2010年釣行記
5月30日 報知新聞キス釣り選手権 徳島予選に参戦。今検討中の砂紋バスターでキスをバラさ無い釣りを実践の巻 

5月30日は報知新聞キス釣り選手権の徳島予選が徳島県の北の脇海岸で行われ、

今回はチーム投げ北から私一人で参加して来ました。

同日、チームの天満のもりさん、トキねぇさん、adworkさんは弓ヶ浜で開催のダイワSBC杯鳥取予選に参戦。

お互いの健闘を祈りつつ、前日土曜も遅くまで残業をこなし、自宅を出たのが夜11時。

北近畿から徳島の県南までは約250キロの道程。徳島県内を除いて殆どが高速道路で繋がっているので、約3時間強のドライブ。

出発時から冷え込み、明日のキスの活性を心配しつつの大会参加となりましたが、

大鳴門橋を渡って徳島県に入った夜の2時頃には気温も15度を上回って一安心。風も弱くて夜空には星がまばたき、

キス釣り日和となりそうで、会場入りしてすぐにハイエースのベッドで爆睡。

受付開始の5時までグッスリでした。

目覚めると、みやさんのお店でイシゴカイの

購入を頼んでいたしおざきさんが

元気に準備中。

しおざきさんは先日のダイワSBC杯四国予選

ですでにブロックの権利獲得済みなので

今日は弓ヶ浜に走らずに

報知杯の予選に来られたようで・・

同行のタカギさんと共に賑やかに準備中。
岡山の福田さんや先日SBC杯の四国予選で

優勝された久米井さんに

曽根高さんたちもおられ、

賑やかに作戦会議や情報交換。

私は今回も土曜に下見も出来ず

またぶっつけ本番ですが、

親しい皆さんにいろいろと聞きつつ

「今年はピンに結構な型も混じるそうな・・」

などと聞き、楽しみにしつつタックルの選択。

暫くすると開会の挨拶とルール説明が有り、

聞くと報知杯はもう41回目を数え、

日本で最も歴史が有る大会だ.そうで、

「9月に淡路で行われる選手権大会には

10名に一人が勝ち上がれ、

徳島予選からは7名が勝ち上がります」と

発表が有りました。

私は選手権大会の永年シードが

有るので気楽に参加

させてもらいましたが、未だ大会シーズン

序盤戦ですし、

大会慣れをするためと、

徳島のキス釣法を勉強したくて

今年も参加させてもらいました。
朝6時、いよいよ徳島予選の開始。

昨年は浜の南側で釣ったので、

今年は北側に入るべく、

しおざきさんたちの後を

追いかけて護岸を歩きながら

海を眺めるとベタ凪。

あまり広くない浜に67名の参加なので、

間隔は広くは取れませんが、

北の脇海岸は5色付近に沈みテトラが

設置されており、専ら4色以内の釣り場なので

オマツリなどは少ないと予想され、

各々5〜10メートルの間隔で浜に散らばって

競技開始となりました。

この大会はキスの数で競うので

今日は10本針の小針でスタート。

リールは遠投の必要も無いのでトラブルが

少ないストレートタイプのスプールをセット。

道糸も少し太めの0.8号。

これに改良中の砂紋バスター

ジェットタイプの25号を接続して

エサは今回は思うところも有り

イシゴカイのみ。

1投目、3色に投げて2色まで引くと

小さなアタリの後に「ゴゴンッ」と良型キスの

アタリが出て早速巻き上げ開始。

巻いている最中に久米井さんが

ピンを釣られたので

「もしやデカフグ?」と思いつつ回収すると・・
18センチ程の良型を含むダブルでスタート。

後で聞いた話ですが、

同時にしおざきさんは18センチ級の

3連でロケットスタートしたそうで、

朝一番はあちこちで良型が出ていましたが・・

警戒心の強い良型はすぐにオモリの音で

散ってしまい、その後は4〜2色でピンを

ポロポロと拾う渋い釣りに移行。

波打ち際も探りましたが、波口にはフグも居て

キスが薄く、専ら4色手前まで投げて

2色までをジビジビと引き、ぽつり、またぽつり・・

とキスを拾ってゆきます。
開始1時間もすると、ますますキスは薄くなり、

久米井さんや福田さんも北側を目指して

移動されて行きました。

一旦、潮位が少し高くなった潮が

次第に引き始め、私は潮位差が大きい

太平洋側の釣りが不慣れなので、今日の

釣りのテーマは

潮の変化にアジャストする事。

従って皆さんキスを求めてどんどんと移動して

