2009年釣行記
11月1日 徳島鱗友サーフさん主催の麟友杯に参戦。
キスは小型が多く渋かったですが、Z45の試運転と新天秤を試しつつ、素晴らしい大会運営で楽しませて頂きましたっの巻。 

11月1日は全日本サーフ、徳島協会の徳島麟友サーフさん主催の麟友杯に私とくにさわさんの2人がエントリーし、

前日の夜半に出発。2人でいつものようにキス談義をしつつ淡路島を縦断し、大鳴門橋を渡って徳島県へ。約3時間の道程で

現地到着は2時半。2人で寝酒を呑み、朝まで仮眠となりました。

大会の受付は5時。未だ真っ暗ですが、

3人1チームでの大会なのでチーム分けの

抽選も有り、早めに召集が掛かりました。

競技は重量で3人合計の重さで競いますと

説明が有り、受付後は日置さんや

関東から遠征の力石さんや九州の市野さんと

談笑しつつ情報交換。
参加人数は120名程度で大変な賑わい。

さすがキスの数釣りでは名門クラブの

麟友サーフさんの大会、遠くは九州や

関東からも参加されており、

やがてチーム分けの抽選が行われました。

私は関東の高澤鱚介さんと一緒の組になり、

高澤さんと言えばオリジナルグッズの製作や

独自のキス釣り論理で活躍されている方で

あり、そんな有名な方と一緒の組になって

足を引っ張らないかと不安にもなりましたが、

「どうぞ宜しくお願いします」とお互い挨拶を

交わし、「佐織さん、私ら関東からでこの浜の

何処で良く釣れるのかサッパリ判らない、

教えて下さい」と問われましたが、

私とてここでのキス釣りは1年ぶりの2回目で

殆ど無経験に近く、「私もサッパリ判らなくて

すみません」と謝り、「取り敢えず散らばって

移動しながら釣りますか・・」と言う事になり、

同じチームとなったお二人とは別れ、

「では、スタートして下さい・・」の声と共に

浜に向いました。
競技時間は6時半から10時半までの4時間。

6時過ぎにスタートし、私は北側に向かって

釣り歩く事にしました。

と言っても何処で釣れるのかサッパリ判らず、

本部からほんの少し歩いた所に徳島の

塩田協会長が居られた

ので挨拶をし、徳島の名手がここに居られる

のなら・・とクーラーを肩から下ろし、

竿を継ぎました。
やがて開始のホイッスルが鳴り響き、

ここは昨年の大会では遠くでは全く

だったので1投目は砂紋バスターを

4色程にチョイ投げ。

塩田さんも3色あたりからさびいて

おられましたが、

暫くしてすぐにキスが薄いのを

感じ取られたのか

私に向かって手信号で×印のサイン。

私も「何もアタリが出ませんね」と返答しつつ

波口までさびいてようやく

小さなアタリを捕らえ

1投目はほんの7センチ程のピン1匹。

周囲も同様なので即移動する事になり、

本部より300メートル程度北側の

ワンド状になった場所まで移動しました。

そこで2色までさびいてようやく3連。

しかし型が小さい・・・。1匹10グラムも無い

ようなキスばかりで5投もしたら散ってしまい、

素針の連続。相手が小さくても

砂紋バスターなら小気味良いアタリが楽しめる

のですが、どうも調子が上がらないので

砂紋バスターはそのままに天秤部分だけを

ピン専用のものに交換する事にしました。
最近は天秤の腕を工夫して

オモリに近い部分は

1ミリ径の鋼材とし、先端近くは0.8ミリ径

程度にして

天秤のバネの張力が先端部で弱いものを

使う事でピンギスの食い込みを改善する事が

流行っています。

その為に太めの鋼線と細めの鋼線を継いで

使っている人も多く見掛けますが、

私は継ぐとその部分が不細工に見えますし、

作るのも面倒なのでオリジナル?の

「焼きなまし方式。」

天秤の腕の中程から先端近くまでを

バーナーであぶる手法で

先端近く程強く焼きなまし、バネの張力を弱めて

おいた物を取り出して海草タイプの

砂紋バスター27号に組み合わせ、

仕掛けもピン専用の

袖針4号8本針に交換して

また移動。ワンドの先の浜が出っ張った

場所に高地協会長の吉永さんが居られたので

声を掛け、「どうですか・・」と聞くと

「ぽつぽつと釣れるけど小さいし数が伸びん」と

言われていましたが、

「ぽつぽつ程度でも素針の連続よりはマシ

だし・・ここでやらせて下さい」とお願いし、

横に入らせてもらって新鮮な

イシゴカイの尻尾だけを針に刺しまた3色から

引いて来ます。すると・・2色に入ってアタリが

連続。1色まで追い食いをさせてさびき続け・・
移動後いきなりの6連で隣で吉永さんも

「何でや、わしと何が違うのや?」と

ビックリされてました。

先程までボウズ同様だっただけに

ここでようやくほっと一息。

