2009年釣行記
9月13日 報知キス釣り選手権に参戦。今回も激渋の大会でしたが、砂紋バスターが良い仕事をしてくれ入賞を果たせましたっの巻。 

9月13日は報知新聞社主催、報知キス釣り選手権が淡路島の平安浦の海岸で行われ、私も永年シードが有るので

参戦させてもらいました。

この大会は6月に徳島と鳥取で予選会が行われ、その上位20名の選手と

過去の名人位獲得者及び選手権優勝者が永年シードとして参加し、

今回は36名での本戦となりました。

その選手権で優勝した選手には名人と一対一で対決する名人戦への出場権が与えられ、名人戦は選手権大会に引き続いて

行われます。

今大会でも名人を目指して全国からトップトーナメンターが終結。近年は関東や北陸からも有力選手が参戦され、

熾烈でハイレベルな戦いが毎年淡路島を舞台に繰り広げられます。

そのために前日はもちろん、1ヶ月も前から何回も大会会場を訪れて下見をされる選手が多いのですが、

私は仕事やクラブの行事で来られず、今回も一発勝負。

前日の土曜も遅くまで残業を言い渡され、ようやく帰宅したのが午後11時。

夕食もそこそこに風呂にも入らずタックルの準備をし、出発は午前1時。

大会前日は朝から夕方まで強い雨が降りましたが、ようやく夜には降り止み、安堵しつつ

いつものように舞鶴道、山陽道、淡路鳴門道と進みながら一人頭の中で作戦を考えます。

「今日の雨がどう転ぶか・・相変わらず外道が多いとは思うけど、雨後なのでフグは増えてもベラが少し減るかな・・ガッチョは関係ないか・・

キスは・・先日から下見に入った人は北側の河口付近は釣れていないと言っていたけど、渇水で流れ込んでいなかった川も

増水して流れ込んでいるか、水位が上昇していれば

伏流水が多目に流れ込んで逆に河口の近くが狙い目かもね・・、でももし河口エリアの

ブロックに入れなかったら何処か少しでも変化の有る場所を探ろう・・昨日の下見の情報は雨後でかなりリセットされるかも知れないし

あまり下見の情報をアテにしないほうが良いかも・・」などと会場の浜の状況を想像しながら走り、

会場のファミリーレストランの駐車場には3時着。

受付は5時開始なので4時半にアラームをセットし、しばし仮眠・・のつもりが爆睡(~o~)。

周囲が騒がしくなった5時前に起き出し、車外に出ると駐車場は参加者の車がずらり・・。

早速エサを頼んでいた大阪アングラーズの澤田会長に挨拶し、チロリとイシゴカイを受け取り、

汲んでおいた海水を少しかけてやり、クーラーに収めてお会いする皆さんと挨拶を交わしながら情報収集。

皆さん一様に「先週の下見でも外道がわんさか釣れたけど、昨日は雨で外道は少し減ったけどキスも薄くなった、辛い大会になるぞ・・」

とか、「遠くに投げても何も居ない、キスは2色より手前のみ・・ガッチョは先週同様で減っていない」といった意見ばかり。

それを聞きつつ「今年も外道との戦いだなぁ・・、ベラよりもガッチョ対策を考えねば・・」と思いつつ仕掛けを決定。

やがて集合がかかり、受付の列に並びました。

関東からは永年シード保持者の武田先輩も  

来ておられ、「おひさしぶりデス・・」と挨拶

をしつつ審査カードに名前と

クラプ名を書き込みます。
高知の吉永会長を始め、殆どの選手が

昨日から下見をされており、

いろいろと教えてもらいながら

タックルを車から降ろします。
暗闇の中、開会式が行われ、

報知新聞の事業部長さんより、

「今大会は各メーカーの枠を超えた

名実共に日本でトップキャスターが集まられる

大会に育ちました。今年も西日本はもちろん、

