2012年釣行記
9月22日 シマノジャパンカップ関西大会に参戦、激渋の環境下、何とかキスの姿を見て私と奥村さんが
入賞し、奥村さんは初セミゲット・・・の巻
9月22日はシマノジャパンカップ関西大会が京丹後市の葛野浜で行われ、チーム投げ北からは私と上ちゃん、奥村さん、
あつしさんの4名で参戦。
私は前々日の夕方、仕事帰りに立ち寄って下見をしましたが、キスが釣れたのはほんの手前の2色以内で
釣れる範囲もとても狭く、キスの型も小さくてぽつりぽつり程度。
お盆以降・・・猛暑とベタ凪続き、おまけに少雨で水が澄み切ってプランクトンなどのキスのエサが少ないのか、
丹後半島の浜は何処もこんな状況が続き・・・
「200人の選手がガンガン叩いたらすぐに散って1投目以降は激渋だろうなぁ・・」と
皆に伝え、当日を迎えました。
当日朝、3時半に会場に行くと・・関東から力石さんや静岡から多鱚会の皆さんも来られていて、
聞くと皆さん昨日から下見もされたそうで、多鱚会の皆さんは箱石の岩場も探られて20センチ級も居たそうですが、
しつこく探っても6〜2匹程度の釣果で同じ場所で続かず、渋かったとの事。
関東から来られた力石さんと前田さん。 「何とかボウズだけは逃れたいですね・・」と すでにタックルを整えて待機中。 |
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やがて・・集合、整列の案内が有り、開会式。 ルール説明が始まり、「昨日はインストラクターの 日置さんと岡野さんが下見をしましたが、 とてもキスが薄かったので、今大会では一回戦の 釣り場範囲を広げて 東は浜詰の木津川河口までの4キロとします。 小天橋の釣り場を合わせて6キロの範囲を設定し・・ 更に、今大会の参加人数が176名ですので、 2回戦への進出は2割の38名ですが、 釣果が有った選手が38名に満たなかった場合は ローカルルールを設定してボウズの選手の中から 抽選で2回戦進出者38名を確保し、 戦ってもらいます・・」と 試合前からガッカリするような説明を聞きながら クーラーチェックを受け、いよいよ出発時間。 |
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私の出発順は135番。 箱石方向の釣り場範囲が1.5キロも広まったので、 約7割程度の選手は昨日の下見で釣れたと情報が 流れた箱石方向に走って行き・・・ 当初より、小天橋で釣ろうと思っていた 私たちはクジ運の良かったあつしさんを先頭に 西に向けて出発。 |
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当初、激混みが予想されましたが、 箱石へ行く選手が多くなった事から、 小天橋ではあまり混みあう事無く釣れそうな 感じで、私も小天橋の中ほどに向けて出発。 本部から400メートル程度歩いて・・ 最近の少天橋は 歩く程に海底の変化が乏しくなって浅くなるので あつしさんや上ちゃんたちが入った場所よりも かなり手前にクーラーを置きました。 |
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それでも、結構な混み具合の中、第一投。 先ずは4色付近に投げ込んで・・ 「今大会は1投目が肝心・・2投目以降は 叩かれて激渋・・・」と予想し、 アタリが出るまで、じっくり・・ ゆっくり・・と肝に命じつつ そろそろ・・とさびいていると、インストラクターの 岡野さんが来られ、やがて周囲の選手が1投目の 巻き上げ開始。 しかし・・誰の仕掛けにもキスは掛かっておらず、 それを見て、「ああ・・第一投目だけは誰かが釣ると 思っていたのに誰も釣らん・・・予想以上に激渋 ですね・・・」と二人で話しながら、 私の仕掛けは未だ2色辺りをさびいていたので、 何のアタリも有りませんが波口まで 丁寧にさびいてから回収する事にしました。 篭定必殺の10本針に細めのチロリとイシゴカイを 半々に刺した仕掛けを更にユックリと波口まで 引いて来て、オモリが見えてからも数分も 波打ち際で漂わせ・・投入後15分以上 もかけて探った後・・ 何のアタリも無いままにようやく回収。 次々と空の針が見えて来て・・ 「やっぱり、素針かぁ・・」と思った瞬間。 「付いてます、マイクロなキスがっ」と 岡野さんの声。「ええっ・・」と仕掛けの先端を良く 見ると・・・ |
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ほんの、4センチ程のマイクロピンがっ。 チロリを口いっぱいにほうばって・・(~o~) 「よっしゃ〜ボウズ逃れたよぉ・・」とほっと一安心。 2投目以降は私の仕掛けにも全くキスは掛からなく、 なりましたが、周囲は全く釣れていないし、 かなり気楽になり、上ちゃんたちの様子を 見に、移動する事にしました。 |
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3人が並んで釣っていたのは小天橋のトイレの前 辺りで、ここは奥村さんの好きな場所。 聞くと奥村さんは1色半で1投目に12センチ程の キスを釣ったとかで、あつしさんと上ちゃんは未だ ボウズと嘆いており・・奥村さんも1投目以降は 何も掛からないと首をかしげていました。 私も混ぜてもらって投げましたが この辺りはベタ凪続きのせいで とても浅くて海底の変化が乏しく、 キスが居そうな波口の溝も無かったので 「本部に向かって釣り歩くわぁ・・」と言い残し 波口だけを攻めて釣り歩く事にして再度移動開始。 |
