2012年釣行記

6月23〜24日 東西投げ釣り100人の会に奥村さんと参加。

大雨後の超激渋な浜での大会でしたが、2人揃って決勝進出を果たして頑張りましたぁ・・の巻。

6月23〜24日は全日本サーフ主催の東西投げ釣り100人の会が、静岡県の大倉戸海岸で行われ、

今年も全国の投げ釣り組織からトップトーナメンター100名が集合して盛大に開催されました。

チーム投げ北からは私が過去優勝経験者として大阪協会から推薦で、奥村さんが昨年の大阪協会の段位制大会で

準優勝をして参加資格を得、今回は2人で浜松に向かいました。

集合は23日午後4時。遠方なのと、篭定釣具店さんにも行きたかったので北近畿を午前8時に出発し、

舞鶴若狭道、北陸道、名神、東名と高速道路を走り、篭定釣具店さんには午後1時頃に到着しました。

お店に到着し、頼んでおいたエサを準備してもらって

いる間、店内の投げ釣り用品を物色。

エサ箱やサイドボックスは一昨年に訪れた時よりも

更にアイテム数、展示数ともに増えていて、

ヨダレが出そうな品々がズラリ・・としかも整然と

展示してありました。
オリジナルの天秤も増えており、クーラーの内箱も

ダイワ、シマノ用と分けて説明文も付けて

展示されていました。
特に増えていたのが仕掛類。

50本連結仕掛や糸付針など、

よりどりみどりで、殆どのメーカーの仕掛けや

針がこのお店だけで

入手可能と思えるほどの品揃え。
小物類の品揃えも多く、

100人の会参加者の多くが訪れて

店内は大賑わい。
オリジナルのスプールやラメ糸付の針、

0.2号の道糸なども

大量に展示してありました。
オリジナル天秤や木オモリ、発泡オモリなども

一昨年よりも倍増以上の品揃えで、

投げ釣りファンが行ったらなかなか

帰られなくなりそうな品揃え。(~o~)

