2010年釣行記
5月9日 KISU Tipe-Rの再試運転で好感触を得ましたっの巻 

5月9日は前日の8日に上ちゃん、奥村さんが丹後半島をあちこち巡回して「キスが何処にも居らん、後ヶ浜も未だ気配すら無い」

と教えてくれたので、丹後半島への釣行は諦め、逆方向の若狭湾に行く事にしてお昼前に舞鶴のとれとれセンターに集合。

「若狭湾も遅れているかもだけど、小浜湾の中なら宮津湾のようにいつも穏やかだしきっと釣れる・・」といつものようにWWGGと

国道27号線を東進。夏場に良く竿を出す若宮海水浴場はかなり波が高かったので素通りし、

大飯町に入ったところで北に向かい、小浜湾沿いに走って大飯原子力発電所の近くで竿を出す事になりました。

今日の釣行は先日完成したKISU Tipe-Rのアタリの出方がいまいちだったので、チューニング後の再試運転も兼ねており、

是非ともキスがアタリを確実にくれる海岸で竿を出したくて若狭湾の中で低水温期で有ってもキスの姿が望める実績場を選びました。、

私達に取っては久しぶりではありますが、数年前までは冬季を主体に訪れてはキス釣りを楽しんでいた

場所で、竿を出したのは大飯原子力発電所にほど近い赤礁岬の付根に有る大島地区のバスの回転場の護岸。

ここは小浜湾の湾口に近く、赤礁岬が北西の季節風をさえぎってくれるので栗田湾や宮津湾以上に常時穏やかで

厳寒期でもキスが居る越冬場所ともなっており、2月や3月でもキス.の姿が望めるところ。

画像のように何時行ってもまるで湖のように

波静かな場所で一日に2〜3回やって来る

路線バスの旋回の邪魔に

ならないように駐車すれば

足場も良くて広く、投げ釣りの好釣り場。

手前4色以内は藻や沈んだ漁具などが

掛かり易いのであまり長い距離を

さびけませんが、5色以上は砂地であり、

水深が5〜8メートル有るので

コンスタントにキスが望めるところ。

到着してすぐに仕掛けをセットし、

奥村さんと上ちゃんもいきなり遠投して

沖から探り始めました。
私も7色まで投げて6色の後半あたりを

ジックリと・・・。ここで気付かれた方も

有ると思いますが、先日ガイドを

トロピカルな色彩のスレッドを使って

巻いたばかりですが、1回目の試運転で

キススペに比べてかなりアタリがぼやける

感じだったので、今回は一旦ガイドを

全部取り外し、今度はシルバーレッドの

スレッドで巻き直しました。

ぼやけるアタリに対して取った対策は

「逆スパイン」

通常投竿ではスパインの

反発の強さを生かすべく

スパインの位置の上に

ガイドを取り付けますが

(頻繁に屈曲した状態で使う

ルアーロッドでは反対側に付ける事が多い

と思います)

