2014年釣行記

11月14日 術後のリハビリ釣行、天橋立でのんびりと・・の巻

私は4〜5年前から少し歩くと左足がしびれるように痛くなる症状に悩まされ、キス釣り大会でも200〜300メートル程度しか

連続して移動出来なくなってしまいました。、足がしびれると1〜2分は休まないと歩行を再開出来なくなってしまい、

プライベート釣行でも、車から降りて遠くまで歩く釣り場は敬遠しなくてはならず、悔しい思いをしていたので、

かかりつけの医者に相談すると・・「あんた、このまま放っておいたら、足が腐ってしまうでっ」と言われ、10月には

「左足動脈硬化症」と診断を下されてしまいました。「紹介状を書いてやるので、あそこの医者で診てもらいなさい」と

市内の大病院に検査入院。結果は太さが8ミリ程度の動脈が15センチにも渡って殆ど詰まっているとの事。(+o+)

「至急にパイパス手術かカテーテルを入れて血流を取り戻さないと、万一左足を怪我なんかしたらそこから腐るよ」と

言われ、生まれてこれまでした事が無い切腹は大嫌いなので、カテーテル手術を予約。

その手術ってか、手首と足の付け根から細いワイヤーを突っ込んで

カテーテルバルーンを患部に挿入して血管を広げ、ワイヤーメッシュを血管の中に入れてもらって

再び血管が詰まらないようにしてもらったのが11月10日。

以降12日まで入院し、13日は安静にして大人しくしていましたが、医者からは、「術後はなるべく早めにどんどん歩いて

血管を活性化させなさい・・・」とも言われ、それなら、砂浜を歩くのがいいやぁ〜。と14日は天候も回復してきましたし、

どれだけ歩けるようになったのか、確かめてもみたかったので、キス釣りに行く事にしました。

  って事で、昨日も今日も

冬型気圧配置で外海は

大時化だったので、やって来たのが天橋立。

智恩寺の駐車場から

先ずは大天橋の付け根のポイントまでは

快調に休まず到達出来、足のしびれも無く

「あんたの足は腐る、タバコは止めろ、

塩分は控えろ・・・などなど、殆どボロカスに

言われた主治医に感謝・・・m(__)m 
   石波止の横のいつものポイントから

先ずは4色付近にチョイ投げて〜

   篭定さんの白スプールはいいわぁ〜

などと思いつつ、ユックリと誘ってアタリを

待つと、3色手前でブルルルッと

元気なアタリがっ。
   先ずは22センチの良型が快良いアタリを

くれて釣れましたが、以降は同型が3匹

釣れたのみで潮が変わってしまい、

アタリも途絶えたので、

リハビリも兼ねて、今度は小天橋の先端部を

目指して歩く事にしました。

距離は約1キロですが、

今までならば3〜4回休まねば行けなかった

場所に一回も休まず到着。
   ひとちゃんが先日遭遇した、20センチ級の

バコバコの群れは有りませんでしたが、

小天橋の先端から対岸に向けて

6色程度投げ

5〜4色でブルブルといいアタリをもらって、

単発、ダブルとぼつぼつと退屈しない程度に

キスが遊んでくれましたが、

キスを持っても未だかなり暖かく、

釣果も落ちのバコバコには未だ程遠い状態。
   しかも、最近の小天橋は、

先端部を除いてとても浅くなっていて、

2〜4色辺りはアマモがびっしりと繁茂していて

さびけない状態。なので7色に投げて

6〜5色半の深い、アマモが無い場所で

キスを掛け、後は高速で巻き上げて

砂紋バスターの高い浮上性能を活かして

アマモを交わしつつ

取り込まねばならないので、

結構しんどい釣りで数も出ませんが、

2時間やって何とか20センチ級を

30匹程度確保。しかも、アマモが生えている

水深ギリギリで回収すると・・産卵する為に

アマモ帯にやって来るアオリイカが

藻の中から飛び出して来て

キスを抱きかかえて

頻繁にかっさらってしまい、

せっかく掛けたキスをロストする事も多々・・。

「難儀な釣りだわ〜」と

アマモとアオリに邪魔されつつ、

午後2時になったので・・

「うん、この調子なら、以前同様にかなり歩ける

ようになったし、未だ退院後2日目、

無理はしないで帰ろう・・・」と

最後の一投もアタリが出たので、ガンガン

巻き上げて来ると・・・今度はとても重く、

リールのベールアームからは異音がっ。

「あっちゃ〜、大きな藻の塊か何か、

仕掛けに絡んだわぁ〜」と更に巻き上げると・・
  キス一匹にやはり、思ったとうり、

茶色い藻の塊のようなものが掛かって

いました。それを仕掛けから外そうと

掴もうとすると・・
  「あれっ、藻が突然動いたぞっ、

違うっ、オニオコゼじゃ〜( ゚Д゚)」と

うかつにも素手で掴んで外さなくて

良かったわぁ〜。こいつは、猛毒の針が

体中に何本も生えており、

もし刺されでもしたら、また入院して

医者から「お帰り〜」と言われる程の

毒魚で、アブナイところでした。

しっかし、この魚、
   無茶苦茶不細工で汚らしい魚ですなぁ〜。

でも、ムカシから、この魚を食べると

とても美味しいそうで、特に北近畿では

神社の祀り事の日には祭壇に奉納される

オメデタイ魚とも聞いていて、

実際、過去にエボさんも淡路で釣って

食ったと聞きましたが、とても旨かったそうで、

私も怖々、持ち帰って煮つけにして食べて

みましたが、白身でプリプリ、ゼラチンも

タップリで、本当に美味しく、

「不細工な魚は旨い」の格言を

身を呈して私に教えてくれました。
   しかし・・この、流線形とは程遠い、

無茶苦茶抵抗の大きな魚を掛けて

ゴリ巻きしたので・・・とうとう、2年間

注油だけで放置プレーだったベールアーム

ローラーが悲鳴に近い異音を発して

しまったので・・
   かねてから交換用に購入しておいた、

錆びないステンレス製の

レッドラバーシールドベアリング

帰宅後に交換する事にしました。

シマノのリールのベールアームローラーの

ベアリングは外径8ミリ、内径4ミリ、

高さが3ミリのものが使われていて・・
   純正部品は、鉄製の防錆加工された

ノンシールドタイプですが、

2年も使い続けると、砂粒が侵入しなくても

藻を掛けてゴリ巻なんかすると、

ボールに負担が掛かって摩耗、異音の発生

果てにはロックしてしまう、いわゆる消耗部品。

これを錆びないステンレス製の

砂や塩分の侵入が防止出来る

シールドタイプに交換すると、

長期に渡って異物の侵入、錆びに強く、

安心して使えます。

しかも4個で550円・・・と純正部品の

3/1程度の安さ。
  ベールアームをバラしたら、

各部の部品を全てパーツクリーナー

で洗浄し・・・
   間違わないように組み立てて・・・
   仕上げに、投げ北オイルを浣腸して仕上げ

スムーズに回転するのを確認して・・
  組み立てたらおしまいです。

って事で、退院後3日目でも有り、長く歩けるか確認しつつ、マッタリとキスのアタリを楽しみ、不細工で美味しい魚も釣れ、

リールのメンテナンスもした一日でした。

北近畿は、未だ落ちには早いようですが、12月いっぱいはリハビリも兼ねて、あちこちの浜で

頻繁に移動しつつ、落ちギスの群れを追っかけたいと思います。ではっ、また〜。