その後エサを受け取り、

「明日は頑張って下さいね・・」と店主の寺田さんに

応援してもらいながら大会会場のホテルに

向かいました。
篭定さんを出てホテルに向かう道中、

1号線バイパスの高い橋を渡ると、

明日の競技会場となる

大倉戸海岸が見えましたが、

かなり沖からウネリが打ち寄せている上に、

浜名湖からは大雨による濁った真水が大量に

浜に流れ込んでおり、

カフェオレ色の海となっていました。

「あんな浜で釣れるのか、ゴミも流れてるで・・・」と

2人で顔を見合わせましたが、

明日は風も弱くてもう少し波も静まる予報で、

「ボウズにだけはならないように頑張るべ〜っ」と

言いつつ更に走り・・
ホテル リステル浜名湖には午後3時に到着。

浜名湖沿いのホテルにはすでに多くの参加者の

車が集まって来ていました。
早速受付で参加費を支払い、

明日のブロック分けの抽選をします。

プロックは東軍、西軍10人づつが1つのブロックに

入るのでAからEまで5ブロックに振り分けられ、

抽選の結果は・・私がAブロック、

奥村さんはBブロックのクジを引きました。
受付会場の横には各社の新製品の竿も展示して

有り、しばし触ってから温泉に浸かり、

長旅の汗を流して6時の懇親会までは休憩。
懇親会は午後6時から8時まで行われ、

開会の挨拶、メーカーの祝辞と続いて・・
皆で乾杯〜。同じテーブルにははるばる九州から

拙者の投げ釣りさんの国友さんや

山内さんも来られていました。
乾杯の後は懇親会。

当地の名物料理、ウナギや

キシメンなどに舌つづみを打ちつつ

皆でビールをどんどんと注文して

呑み・・(^^♪
呑んで気分が良くなるとあちこちで

酒宴の輪が出来、普段は杯を酌み交わす機会が

無い者どうしが集まって投げ釣り談義。

私も経ヶ坂さん、小町さん、大福さんたちが集まって

熱い会話をしておられたので早速輪に加えて

もらってWWGG・・!(^^)!
大福さんが、「おめぇはいいよなっ、ファイナルに

行けてよぉ・・」と嶋野さんに言うと、

「大福さんだって何回も行ってますやん、

また来年頑張って下さい・・」

僕もね・・今年のセミではこっ酷い目に逢ったから、

また来年も北のセミにリベンジしに行くし、

また教えてね・・」と私。
マスターズサーフのチョリソー君は初参加。

大先輩の大福さんや佐藤さん、岡本さんたちに

「てめぇ・・若手のホープなんだから、

修行するつもりで頑張れっ」と発破を

かけられ・・。
無茶苦茶濃いメンバーが揃って

今期のトーナメントの成績や失敗談、

今後の意気込みなどの話で

大いに盛り上がっていると・・
毎年参加されている仙台の相澤さんも来られて

酌み交わしつつ「明日、釣れるの、

ボウズだけは嫌だぜ〜っ」と

何とかキスの姿を見る為の作戦会議。

「そんなもん、あんなドロドロの波の海だ、

何も考えないでブン投げたらいいんだよ」

「そうだね・・ブン投げてダメなら諦めるべっ」などと

言っていると・・
地元の勇、

昨年のスーパーバトルカップファイナル優勝者の

古牧さんも招待選手として来られており、

酒宴の輪に入られて楽しい話を

沢山聞かせてもらいました。

これまでの古牧さんに対する私の印象は、

とても熱く、豪放な感じの人だと思って

いましたが、話を聞くと繊細な一面も感じられ、

いろんな人と語らうと、とても勉強になるのが

この100人の会での懇親会。

私は釣りよりも殆どこれが楽しみで来ている

ようなものですが、本当に楽しいひと時でした。
そんな、無茶苦茶濃い皆さんとまた乾杯。

「もう中締なの、未だ早いぞ〜っ」と

中締の後も暫くは車座になって

語らっていました。
酒宴が一段落したら〆の

肉厚ウナギを飯と汁と共に一気に食らい〜(*^_^*)

「さあ、寝ようか・・」と思っていたら

「お〜いっ佐織さん」と声が飛んで来て・・。
いつもメンバーの皆さんに声を掛けて頂いたり、

ジャパンカップ中部大会でもお世話になった

浜松多鱚会から鈴木さんが参加されていて、

にお礼を言いつつまた語らい・・
小町さん、西向さん、田中さん、大福さんも・・

みんなが部屋に帰った後も熱い語らいが

続いておりました。

チョリソー君はそんな、先輩方の皆さんの話に

興味津々…(~o~)