関東や北陸など、全国からトップキャスターが

終結しました。皆さんが精一杯戦われ、

素晴らしい大会になる事を祈願致します。」と

開会の挨拶がありました。
その後は釣り場のブロック分け抽選となり、

A、Bの2ブロックに別れて1回戦が行われる

事になりました。

私はBブロックとなり、昨日の下見では

河口エリアを含んで北側が範囲となる

Aブロックでは殆ど

釣れていなかったと聞き、

「少しは釣れるかな・・」と思いつつ

同じブロックになった関東の力石さんや

北陸の田中さんと雑談をしつつ

「こちらのブロックも強敵揃いじゃ〜っ」と

栄養ドリンクでドーピング。
「1回戦は5時40分から7時40分の2時間で

行います」と吉本大会委員長より説明が有り、

予定より早く集合が掛かりました。

「各ブロック10名づつが

決勝戦に進出となります。」と説明が有り、

「決勝進出は約半分かぁ・・

四国の重鎮、瀬尾さんや岡山の福田さんも

居られるけど、幸い別のブロック・・しかし

Bブロックにも

強豪がひしめいているなぁ・・・・

こんなハイレベルな皆さんばかりで

勝ち残れるだろうか・・」と不安になりますが、

皆さんから頂いた情報に自分の予想を交えて

戦い方を決めたので後はとにかくやってみる

だけ・・」意を決して列に並び、

「では出発!!」の号令と共に

浜に向かいました。
私が戦うBブロックは浜の南側の

階段状の護岸から

河口近くまでのエリア、Aブロックは河口よりも

北側に設定されています。

抽選順にブロックの端から順番に並んで

投げ込みを開始し、2投目以降は

何処に移動しても良いルールで、

1投目はカッ飛び天秤にキススペの5号

8本針の仕掛けで5色まで軽く投げて

ユックリと様子を見ながらさびいていると、

早くも力石さんと田中さんが

北側から最南端の旗の近くまで

早足で移動を開始。場所確保の

熾烈な戦いが始まりました。

力石さんは私の前を移動しつつ

「ここは昨日の下見では日が高くなって

ぽつぽつと取れましたよ」と教えてくださり、

お礼を言って隣に入られた大阪アングラーズの

澤田会長と並んで真剣にさびきます。

投げ込んだ仕掛けをそろそろと

2色までさびきましたが、外道わんさかと

聞いていたのに何の反応も無し。

1.5色まで引いてやっと魚からのシグナルが

有りましたが、何時までもジビジビと引く

ベラのアタリ。巻き上げるとベラの3連に

ガッチョのダブルでキスは無し。

「3色以上にキスは居ないし

近くは外道ビッシリ・・

幸いブクは不在のようで・・」と1投目を

投げ終え、今度はエサをイシゴカイから

チロリに換えて3色に投げ、

「キスは外道の中に混じっているハズ・・」

と信じてベラやガッチョがうんざりする程居る

距離を辛抱強く探ってゆきます。

その後ますますガッチョの食いが激しくなり、

仕掛けを交換する事にしました。
食う距離は2色以内と決めてキスの居場所を

何とか早く見付けようと天秤は

砂紋バスターの27号に換装。

仕掛けを少しでも浮かせて底にビッシリと居る

ガッチョを避けつつ釣ろうとモトスには

天秤から80センチの所に

サヨリ釣りで使われるシモリウキを

間に入れました。

そしてまた3色に投げて

すぐに巻き取って砂紋バスターを1.5色まで

海面を滑らせつつ引き寄せ、

そっと海底まで沈下させます。

そのままユックリとさびき・・

仕掛けが1色に入った所で

待ち気味に引いていると、

突然「ブルルルッ」とキスのアタリがっ(^^)v
巻き上げると16センチ程のキス(~o~)

