2010年釣行記
5月3日〜5日 期待の後ヶ浜にまた皆で集合してキスの接岸を待ち続けたものの・・の巻 

5月3日〜5日は毎年恒例の後ヶ浜乗っ込みキス釣りキャンプって事で、2日のガチンコ勝負を終えて帰宅もせずに

後ヶ浜に向かい、3日の早朝より浜に出て大型キスの接岸を待ちつつキャンプを張る事になりました。

また、今年は関東からサイさん、大福さん、コージさんも来られる事になり、関東のトップキャスターな皆さんとの交流も楽しみで

来て頂ける事をとても楽しみにしつつ早朝の後ヶ浜に馳せ参じました。

後ヶ浜に着くと、幸い今日も快晴、ベタ凪。

風も弱く、絶好のキス日和。

浜には早くもサイさんや大福さんたちが

竿を出しておられ、

昨夜から到着して待っていてくれたエボさんと

共に様子を見に行きました。
暫くして上ちゃんやじぃ〜じさん、ごり3さんも

到着。

朝日の中、楽しみにしつつ後ヶ浜キャンプ

開始となりました。
サイさん初め関東から遠征の皆さん。

再会を喜びあいつつキス談義となりました。

昨日は愛知の大会に参戦されて

ここまで移動して来られたそうで、

後ヶ浜の乗っ込みキスをとても楽しみに

しておられ、後ヶ浜の特徴や釣れ方を

説明しつつ私も少し竿を出しましたが・・
昨日竿を出された人の情報では

未だ何も釣れなかったそうで、

「エボさん、粘るしか無いね、毎年粘って

5日になってようやく釣れた年も有ったし、

ここはのんびりと待つしか無いね・・」と

遠投、近投と投げ分けつつ、

浜にねそべりながら

WWGGとキスのアタリを期待します。
サイさんとWWGGと会話しつつ

後ヶ浜のキスは何時接岸し始めるか

判らないので

朝のランチを取りつつキスの反応を

待ちます、ひたすら待ちます。

しかし・・お昼になってとても暖かくなっても

キスの接岸は無く、夕方のまづめ時に

期待しつつ車で30分程度の距離の

伊根方面に移動して関東の皆さんに

楽しんでもらう事にして一旦後ヶ浜を後に

しました。
しかし・・毎年早場キスが楽しめ、

年によっては後ヶ浜よりも早く開幕する

泊の浜もキスは不在。

3投もして居なかったら即移動と決めて

いたのでもっと深い伊根湾まで足を伸ばし

ました。
次に竿を出したのは伊根湾の湾口に有る

埋立地の護岸でここはドン深なので

越冬キスも狙える釣り場。

ここで投げると・・・皆さん1投目から

「おおぉっアタリが出たっ.」と

嬉しい声が飛び交い・・
先ずはごり3さんトラギスと共に・・
大福さんもまずまずの型を釣られて

ニンマリ・・。
サイさんも今遠征で初めてキスを釣られて

喜色満面。(~o~)
コージさんは何とダブル。

「やるねぇ・・コージ君」

「ここは楽しめそうですね・・」

と暫し楽しんでもらえ、ほっと一息の私。

しかしキスのアタリは長くは続かず、

反転してまた後ヶ浜に戻り、

昼前の高水温となる時間帯を狙いましたが、

あいにく全員ボウズとなり、

お昼を迎えました。
浜から戻るとエボさんが得意の料理で

いろんな食材を調理してくれており、

昼食の準備中。
ふと傍らに目をやると、

大福さんやコージさんが関東から持参された

チロリの管理中。

エサの管理には特に留意して大切に

保存して持ち歩かれており・・・

これは購入して3日目だそうですが、見事に

真っ赤なチロリの鮮度が見事・・。

キッチリと温度管理もされており・・・
サイさんも後ヶ浜の海水を汲んできて

温度を測り、今まで生かしていた

エサの容器に入っている海水と

同じ温度にしてから

少しつづ時間を掛けて海水を補給。

ノウハウの塊なのでここでは温度や

容器に入れている砂の質など

詳しくは書けませんが、私も教えてもらって

大変に勉強になり、釣の技術はもちろん、

エサの管理面でもしっかりとしておられ、

その様子を見ていて、各大会で上位入賞を

続ける関東勢の強さの

一端を垣間見た感じでした。
昼食は寿司や和そば、ビールにエダマメの

おつまみで賑やかに・・。

今年のトーナメントの大会の計画などを

話しつつ疲れを癒しながら

楽しい食事。
今釣行ではエボさんも撮影係を勤めてくれ、

楽しい画像を沢山撮影してくれました。

ワテの腹もかなりどすこいに

