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4月9日 また懲りもせずカレイ釣りに行き、延べ25時間もアタリが無いので「カレイ釣り止めようかな」と思っていたら・・の巻 

4月9日は代休がもらえ、幸い好天の天気予報なのでまた上ちゃん、奥村さんとカレイ釣りに行く事になりました。

3月初旬からカレイ釣りばかりしていますが、夕日ヶ浦で35センチのイシガレイを釣って以来、上ちゃんと共に3回連続丸ボウズの爆死。

毎回半日は同じポイントで粘り、アオイソメを投げまくって延べ20時間。2人揃って全くアタリすら見る事無く、首をうなだれて帰宅するのみ。

そんな事が続くと普通は「もう止めてキス釣りしよう・・」となるのですが、すぐ隣で奥村さんやじぃ〜じさんはまるで

いともたやすく40オーバーを釣り上げてしまうのですからヘタレの自分に腹がたつやら情けないやら・・で

上ちゃんと共に何時まで経ってもカレイ釣りの魔力から抜け出せず、「今度こそ・・」ともうヤケクソになりつつボウズ街道を爆進中。

「また今回もすぐ隣で奥村さんに釣られるかなあ・・」と思いつつ、気合だけは十分にモチベーションを保ちつつ

自宅を出たのが3時半。今日の釣り場となる竹野には5時に集合と上ちゃん、奥村さんと約束をしており、

道程1時間半の未明のドライブ。幸い天気予報どうりに空は快晴で星がまばたき、放射冷却で0度近くまで冷え込んだ道を進み、

予定どうりに5時前に到着。

幸い波止には誰も居らず、先ずは釣り座の確保をしつつ2人の到着を待ちます。

いつも2本しか竿を出さない私ですが、

先日はエサ盗りも居なかったので

本日は3本体制。

美しい朝日を眺めながら

スビンパワーで4〜5色を攻め、

サーフサイドには細い道糸と固定式天秤を

セットして

6色以上を攻める事にし、広く探ってゆきます。
やがて上ちゃんと奥村さんもやって来て、

上ちゃんは好きな波止の付け根付近、

奥村さんは先日46センチと35センチの

イシガレイとマコガレイの33センチを釣った

先端で4本体制。

2本は沖向きでイシガレイ狙いですが、

2本は内向きでマコ狙いだそうで、

3回釣行して2回内向きでマコの良型が釣れ

たので今日も同じ狙い方で攻めるとか。

波止には私達3人だけで

上ちゃんも4本体制。

3人で合計11本の竿を並べ、

アオイソメをタップリと針に房がけをして

投げ込み、打ち返して探りを入れつつ

釣り続けてカレからのアタリを待ちます。

しかし・・今日は太平洋側から高気圧が

張り出し、いつもは吹き止む南からの陸風が

いつまで経っても吹き止みません。

北近畿では南風が吹くと海面で暖められた

海水が沖合いに流れてしまい、対流で

沖の深い場所から冷たくて栄養分の少ない

海水が底を這うように岸に向かって流れるので

漁師さんが嫌う風向き。プロの漁師さんは

日本海側では

凪になる南風であっても魚の活性が上がらない

のでこの風が吹いたら漁を休む程で、

特に海水温が低い時期は漁にならないと

昔から良く聞きますが、私達は休日しか釣行

出来ず、風向きも選べないので

ひたすら打ち返すのみ。しかも今日は

悪い潮回りである長潮。

干満の差が小さくで満潮と干潮の潮位差は

僅かに14センチの日で周期も長くて最悪。

予想どうりに今日もエサ盗りすらも居らず、

延々と潮が流れるか風向きが変わるのを

待ちますが、一向に状況は変わらず、

期待の潮目も全く現れません。

「また今回も・・」と3人揃って半ば諦め顔。

先日じぃ〜じさんが釣った時は風向きが変わって

南風から北風に変わり、直後に

潮の流れが反転した途端に2枚が連続して

釣れたのですが、今日は全く期待薄。

それでも10時近くまで打ち返したのですが、

3人揃って5時間もアタリを見る事が出来ないと

この好釣り場を諦め、転進の相談。

対岸には地磯が見え、あちらのほうが多少潮が

流れているように遠望出来たのと、

過去には40はおろか、50オーバーの実績も

有る地磯に人が居ないので

転進する事になりました。
スーパーで弁当を買って東に5分程走り、

小さな砂浜の路肩に車を置き、

タックルをかついで目の前の突き出た

地磯を目指して200メートルばかり歩いて

ゆきますが、、距離は大した事が無いものの、

大きなゴロ石が幾重にも重なったり、