周囲は殆ど釣れていなかっただけに

ボウズを逃れてほっと一息。

その後5投目位にまた同型を追加し、

見に来られたギャラリーの方に聞くと、

「未だ大半がボウズです、2匹なら上出来です」

と聞き気分は上昇。

暫くすると南端に移動された

力石さんや田中さんがこちらに

首をかしげつつ戻って来られ、聞くと

昨日良かった南端は全く釣れないそうで、

暫く私の隣に入られて釣られていましたので

技を観察させてもらいました。

しかし・・力石さんにも追加は無く、

また移動されて

同ブロックの中ではコンスタントに釣られている

貝塚サーフの野村会長やアワジフイッシィング

の小山会長の近くに入られました。

私の釣り座では

キスはチロリしか食わず、イシゴカイは

ベラばかりが掛かりました。されとて

今日買って来てもらったチロリはキスには

太過ぎるやつばかり。

それでも尻尾の近くだけを

使って釣り続け、何とか一回戦終了間近の

10分前にもう1匹追加出来、

「周囲の様子では3匹なら当確かな・・」と

安堵しつつ「少しだけ残っている細目のチロリは

決勝戦の為に取っておこう・・」と

後はイシゴカイでベラばかり釣って

一回戦の終了となりました。

1回戦検量の結果デス。

今回は全国新聞で報道されるので

結果表を

そのままUPさせて頂きました。

私が戦ったBブロックでは野村会長が7匹、

小山会長が6匹で2人並んで釣られ、

その場所だけがコンスタントに釣れて

他より抜きん出ていましたが、

ボウズの人も居られ、同数タイは繰り上げられる

ので結果的にはボウズ以外の全選手が

決勝戦に進出となりました。

Aブロックも釣れておらず、最高が3匹で

6人も居られ、2匹以上釣った

釣果に赤丸が付けられた選手10名が

決勝戦進出となりました。
休む間もなく続いて決勝戦が始まりましたが、

選手の多くが、

1回戦をトップ通過された野村さんに

ピッタリとマークして付いてゆかれ、

野村さんの立ち位置の左右には

間隔狭く選手が並んでおり凄い事に・・。

私は混雑を避けて1回戦で釣った

マンションの下辺りに向かい

決勝戦でが私が選んだ釣り座は・・

決勝戦は比較的釣れたBブロックで

行われましたが浜に変化が少ないエリアで

私は「少しでも何か変化が有る場所に入ろう・・」

と目を付けたのは

←の流れ込み。

汚いゴミだらけの小川ですが、

昨日の雨で普段は干上がっている小川から浜に

水が注いでおり、

途中で地中に水が染み込んで

いました。

「ここは波打ち際の近くに

伏流水が沸いているハズ・・」

と迷わずここに入りました。

暫くすると岡山の福田さんも来られ、

「昨日は日中に下見をした時に、

ここが良かったですよ」

と教えて下さり、混雑している場所を避け、

「この場所を信じて釣ろう・・」と意を決し

決勝戦の開始まで1回戦同様に

仕掛けのモトスにシモリウキを付けて

準備を進めます。

エサを付けて開始までの待機中に

何と・・「佐織さんですか?」と声をかけて

下さったのはスタンレスサイドボックスでお世話

になった藤本製作所の藤本さん。

突然お会いして初対面だったので

ビックリしましたが、

「お陰でボックスが沢山売れています」と

お礼を言われ、こちらも恐縮しつつ

記念撮影をしてもらいました。

挨拶を交わしていると、早くも決勝戦開始の

8時5分となり、

慌てて釣り座に戻って1投目の投入となりました。

1投目、2投目とベラばかり、

ガッチョも周囲では沢山掛かっていましたが、

私の仕掛けにはシモリウキのお陰か

あまり掛からず、横を見ると・・

小山さんが1投目、2投目と確実に1匹づつながら

釣られ、それにつられて私もさっき見付けた

伏流水のポイントから少し移動して

小山さんの隣に小移動。そこで

単発ながら2投で2匹を確保して

1回戦2番通過の小山さんの横で

追走開始。しかし・・何もトラブッて居ないのに

突然私の道糸が切れ飛び、

その道糸が小山さんの

引いている仕掛けに絡まって回収され、

「ごめんなさい・・」と謝りつつ

「近寄り過ぎたぁ・・」と反省しながら

あの伏流水の湧き出しポイントを

重点的に攻めるべくまた元の位置に戻りました。

戻ると福田さんが

真剣にさびいておられましたが

未だボウズとの事。

暫くすると私の左隣の選手が移動され、

