2012年釣行記

9月16日 ちいむどすこいの秋場所に参加。千里浜での爽快なキス釣りと夜の稽古総見でスタミナをたっぷりと頂いて来ましたっの巻

9月16日はちいむどすこいが毎年主催されている秋場所に、

チーム投げ北から私とエボさん、今や準会員となった高橋さんの3人で参加させて頂きました。

千里浜でのキス釣りはもちろんですが、夜のスタミナ料理が山盛りに準備される稽古総見が楽しみなイベントで、

15日の夜9時に高橋さんと待ち合わせて出発。途中の敦賀駅で京都から電車で参加のエボさんをピックアップし、

北陸道を快走。金沢市でエサを仕入れ、千里浜には午前1時頃に到着。そのまま車中で寝酒を呑み、

起き出したらすでに明るくなっておりました。

暫くすると、千葉からマスターズーサーフの皆さんも

到着。

「久しぶり〜」

「一寸波が有るけど、この程度なら釣れそうだし、

ベタ凪よりは良いかもね・・」と

皆さん早速準備開始。

柴田さん、タッチーさん、チョリソーさんも

今日の大会を楽しみにしつつ、

受付を済ませ、竿を継ぎながら「さて・・何処に

入ろうか・・」と作戦会議。
大会本部では持ち寄り賞品が沢山並べられ、

参加費を支払って審査カードをもらい

名前を記入したらどすこいのステッカーを頂いたら

受付完了。

いよいよどすこい杯の開始時間が迫り、

皆さんも試合の準備完了。

空は快晴で風は殆ど無風。

波は5色よりも手前で白く砕ける海況で

手前は浅いのと波が打ち返しているので

一見して釣れなさそうで、

「今日は遠投だわねぇ・・」と

皆さん気合が入って来ました。
いよいよ開始時間が迫り、

ごり幹事長より開会の挨拶。

「とにかく安全第一で楽しく」と

秋場所開始を宣言。

その後審判部長より秋場所のルール説明が有り、

幹事長、審判部長のお達しを神妙に聞き入り、

「判りましたっ、親方ぁ〜」と一礼し、

いざ、砂が硬く締まった千里浜の土俵に散って

試合開始となりましたっ。
本日のタックル。いつものラメ竿に白リール。

千里浜は横方向の流れが強いのと

本日は遠投が良さそうと昨日下見をした力士から

聞いたので、道糸は0.4号。砂紋バスターは

30号とどすこい杯に相応しい重量級とし、

武装完了。

ワテの高射砲による砂紋バスター30号の

最長射程距離は6色半がやっとですが、

相撲は立会いが肝心にて、

1投目に、しっかりと今日の浜の様子を

感度良く探り、いかに多くの情報を仕入れる事が

出来るかが、2投目以降の方向性を決める為に

は肝心なり。

←の程度の糸が出た辺りから様子を見ながら

そろそろ〜っと底を探ると、

あまりの底の変化は無く、スムーズにさびけるな・・

と思っていると早くもアタリがゴンゴンッ。

「ん・・キスかな・・でも外道では無さそうだわ・・」と

また今回も周囲に先駆けて、

殆ど情報も仕入れないままに巻き上げ開始〜。

「うわっ、バナナで17センチが2匹だ。」

隣でポパイ力士が、「活性は高そうだね・・」と

私同様の型を連でゲットし。

周囲はにわかに活気付きましたが・・ここは冷静に

1投目の分析。

「右方向への流れがかなり速いのであまり流すと

お祭り騒ぎ必死だが、流れに影響され易いが、

砂紋バスターでも何とか釣りにはなる」

「6色で投げてすぐにアタリが出た」

「エサはチロリも青イソメも双方食っていて

変わらずと言うかどっちが良いか良くわからん」

「篭定必殺針はここでも有効じゃっ」

「外道は居らん」

「型は釣り易いサイズで活性も高いので

あまり小さな針は不要そう」

「バナナになったのでもうちっと

早く引いても良かろう・・」

程度でしたが、周囲のみんなも6色〜7色で

アタリを出しては好調に釣り始め・・・
ポパイ力士も良い型のキスを連で掛けて

嬉しそう。

エサはイシゴカイだけど、型はチロリと変わらんなぁ・・

とまた人の釣りを見て情報を仕入れ・・
タッチー力士も6色半で3連し好調なスタート。

「流れ藻が少し有るな」

「案外ピンも居るようだわ・・」と

また人の釣りを見て情報を仕入れ・・
エボさんも・・いきなり8色を攻めていたのにアタリが

出たのは6色半だそうで、

8色〜7色は何にも居らんと教えてくれて

また情報を増やし・・

エサを刺しなおして2投目を発射。

フル遠投で砂紋バスターを何とか6色半に落とし、

今度は早めに・・とさびくとまた着水させてすぐに

アタリが出て・・・・
またバナナやん・・。(>_<)

