2009年釣行記
11月23日 夕日ヶ浦に出来た新しい波止で竿出し→養老漁港に転進するもカレイは未だ乗っ込んておらず(^_^;)でしたが

お土産は確保しましたっの巻 

11月23日は夕日ヶ浦に新しい波止が出来たとくにさわさんから聞いていたので早速様子を見に

上ちゃん、奥村さん、北摂のマコちゃん家族と一緒に行く事になり、朝7時に家を出ました。

この時期の夕日ヶ浦と言えば狙い物は乗っ込みを始めたイシガレイ。

上ちゃんにアオイソメを頼み、北摂のマコちゃんのマイクロバスを先導しつつ釣り場に向かいました。

夕日ヶ浦に到着すると、

昨年建造された基礎の

上にケーソンが詰まれ、高くて立派な波止が

完成していました。

波止の付け根付近は埋め立て中で

将来は舗装されて漁港の

荷上げ場となるようです。

波止の高さは海面から5メートル程度で

幅は1.5メートル程度なので

高所恐怖症の上ちゃんは「足がすくむ」と

怖がっていましたが、

高くて狭い場所でも

全然平気な私と奥村さんは

「こんな高さは全然怖くないわ・・」と

早速先端まで行ってタックルを準備します。

この波止の延長線には以前から有った

白灯波止があり、

間が船道となって潮通し

が良く、「良い釣り場が出来たね・・」と

嬉しく思いながら仕掛けを準備しました。
波止の内側は低くて広い足場となっていて、

ファミリーフイッシィングの皆さんが

サビキで小アジを入れ食いさせて

楽しんでおられました。

私たちは専ら外向きの深い砂地狙いで

扇状に投げ分けて

釣り開始となりました。
波止先端から白灯までの距離は

4色程度で白灯付近まで投げる時は

頻繁に漁船が通過するので

道糸沈めが必要ですが、

中間付近の深みを狙う時は不要だと思います。

水深は中間付近で5メートル程度。

箱石方向の沖向きは6〜8メートル程度で

カレイや大型のキスを狙うには好適な

水深でした。

全体に砂地で波止の中間よりも基部からの

近投ではシモリが有るものの、

周囲の何処に投げても根がかりは皆無で

タコツボのブイなども有りませんでした。

この波止が出来る以前に有った岩場からは

以前にイシガレイの42センチやマゴチの

50センチ級を釣った経験も有り、

期待をしつつアタリを待ちます。

このあたりは多少波気が有るほうが潮が

良く流れて魚の活性も高まるのですが、

今日は凪で時化気味の時に現れる潮目も

出来ず、マッタリと時間が過ぎてゆきます。

時として多い厄介者のフグも今日は少なく、

アオイソメを房がけして

投げ込み、少しづつ引いて探り、

新しい釣り場の海底の変化を

確認しながら釣ってゆきます。
先ず釣れたのは北摂のマコちゃんの

息子さんが釣ったキス。(~o~)

浜詰に続く海岸なので当然キスも釣れますが、

昨日は時化ていたので単発で活性も低い

ようでした。
本日多かったのはホウボウ。

あまり大きくない30センチ程度のものが

皆の竿に掛かり、カレイ釣りの邪魔をしてくれ

ますが、美味しい魚なので皆は

キープしていました。

その後お昼前まで粘りましたが、

ホウボウしか釣れず、そのホウボウも

アタリが無くなったので撤収し、

お昼ご飯をを採るべく移動。

午後からはまた宮津湾の養老漁港に

に向かいました。
養老漁港は先週小ダイが連発し、

「カレイがダメでもまた

小ダイが釣れるかもね・・」

と遠投し、先ず私の竿にまずまずの型の

小ダイが釣れましたが、1匹だけでそれっきり。

今日は潮が流れず潮目も出来ず、

魚もマッタリとしているようです。
先日は小ダイも次第に型が良いやつが

釣れたのに今日は逆でリリースサイズの

手のひらサイズが続いて釣れただけ。

また暇な時間が流れ、マッタリしていると・・

突然。「あっまたタルイカが泳いでいるわっ」と

上ちゃんと奥村さんが叫び、

その方向を見ると・・・先日見掛けたタルイカ

よりも更に大きい70センチ程度のやつが

悠々と私たちの目前の海面を通過中。(^_^;)