小山さんとの間が30メートル程度空いたので

真水の湧き出しが有ると思われる

場所を斜め引き

する事にしました。すると・・

ベラのアタリに続いて確かにキスの

「ブルルルルッ.」としたアタリが続き、

「追い食いさせ過ぎてバラしてはならぬ・・」と

巻き上げると・・

嬉しや中型キスのダブルで思わず

「ヨッシャー!!」と声が出てしまいました。

これで4匹目。

周囲では2匹釣られた小山さんを除いて殆ど

釣れておらず、

回って来られたギャラリーに聞くと

「日置さんが1投目に3連してられました。」

とか「塩田さんがもう6匹釣られています。」と

聞きましたが、今からそこに移動しても

すでに好調な選手の周りは

キッチリとマークしている選手

が居並んで入る隙間もありませんし、

私はたった今ダブルをした

ここで粘る事にしました。

私がキスを撮影していると・・小町さんが

南端から移動して来られ・・
今日は力石さんに小町さんと・・

関東のトップキャスターの方々の釣りも

勉強させてもらいながらの大会となりました。

2時間の決勝戦も残り30分。

細めのチロリは完全に底を尽き、

「でももう1匹、何とか釣りたい・・」と

太いチロリの尻尾の先端だけを

カットして針に刺し、

まっすぐに目の前に投げてから

左方向に走り、小山さんの隣に移動して来られた

小川前名人の隣から斜め引きして波打ち際で

仕掛けを漂わせていると・・

「ブルッ、ブルルッ」とようやくアタリがっ。

30分もアタリが無かったので焦りましたが、

砂紋バスターがキッチリとキスを

掛けてくれたようで、キス独特の抵抗を

楽しみながら巻き上げると・・
これで5匹目。

何れもまずまずの型で有ったのが

幸いし、少し太めのチロリでも

口一杯にほうばって掛かってくれました。

これがピンしか居ない浜だったら

惨敗必至。キスの型が良かったのが

救いとなった決勝戦が終わりました。
決勝での釣果。何れも16センチ程度で

良いアタリを楽しませてくれました。

入っているベラは・・これは

キスが釣れたフリをしてキスに似たメスのベラを

意図的にクーラーに

放り込んだもので、周囲の選手に

プレッシャーをかけるべくやったのですが、

誰もそんなワテの猿芝居なんぞを

見てくれてはおりませんでしたぁ・・(^_^;)
でっ決勝戦の成績表が発表されて・・

優勝はダントツで徳島セントラルサーフの

塩田会長が獲得されました。

2位は日置さんで1投目に3連し、その後

アタリが途絶えて数が伸びなかったそうですが、

最後に2連が来て見事に準優勝されました。

わたしは5匹で徳島鱗友サーフの

八木さん共に3位に入賞させて頂きました。

結果的には決勝戦も激渋で

8名もボウズの人が居られる大変な大会でした。

名前の横のS印は永年シード選手で

その選手を除く赤丸が付与された

9名の選手が来年の本戦シード権を

獲得されましたが

1匹釣ったらシード権獲得となる

本当に熾烈な

激渋大会でした。
すぐに表彰式が行われ、

1回戦トップだった野村会長は

決勝では周囲に人が集まって

思うように釣れなかった様子で

苦笑いしつつも賞品を獲得されました。

お疲れ様でした。
小山さんも1回戦と同じ場所には入れず、

数が伸びなくて少し残念そうでしたが、

入賞されて賞品を獲得されました。


表彰は10位から順に行われ、

やがて私と

徳島鱗友サーフの八木さんが

3位入賞で呼ばれ、

仲良く賞品を頂きまして・・・
3位のカップは当然ながら1個しか有りませんが、

「もう一人にも後日送付します」との事で

八木さんのご好意で私が持ち帰られて

頂ける事になり八木さんに多謝・・m(__)m
準優勝は日置さん。

決勝戦でも波打ち際に立って真剣に

釣っておられ、見事な成績で

来年のシードも獲得されました。

「おいっ、もっと腹を凹ませて写してもらえっ」と

皆さんから最近?出て来た

お腹を笑われつつもとても嬉しそうでした。

見事に優勝されたのは塩田さん。

決勝では2位にダブルスコアのダントツで

さすがここには精通しておられ、

ベテランの技を遺憾なく発揮されて

2回目の選手権者となられました。
選手権決勝の表彰の最後には

カップ獲得の4名で新聞報道用の撮影も

してもらいました。

そして10分間の僅かな休憩の後、

2時間の名人戦が行われました。西向現名人と

今回選手権で優勝された塩田さんとの