若手にとって、こんな会に参加出来る事は、

素晴らしい経験になるんだろうなぁ・・。

そんな事を思いつつ、いよいよ懇親会場から

追い出され、伊達会長や小山さんと共にラーメンを

食べに行って寝たのは11時。

起床は2時10分なので

しばし爆睡しまして・・・

モーニングコールがきっちり2時10分に鳴り響き、

ホテル出発は3時。

アタフタと着替えて大倉戸海岸まで30.分程度走り、

大会の列に並びました。

辺りは未だ真っ暗。

4時から大会の挨拶とルール説明が有り、

4時半にブロックごとに分かれて出発となりました。
大会は1ブロックに東軍10名、西軍10名つづが

入り、私は西軍Aブロック5番スタート。

番号の若い順に浜に並び、1投目はそこから

投げ込み開始。

2投目以降はプロック内何処に移動しても可の

ルール。

各軍上位4名つづが決勝に進めるのですが・・

Aブロックのメンバーがまた濃い・・

同じクラブの伊達会長にレインボーキャスターズの

松尾会長、大前さん、高地中央サーフの山中さん、

同じく高地RYOMAサーフの吉永会長、

小倉メゴチサーフの北野さん、拙者の投げ釣りの

国友さん・・などなど、トップキャスターの皆さんが

ひしめいていて、

「こんなメンバー10人の中で、

4名の決勝戦枠に入れるかなぁ・・」

と思わず身震い。
東軍は・・これまた神奈川投友会の小町さんに

石田さん、湘南鱚酔会の高見澤さん、宇都木さん、

柏崎サーフの松山さん、

浜松多鱚会の中村さん、鈴木さんなどなど、、

超有名なキャスターがずらり・・。

無茶苦茶濃いメンバーが並んで、

先ずはクーラーチェックをし、

その後浜に散開。
浜に出て皆が居並ぶ頃、ようやく空が白んで来て、

ヘッドライト無しでも周囲が見渡せるようになり、

私も西の旗から9番目の、ブロックのほぼ中央部

に審判から位置を指示されてクーラーを置き、

竿を継ぎました。

海を見ると、昨日よりは波が収まっていて、

濁りも弱まって青い海が見えるようになり、

ほっと一安心。

心配された流れ藻やゴミもかなり収まったようですし、

期待しつつ先ずは7本針にチロリと、

昨日、寺田さんから勧めてもらった細めの

アオイソメを半々に刺して準備完了。
そして午前4時45分、

15分前倒しで試合開始となりました。

浜はとても広くて砂も締まって投げ易いですが、

先ずは中距離から・・と皆が一投目からフルキャスト

する中、私はいつもの砂紋バスター27号で

様子を探ろう、早く今日のこの浜の情報を多く

仕入れよう・・と1投目は5色に投げて

手前まで引きますが・・・。少し右にオモリが流されて

道糸に大量のゴミが掛かり始め・・

かなり斜め方向まで流されてしまったので

2色から回収。

道糸にはビッシリとゴミが付着して

力糸と道糸の結び目に集まってガイドを通過せずに

難儀な事・・。
それでも隣の浜松多鱚会の鈴木さんはすぐに

良型のキスを釣り上げ、

「佐織さん・・居ますよ、5色付近ですよ・・」と

教えて下さり、「エサは・・」と聞くと

「地元産のジャムシですよ」と言われるので、

見せてもらうと・・まるで、ペチャンコに乾燥した

塩マムシのような形と色をした虫で一寸ビックリ。
周囲でも・・皆さんポロポロと遠投で釣れ初めていて

焦る・・。

仕方なく流され難い

カッ飛び天秤のトップガン33号に

換装して投げ返しますが、

皆さん1投目、2投目までは

ポロポロ釣っていたのに、

その後は周囲では殆ど釣れなくなり、

私もアタリもカスリもしないまま、早くも

1時間半が経過。

「後1時間半・・何とかせねば・・・」と

思っていたら、鈴木さんが先ほどの「ジャムシ」を

3匹下さり、「移動して頑張って来ます」とお礼を言い

エリア東側に大きく移動開始。

どんどん歩いて・・・聞きつつ歩いて行くと、

早くも松尾さんは4匹とか、吉永さん、山中さんも

1匹釣ったと聞き、ますます焦る・・
とうとう、東の旗の際まで歩いて来て、そこに居られた

レインボーキャスターズの大前さんに声を掛け、

隣に入れさせてもらいました。

見ると・・すぐ隣にはBブロックの奥村さんが居て、

聞くと早くも8匹も釣っており、

恐らくBブロックの西軍ではトップだとか。(@_@)

