2013年釣行記

6月8日 シマノジャパンカップ北日本セミファイナルに参戦。初めての浜でしたがお会いした皆様にいろいろと情報をもらいつつ

熾烈なセミを戦い、結果はさんざんでしたが、皆さんの温かい気遣いがとても嬉しかった大会でしたっの巻


6月8日はシマノジャパンカップセミファイナル北日本大会が新潟県胎内市村松浜で開催され、

私は昨年の中部大会でねじさんと共にセミのキップを手にしたので参戦しました。

しっかし新潟の村松浜は遠い・・・ナビで見ると620キロ程度の距離で「これは一気に走って行かれない・・」と3連休をもらい、

出発は6日の深夜。昨年のセミ北日本が開催された上越を過ぎてもナビの残距離は200キロ近くも有り・・・

北陸道を延々と終点まで走り新潟市を過ぎる頃にはふらふら〜。目眩がする程の距離で午前8時過ぎ、ようやく8時間余りで

村松浜に到着。帰りの事を考えると嫌になるような距離を走って来たものですが、選手の皆さんはすでに下見中のようで、

駐車場には各県のナンバーの車がずらりと・・。

   取り敢えず道具も持たずに浜に出ると、

かなり広大で先着した選手が

遠くまで行って下見をしているのが

見えました。海はごく弱い波で少し褐色がかった

緑色に濁っており、

なぎさにはアオサの切れ藻が

沢山漂着していました。                   
   取り敢えず本部前で竿を出すと・・

全く生体反応無し。

「みんな釣れているのかな・・」と

近くに居られた松井さんたちに聞くと・・

「本部から海に向かって右側は少し歩くと

5色でいい型のが居るよ・・」

「朝は28センチも見たし、20オーバーがかなり

混じったね・・」と皆さん口ぐちに言われるので

その方向に向かって歩き、

マスオ君を投げ込むと・・

糸ふけを取っただけで

ガンガンバコバコとアタリが出て・・・・

   いきなり、20センチオーバーの良型3連。

どうやらキスは居る場所と居ない場所が

とてもはっきりとしているようで、

場所によって、天国と地獄状態。

キスは居たらイシゴカイもチロリにも

あまり関係無く釣れて来る感じ・・などと

少しづつ情報を集めます。

嶋野さんたちは少し離れた

出っ張りの少し先辺りで

バコバコに釣っておられた様子でしたが、

そこは下見で好感触を得た

選手が集中するでしょうし、

「明日・・この辺りに入れたらいいなぁ・・」と

思いつつ一旦右エリアを

引き上げて車に戻りました。
   10投程で700〜800グラムも良型が釣れ、

帰って来たみんなも、

「明日は700〜800グラムは釣らないと

上位には入れないよ・・」と談義中。

暫くすると雨が降り始めたので

午後からの下見は暫く止めにして

ロングドライブの疲れ癒す為に車中で爆睡し、

夕方になって起き出すと雨は止んでいました。
   午後5時頃から、みなんが

「渋い・・何処にキスが居るか掴めない・・・」と

言っておられた

左側エリアに入り・・投げてみましたが

全く生体反応無し。

遠投も波口も全部探れどまったくキスは居らず・・
   明日は・・Aエリアには入りたく無いなぁ・・。と

思いつつ日没まで投げ続けて

こっちのエリアではボウズのまま下見終了。
   竿を仕舞おうとしていると、

投げ北の掲示板に

書き込みを頂いている

紫雲寺サーフの管理人さんが

応援にかけつけて下さり、この浜の

アドバイスをいろいろともらって談笑し、

夕方まで一緒に下見をしていた

エブさんと共に記念撮影。

地元の銘酒までお土産を頂き、

ありがとうございましたっ。
   夜になり、2日前に購入したチロリを見ると・・

購入時から切れが多かったチロリは

殆どがダメになっていたので、

新潟まで1時間程度も走って

フイッシャーズさんでチロリと針を購入。

市内で夕食も食べて浜に戻り、寝酒を呑んで

爆睡・・・長かった遠征一日目が終わりました。