1対1の名人戦。

私もその技を見せてもらおうと

多くの応援の皆さんと共に

2人の戦いを観戦しました。
名人戦はエリアを2分し、1時間で場所を交代して

行われます。

最初塩田さんが決勝で良く釣られた

場所の近くに入られて有利に見えたものの・・

名人戦の開始と同時にジェットスキーが頻繁に

目の前を走り始め、

キスが散ってしまって1時間の前半戦では

先ず右側エリアの名人が1匹先行。

すぐに塩田さんも良型を釣られて

追走されましたが、2人共に後が続かず

1対1で前半終了。
後半戦では場所が入れ替わり、

名人が左側、塩田さんが右側エリア。

1回戦途中から

発泡オモリに換えた名人が「ヨッシャー」の

掛け声と共に1匹掛けてまた先行。

私も発泡オモリの先駆者、西向さんの釣り方を

存分に勉強しつつ見いてると・・

さすがにオモリに対するテンションの掛け方が

とても上手く、完全にコントロールしている

様子が見て取れ、本当に参考になりました。

暫くすると西向名人が釣られているエリアに

多かったジェットスキーがお昼の時間帯で

やや少なくなり、1匹、また1匹と追加して1対3。

河口の横の馬の背状に浅くなっている

付近に当たる潮が湧き上がる感じになって

潮目も出来、

「ますます名人に有利・・・」と思っていたら

また1匹追加でダメ押しに近い展開。
一方、

塩田さんも最後まで諦めずに沖を打ったり、

手前を斜めにさびいたりしておられましたが、

こちら側は海底にも流れる潮にも変化が乏しく

最後までキスの居場所が掴めない様子で

試行錯誤のままの状態で終了時間となって

しまいました。
結果、4対1匹で西向現名人が名人位を防衛。

来期も名人を務められる事になりました。

それにしても激渋の中、

走り回るジェットを苦にする様子も無く、

淡々と自分を釣りを貫いて素晴らしい

戦いぶりでした。

塩田さんも最後まで諦めず、

いろんな手を打って応じられ、

結果は伴いませんでしたが見事な戦いぶり

だったと思いました。何より、塩田さんは71歳で

名人は32歳。名人の倍以上の年齢ながら

疲れも見せず本当に凄いと感嘆した

名人戦でした。
名人戦での表彰式。主催者の報知新聞社から

名人位のカップと賞金が授与され、

全日本サーフからも賞品が

西向名人に送られました。
準名人の塩田さんにも賞金が授与され、

表彰されました。
最後は名人戦を戦った2人で握手。

その後名人に対してインタビューが有り

「1年間、無茶苦茶に練習しました、

その結果が出て嬉しいですが、

また来年も防衛出来るよう、また頑張ります」と

言われていたのが印象的で

伊達さんが名人の時もそうでしたが、

名人位を保持しているの間の

プレッシャーは凄いと思いますし、

プレッシャーに打ち勝つべく

必死で頑張って来られた

名人の目には光るものが有りました。

って事で今年の報知キス釣り選手権、名人戦も激渋の結果はともかく、素晴らしい大会となりました。

試合中はかなり熾烈な戦いでしたが、参加者は何れもトップキャスターの皆さんばかりで試合が終わると同じ趣味を楽しむ仲間、

声をかけあい、交流を深めつつの大会で本当に楽しい大会でした。

私も今期は春からずっと泣かず飛ばずでピンギスを少々釣るだけの本当に情けない成績ばかりでしが、砂紋バスターを

何とか使いこなそうと細部までチューニングしたり、どうしたらキスを上手く誘えるかなど試行錯誤をしながら練習を続けて来ました。

大会でも結果を恐れず殆どこればかりを使い続け、ようやくこの大会で有る程度ながら結果が出せましたが、

キスの居場所をいち早く探索する感度と、渋い時こそ警戒心の強いキスを誘い出し、

食い込みの良さの性能を今大会ではまずまず発揮させる事が出来たかなと思います。

名人位を防衛された西向名人も発泡オモリを使いこなしていつも素晴らしい成績を収められていますし、

私はオモリに対するテンションの掛け方などの面でまだまだ使いこなせていませんが、

「発泡オモリにはまだまだ可能性が有りそう、これからも研究してゆく価値が有るなぁ・・」と、そんな確信が持てた

大会でした。

今大会でも親しく声をかけて頂き、お付き合いして頂いた選手の皆さん、

そしてお世話になった大会スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。ではっまた・・。