「おぬし、やるのう・・」と言うと、

「このブロックではワシの前の5〜4色にキスが

多いみたい」と言っており、

幸い隣に入ったので「もしかしたらボウズを逃れ

られるかも・・・」と

6色に投げ込みますが、暫く引いていたら

突然0.4号の道糸が根にも掛かっていないのに

4色を残してプッツン。

流れ藻やゴミに擦られ過ぎて劣化していたようで、

今度は・・・
篭定スペシャルスプールに巻いた、

流れ藻やゴミにも強い0.8号で

投げ込み開始。残り僅か1時間でますます焦る・・

でも隣の奥村さんは9匹も釣っているし、

ここにはキスが居ると信じ、

そして、先ほど鈴木さんから頂いた

ジャムシがここのキスの好物と信じ、

また砂紋バスターに換装して

聞くままに5色から4色を丁寧に引いていると・・

暫くすると太目の道糸なので

じわじわと奥村さんの方向に流され始め・・

「あっオマツリしてしまう・・」と、立ち上がって

巻き上げようとした瞬間、

突然、ドッカン・・と本当に大きな

激信が伝わって来てビックリ。
「ここには沢山キスは居ないし、追い食いなんて

しないから・・」と先ずは1匹のキスの顔を見たくて

即刻巻き上げ開始。

見えて来たのは見事に太った18センチ程度の

良型キスで、これで何とかボウズを逃れてほっと

一息。

周囲は未だ1匹や匹のみの選手が殆どなので、

「何とかもう一匹・・」と

仕掛けを遠投に有利な4本針とし、

針は必殺篭定スペシャルの5号。

これに先ほどもらったジャムシの残りを丁寧に刺し、

「何とかもう一匹釣れてくれ・・」と

残り15分。
この頃になると、満潮の時間帯で潮が反転して

西に向かって流れ始め、みんな更なる激渋に

諦め顔の選手も居ますが、それでも・・と

粘っていると、今度は小さなアタリが出て・・

12センチ程の小型が姿をみせてくれ、

ようやく2匹目。

すぐに試合終了となってしまい。

検量の列に並びました。
検量では・・皆さん激渋に泣かされた様子で、

山中さんも吉永さんも1匹のみで

追加出来なかったと

渋い表情。
松尾さんは5匹も釣って余裕の

決勝進出でにんまり。

結局・・1回戦Aブロック西軍では5匹が1人で

3匹が3人居て決勝進出。

残り1人の枠は2匹釣った選手が私を含めて

が4人居たので、ジャンケンで決勝進出者を

決める事となりまして、

いざっ、4人でジャンケンポン。

すると・・何と私がチョキで残る3人がパーを出して

私が運良く決勝進出(^_^)v

残り30分で何とか2匹釣り、シャンケンで勝って

ようやくの決勝進出で「今年は丸ボウズで

一回戦敗退かいな・・と嘆いていたのに

起死回生の嬉しい決勝進出となりました。
「鈴木さん、助かりましたぁ・・」とお礼を言いつつ

2人で仲良く決勝進出。

鈴木さんは開始早々から3匹釣っておられ、

さすがだわ・・。
外のブロックでも・・激渋で

1〜2匹のみの選手が大半で

同尾数での決勝進出をかけた

ジャンケンで一喜一憂。(~o~)
相澤さんは・・残念ながら、1匹のみで1回戦敗退・・

お疲れ様でした。
ささめ針の吉井さんは1回戦9匹も釣って

素晴らしい・・

奥村さんも9匹でブロックトップ。

余裕で決勝進出でした。

西向さんはDブロックで15匹も釣って

1回戦での最高匹数を釣っておられましたし、

茅ヶ崎サーフの友重さんも10匹と

ブロック1位の素晴らしい成績でした。
これまたお世話になった寺田さんに、

「何とか決勝に出られます」と

報告。

「頑張って下さいね」と激励され、

決勝進出者の列に並びました。
決勝進出者は40人。

小町さんや大福さん、古牧さん

松尾さん、西向さん・・などなど、

1回戦よりも更に濃いメンバーがずらり・・。
決勝開始は9時。

11時までの2時間で行われました。
決勝で入ったのは・・奥村さんが1回戦で9匹釣った

本部のテントの真正面。

1回戦で良く釣れたと奥村さんが言う、

4色の横方向の大きな溝のみを狙って

5色に投げ、少しさびいて深みと思われる場所で

殆ど止め釣り・・。

2人肩を寄せ合ってジックリとさびいていると・・

先ずは私の竿に素晴らしいキスのアタリが出て・・
これまた良型のキスをゲット。

エサはもう、ジャムシが無くなったので

チロリでの釣果。

決勝では早々にボウズを逃れて嬉しい・・。

早速、後方で応援してくれていた

相澤さんに撮影してもらいました。m(__)m
針は必殺篭定スペシャルの

キススペシャル5号でピンクの蛍光玉付のものに

掛かってくれました。

それにしても掛かりが浅い・・

クチビルにチョコッと掛かっているだけでした・・。
暫くすると・・奥村さんも

「おっ小さいけどもぞもぞっとアタリが出たぞ」と

巻き上げ開始。
「やった・・やっと1匹釣れた〜」と

奥村さんもようやくボウズを逃れてほっと一息。
しかし・・その後は潮が引き潮に変化。

ますますキスのアタリは無くなり、

残り30分。

「いちかばちか・・」と8本針に

残ったチロリを厳選して丁寧に刺して

最後まで2人して頑張りましたが、

その後追加は出来ず、

2人揃って1匹のみの釣果で決勝戦が終りました。
大福さんも1匹のみで・・仲良く苦笑い。(~o~)
決勝戦の後はホテルに戻って表彰式と

昼食。

表彰式に先立って成績表が配られ

皆さん食い入るように見ていました。
優勝は・・3匹釣られたささめ針の吉井さんと

レインボーキャスターズの松尾さんで

同尾数の2名が優勝と翌日に発表されました。

松尾さんは3回目の100人の会優勝、素晴らしい・・。

以下岡本さんが3位、小町さんが4位で2匹釣った

選手が6名。

私と奥村さんは1匹づつで1匹を釣った選手が16名。

後の16名はボウズと言う、超激渋な大会でした。

尚、同一匹数の場合は決勝での出発クジで

遅い出発クジを引いた選手が

上位になるルールで、

順位付けが行われました。
優勝の吉井さん、松尾さん、準優勝の岡本さん

おめでとうございました。

皆さん竿を獲得して嬉しそうでした。
私と奥村さんも

タングステンデルナーなどの賞品を頂きました。

表彰式の後は、また皆さんと歓談しつつ

昼食の弁当を頂き、午後2時、浜松を後にしました。

って事で、チーム投げ北からは私と奥村さんが参加させて頂き、私はなんとか、奥村さんは余裕で2人揃って決勝戦に進出出来、

決勝でも仲良く1匹づつ釣って入賞し、「まあ・・あんなに渋い海だったし、15位と16位なら上出来だわ・・」とニコニコ顔で帰って来ました。

また来年も、ここに来られるように今後も精進したいと思います。

お世話になった大会スタッフやメーカーの皆様、本当にお世話になりました。

また、篭定釣具店の寺田さんや浜松多鱚会の鈴木さん始め、今回も多くの皆様に応援して頂いたり、

何より、トップトーナメンターの皆様との親交が楽しかった大会でした。親しくして頂いた皆様に感謝・・・ではっまた・・。