上ちゃんや奥村さんがイカ竿でエギを投げて

引っ掛けようとしましたが、

なかなか引っ掛からず、私たちの隣の

エギンガーの釣り人も

「引っ掛けてあんなイカの

引きを体験したい・・」と追いかけて行きました。

折から沖から帰って来られた漁師さんも

私たちの騒ぎを聞いて見に来られ、

「ワシのギャフで引っ掛けてやるわい」と

私達に加わられ、波止の上では

大イカ捕獲作戦が始まりました。

やがてタルイカは波止際まで泳いで来て、

隣に居たエギンガーのおにいちゃんが遂に

イカの耳にエギを引っ掛け竿は満月と言う

よりも根元からヘシ折れんばかり。(~o~)

漁師さんが「そんな細い竿で捕れるものかっ

ワシに任せいっ」とギャフを一発。

見事にギャフがイカの胴体に突き刺さり、

次の瞬間にドサッと大きなイカが波止の上に

横たわり、「フシュー、ブワッ」っと潮を吹きつつ

もだえていました。

「凄いイカが捕れましたねっ」と皆で

漁師さんの快挙に対して喝采していると、

「あんたらが見付けたイカじゃっ

ワシは人の見付けた獲物なんぞはもらわん、

皆で分けて持って帰れや、5人で分けても

一人分で20人前位の刺身が出来るぞ」と

スタスタと帰ってしまわれました。

漁師さんに感謝しつつ、イカ捕獲作戦に

参加した4〜5人で大イカを押さえ込み、急所を

ナイフで刺したらイカはあっけなく昇天。

大騒ぎしつつ20キロ程も有る大イカの

解体作業となりまして・・
イカは胴体とゲソを切り離し、

更に胴体は4分割

マコちゃんはグローブよりも大きいゲソと

30センチ四方位も有る

胴体の切り身をゲット。(~o~)
私もゲソの一部とイカの耳を含む胴体の

4分の1をもらいましたが・・・
肉厚はタバコの箱よりもぶ厚く、

まるで瓦のような大きさ。
って事で本日の釣果と頂き物のイカ。

ホウボウと小ダイとイカのゲソは塩焼き。

特にホウボウとゲソは旨かったです。

イカは胴体から耳だけを切り離し、

皮をはがして

薄くスライスしましたが、耳だけで

5人前程度の刺身が出来ました。

このイカは大味と

聞いていたのですが、漁師さんによると、

「弱って浜に打ち上げられたやつは

旨くないぞ、泳いでいるやつを

いわしたんは旨いし、わしらも食う」との事。

その耳の刺身は・・・

半信半疑で食ってみましたが、

コリコリと身が締まっていて

味が濃くてかなり旨く、家族にも好評で

意外でした。

イカの胴体は・・・

漁師さんの話では、

「皮を引いて一旦1ヶ月程

冷凍しておくと甘みが出て

美味しくなる」そうで、

「丁度お正月に解凍すると食べ頃じゃっ」

との事だったのでラップをして

冷凍庫に放り込みましたが、

まるで厚めのマナイタか瓦のようなイカの身の

大きさでお正月にはイカのステーキが楽しめ

そうです。

って事で、本日は新しい釣り場に行って様子を確認。さして獲物は無かったですが、

今後楽しみな雰囲気を備えた景色も素晴らしい釣り場でしたし、

養老漁港では優しい漁師さんのお陰で皆のクーラーはイカの大きな切り身で満タンとなり、楽しかった一日でした。

今秋はなかなかカレイにお目にかかれませんが、また来週もイシガレイを狙ったり、落ちギスを追いかけて楽しめたらと思います。

ではっまた・・。