なっとるなぁ・・(ToT)/~~~

北陸に逝ってちぃむどすこいに入会祈願して

来ようかなぁ・・。
午後からはキスが釣れたと

ZLさんから情報をもらい、後ヶ浜の隣の

キャンプ場裏の浜でも竿を出しましたが・・

いつも釣れる流れ込みの近くはフグが多く・・

皆さん苦労されていましたが・・
夕刻近くなってサイさんが執念で1匹。

浜の右寄りの足元からキスを引っ張って

こられ、さすがでした。
私はと言うと・・2日に続いて3日もボウズ。

案内役や疲れて昼寝ばかりしていたので

Rにキスのアタリは無く、

夕日や朝日に照らされると

Rの塗色が綺麗に輝いて見えるのを

感じただけで終わりました。

日が落ちると、大宴会の開幕。

いつものごとくエボさんの乾杯で始まりまして・・
トキねぇさんや吉岡のお母さんたちが

持ち込んでくれた大阪の焼肉や焼き豚、

エボさんが焼いてくれたヤキソバや

ADさんが焼いてくれたギョウザなど

多くの食材、料理で

テーブルが溢れ、ビールで乾杯。

炭火で美味しい肉を焼きつつ、

関東から遠征された皆さんと

大会談義をしつつ疲れを癒しながらの

宴会が始まりました。

マスターズの高橋さんや上ちゃんも日に焼けた

顔がビールで更に赤くなって・・
関東から来られた皆さんも

今日の強い日差しで

更に・・・(~o~)
霜降りの高級肉が惜しげも無く焼かれ続け

皆の胃袋を満たし続け・・

「どすこい北近畿支部作ろうか・・」と

ごり3さんから言われ・・
すでにどすこいの衆も・・どすこい予備軍の

メンバーも好きな物を食い、呑み・・

満腹になって「もう食えん」と

言いつつまた箸が伸び・・・
明日のキスの接岸を祈念しつつ

深夜までド宴会は続きます。

次から次へとあらゆる食材が

配られて来て、

呑めや食えやの大宴会。

「もう、もう食えましぇ〜ん」

「もしもちぃむどすこいでそのような

たわごとを吐いたら即脱会よ。」

「でももう若くも無いし、腹は十分入会検査を

パスする程出っ張って

来てるし、肝硬変に糖尿に高血圧の三つ巴に

苦しむのはイヤなので、

ワテはサイさんたちと天秤談義。

「HPでバラさ無いでね・・.」と

お願いされつつ、

トップシークレットで開発中の

キスが騙されたように乗ると言われる

天秤も披露してもらい・・

それを見たくにさわさんは

「そっそんなアイディアが・・」

と驚き、目はまんまるに・・。

と関東と関西の楽しい情報交換は続きます。
んな真剣な会話はどこ吹く風とばかり

すでに十分どすこいのじぃ〜じさんと

エボさんはひたすら呑みまくり騒ぐ・・・
天秤の後は関東方面でのキス釣りの様子を

いろいろと聞き・・

「湘南あたりで一日やって3匹で平均点、

10匹釣ったら超優秀で

40匹釣ったら事件扱いです」

だそうで、渋いキスを如何に掛けるか・・

皆さんとても研究熱心で

切磋琢磨して練習されているそうで、

ポイントの見切り、移動の決断、

超遠投時の掛けるノウハウなど

いろいろとお話を聞き、

関西の大会では聞けない話も多く、

とても勉強させてもらいました。
ADさんは調理人も勤めてくれ、その人柄の

良さと料理の旨さで皆さんに合格をもらい、

本日チーム投げ北への入会が決まりまして、

またADさんを囲んで乾杯〜っとなりました。

同時に入会が決まったじぃ〜じさんと共に

チームの仲間がまた増え、

本当に嬉しい事です。
明けて4日。宴会後は皆さん

グッスリと眠りこけて二日酔いにもならず、

また後ヶ浜を早朝から攻めましたが、

相変わらず水温がとても低く、

一向に状況が好転しないので

遂に後ヶ浜を諦めて4日は年間を通じて

キスの姿が望める天橋立に転進しました。
小天橋の浜に出て投げましたが、

GW中毎日ずっと叩かれ続けた浜は

キスの魚影が一週間前に比べてかなり

薄くなっており、最近までは4色あたりで

十分楽しめたキスも不在。

「こうなれば遠投じゃ〜っ」と投げ、

お隣で大福さんもフルキャスト。

大福さんのキャスティングはとてもスムーズで

力みが無いのに竿が大きく胴から曲がり

オモリがカッ飛んで行き・・

何色を引いているのかと見に行くと・・
涼しい顔で8色目の青色ラインをさびいて

おられました。(@_@;)

