2010年釣行記
2月9日 昨年から3回連続カレイボウズの夕日ヶ浦に懲りもせずまた釣行、私と上ちゃんに一枚づつ中型が・・・・の巻 

2月9日は代休がもらえ、早朝からカレイ釣りを目論んでいましたが、生憎目覚めたら雨・・・仕方なく理髪店に行き、店を出たら

天気予報に反して雨は降り止み快晴・・???。「風も無いし暖かいぞ・・しかも久しぶりに太陽が輝いているわ・・」と嬉しくなって

奥村さんに電話をすると・・・「なら行こうか・・上ちゃんに連絡するわ・・」と釣行が決まり、

お昼ご飯を食べてすぐに釣り場に向かいました。

今日も行ったのは4回連続でカレイボウズを

食らっている夕日ヶ浦の「つなぎ鼻」

今年に入って奥村さんが45センチの

イシガレイを含み5枚釣り上げているポイント

ですが、私はいつも当たりもカスリもせず・・。

「今日こそは釣るまで帰らん作戦じゃ〜っ」と

フイッシィングショーの帰りに

エサ一番で購入しておいたマムシを

持ち込んで一番乗り。

「上ちゃんや奥村さんが来るまでに

1枚釣って自慢してやる・・・」と

意気揚々と岩場の先端まで行き・・・
先端の一段高い釣り座にクーラーを据え付け、

投げ込み開始。

沖からウネリが入って来て浜詰の浜に

打ち寄せ、その離岸流がこの釣り場の前を

沖に向かって流れるまずまずの条件。
釣り座は海面から5メートル程度の高さですが、

周囲のシモリの位置や潮目が良く見渡せ、

景色も良くていつもここに乗ると気分が

爽快になります。

マムシをタップリと付けて投げ込んでいますが、

エサ盗りは皆無。マムシがそのまま帰って来る

状況のまま遂に上ちゃんと奥村さんが

やって来てしまいました。

「どないや・・」「エサ盗りも居らん」

「ワシもここで未だ今年はカレイをよう釣らん」

「奥村さんだけが毎回釣っているなぁ・・」

「今日もそのパターンかも」

「でも、俺はここでは夕まづめのほうが

高確率で釣っているので

今日は暗くなるまで粘るわ・・」

と釣るまで帰らん作戦を宣言。
先端から私、奥村さん、そして一番道路寄りに

上ちゃんと各々得意の、且つ過去に良い思い

をした場所に釣り座を構え、

打ち返しますが、エサも盗られない状況のまま

2時間が過ぎ、また天候が怪しくなってしまい

「今日もダメなのか・・」の雰囲気が漂い始めた

頃になって・・突然、上ちゃんが自分の竿に

向かって「アタリが出たわ・・」と

拍手をし始めました。(~o~)