行かれ、また入れ替わりに隣に違う

選手が入られますが、私は

頑として全く移動せず、

同じ場所で瀬戸内の潮の変化を感じつつ、

キスの釣れる距離や方向が刻々と変化

するのを確認しながらお勉強の釣り。
8時頃。潮が引き始めましたが、

相変わらず潮は弱くしか流れません。

しかし、キスは少し遠めの

4色で食いだしたので4〜3色をユックリと

引きます。超高感度の砂紋バスターは

4色でほんの6センチ程度のマイクロピンが

食っても確実にあたりを伝えてくれ、

キススペに比べると感度面で劣るタイプR

であっても、キッチリとアタリを伝達。

しかも天秤の腕を0.8ミリの超硬質鋼線とし、

先端の5センチ程だけを焼きなました

天秤は乗りも良くて快適。

移動はしませんので試合途中に大会役員から

聞こえて来る、

「北側も南端側にも、もう30匹近く釣って

いる人が居るよ。」と聞いても

今現在まだようやくツ抜けした程度で

あっても、頑として移動はせず、

「両隣の人よりは少しでも釣り勝ちたい・・」と

我慢のお勉強釣りを続行。
「今日のように、ベタ凪の時は

ジェットタイプのほうが、より砂紋バスターが

波でゆらゆらと揺れ易く、カケアガリの止め釣り

では海草タイプよりも掛かりが良い・・」などと

天秤をとっかえ、もまたひっかえと

しつつ早くも試合は残り1時間。
潮はかなり引き、今まで4色手前で

食っていたのが次第に2色〜1色半になり、

次第に投点を手前にして

頻繁に打ち返してゆきます。以前は

手前でまずまずの型が

来ると、弾かれる事も有りましたが、

今日は引き方を工夫したり、

エサのカットの仕方を調整したりしつつ

やがて終了15分前。

この頃になって、ようやく素針を引かずに済む

釣りが出来るようになり・・
アタリを感じた分は1匹逃さず取り込んで

バラシと思われたのは1回も無し。

同じ場所に立ちち続け、

毎回同じ方向に投げて叩き続けたので

当然他の選手に比べて

釣果的には劣りますが、

どうやらKISU タイプRは

感度はいまいちですが、キスの乗りは

キススペよりも優れていると言うか

弾き難いと言う感触も有り、

天秤の設計の成功も含めて

満足な結果が出て

納得して試合終了となりました。
審査会場にはピン主体でしたが、

30匹以上の釣果を得た選手も多く・・
26センチ近い良型も提出されたりして、

会場は賑わっていました。
私の成績は16匹とぼぼ

平均点でしたが、徳島鱗友サーフの

矢野さんや山村さんを初めとする

地元の強豪な皆さんも

私と同様程度の成績で、

一箇所で動かなかった割りには

まずまず戦えたかなと・・。
しおざきさんは良型ロケットスタートで

「今日は楽勝かなと・・」と思ったそうで、

数もまずまず釣られて帰って来られましたが、

端のほうでピンを数釣られた

上位な皆さんには惜しくも届かず・・・
「安心してたらやられましたわ」の結果と

なりまして・・・ガッカリでしたね・・。
でもクラブの同胞、くまさんは今回も

好成績。

昨日のG杯香川予選では惜しくも

後1匹足らずに

敗退したそうですが、

今日はその鬱憤を爆発させて

気合十分でした・・。
くまさんの釣果です。

南端の場所でピンに太いキスも交えて

かなり上位入賞?もしや優勝かと

思いましたが・・

遠く長野から来られた浅間おろしさんが

くまさんを上回る成績で・・
43匹で見事に優勝。

くまさん37匹で準優勝。

3位は高地の中橋さんでした。

30匹以上がボーターで、

見事に選手権出場を果たされた

7名の皆さん、おめでとうございました。

秋の選手権大会でまた一緒に戦う事に

なりますが、お手柔らかに

お願いしますぅ・・(~o~)

って事で、今大会はシードを持ちながら、毎年楽しみに参加させてもらっていますが、

普段釣りをしない瀬戸内の浜での釣りはとても勉強になりましたし、

今年も夏以降に参戦予定のレインボーカップや徳島鱗友サーフさんの大会などでも今日出場した浜に似ていますし、この経験を忘れずに

また修行のつもりでそれらの大会も頑張りたいと思います。報知スタッフの皆様、そして今回も仲良くして頂いた皆様、

ありがとうございました。