アップダウンの有る岩壁を抜ける

難儀なルートで3人揃ってフウフウと

汗をかきつつ進み・・・
ようやく目の前に小島が有る

地磯に到着。早速ゴツゴツの足場がとても悪い

岩の上にタックルをセットして

各々2本づつ竿を出して

投げ込み開始。

私の釣り座から小島方向は

岩礁帯に所々砂地が有る感じで

少しさびくとガッチリと根に掛かるので

投げ込んだら糸フケだけを取って

アタリを待ちます。
上ちゃんと奥村さんは私の左手で竿出し。

こちら側は少し投げると

砂地だそうで、手前2色程度までは

さびけるそうで、ジックリとアタリを待ちつつ

3人で弁当を食べながらアタリを待ちますが、

30分後に回収してもエサは波止同様に

そのまんまで伸び切ったアオイソメが無傷で

戻って来るのみ。
「ここもあかんのう・・全く潮が流れんし

せっかく苦労して来たのになぁ・・」と

3人でボヤキつつ投げ返しますが

ここもエサ盗りすら居ません。しかも、

私り釣り座では投げ返そうとする度に

竿をあおるとガッチリと

根がかりの連続。(>_<)

早くも5本も仕掛けを失い、また

力糸から飛んだので巻換えをしつつ

仕掛けをセットしていると・・

「ガチャンッ」と竿が動く音がして

「投げ込んでいる竿の竿尻でも蹴飛ばした

のかな」と思いつつ糸フケを取ろうと

竿先を見ながらリールのハンドルを

2〜3回転していると・・いきなり、突然、

25時間ぶりにアタリがっ、遂にアタリが

出たぁ・・!!!。

「ここで慌ててはならぬ・・。」と

次のアタリを待っていると、

また小さめながら、シッカリとAXの穂先が

「ズンッ」と入ったのでおもむろに大アワセを

食らわせてやると・・。

幸い今回は根に掛からずシッカリと魚の口を

捕らえたようで、カレイ独特の重々しい

引き込みが伝わって来ました。

やがて力糸が見えて来たあたりからカレイ

独特の最後の抵抗で底へ底へと潜ろうと

するやつを岩礁の方向に逃げられないように

強引にやりとりをし・・一気に岩の上にドサッと

放り上げたのが・・・

目測40センチ弱のイシガレイでしたっ。

「カレイちゃん、お久しぶりデスなっ。」と

眺めていると・・・。

上ちゃんと奥村さんが岩を飛び越えて

見に来てくれ、撮影してもらいましたが、

久しぶりの、それもまずまず良型のイシガレイで

ようやく、本当に久しぶりに釣れたと

しばしプチ放心状態。(~o~)
しかし・・・釣れたのはそれっきりで

手前の上ちゃんの竿も岩の上の私の竿もまた

微動だにせず、

とうとう釣り開始から7時間も経ち、

疲れたので納竿となりまして、

また難儀なゴロ石の上をフラフラになりつつ

戻り、ようやく車にたどり着き、

休憩をしながら反省会をした後、

帰宅の途につきました。
帰宅後計るとやはり40センチは超えておらず、

大した事が無い普通のサイズの

カレイちゃんでしたが、

釣れてくれた事に感謝しつつ

解体作業となりまして・・

3枚におろして刺身、残った骨はカリカリに

揚げてカラアゲにしましたが、外海に面した

綺麗な水質の岩場周りで釣れた

カレイのせいなのか、

イシガレイ独特の臭みは殆ど無く、

綺麗なピンク色をした白身の

刺身はコリコリと身が締まって旨みも有り、

骨煎餅となったカラアゲもとても美味しく、

家族全員で食したらすぐに

無くなってしまいました。

食事の後はカレイタックルの整備をし、

サティアンの片隅に作ったロッドホルダーに

洗ったスピンパワーを掛けてお疲れ様・・。

もう4月も半ば近くになり、

ようやく、何とか1匹釣れたので来週からは

気分も新たにキス釣りにも足が向きそうです。

でも上ちゃんが、「ワシは未だ釣れん、

今度こそ連続ボウズを逃れに

カレイ狙いに行くでっ」と誘ってくれたら

またボウズ街道の泥沼にはまるのも恐れずに

逝ってしまうのでしょうなぁ・・。

って事で長らくカレイの重々しい引きを味わっていませんでしたが、ようやく釣れて安堵しておりまして、

願わくば上ちゃん、奥村さんにも1枚づつでも良いので釣れたら良かったのですが、なかなか上手くゆきませんなっ。

最悪の潮、風向きの日と思っていた日に本当にたまたま、マグレで釣れたようなものですが、

「上ちゃんお先にすまんのう〜っ・・(~o~)」と思いつつも、やっと肩の荷が降りたような気分です。ではっまた・・。