タッチー力士は絶好釣で毎回の良型連がけ。

食うのは6色半だそうで、

周囲を数で引き離して独走態勢。
私も追い付こう・・と

力投するも、

砂紋バスターが落ちるのは今、食っているラインの

6色半を直撃でいまいち数が伸びない上に、

相変わらず、

またや・・と何故かバナナが続き・・・。^^;

暫くするとキスが少しつづ沖合いに移動し始め、

6色半では食わなくなり・・・

ポパイ力士と共に素針を数回引いて首をかしげる中、

やっぱりタッチー力士だけは6色半で食うよ・・・と
毎回のように3連で数を確実に増やし

同じ距離を流しているのに不思議ですが、

悩んでいる内に朝の活性高い群れは居なくなり、

暫くするとエリア南側ではフル遠投の8色ラインで

5連6連のバコバコと言う情報が流れて来て、

マスターズ部屋の衆はみんな移動してしまい・・

「なら、ワテはここに居残って・・と

もう砂紋バスターの射程距離では

全く釣れなくなったので、

カッ飛び天秤のトップガン33号に換装。
7と8の境目辺りまで投げて7色前半を引いていると・・

感度では砂紋バスターに比べてかなり落ちる

カッ飛び天秤ですが、それでもキスらしきアタリを

遠くから伝えて来て・・
ピン混じりながら本日初の3連なり。

その後数投するも・・いまいちこの辺りはキスが薄い

ようで、また素針を引いたので・・
ごり幹事長が8色半も飛ばして早くも20匹近くも

釣っておられたので近くに入って

7色半を引いてぽつんっと1匹。

ごり幹事長の話では、

「朝は7色でも食ったけど、今は8色半以上飛ばして

7色目の糸が見えたら回収」と言うので・・・

射程距離不足の私は半ば諦めつつも、

7色付近で薄いキスを後半戦はぽつぽつと

拾ってどすこい秋場所の終了となりました。
大会本部に戻ると・・遠投派の力士が持ってるわぁ・・
この力士も見事な数と型も・・その中から

どすこいの重量級キスを10匹選別して検量に提出。
同じような型の18センチ級のキスが多く、

選別が難しくて時間が掛かって嬉しい悲鳴を

あげる力士も。(~o~)

一方、びっくりするような・・と言うか

20センチを越えるキスは居らず、

やはりこれだけ遠浅で浅いと大型は少ない

ようでした。

検量には食して臭いカルキスの提出は厳禁とされ、

もしも出そうものなら一発失格となるので、

浜でキスの匂いをくんくんと嗅いでは

選別すると言う、どすこい杯ならではの検量の様子が

笑えましたぁ・・(~o~)
そして・・秋場所優勝は海洋力士で

何と9色まで力投してバコバコと釣られたとか。

体格と言うか、腹の出具合も

どすこい杯優勝に相応しい・・・(~o~)
準優勝は和田さん・・この力士も

殆ど遠投オンリーで見事な成績を

収められたようです。
3位は石田さんで、

2位、3位はスリムなお方が入賞されましたが、

何れも遠投で成果を収められた力士でした。

以下の成績はこちらで。

エボさんは9位入賞。副賞に温泉入浴券をもらって

ニンマリ。
その後も季節に似合わないフェーン現象による

灼熱の下、皆で汗をだらだらと垂らしつつ

表彰式は続き・・・

最後は目玉賞品のエブさん提供の

自転車を獲得すべくジャンケン大会。

このジャンケン大会で自転車を獲得された

shimaさんから何と・・・

「投げ北秋祭りの賞品にどうぞ」と獲得された

自転車を頂き、感謝感激・・ありがとうございました。

ありがたく、使わせて頂きますm(__)m
千里浜の土俵をバッグに力士と親方衆が全員

集まって記念撮影。

どすこい杯らしい、

千秋楽の打ち止めまで

力投しっ放しによる心地よい

疲れを感じながら解散となりました。
その後温泉でユッタリとしてから

相撲部屋である能登島Weランドに戻りまして・・

秋場所で疲れた体に栄養を補給せねば・・と

夕方からは部屋の調理場に

力士が集まって来て料理が始まりました。

先ずはRin力士が今朝釣って来たばかりのアオリを

捌きに取りかかり・・
OTOTO力士は今回も見事な包丁さばきで

釣れたばかりの良型のキスやアオハタを刺身に。
こちらではキスの天麩羅をと、丁寧な仕事で且つ

大量に仕込み中。
これが今夜のメイン。

ブタの大腸のホルモン。昨日仕入れたばかりの

新鮮な、未だ見た目が長い大腸そのもののやつを・・
その大腸をごり幹事長自身がぶった切る・・・

力士思いの幹事長に頭が下がり・・・(~o~)

