2009年釣行記
11月15日 全日本カレイ釣り選手権大会に参戦。暴風と氷雨で狙いのポイントに入れず・・の巻 

11月15日は全日本サーフの全日本カレイ釣り選手権大会が全国各地の会場で一斉に行われ、

私たち投げ北チームは今年新設された京丹後市の間人会場にエントリーしました。

エントリーは私と上ちゃん、奥村さん、くにさわさん、あつしさんの5人でしたが、あつしさんが仕事で来られなくなり、

4人での参加となりました。前日までに「久しぶりのカレイ釣り・・忘れ物をしないように・・」とシッカリと準備し、

いよいよ当日。しかし・・今期の北近畿は未だ何処からもカレイの情報が無く、「未だ早いと思うけど、

いつもカレイ釣りをして慣れている夕日ヶ浦に行こう・・」と言う事になり、大会の集合場所である後ヶ浜には午前3時に集合しました。

後ヶ浜に着くと、早くも上ちゃんと奥村さんが待ってくれていましたが、車から降りると同時に吹き飛ばされそうな強風。

それも横殴りの雨を伴った西からの暴風で、「この荒れ模様ではとても夕日ヶ浦の岩場には入れない、何処か風裏になる場所を

探さねば・・」と言う事になりました。4時に受付が有り、間人会場の参加人数は僅か19人。

この時期にカレイの実績が少ない会場だけに仕方が無いですが、

大阪協会からの参加は私たち4人だけで、兵庫協会からの参加が15人。いつも親しくして頂いている但馬豊岡サーフの皆さんも

来られており、「酷い天候ですねぇ・・何処に行かれるのですか?」と聞くと、「取り敢えず皆で地元の豊岡方面に戻ります」との事。

私たちは「この風では丹後半島の西側は全滅、でも経ヶ岬が西風を防いでくれるので

東に走って伊根方面に逃げたら釣りが出来るので移動し場所を探そう・・」と言う事になり、

点呼を受けたら暫く車内で待機し、4時半に一斉にスタート。

想いの場所を諦めた時点で、特にカレイ釣りの大会では終わっているようなものなのですが、それでも諦め切れず、

暴風に追われるように東に逃げるように走り、経ヶ岬トンネルを抜けると、予想どうりに風は急に弱くなりました。

上空を見上げると星空となり、今までの暴風雨がウソのよう。安堵しつつ蒲入を通過し、

先行する上ちゃんたちが待つ泊の浜には5時過ぎに到着。

後ヶ浜では大荒れだったのに泊の浜はザザ波程度でキス釣りが出来そうな海況。取り敢えず場所を確保して

夜明けまで休憩しました。


泊の浜は昨年のお正月に私がイシを、

上ちゃんがマコガレイを釣った事が有り、

伊根周辺では良型カレイの

期待が持てる場所です。

昨年の11月に開催した

投げ北秋祭りの日には釣れナ助さん親子が

30センチ近い大ギスも釣られた場所で

「カレイがダメでも落ちギスが居るかもね・・」

と、先ずはここで竿を出してみる事にして

散開。間人方向の西の空は黒雲が覆って

いましたが、経ヶ岬の裏側のこちらでは

青空も見え隠れし、

風も弱くてまずまずのカレイ釣り日和。
「今日はダメかと思ったけど、

釣りが出来るだけでシアワセじゃ〜っ」と

皆で喜びつつ投げ込みます。

しかし・・泊の浜も未だカレイは

入って来ていないようで、時折釣れるのは

キス。フグも居て針を取られつつ

粘ってみましたが・・・
待ってもキスが釣れるか

フグが邪魔をする状況は変わらず。

朝まづめの時間帯が過ぎ・・

ぼんやりしていると

大阪の泉南会場で竿を出しているトキねぇさん

から電話が有り、「カレイ釣ったよ、32センチ」

と嬉しそうな声が・・。

トキねぇが釣り荒れが激しい泉南で

カレイを釣ったと聞いて

信じられませんでしたが、「小島漁港で

ワタシにだけマコガレイが釣れたのよ」と聞き、

「凄いですねぇ・・」と祝福しつつも悔しい・・。

ガックリすると同時にあまりにも

状況が良くないので移動して隣の本庄を

覗きましたが、こちらは川からの濁りと

沖合いからのウネリで泊よりも海況が悪く、

「こうなったら伊根湾には

良いカレイ釣り場は無いし、

宮津湾まで行こう」とまた移動。

伊根を通過し、久しぶりに訪れたのは

養老漁港の波止。

ここは完全な風裏で追い風。

水深は5〜8メートル程度有り、

カレイの実績も有る場所なので

殆ど諦めつつも

最後にここで粘ってみる事にしました。

準備をしつつ兵庫の明石会場で

竿を出している

伊達会長に電話をすると・・

「強風で二見人工島の外向きには入れず、

内向きの水道で竿を出しているけど、

30センチ級を近くの人が釣ったのを見ただけ」

との事で二見も厳しそう。
元来、波が小さい養老漁港(別名大島漁港)