   明けてセミファイナル当日。

4時半に起きると、

すでに車外は賑わっていて、

本部ではスタッフの皆さんが

準備をされていました。
   さてっ、勝敗の大きな要因となる出発順抽選。

受付を済ませて封筒を引くと・・・
  参加選手は31名で選手番号は22番。

幸い昨日釣れていた本部から海に向かって

右側エリアのBブロックが第1第2試合と続き、

6番と5番スタート。

第3試合は釣れていない

Aブロックで1ブロック人数

15人中13番スタートと

第二試合までに好成績を

残しておかないと第3試合はかなり辛そうな

クジを引きました。
   ルール説明の後はいよいよ整列。

クーラーチェックを受け、

スタッフの草野さんに続いて並び、

10秒間隔で浜に出発となりました。
   さて第1試合。私はねじさんに続いて

下見で好感触を得た場所に入りましたが

今日は全くの無反応。

隣の、前日下見を全エリアくまなくしておられた

太田さんも全くの無反応に

首をかしげておられ、

私の竿にも何をしようが

全くアタリが出ないので

ねじさんは早々に転進。

私は昨日あれだけ釣れた場所だし

回遊を待って居残ったものの、

遠くも近くもキスが居らず、

ねじさんを追いかけて

本部側に100メートル程度

戻って隣に入ったものの・・時すでに遅し。

周囲ではポロポロと釣れていたので

何とか1匹でも・・

と遠投をしましたが、10メートルも離れると

極端に釣果に差が出る状況下、転進先でも

キスの群れに仕掛けを投入出来ず、

試合時間の1時間半はすぐに過ぎて

焦ってバタバタしただけで完全○ボで

第1試合終了。

「第1試合から場所が大外れして

コケたぜ〜」とうなだれ、

   「ねじさんみたいに早めに転進したら、

ボウズは逃れたかもね・・」と

ねじさんを見ると、

セミでは針がキスの口に残っていたら

その試合の全釣果が無効となるので、

慎重に釣れたキスのチェックをしていました。

こうなったら、後はセミを楽しんで帰るのみ。

せっかくのセミだし、

精一杯やるだけの事はしよう・・と
   検量後すぐに第二試合に出発。

Aブロックの選手の移動の後、また10秒間隔で

今度は5番スタート。私なりに小走りで・・

   今度は、第1試合で移動後に

周囲が釣っていた場所に入れました。

ここは遠投だ・・と砂紋バスターを30号にして

6色に飛ばし、群れが多い

5色半で待つ釣りですが、

ここも人気ポイントなのか選手間隔は

試合ルールどうりの10メートル。

少しでも左右にズレて投げ込み、他の選手の

正面エリアにオモリを投げると

審判にホイッスルを

吹かれ、それを続けたりすると

失格になるので、

オーバースローで真正面に投げ込んでさびくと・・

    幸い、やはりここには群れが居るので

すぐにアタリが出て、単発ながらぽつぽつと・・・

周囲も、連で釣る選手は少なく、

アタリが出てもバレも多いので、

おいてきぼりを食わないように

私もぽつぽつ・・と1匹づつ確実に取り込む事を

考えつつやっていたら、

本当に1時間半はすぐに

過ぎて、10投もしたら終了。
   第二試合で同じブロックになったエブさんは、

昨日の下見で良かった出っ張りの少し先から

投げて20センチオーバーの

良型をかなり釣って

好成績でニンマリ・・でした。

私も自分なりにはあまり素針も引かずに

まずまず戦えたつもりでしたが、

それ以上にみんなは沢山持ち帰って来て

凄いの一言。

2回戦はまずまず引き離されずに

戦えたかな・・と思ったものの、

私の周囲以外の場所から

帰って来た選手の釣果は

それをかなり上回り愕然・・。(+o+)
   お昼になり、スタッフから弁当が配られ、

皆でこれまでの成績や

良かった場所の情報交換

などをしつつ昼食。
   昼食後はすぐに3回戦開始。

今度は昨日の下見で渋かった

Aブロックでの戦い

