2013年釣行記
9月8日 報知キス釣り選手権決勝大会に参戦、今年の北の脇海岸のキスは型が良くて楽しめましたっの巻
9月8日は徳島県阿南市、北ノ脇海岸で報知新聞社主催の報知キス釣り選手権の決勝大会が開催され、
今年も永年シード枠で参戦させてもらいました。参加選手は徳島、鳥取2会場の予選会を勝ち抜いた上位選手に
昨年度ファイナルにおける8位までのシード選手
過去名人、過去選手権優勝者の永年シード選手、大会推薦選手の合計41名が参加。
先日報知新聞社から送られて来た案内状を見ると、キスのトーナメント界で常に上位を占めている選手が大半で、
また今回も身震いをするようなメンバーが集結しますが、毎年楽しみにしているこの大会、
今回もあまり気を張らず、楽しめたら・・と四国に向かいました。
情報によると、毎年マイクロピンが大半の北の脇海岸ですが、今年は型が良くて12〜15センチがアベレージ、
大きい物は20センチ超えも混じるそうで、逆にマイクロピンは少ないとか。
一昨年の本大会ではほんの3〜5センチ程度のマイクロピンが大半の浜でどうにもならず、右往左往しましたが、その型なら、
成績はともかく、楽しめそうだわ・・・。と思いつつ土曜の仕事をバタバタと片付け、何とか午後8時に帰宅し、
一風呂浴び、注文しておいたマスオ君とタックルを整えて10時に出発。
道程3時間半で会場に到着し、仕事で疲れていたのですぐに爆睡。
起き出したのは5時前で、会場にはすでに多くの参加者が集まっておられました。
未だ真っ暗な中、受付が始まり、 過去名人、選手権優勝者の永年シード選手は 毎年同じ顔ぶれなので、「また今年も宜しく・・」と 毎年、この大会でお会いする皆さんに 挨拶を交わしつつ、タックルの準備も整えて クジ準に整列。 大会の1回戦は2ブロック制。私はAブロックのクジ を引き、「さて顔ぶれは・・・」と見渡すと・・・ 何と・・・横山さん、小町さん、大林さん、山村さん、 岡野さん、矢野さん、力石さん・・・と全国区の そうそうたるメンバーが居並び、決勝戦には 20名のAブロックから8名がファイナル進出との事。 「まあ、いいや、楽しもう・・」と気を落ち着け、 クーラーチェックを受けます。 |
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1回戦は6時から8時までの僅か2時間。 それゆえに手返し勝負のミスが許されない予選で、 クジ順に浜に並んで第1投をし、後はブロック内の 何処に移動しても良いルール。 Aブロックは浜の北半分がエリアで浜に出て左方向に 歩いて行き、釣り座を構えます。 |
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選手間の間隔は比較的広く、私は101尾会の 永田会長の隣に入り第1投。 聞くと、大半の選手は昨日から、一部の選手は 木曜、金曜から来られて下見をされており、 うらやましい限りですが、 下見の様子を皆さんに聞くと、「波口のみです」 と皆さん一様に親切に教えてくれ、 永田キャプテンがポチャンッと 1色半に投げ込んだのを見て、 私も同様にぽちゃんと・・・。 皆さんの釣りを見ていると・・・更にそこからさっと オモリをほんの波打ち際まで引き寄せて 後は足元のなぎさでキスのアタリを取る待ち釣りのよう。 「ふぅ〜ん、あんなに近いのに、型が良いんだなぁ・・」と 思いつつ、私もオモリが見えそうな近距離まで引いて 初アタリを捉えます。 |
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反対側を遠望しても・・・やっぱり昨日下見をされた 横山さんを含めて同様の釣りで・・・ アタリが出たら、そのままあまり引かずで追い食いを 誘い・・・と、言うか最初に掛かったキスに仕掛けを 躍らせる仕事をさせて誘い、 追い食いを待つ釣りをしている選手が 大半の様子。 キスが掛かる距離の範囲は ほんの2〜3メートルと狭いのが皆さんの様子を 見て判って来たので・・・。 私も1匹目が掛かったら、少し仕掛けを緩めたり、 逆に竿先に小刻みなゆらぎを与えて 誘いをかけ・ ・頃合いを見計らって巻き上げようとすると・・ 隣では永田会長さんが見事に6連。 私も・・・と巻き上げると、1投目は4連でしたが・・ |
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2投目は・・アタリが出た場所まで砂紋バスターを 海面に滑らせるように引き寄せ、 力糸の範囲だけをユックリと誘い、1発目のアタリが 出たら、そこで波の動きに合わせて力糸にテンションを 与えて待ち釣り。すると・・次々と元気なアタリが連続し、 2投目は私も6連でほっと一息。 型はいずれも12〜14センチの数釣りに適した、 極小針は必要としないサイズが多く、 マスオ君を短めに刺しては永田会長にあまり遅れを 取らないように釣って行きます。 時には大き目の波が来て仕掛けが揉まれたり、 17センチ程度のキスが掛かってしまい、暴れて キスバナナも発生してしまいますが、 仕掛けは十分に手持ちが有るので惜しげも無く 周囲の皆さん同様に、 少しでもおかしくなった仕掛けはさっと見切りを付け、 即交換。 痛んでいないように見える場合でも 3〜4投で仕掛けを交換しつつ釣って行き・・ |
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さすがに、1時間も近距離をみんなで叩くと・・ 活性が高かったキスにもプレッシャーがかかって 追い食いをしてくれず、単発、2連なんて事も 多くなって来ましたが、素針だけは引かないようにと じっくりとアタリを取りつつ、砂紋バスターを操作して アタリが出たキスは逃さぬようにと 釣って行きます。暫くすると・・ 観戦しているギャラリーから 「横山さんが沢山釣っている・・」 とか、「昨日良かった北端は・・ 横山さんだけが釣っていて 他の選手はここら辺りの釣れ具合とあまり変わらない」 とかいろいろと情報も聞きつつ、釣っていると、 |