「アタリが出て拍手するやつは珍しいの・・」

「余程アタリが恋しかったようだわ・・」

「またデカフグでは無いの?」

「かも知れんけど、今年初アタリが

ワシのカレイ竿に出たっ」と大喜びで

上ちゃんが竿を掴み・
大アワセを入れると残念ながら(~o~)スッポ抜け

もせずになかなかの竿の曲がり具合。

「スッポ抜けしたら大笑いしてやったのに。」

「フグならデカイぞ・・」と野次を飛ばしますが、

「いや・・これはデカフグなんかでは無い、

頭を振らんし、グイグイと締め込むから

カレイかも・・」と言いつつ

残念にも(~o~)?余裕で

一気に寄せて来て・・・
やがて波の華の陰から茶色い魚体が

姿を見せ・・「おおおっ上ちゃんが久しぶりに

カレイを掛けたど・・」

「何でじゃ〜っワシが先に釣りだかったのに」

「お先に〜っブリ上げじゃ〜っ」
「ポテッ」と岩場に放り上げたのはなかなか

良型のイシガレイで未だ抱卵している

様子。

「残念っちゃう良かったのう・・久しぶりに釣った

のう〜」

「ほんまに久しぶりの今年初カレイじゃっ」
「先日奥村はんが釣ったのよりはかなり

小さいけど、拓寸は有るなっ」と

嬉しそう。
計ると34センチのイシガレイでした。

イシガレイの割には太っていて

刺身にすると美味しそうなやつでした。

「もう帰ろうか・・」と3人で言っていたのに

この一枚だけで「時合かもだぞ〜っ」

「エサを新鮮なやつに換えて

打ち返し再開じゃ〜っ」

「カレイが居るのなら

釣るまで帰らん釣法じゃ〜っ、夕まづめまで

頑張るど〜っ」と単純な皆は

一枚釣れた「だけ」で「時合じゃ〜っ」

「次はワシじゃ〜っ」と騒ぎ、

磯の上は賑やかに・・(~o~)
と、また元気が出て来ましたが、

相変わらず私の竿先はピクリともせず。

沈黙の時間が過ぎてゆきます。

あたりは次第に暗くなって来て、

気分も暗く・・・なろうとした頃、

「あっアタリが出たっ」と

また上ちゃんが巻き上げ開始。

「なにぃ、また上ちゃんの竿にアタリとは・・

今日はどうなっとるのかのう・・」

しかし・・釣り上げると

これはリリースサイズの寸足らず。

「どうやら今日は暖かいので

上ちゃんが投げている

浜詰方向の浅い場所にカレイが居るのかな・・」

と、最も沖向きの深い場所に投げ込んでいる

私は「いよいよ今日もボウズかな・・」と

半ば諦め顔

時計は5時を過ぎて

あたりがかなり暗くなり、

「もうそろそろ帰らないと・・暗くなってしまうと

岩場を歩くのが危ないし・・後1投して

ダメだったら撤収しよう・・・」と

残ったマムシを全部刺し、

最後の1投を投げ込み、ゴミなどを片付けながら

竿先を眺めていました。暫くして・・・
突然手前の左側の竿先にチョンチョンとした

小アタリが出たので「またフグかな・・」と

竿先を注目していると・・

今度は右側の竿に明確な、

フグでは無いアタリ。

「あっフグでは無い強いアタリが出たよ・・」と

言いつつ3人で注目していると、

次に竿先をかなり押さえ込む、もう少しで

竿尻が浮きそうなアタリが2〜3回出ました。

「あれはカレイの引きじゃ〜っ」

「やっと来たぁ・・!!」

と釣り座に足取りも軽く駆け上り、

竿を掴んで大アワセ。

やがて巻き上げる程に竿先は大きく曲がり・・

待望の茶色い魚体が見えて来て、

これもあまり大きく無いカレイなので

波に乗せて軽くフィニッシュ。
釣れたのは上ちゃんの釣ったカレイとほぼ同型

のイシガレイでした。

「あ〜っこの場所で4回連続ボウズを

何とか逃れたわ・・・」と

粘り勝ち、釣れてくれたカレイに感謝・・・。
今年初のイシガレイはこれも抱卵して

まずまず太っていまして・・・
33センチのAランクの中型でした。

一応全日本サーフに申請する為に

連盟のメジャーを当てて検寸。

最近は帰宅してから

魚拓を取らなくても画像だけで申請出来るし、

魚を撮影した後、食べない場合は

リリースも出来るのでとても良い制度に

変わったと喜んでいるのですが、

ここのカレイは臭みも無くて

お刺身にすると美味しいので

上ちゃんのカレイも私のカレイも魚を食べる

のが大好きな奥村さんに進呈・・。

って事で今日は今までつなぎ鼻で3回連続カレイボウズだった二人が釣り、最近カレイボウズ無しで絶好調だった奥村さんが

ボウズとなってしまった釣行記でした。

今日はもっと大きいサイズを狙っていただけに35センチに足らないサイズで一寸ヘタレな結果でしたが、

実績的には過去に3人共45センチオーバーを釣っている実績十分な場所ですし、また暖かい穏やかな日を選んで

ジックリと攻めてみたいと思います。ではっまた・・。