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そこからまた300メートル程度 本部に向かって歩き・・ ほんの1色半に投げて徹底して波口狙い。 ようやく・・手前の横方向に走る溝の中で しつこく仕掛けを漂わせていると・・ 「プルプルッ」とアタリが出て・・・ |
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開始2時間後、ようやく2匹目をゲット。 今度は11センチ程度有り、様子を見に来られた 日置さんに聞いても 「未だキスの姿を見たのが10名程度ですね・・」と 言われていたので、 「これで1回戦は抜けたかな・・」と 思いつつも試合終了までしつこく波口を探りましたが、 残念ながら追加は無く、検量に向かいました。 |
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検量場にて・・ 検量に提出する選手の数はまばらで、 奥村さんは運よく提出したものの、 第一投のこのキスのみ・・と 苦笑い。 |
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投也君は、箱石の岩場近くでこんなに大きなキスを ゲットして嬉しそう。 この1匹のみでしたが、98グラムの立派なキスで 1回戦抜けは確実。お見事でした。 全員の検量は・・ 何と、1回戦でキスの姿を見たのは 僅か28人で、残る150名程度がボウズと言う、 本当に厳しい結果となりまして、 8名が2回戦進出枠確保のローカルルールで クジにより救われて選出され、 合計36名での2回戦が始まりました。 |
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2回戦は・・箱石側のエリアで行われる事が 発表され、私は最も手前の、赤旗の近くで 竿を出しました。 隣はクジで救われた北陸の海洋さんで、 話しをしつつ準備し・・ 2回戦も1投目が肝心・・と 時間をかけてさびきますが、 この辺りは波口にフグが多くてすぐに諦め、 もう少し箱石に向かって歩くと、 手前の溝がはっきりと 見える場所を見つけてジックリと波口で仕掛けを 漂わせていると・・やがて初アタリを砂紋バスターが 感度良く捕らえてくれて・・ 小さな「ぷるるっ」!(^^)!がっ。 |
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これも6センチ程度と小さいながら、 2回戦開始1時間にしてようやく1匹確保して、 ほっと一息。本当に貴重な、嬉しい1匹でした。 観戦している人に聞くと・・「未だキスを釣ったのは 5〜6人程度」との事で、 「上位入賞出来るかも・・」と 少しは余裕も出て、 箱石寄りに居る奥村さんの 様子見も兼ねて東へ移動・・。 |
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奥村さんに会って聞くと、私同様に先ほど ピンを波口で掛けたそうで、 「ついさっきも、もう一匹掛けたけど、 目前で波に取られて悔しい・・」と 嘆いており、波口を丁寧に引いていましたが、 その後私も奥村さんにも追加は無く、 ピン1匹づつの 釣果で2回戦が終わりました。 |
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「これのみですぅ・・」と苦笑いしつつ検量を受け、 結果は15グラム・・・^^; 奥村さんのキスは17グラムで 2人して苦笑い。 |
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しかし・・1人で4匹も釣って来る人も居て、 あの環境下、凄い・・・とビックリ。 |
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2回戦の結果は・・・何と1回戦の上位5名に釣果は 無く、逆にクジで救われた選手が3名、キスを釣って いてと・・、まさに混戦となりまして・・ 2回戦でキスを釣ったのが僅かに12名。 セミに進出は11名でしたので、 私を除外した、キスの姿を見た全員が セミゲットとなりまして・・。 |
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上位3名の皆さん、おめでとうございました。 | |
セミゲットの皆さんもおめでとうございました。 | |
私は9位、奥村さんは8位で 10位以内に入賞して 賞品を頂きまして、 奥村さんは初セミゲット・・ セミ認定証も頂いて嬉しそうでした。 |
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投也君はジュニア賞獲得。 2回戦では残念だったけど、 1回戦での見事なキスが光りました。 |
って事で・・ベタ凪と高すぎる水温が災いして本当にキスが薄い環境での大会で、2回戦でキスを釣った全員がセミをゲットすると言う、
まれに見る激渋大会で、遠投してもキスは皆無で波口でのみ運の良い選手の仕掛けに時折掛かると言う厳しい大会となりましたが、
4人で参加して2名が入賞出来、チームにとっては喜ばしい結果となりまして、今年は2名がセミをゲット・・。
釣果はともかく、来期に向けて、弾みがつく大会となりました。
お世話になったシマノスタッフの皆さん、そして今大会でもお会いして親交を深めて頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
ではっ、また・・。