今回も肉は豚のみにて、

豚足も、もちろんそのまんまの形で出て来て

「あんたが食ったら共食いやで〜」と

皆が笑い〜。
トントロの塊は部屋の料理長が綺麗に捌き・・

事前に、ごり幹事長に聞くと・・

「肉しか頭に無かったので

野菜が何にも無いわぁ・・」と言う事だったので・・

チーム投げ北で野菜を近くのスーパーで仕入れて

コッテコテの焼肉に添えるべくカットし・・。
こんな臓物も丸ごと仕入れたそうなので

これも料理長が綺麗にカットしてくれ・・。
天麩羅が旨そうに揚がり・・・
ホルモンの山もカットされて大きなバットに盛られて

焼かれるのみとなり・・

横ではビールサーバーも

スタンバイ完了。
石川名物のぶっとい麩が入ったキムチ鍋が

煮え立ち・・・いよいよ調理場には腹を鳴らす

香しい匂いが立ち込め始めましてぇ〜。
トントロと豚足がカットされて銘酒群の前に

出て来たら〜。

「うん・・そろそろ良かろう」

「ほいっ、ビールをみんなに配ってくれい」と

幹事長からお達しが有りましてぇ・・
「皆の衆、本日はご苦労であった、

これから夜の稽古となるが、

肉と酒は十分に準備したので、

今夜は無礼講で存分にやってくれい、

んで、乾杯の音頭はエボ力士、

今回もおまいしか居らん、任せたぞっ」と声が

掛かりましてぇ・・・
ビールを片手に皆がエボさんの周りに集まりましてぇ・・
「皆の衆、本日の千里浜土俵での立会い、

見事であった、ビールは持ったか?。よし、そろそろ

行くぞ〜っ。」
「今日はお疲れさんっ、乾杯〜っ」と

エボさんが大声で発生すると共に、

皆でビールを一気に飲み干しまして・・

「さあっ焼くぞ〜」と肉が配分されまして・・
5台の焼き場の大網に

白、キモ、トントロが並べられて脂が垂れ始め、

傍らではSB力士持参の黒ハンペンも焼かれ・・
肉が焼きあがるまでは・・「これ、食ってみてよ」と

SBさんがアユの甘露煮などの絶品の

酒のつまみを出してくれて舌つづみ。
キムチ鍋を肉を焼きつつ皆でつつき・・・
調理場で頑張ってくれた衆も

ようやく肩の荷が降りてマッタリとビールを味わい・・
ポパイ力士の頭にはテッカテカに脂が浮いて来て

ますます光り輝き・・
家族みんなでBBQを楽しみ・・・
ごり幹事長から、「これぞ稽古に相応しい酒じゃ」と

60度近いベトナムか何処かの酒を

注がれて料理長と酌み交わしたので

口から炎が出て・・・(;O;)
「わしゃ、土俵はどうでも良いのよ、

この夜の稽古だけで十分楽しいのよ」と

調理で疲れた体を癒しつつSBさんはマッタリと・・
極上の臓物にはこれでぃっ・・と、こんなやつが

惜しげも無くポンポンと栓を抜かれたら

呑まない訳にはいきませぬ〜。(*^^)v
呑むとみんなおんなじような顔になるな〜。
昨年に引き続き、呑むと豹変したシト。

何処かの国の独裁者が若かりし頃に

とっても似てると皆に大笑いされたシト。

この元締めはんが、

「投げ北秋祭り、今年は皆を引き連れて

逝きますっ」と約束をしてくれて握手しながら感激し・・。
「肉の宴の後の締めはやっぱりこれや・・」と

深夜から始まったのが信州の絶品蕎麦。

これは恐らく関西では食えん、極細麺なのに

腰が強い、とても旨い麺で、

コクが有るけど上品な味の

特製ダシと共に頂いたけど、

「こんなのを食ったら他のは食えん、これが本物か・」

とうなってしまうほどの逸品でおました。
と・・年寄り衆が裏の調理場で蕎麦をすすっている

間も表の宴会場では宴は更に盛り上がり・・
ますます頭のてっぺんまで赤くテカテカになり・・
蕎麦を食ってシメたはずの衆も

また乾杯の輪に引き戻されて呑み・・・
こうなると

明日の二日酔いなんぞは全く気にせずぅ〜。
エボさんとチョリソー君の顔はひきつりっ放しで

元に戻らなくなり〜。
こんな力士も。

口移しで肉を食らう衆の後方では肩を組んで

語り合う衆も・・。
遂にワテも泥酔状態にて、ふらふらになって、

デジカメのブレ防止機能が全く役立たずとなり・・

午後11時、皆より先にダウンしてコテージに行って

爆睡。

朝方起きたらエボさんは足に包帯を巻いていたので、

「どうしたんや」と聞いても本人も良く覚えて無いし、

高橋さんの指は毒虫のムカデに刺されたとかで

痛々しい事になっていて当分釣りは2人共に

出来そうも無く、ビックリしましたが、

2人をなだめながら、楽しませて頂いた親方衆に

礼を述べて北陸を後にしました。

って事で、今回のどすこい杯及び夜の稽古もキス釣り大会は久しぶりに思いっきり投げる程に釣れる大会で、

ぶっ飛ばして楽しめましたし、夜の稽古は昨年同様に、いや、昨年よりも更にワイルドで楽しく、旨い酒と食材が満載で

本当にどすこいの衆には大変お世話になり、ありがとうございました。来年も是非また参加させて下さいね・・・ではっまたっ。