2012年釣行記
8月26日 全日本サーフ 大阪協会キス段位制大会に参戦。
厳しい残暑下での大会でしたが、例年に比べると型揃いのキスが多く釣れ、
くまさんが優勝、奥村さんが4位で100人の会への切符をゲット・・の巻
8月26日は全日本サーフ、大阪協会のキス段位制大会が京丹後市の葛野で行われ、
チーム投げ北からは私と上ちゃん、奥村さん、あつしさんの4人が参戦。同じクラブの大阪サーフからはくまさんや伊達会長も、もちろん参加。
他のクラブの人たちと混合で、3人1チームを組み、3人のキスの総数で競うルールで、朝5時から9時までの4時間の大会です。
受付は朝4時に、未だ真っ暗な中で行われ、各々に クジを引いて3人で1チームが編成され、 同じチームとなった皆さんと挨拶。 風は殆ど無風で、波の音も静かで、 今日も厳しい残暑が予想される以外はキス釣り大会 日和。 協会長の「熱中症に注意しつつ頑張って下さい」の 挨拶の後、伊達会長から、 「今日の大会では上位入賞者の5名までが 来年の東西投げ釣り100人の会の出場権を得ます、 また、今大会の優勝者は9月に弓ヶ浜で行われる 報知新聞キス釣り選手権の決勝大会へ 大阪協会より推挙し、出場権を与えます」と 発表が有りました。 |
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これは・・奥村さん自作のタングステンデルナー27号 を分解して作ったスペシャル砂紋バスター。(~o~) 「発泡オモリにタングステンを使う意味が 理解出来ん〜」と皆に笑われていましたが、 オモリ部分がコンパクトなので、 より安定して飛びそうでバブリーなお方は お試しあれ〜。 「今日はこれでバンバン釣ってやるわい」と 奥村さんは言っていましたが、さて結果はいかに・・ |
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さて・・大会ですが、未だ真っ暗な中、4時半に ヘッドランプの明かりを頼りに散開し、 上ちゃんや奥村さんは例年のごとく、 数が望める小天橋方面に一目散。 一方、クラブの同胞、伊達会長やくまさんは 逆方向の箱石めがけて走り去り・・・ 残った私とあつしさんは・・・ 「昨年は葛野のド真ん中、 駐車場下で優勝者が出たし 本部下もあなどり難い、まずは近くでやろう」と 2人で決めたのですが・・」実は私もあつしさんも 最近仕事がキツくて夏バテ気味であり、 日頃体力を使っているので 体をいたわって歩かなかっただけの釣り場選択。 さてどうなりますやら・・。 タックルはいつものラメ色竿に白リール。 エサはイシゴカイのみで針は篭定必殺の8本針で 5時丁度に薄暗い中、投げ込み開始。 |
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暗いのでスプールをヘッドライトで照らしながら 何色で食うか確認しながら巻いていると、 6色に投げた砂紋バスターが5色手前から明確な アタリを伝えて来て・・・先ずは16センチ程の キスがダブルで掛かって来て回収。 例年なら波口でピンがパラパラ程度の今大会ですが、 今年の日本海はこの猛暑の夏が続いているのに キスの夏枯れの時期でも型が落ちず 距離も遠めで食ったりと初夏同様の釣れ具合が いつまでも続いており、今日もそんな具合。 両隣の選手は素針のみで「しめしめ・・」と 思いつつエサを射し直し・・・ここらでようやく周囲が 明るくなり・・・ライトを消灯して 投げ返します。 |
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また15センチ程のキスのダブル・・・ 隣の選手に、「イシゴカイですか・・私は チロリしか持ってませんが、 全くアタリが出ませんわ・・」と 言っておられましたが、「チロリでも食うと 思いますけどねぇ・・」と会話し、 ポロリポロリと釣り、近くであつしさんも 同様に釣っている様子。 周囲で釣っているのは私とあつしさんだけで、 早くも井の中の蛙状態。^_^; 皆が箱石や小天橋でバコバコと釣っているのも知らず 周囲では自分たちだけがポロポロと釣っていたので 安心して殆ど移動もせずに釣っていたのですが・・ |
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私とあつしさんの近くは誰も釣らず、 2人でポロポロと釣り、 いよいよ7時を過ぎると早くも暑くなって来て・・ 「さっき、5連が有りました」とあつしさんが 教えてくれ、その後私も・・・ |
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20〜15センチを4連して井の中の蛙状態・・と 言うより朝からこの暑さ、 仕事疲れが残っているのも重なり、 移動するなんて事は考えもせず、 同じ場所から投げる方向だけを毎回変えて 探るのみ。しかし今日のキスは居場所がバラバラ じゃ〜。 5色でも食うし、3色、2色でも食う、 されとて4連して同じ場所に投げ返しても 全くアタリが出ん〜???と 小さな群れが点在している感じ。 意外なのは例年この時期のピンギスの居場所である 波口の白波の下に全く居ない事。 |
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しかも連で掛かれば良いほうで、 7時を過ぎるとアタリも散発で 素針を引かないように探るのがやっとで 単発が多く、数が伸びません。 海水浴客が海に入り始め、 沖をジェットが走り始めた8時頃からアタリは激減して 諦めモードで納竿時間となり、 「あつしさん、引き上げるぞ〜」と検量場所に戻りました。 結果は私が21匹であつしさんが19匹。 しかし・・・帰って来た上ちゃんや奥村さんの釣果を 見てビックリ。 |