これぞ湘南釣法。
コージさんもフルキャストして

同じく8色ツン寸前まで投げ込んで

残り少ない糸からのさびき開始で

皆さんの遠投力の凄さに脱帽。

今日のようにキスが沖に散って

しまっている状況では何よりの強みで・・
激渋の状況でも、初めての釣り場でも

確実にキスを引っ張り出す力量は

素晴らしく、片や私はピン1匹釣るのが

やっとで技術の差を思い知らされました。
さすがに常に8色以上で勝負して

薄いキスを掛けようと

切磋琢磨し、鍛えられて

いる皆さんであり、大会での、

あえてここでは破壊力と書きますが、

例え見知らぬ浜や不慣れな浜での

大会であっても

渋くなった状況下での戦力、地元の選手をも

凌駕する遠投力を初めとする

破壊力の一端を垣間見ました。


隣でまた大福さんがフルキャスト。

常に下半身が安定してオモリがキッチリと

竿に乗り、

この瞬間から竿がガッツリと前に

押し込まれると、

元から大きく曲がり

後はいわずもがなの強烈な反発が

起こり、オモリがカッ飛び、

はるか沖に着水。

豪快なのに動きはスムーズで

竿がブレ.たり.ねじれたりもせず

方向性も素晴らしい・・。

これぞ恐ろしい破壊力。
コージさんがまた追加。

こんな、いくらジックリとさびいても釣れない

天橋立の、数日前から他人が

入れ替わり立ち代り叩き続けて

キスが殆ど散った浜からなのに・・

初めての浜にも関わらずきっちりと

キスを引っ張って来る・・。

聞くと「湘南では人が多いので

殆ど5メートル間隔程度しか

スペースが取れません、

なのに狙いのキスは7色半先なんて

ザラなのでオマツリの対応力なんてのも

持って無いとダメだし、みんな頑張って

練習してるよ」との事で、

「何処に行ってもキスなら

いくらでも釣れる環境

でマッタリと楽しんでいる私達とは

鍛え上げようが違うのだろうなぁ・・」

「なので何処の地方大会でも

関東勢が優勢なのも

当然なんだなぁ・・」と

皆さんの釣りを見て改めて感じ入った次第。
その後納竿して天橋立駅で皆さんとお別れし、

また後ヶ浜に戻りましたが、キスは相変わらず

釣れておらず、水の冷たさに皆も諦めて帰宅し、

あれだけ賑やかだった後ヶ浜でしたが

4日の夕方にはごり3さん、まびゅさん夫婦と

天満のもりさん、トキねぇさん夫婦、

じぃ〜じさん、私の5人だけとなり寂しく

なりました。

キスが居ないだけでなく、

何かカルチャーショックを受けた私は

Rでひたすら投げ練。

投げ続けてRはタラシを短めにして

早めにオモリを竿に乗せるほうが良く飛ぶと

結論をごり3さんと見出し、

投げ錬を続けましたが、長年の怠慢が

1日で戻る訳も無く、

オモリだけ投げて8色目の糸は半分まで

出るものの、

糸ふけを取ったらすぐに赤色の7色目が・・

・・・(>_<)

これでは仕掛けとエサを付けて8色を

さびく皆さんには太刀打ち出来る訳も無く、

「特に弓ヶ浜なんかで遠投勝負となったら

話にならんなぁ・・」と痛感して帰宅の途に

つきました。

って事で、期待していた後ヶ浜、粘ったものの、遂にキスは接岸せず、またしても全員ボウズ。

でもキス宴会は例年どうりに楽しかったですし、何よりサイさん、大福さん、コージさんの3人のエキスパートな皆さんをお迎えし、

関東のキス釣りのノウハウ、最新情報などいろいろと教えてもらい、隣で一緒にキス釣りをする事で、

大変勉強をさせてもらいました。素晴らしい経験をさせてもらった3人に感謝多謝・・

キスがなかなか釣れずに遠征して来てもらった甲斐が無く、とても残念でしたが、

また良い季節に来て楽しんでもらったり、私も東に遠征したりして今後もお付き合いを続けられたらと思いますし、

私も今後は厳しい環境化でも逃げたり移動したりせずに濁った海や時化た浜からでもキスを掛ける技術を磨いたり、

投げ錬も一からやり直して頑張ろうと痛感したこの2日間でした。ご来釣頂いたサイさん、大福さん、コージさん、

そして今回もずっと同行してくれたごり3さんを初めゲストの皆さん、本当にお疲れ様、そしてありがとうごさいました。ではっまた・・