投げ竿も肉厚の有る硬調子のものでは、

特に2番の反発が強い部分は

スパイン出しする時に苦労する程であり、

穂先に対して2番はスパインによる反発の

ムラが少ないので

キャスティング時にあけるスパインの影響は

それほどでも無く、有る程度曲げ込んで

投げる場合は反発力の差も大して

変わらないもの。逆に小刻みに振動する

アタリの振動に対しては

スパインの位置はかなり大きく影響し、

アタリにより引かれる側(海側)にスパインが

存在すると特に穂先の部分では

より大きく振動が伝わって

高感度になりますし、逆の場合は

アタリが弱まって伝わりますので、

今回は逆スパインの位置に

穂先と2番のガイドを

取り付けて再試運転。

実際投げた感じは硬さや反発力の差は殆ど

感じず、逆にスパインの位置と

反対側(陸側)が柔らかめなのでより振込み

易くなってオモリが良く乗ると共に

竿は肉厚の薄い、

スパインの無い部分の側に曲がろうと

するので、キャスティング時に竿のネジレが

生じ難く、ねじれずに曲がって、

素直にブレずに反発するので

扱い易くなります。
「あっアタリが出た・・」と上ちゃん、

そして奥村さんも巻上げ開始。

中型のキスが釣れ初め・・。

暫くして私の竿にも先日とは明らかに違う・・

先日の釣行ではアタリの角が取れてぼやけ、

キススペなら「ブルルルッ」と感じるような

型のキスのアタリが「トンッ、トンッ」と

しか感じられなかっのに、

アタリの出方がかなり改善され、

これでも未だキススペとまでは

いきませんが、かなり鮮明に

恐らくスピンパワー並みの感度と

なったような印象。
「6色以上、それも砂紋バスターで無くて

カッ飛び天秤でこのアタリの出方なら

合格点かな・・」と早くも効果が現れ、

嬉しくなって

巻き上げると17センチ程度の

まずまずの型のキス。
隣では奥村さんも砂紋バスターで中型を

2連して良い感じ。

ここは手前2色程は底に沈下物が

多いのですが、砂紋バスターなら

浮き上がりの良さを利用して

問題なく仕掛けを回収出来、

3人揃って殆ど素針無く

コンスタントに、確実にキスを引っ張って来て

好釣。(~o~)

ピンは居なくて楽しみにしつつまたさびいて

いると・・。今度はブルッルルッ・・

またブルルンッ。と気持ち良いアタリが

連続してまた6色半から届きました。

楽しみにしつつ巻き上げると

やがてキスの列が見えて来て・・
17センチ程度の3連で楽しい・・。

宮津湾のキスよりも少し太ったキスが多く、

アタリも強くて楽しめます。

キスは遠投するほど濃く、

3人でガンガンと遠投して沖を撃ち、

楽しい時間が過ぎ・・

「おっ今度は強いアタリが出たっ」と

また奥村さんが巻き上げると・・・
見事な23センチ程度の良型で

横走りまでしたそうな。
その後も2連とかが多くて

かなり楽しめました。

お昼を過ぎるとキスのアタリも散発となり、

小浜市内に行って昼食。
帰りに高浜の難波江の浜に出て様子を

みましたが、ここは予想どうり時期尚早。

遠浅で、過去の実績的にも

未だキスの接岸には早く、

あと半月はしないと釣れそうに無い雰囲気。

でも今は浜が広くて平坦であり、

投げ易いので上ちゃんや奥村さんにも

Rを振ってもらって3人で投げ錬。

大会シーズンを直前にして

遠投練習をして帰宅となりました。

って事で前回の宮津湾釣行で不満だったRのアタリ感度の部分がかなり改善されましたし、

スレッドもレーシーな真紅に変更して気分一新。(~o~)

前回の釣行では釣り場的に狭くて短いタラシで27号の砂紋バスターをオーバースローでしか投げられませんでしたので

必然的にオモリが早く乗って2番も良く曲がり、楽に振っても意外と遠くまで飛ばせたので、

「振り込み易い竿だ・・」なんて書きましたが、それは竿の表面的な部分しか感じて居なかっただけであって

浜でスリークォーター気味にしたり回転で投げるとまた別な一面が現れ、

硬く感じる領域まで振り込もうと力を入れていってもなかなか2番が曲がらずその後の反発もいまいち・・。

しかも反発が始まると今までの竿では感じなかった程の反発速度の速さで、慣れないと方向性が安定せず、

奥村さんも上ちゃんも「ちと扱いが難しい竿かもね・・慣れたキススペのほうが楽だわ・・」との感想。

私の場合、大きくユックリ目に振って、特に高い弾道を意識して投げないと反発が弱くなってしまい。かなり気難しい性格の竿かも。

重めの33号のオモリを使ってライナー気味に投げたらじゃじゃ馬な部分が出て強い挙動を抑え切れそうに無いので暫くは

30号程度のオモリでユックリと大きく振って高い弾道を意識・・で、

じゃじゃ馬が竿から顔を出さないように練習をしたいと思います。ではっまたっ。