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上ちゃんは・・小天橋のかなり奥まで歩き、 最初1時間はサッパリだったそうですが、 明るくなって暑くなると共にアタリが活発に出たそうで、 4連5連まて3連と38匹も、それも良い型ばかりで 1キロ程度釣ってました。(@_@) |
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「ワシらの倍も釣ってるやんか、やっぱり歩かないで 楽して数は釣れなかったなぁ・・」と 例年に無く型の良いキスが多く釣れた 小天橋を遠望しつつあつしさんと猛反省。 |
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昨年度準優勝の奥村さんはもっと釣っていて、 小天橋の中ほどまで歩いて上ちゃんの居る場所よりも 少し手前で釣ったそうですが、 「20センチの5連も有ったでぇ・・、 総じて型が良かったので 面白かった」と言いつつ 42匹の釣果でニンマリ。 2人に共通しているのはイシゴカイのみでの釣果で、 周囲の選手はチロリを使っている選手も多かった ようですが、小天橋ではイシゴカイのほうが余程 食いが良かったそうで、 チロリしか持っていない選手は 指を咥えて見ていたとか。 一方・・箱石から帰って来た伊達会長は・・ |
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「チロリしか食わなかった、イシゴカイなんか 全然食わんかったよ」と言いつつこの釣果。 20センチ級が多く、小天橋同様にピンが殆ど居ない 楽しい釣果でニンマリ・・。 他の、箱石に向かった選手も 殆どがチロリで好釣果をあげていて、 イシゴカイは殆ど食わないので使わなかったとか。 くまさんに至っては・・・ |
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何と葛野から芝古まで片道2.5キロも走って 往復5キロの大遠征。 聞くと箱石の岩場近くまで2キロ程度歩いて 入ったものの、 開始1時間は完全ボウズだったので、 いちかばちかで更に1キロ弱走って芝古まで突撃し、 残り1時間となったものの、遠征の甲斐が有って 芝古では5連6連また7連とバコバコだったそうで、 殆ど1時間、夢中で釣って83匹の大釣果で クーラーに沢山のキスを入れて帰りも 炎天下の砂浜を2.5キロ走り、意気揚々と帰着。 |
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聞くと芝古でもチロリのみで釣ったそうで、 イシゴカイは食いが悪いので殆ど使わなかったとか。 またまた、あつしさんと箱石方向を遠望しつつ、 「楽してたら勝てないよねぇ・・」と 猛反省。 |
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そして・・個人の部はくまさんがダントツの釣果で 優勝。 報知キス釣り選手権の決勝大会と 来年の東西投げ釣り100人の会へのキップも ゲットしてとても嬉しそうでした。 副賞は沢山の京丹後市で採れたナシとブドウが 沢山入った詰め合わせでした。 |
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上位3チームの皆さんです。おめでとうございました。 | |
奥村さんは42匹で個人戦4位入賞。 昨年に引き続き東西投げ釣り100人の会への キップを獲得して嬉しそうでした。 以下上ちゃんも上位入賞で副賞をもらい・・、. |
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私同様に貧果に泣いたあつしさんでしたが・・ ラッキー抽選でシステムバッグが当り嬉しそう。 何にも無しは私のみでした・・。(;O;) |
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って事で、歩かず楽をしたせいで、 今大会では平凡な成績となり、 サッパリの私でしたが、 何とか4人家族で1人に5匹づつの キスを持ち帰りまして・・ 娘にフライを作ってもらって舌鼓。 葛野や箱石で釣れるキスはとても美しい上に カルキスなんぞは皆無でフライにしてもとても美味しく、 今大会ではピンも皆無だったので サクサクのキスフライを冷たいビールと共に味わって とても暑かった夏の一日が終わりました。 |
って事で、今大会では小天橋ではイシゴカイを好むキスが殆どで、箱石方面ではチロリが好調でイシゴカイを食わないキスばかりと言う、
不思議な現象を目の当たりにしましたが、これはもしかしたら以前からそんな傾向に有ったような気もしますなぁ・・。
特に箱石の大型はチロリに分が有りますし、小天橋の、特に近投の溝やカケアガリで釣れるキスは
イシゴカイを好むのは過去の経験から判っていたものの、その傾向が今大会では特に顕著に出た感じでした。
今大会では芝古まで走ったくまさんは別として、箱石よりも小天橋のほうが数が出て、
型も箱石に劣らない釣果が出ており、また勉強になりました。
蔓野、箱石、小天橋周辺の浜はこれからが面白く、秋風が吹き、サザ波が立ち始める10月には28センチ程度の大型も混じって
数も上向きます。今年はこの猛暑で海水温が高いので今は未だ水温が適度な早朝が良く釣れますが、
10月頃には日中でも楽しめるようになるはず。
また、今年はシマノジャパンカップ関西大会が9月中旬に行われるので、また今後も暫くは
葛野に通ってみようと思いますが、その頃まではベタ凪が続き、今日同様かなと予測しているところです。ではっまた・・。