の波止は低く、取り込みも容易で

カレイ釣りには適した場所。

時期的には12月から本格化しますので

未だ期待薄ですが、ここでも、「落ちギスが

居るかも・・」と期待しつつ投げ込みます。

暇なので今度は淡路会場に参加している

くまさんに電話すると・・「こちらも強風で

思う場所に入れず、外道のみでサッパリです」

との事で西からの強風が吹き荒れて

淡路島も厳しい様子。

「残り時間、何とか頑張って釣れたら良いね」と

エールを送り、ウミケムシを避けるべく

頻繁に仕掛けを引いて

カレイを誘います。
白灯の先端から伊根方向が深くて

カレイ釣りの好ポイントなのですが、

今日は先客が有り、波止の中ほどより

追い風に乗せて沖の潮目を狙って

アオイソメ.の房がけをした

仕掛けを投げ込み、アタリを待ちます。

投げて糸フケを取ると同時にコンコンと

アタリが出て・・・


釣れて来たのは25センチ程の小ダイ。

この塩焼きサイズのタイが3連発で釣れ、

アタリと一寸した引き込みを楽しんでいると・・

「何だっあのイカはっ」と上ちゃんの声がっ。

振向くと近くではエギンガーが

沢山居られましたが、その一人が

60センチ程のアカイカ(別名タルイカ)を

釣られて一時波止は騒然。

このイカは大味ですが、

身は分厚くて何人分も刺身が取れますし、

イカステーキにしても食べられる大型のイカ。

今日見たのは未だ小型で

これの倍位のやつが

北近畿では浜などに打ち上げられて

いるのを良く見かけますが、

波止で釣られるのは初めて見ました。


その後も打ち返しますが、

釣れるのは当地方でチャリコと呼ばれる

小ダイのみ。それも次第に型が良くなり、

お昼前には30センチ程度の小ダイが

何枚も竿先に鋭いアタリをくれて

結構な締め込みで楽しませてくれました。

この伊根方面で釣れる小ダイは

油が乗っていて塩焼きにすると

抜群に旨いので嬉しいお土産ですが、

頻繁に釣れるのでなかなかカレイが

釣れません・・
その後も「もおええっちゅうねん。」と言う程

小ダイが連発。今日はケムシが少なく、

フグも居ないので辛抱しつつ小ダイの

相手をしていると

12時前になってようやく私の竿に

カレイ独特のグイッと竿を押さえるアタリがっ。

「キタッ」と大きく合わせると待望の下へ下へと

締め込むカレイ独特の引きが有り、

「ようやくカレイが来たみたい。」と

大きく竿を曲げて取り込みに入ると、

30メートル程度巻き上げた所で

痛恨のスッポ抜け。

「あれはカレイ独特の引きだったのに・・」と

悔やんでも後の祭り。本当に残念でしたが、

引きからすると40センチ級のような感じで

またここで挑戦したいと思います。
奥村さんも最後まで小ダイに苦笑い。

遂に納竿時間の午後1時まで

小ダイ釣りを楽しんだだけで全日本カレイ

が終わりました。
って事で帰りに親戚に大きめの

小ダイを5枚おおすそ分けし、

残ったのがこの釣果。(~o~)

大きいのは30センチ程度有りましたが、

夜釣りで狙うともっと良い型が出るかも

知れません。

何れも太って白身のタイなのに

脂がタップリと乗っていて、

塩焼きにすると脂がタラタラと

垂れる程で

美味しかったデス。

カレイは釣れなかったけど、

家族には大変喜ばれ、

「カレイよりもタイを釣って来て」と

言われてしまいましたっ。(^_^;)

って事でまだまだ北近畿の海は水温が高く、小ダイやベラが多くてカレイの乗っ込みはもう少し先になりそうな海況でした。

取り込みに失敗してカレイと思える良型を釣り上げられなかったのはとても残念ですが、

また北西や西風が強くて丹後半島方面で竿が出せない時は伊根や宮津湾の湾口周辺の釣り場で

カレイを狙い、釣り場の開拓も出来たらと思っています。ではっまたっ。