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「ダメ・・キス、居なくなったよ」と力石さんや小町さんは 移動をされて南側に移動。 暫くすると隣の永田会長も少し移動されましたが、 居残った私の場所では、 バナナながら5連も有ったので 移動はせすに釣り・・・ しかし、時計を見ると、2時間なんぞは すぐに過ぎ・・・ 「あっちゃ〜、後、1投しか出来ないわぁ・・」と 残り10分。その時間で帰着もせねばならず、 焦りつつエサを刺してぽちゃんっとまた波打ち際に 投げて斜めにさびき・・・「コンコンッ」とアタリが出たので、 |
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残り5分までじっと仕掛けを動かさず、 追い食いをさせて最後の巻き上げ。 最後の1投も6連で、 「まあ、いいや、自分なりには頑張ったし、 みんな沢山釣っているみたいだけど、あまり ミスはしなかったし、 悔いはあまり無い釣りが出来たよ」と 自分を納得させて納竿。 急いで検量場所に向かいます。 |
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検量場に戻り、クーラーを開けると、 2リットルのペットポトル容器に半分と 少しキスが溜まっていました。 |
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しかし・・横山さんのバッカンを見ると、 たんまり・・・とキスが溜まっていて絶句。 さすがですなぁ・・。 |
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そして、他の選手の成績も、50〜60匹釣られた選手 が多く、皆さんさすがですなぁ・・・。って事で いよいよ1回戦の成績発表。 |
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何と・・・私は42匹でしたが、 ファイナル進出のボーターが43匹とは ツメが甘かったですなぁ・・。 Bブロックは・・・Aブロックよりも釣れていて、 ボーダーは56匹でした。 ちなみに、Aブロック1位は横山さんで79匹。 Bブロック1位は竹之森さんで84匹でした。 同じクラブの伊達会長もさすが元名人、82匹と 素晴らしい・・・。って事で、残念無念。 8位の山村さんに1匹及ばず、9位で1回戦落ちして ガッカリでした。 |
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って事で、ファイナルは観戦組。(+o+) 鈴木さんの見事な手返しや・・・ 山村さんの、アタリが出てから沢山掛けられるまでの 誘い、竿先の動きなどを観戦しつつ勉強し、 少し仮眠も取っていたらファイナルも終了。 果たして結果は・・・ |
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と検量場を見に行くと、ファイナルも1回戦同様に 良く釣れていて、鈴木さんや松尾さん、伊達さんと・・ 沢山釣られていましたが、僅か1匹差の僅差で ファイナルを制しられたのは・・ |
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1回戦で私と1匹差で何とかファイナルに進出された 山村さんが61匹釣られて見事に選手権者の栄冠を 勝ち取られました。 2位は鈴木さん60匹、3位松尾さん59匹と 1位から3位までが1匹差と言う激しい上位争いという 見ごたえがあるファイナルでした。 |
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トップ3の皆さん、おめでとうございました。 | |
同じクラブの会長、伊達元名人も4位でさすがだわ・・ お疲れ様でした。 その後、現名人である西向さんと 今大会の優勝者、山村さんが1対1の対決となる 名人戦が12時から始まり・・・ |
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西向名人は何と・・ハダシでの戦い。 西向名人の目を見張る手返しの速さ、 山村さんの巧妙、且つ繊細なキスを掛ける技が ギャラリーを沸かせていましたが、 私は・・・今年は町内会の役員が回って来たので 夕方からはその仕事も有り、 名人戦の途中で失礼しました。 後で観戦した人に結果を聞くと・・・ 何と・・・44匹対29匹で山村さんが勝ち、 新名人誕生。山村さんは1回戦、ファイナルと次第に 沢山キスを掛けられ名人戦でもその勢いのままに 一気に頂点に登られ新名人となられました。 おめでとうございました。 しかし、西向名人も5期もの長い間、名人位を 努められましたし、4名もの選手権者を相手に 落ち着いた、そして堅実な戦いぶりで 防衛された実績は本当に素晴らしい・・。 プレッシャーも凄かったと思いますが、 過去5年間の名人戦での戦いは 本当に見事だったと思います。 |
って事で、私は今回もまた残念な結果となりましたが、自分なりには下見も出来ず、
慣れない釣り場でまずまず納得の釣りが出来た気がしますし、1回戦落ちはしましたが、
全国でも名を馳せる猛者の皆さんに混じって平均点程度の成績は残せたので落胆はせずにまた頑張ろうと思います。
今大会でも声を掛けて頂いた皆様、本当にありがとうございました。
あっ・・そうそう、今大会では鱚介オリジナル工房の高見澤さんにもお会いし、
「是非、これを使ってみて下さい」とサンプルの針を頂きました。
過去から高見澤さんがお気に入りだった「アブミ」針を針メーカーと共同で作られた針でその名は「鱚介アブミ」だそうで、
アブミ針の軸を細くし、針先角度も研究されたそう。まっすぐな軸はとてもつまみ易く、エサも刺し易そうで、
手返しを要求される場面では重宝しそうですし、針先がとても鋭く、針先の返しもとても小さいので刺さりも素晴らしい感じがして、
もし4号とかが有ると、小型も良く掛かりそうです。次回の試し釣りが楽しみ〜。
鱚介さん、ありがとうございました。ではっ、また・・・。