隣では徳島麟友サーフの矢野さんも居られ、

どうやら大会の様子を釣り雑誌社の記者さんが

取材中。私の6連も記者さんが目ざとく

見つけて撮影してもらいました。
その撮影が終って2投目もまた6連。

相変わらずの型ですが、

焼きなまし天秤の初テストながら、

食い込みはなかなかのもので

アタリの強さは普通の天秤の時に比べて

かなり弱まるものの、

バレが減少して連掛けのテスト成功。
本日初物のもう一つのニユーアイテムはZ45

鳥取のうみかぜさんにADTの

スプールとノブ、グリップを

お世話して頂き、装着。リール本体は

中古で購入後

分解洗浄、ベアリング交換、

オイルの入れ替えなどのメンテナンスをして

大会で初使用。

グリップは交換する時間が無くてノーマルの

ままですが、深いテーパー角度ながらZ45は

綾巻なので近投を重ねてもノントラブル、

快適そのもの。

実際に釣りで使用してテンションを

掛けながら使っている内にギアの「あたり」が

更に良くなり、

独自のスペシャルオイルも隅々まで行き

渡ったようで、

ベアリングの回転も更に軽くなり、

空回しで僅かに感じられていたザラ付き

感が全く無くなり、大会が終わる頃には

ステラを回しているかのごとくの

ツルッツルの回転感に変化。

リールの軽さと相まって波口での

竿さびきで多用しても腕が疲れず

キススペMgに比べて使用初期の

メンテナンスは一寸

苦労しましたが、

これから暫くはメインリールとして

活躍してくれそうです。
って事で本日の釣果。徳島の浜では

今大会でもワテにはピンしか

釣れませんでしたが、

新タックルと天秤のテストしながら楽しく大会を

終えました。
高地の堀川さんも吉永さんもワテ同様

だったようで、渋いピンに苦労された

ようですが、談笑しつつ検量の

列に並びました。
同じチームで頑張られた高澤さんも

ワテ同様で「足を引っ張らなくて良かったデス」

と言うと苦笑いされてました。
くにさわさんはこんな小さいのも・・(~o~)

北に向かってどんどんと歩いたそうですが、

苦労が報われずワテ同様の結果で・・
「隣の人は型が良いキスを釣っているのに、

何でワテには大きいキスが掛からないの?」

と嘆いていました。
嘆くワテらを尻目にしおざきさんは

ガッツポーズ。

「遠くまで走って人がまばらなエリアで

キスが居る場所に投げたい放題でしたっ」と

余裕の表情。
その検量を見ていると、何と総数123匹。

1.4キロも釣って数も重量もダントツの

優勝で素晴らしい成績。
チームを優勝に導き・・・
個人賞でも数の部、重量の部も独占して

完全優勝でした。

今年はJCセミゲット、SBC杯全国出場と

絶好調で凄い・・。
それに比べて情けなや我が成績。(>_<)

チームの中では一番マシな成績で幸い

足だけは引っ張らなかったものの、37位で

チームは最下位近くに沈みましたっ。m(__)m

同じ大阪サーフのくまさんは頑張って

重量の部940グラム、数の部57匹で

共に3位で入賞しオメでしたっ。(~o~)
重量の部1050グラムで準優勝のT中さん。

この人も常に

上位で凄いなぁ・・。上位入賞された方の

殆どはピンに20センチ級のキスを

多く交えて釣っておられました。
松尾会長も数の部で素晴らしい成績。

ピンばかりで重量が稼げなかったそうですが、

数は65匹釣られており、数の部準優勝で

おめでとうございました。
表彰式の頃には雨が強く降り始めましたが、

徳島麟友サーフの皆さんが楽しく

進行を務められ、会場からは笑いが絶えません

でした。

そして最後にジャンケン大会が行われ・・

矢野さんに勝つまで皆で何回もジャンケンして

ようやく勝ったのは・・
Tuskerさん。何と景品はがまかつ最高級竿

である競技スペシャル。それも最高スペックの

35号の剛竿。

「これはキャスティングの練習に使えるし

メッチャ嬉しいデス・・」と本当に良い品が

もらえてラッキーでしたね・・

って事で幸い大会中は雨も降らず好コンディションの中で皆さんと共にワイワイと楽しめましたし、

大会後は使用している天秤の交換をしたりしてまたまた皆さんと親交を深めてもらい、

成績はともかく、とても楽しめた大会でした。今年も主催者の徳島麟友サーフの皆さんには大変お世話になり、

本当にありがとうございました。来年も是非参加したいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

また、参加されていた皆様にもいろいろと声を掛けて頂き、共に楽しませてもらい、ありがとうございました。ではっまた・・。