となりますが、昨日の夕方よりもキスは

居たみたいで、

1、2回戦共に100〜200グラム程度は

キスを持ち帰って来る選手も多く、

何処に入ろうかと

迷いましたが・・・
   エリアの一番手前で

釣り座を構えたねじさんを

追い越し、少し歩いて行くとエブさんと、

これまで好成績で暫定1位の嶋野さんが

居られたので

そのすぐ手前にクーラーを置きました。

エブさんのすぐ近くに入ったので、

審判員が10メートルのロープを

持って走って来て、

クーラーの間隔を計られましたが、

幸いにセーフ。

ほっとしつつみんなからもらった

Aエリアの情報を

悪い頭で分析し・・

1、2回戦でAブロックに入った

古い釣友で大潟サーフの千草さんに

昼食時に聞くと、

「4色で中型がポロポロと・・」と

言われていましたし、

隣のエブさんに聞いても同様だったので、

オモリは砂紋バスター27号としましたが、

そのまた隣の嶋野さんは

1投目から遠投体制。

   やがて試合開始となり、いきなり嶋野さんが

恐らく5〜6色と遠目で20オーバーの良型を

道糸を延々と巻いて引っ張って来て・・・

一方、私のさびいている4色は

反応が薄く、私もすぐにトップガン33号に

換装して6色半に投げ込むと・・・

やはり・・良型の群れが居る。

すぐにアタリが出て回収すると・・
  先ずは16センチの中型が

元気の良いアタリで

釣れてくれました。

午後からは日が射して来て

沖のキスの活性も

良くなったのか?、

周囲でもまた遠投で

ぶちかます選手が多くなり・・
   私も、もう落ちるところまで落ちた成績だし、

気持ち良くフルキャストして楽しんで帰ろう・・と

遠投のみで沖を狙い、

時には、こんな20オーバーも

掛かってくれて最後の第3試合を

思う存分楽しみ。

セミファイナルの試合が終わりました。
   検量に戻ると・・

やはり嶋野さんは遠投で良型を

掛けてシマノスタッフから撮影を頼まれて

いる位で私もあんなのを掛けたかったなぁ・・。
   って事で試合後は浜をクリーンアップし、

すぐに成績発表。

北日本大会からファイナルへの進出は

31名中4名で、優勝は内山さん、

準優勝が嶋野さん、

3位が岡本さん、4位が松井さんで、

見事にファイナルへの進出を決められました。

おめでとうございました。
   セミファイナルで全員が釣ったキスは

胎内市の施設に寄贈されました。
   成績表デス。(+o+)

31人で戦って26位とやはりセミ北日本は

強烈な猛者が集まり

厳しい戦いとなってしまいました。

せめて、15位くらいには入りたかったですが、

1回戦で大コケすると精神的ダメージも大きく

取り返しがつきませんなぁ・・。

応援してもらったり、いろいろとこの釣り場の

状況を教えて頂いた皆様に申し訳無い・・。

って事で、セミ北日本は惨敗に終わりましたが、やはり熾烈なセミに参加させてもらうと、成績は凹みましたが

これからの大会に向けて闘志も湧いて来ましたし、

何より当日応援に駆け付けてくれたにしかんさんや前日の下見時にもいろいろと教えて下さった紫雲寺サーフ管理人さん、

一緒に戦って見事にファイナルへの切符を手にされた嶋野さんや岡本さんにも下見の時からいろいろと情報をもらいました。

私同様に残念でしたが、エブさんや太田さんなど、下見の様子も包み隠さず教えてもらったりと、本当にありがたく、

楽しく、戦って得るものが多い試合でしたし、過去からの釣友の暖かい気遣いが今回も嬉しかった大会でした。

最後に、大会をお世話して頂いたシマノスタッフの皆さん、特に草野さんにはいろいろと声を掛けて頂き、

リラックスして大会に臨めました。ありがとうございました。

ジャパンカップも行けそうな予選は残すところ9月の葛野のみ・・またこのような素晴らしい大会のセミファイナルに出られるよう、

予選から頑張りたいと思います。では、また・・。