
「明日は、また激渋大会かいな〜」
と早々に下見を終え、近くの温泉に行って長旅の疲れをいやしました。
そして、翌朝5時半に起き出してみると、皆さん来ておられ、朝早くから挨拶を交わす輪の中に私も加わって
ワイワイガヤガヤと・・。
台風11号が接近し、ウネリを伴う時化を予想していましたが、幸い浜は穏やかで、皆さんほっと安堵している
様子。やがて、集合がかかり、皆さんと共にタックルを準備して浜に出ます、
私の引いたクジはAブロックの25番、下見をした皆さんが「殆ど釣れません」と言っていた
海に向かって左側エリアとなるAブロック、
しかもドン尻に近い25番と、くじ運か悪いですが、皆さんと共に整列しました。
開始時間は7時、終了9時の一回戦が始まりました。
今日のタックルは竿がキススペシャルCXー+、リールハキススペシャルむ45、篭定必殺針12の
5号8本針で臨みました。
この大会のルールとして1番から順に浜にならんで投入し、2投目以降はどこで投げても良い規定。
私は浜の左端近くまで歩き、クーラーを置きました。
先ずは第1投、今日も朝一番なのに渋いらしく、3色から引くも、何もアタリが出ません。
2、3投目も同様で周囲の選手も誰もキスを引っ張って来ません。
私の入ったエリアは選手が移動して広くなり、左右共に50メートル程度の間隔が空き、
私も更に左に移動し、4投目を投入、キスが居るのは、1色以内と判っていたので、
2色にヒョィッと投げては引く選手が殆ど、私も同様にユックリと、1色で殆ど、止め気味に
して待っていると、、突然、「ブルルッ、ブルブルブル・・」と明確なキスのアタリをとらえました。
「ようやく、来たぁっ」と巻き上げ開始、見えて来たのは・・・
「ヤッタゼ〜、ダブルだわ。」と、渋かっただけに、とても嬉しい〜。
しかし、その後はまた素針が続き、10投目にようやくピンが1匹。
暫くすると、湘南の猪熊さんが移動して来て、「佐織さん、どうですかぁ・・私は未だボウズですう・・
私の周囲も、未だ誰も釣っていませんよ・・」「僕は3匹だけど、殆どは素針を引かされますよ」と返事すると、
「でも、ここはキスが釣れる可能性が有るのでいいじゃ無いですが・・隣で竿を出させて下さいね・・」と
二人並んで竿を出す事に・・。すると、暫くして猪熊さんもダブルでキスを釣り、
「やったぁ、おかげ様でボウズを逃れましたぁ」「良かったですね・・」と二人でハイタッチ。
猪熊さんはその後にもう1匹追加され、お互い3匹づつになった所で一回戦終了となりました。
結果、Aブロックでは「ボーター3匹、3匹以上が決勝進出です」と発表され、猪熊さんと共にギリで
決勝進出となりました。
トップトーナメンターの猛者がボウズや1匹のみになるなど、この激渋環境の中、
15匹程度も釣られている選手も居るなど、悲喜こもごもの一回戦でした。
そして決勝進出選手は16名、今度はブロック分けをせず、全エリアに散らばって戦う事になりました。
殆どの選手は良く釣れていたBブロックエリアに入り釣り開始は9時45分〜11時45分までの2時間。
私も、そして猪熊さんも今度は右エリアのBブロックの中間、
階段状の護岸が有る場所の少し手前に入りました。
決勝は選手間隔も広くて50メートル先にはくまさんが居て準備中なのが見えました。
そして第1投、相変わらず、2色にちょい投げして1色を丁寧に引く選手が殆どのようで、
遠投する選手は皆無の展開。私も手前の、1色殆ど力糸の範囲のみに集中してさびきます。
連続3回素針を引き、4投目を引きつつ「小移動をしようかな・・」と思っていたら、
突然、ブルルルッとアタリが出ました。暫く、追い食いを待ちましたが、反応は無く、バラしてもなぁ・・と
巻き上げ開始。すると・・ダブルでキスを引っ張って来る事が出来ました。
たまたま、仕掛けが群れに接触したみたいで、キスが居ると判ってからは移動をやめ、
この場所と心中する事にしてまたジックリとさびきます。
また数投、素針を引き、同じ場所でまたアタリを感じて回収するとピンが匹、また数投、素針を引かされて
・・の我慢の釣りです。
残り時間が迫った、11時30分、ようやく、また一匹のビンを取り込み、4匹で終了となりました。
審査会場に戻ると、またこの激渋環境下でも10匹を超えるキスを提出する選手が居てビックリ・・
結果、11匹を釣られた。廣瀬選手が優勝され、私はがまかつインストラクターの矢野さんと共に
8位でした。まあ・・「3年ぶりの大会で決勝に進出出来ただけでも上出来」と思っていましたし、
楽しく戦えた決勝大会でした。
優勝、廣瀬選手、準優勝木谷選手、3位が本間選手でした。おめでとうございます。
廣瀬選手には賞金と、その後に行われる名人戦への進出権が与えられ、皆さんで祝福しました。
猪熊さんも辛くもボウズを逃れて笑顔で賞品をゲット。
くまさんは3匹で8位以内となり、来年のシード権を獲得してニッコリと受賞(笑)
私は8位タイで受賞。うれしさがこみ上げます。(^^♪
田中選手も上位選出し、来年のシード権をゲット、さすがです。
新潟の鈴木選手もさすがの成績、シード権ゲット、そして上位入賞、おめでとうございます。
って事で台風接近で高波、悪天候が予想されましたが、快晴、凪のキス釣り日和となりまして、
キスは渋かったですが、そんな事は関係なく、今回も楽しく大会で戦いましたし、
何より、3年ぶりにお会いする皆さんとの歓談が一番、楽しかった報知キス釣り選手権でした。
大会運営の皆さんにとてもお世話になり、ありがとうございました。
ちなみに、名人戦では大野名人が20匹対4匹と大差をつけ、名人位を防衛されました。
皆で4時間、叩きまくった浜で2時間で20匹の成績、大野名人強し・・。素晴らしい釣技でさすがでした。
では、また・・。