2009年釣行記
8月2日 梅雨未だ明けやらぬ大雨の中、マコちゃんと大魔王はんが北近畿へ釣行してくれたので
      宮津湾に様子を見に行ったら良ギスがポンポンッとっの巻。 

8月2日の日曜、今年は何時までも梅雨が続いて未だ梅雨明けせず、また朝から大雨となりました。前日も大雨洪水警報が出ていましたが、

大魔王はんから「明日マコちゃんと行きます」との事。

「こんな天候なのに来るの、今も降っているし海は濁ってロクな釣りが出来ないと思うのだけど・・」と

返事をしましたが、マコちゃんは奥さんの出産と農作業と新車の購入で忙しくて最近殆ど釣りが出来なかった様子、

大魔王はリストラに合い、会社をクビになったので職探しが続き、

これまた釣りどころでは無かったようで、2人して北近畿への釣行を計画し、楽しみにしていたとの事。

「まぁ・・濁った海でキスは期待出来ないけど、来るのなら付き合うわ・・」と返事し、私は朝から雨の中、ぼちぼちと野暮用を済ませ、

午後から薄日が差して来たので2人が釣行している宮津湾に向かいました。

自宅を出発直後。また雨が強く降り出し、

国道178号線を走りながら由良川を見ると・・・・

かなり増水しており、水位が上昇して

いつもより川幅が広く見えました。

上流からはゴミと濁った水が凄い速度で

大量に流れていました。

大魔王に電話すると、

「さっきまで高浜の難波江に居ましたが、

ピンが沸いています、

それも7センチ程度のマイクロが太いチロリを

食って来てどうにもこうにも・・」と

嘆いていました。

「でっこれからどうするの・・」と聞くと、

「今は宮津湾に転進中です・・」との事で

「あいつらは獅子崎にでも行ってお茶を濁す

のかなぁ・・」と思いつつエサも買わずに

渋々家を出ました。
車が北近畿タンゴ鉄道の由良川鉄橋に

さしかかると、もう叩きつけるような降りようで、

「本当にこんな中で釣りをしてるのかなぁ・・」と

電話をしても出ません。

暫くして相手から掛かって

来て、「今、日置で竿を出してましたが、

雨が降って携帯が濡れるので車の中に

置いてました、雨は強いし、投げても

チャリコが沸いていて釣りになりません、

これから獅子崎に移動しますぅ・」

との事。それを聞いて、

「おまいらは阿呆じゃ〜っ

この天候でに日置なんかに行っても濁って

いるし、時期的にも外道が多い場所だぞ・・

ワテが獅子崎あたりに行って

濁っていないか見て来てやるから・・」と

そのまま車を栗田半島に進めました。

途中の由良海水浴場も浜は大量のゴミと濁りで

海水浴客も居らず、海面の色は

有馬温泉状態。(^_^;)

栗田湾も同様で、これはダメだわ・・と思いつつ

やがて獅子崎に到着すると・・

いつもは由良川河口で勝手気ままに

ワンワンと走ってうるさい

ジェットの軍団が酷い洪水で大量に流れて来る

流木に恐れをなしたのか

ここまで逃げて来ており、爆音を立てながら

大挙して走り回っていました。海も濁っており、

そのまま直進して小さな漁港の近くまで行くと・・

狭い範囲でしたが、殆ど濁っていない場所が

有り、そこで昼寝をしつつ2人の到着を

待ちました。
スヤスヤと眠っていると、大魔王がワテを叩き

起こすので後方を見ると・・マコちゃんが購入した

新車のマイクロバスが停車していました。

聞くと、「7人が楽に寝られます」との事で、

車内は改造されて大きなベッドが

設置されていました。もちろん中は広々と

しており、8ナンバーを取得して

普通車扱いなので高速も1000円でOKだとか。

排気量は4000CCで燃費は7キロ程度と聞き、

「見た目よりはエコだねぇ・・」と感心しつつ

ナンバーを見ると、チーム投げ北ご用達の

10−91でしたぁ・・(~o~)

これで10−91ナンバーはワテとくにさわさん、

天満のモリさん、マコちゃん・・の4台に

なりましたっ。暫く車を見せてもらって


「全く期待薄だけど、ここだけは濁って無いし、

投げてみるかぁ・・」とマコちゃんが

道路沿いの護岸から遠投すると・・

いきなりの激信。
1投目から20センチオーバーの連で

「これが釣りたかったのですう・・難波江の

キスが小さすぎたのでガッカリだったのですが、

このサイズなら楽しめますわ・・」と嬉しそう。

大魔王も良い型を連で掛け、

雨でふやけた顔が

にやけていました。

「いい型のキスが居るねぇ・・」と

早速大魔王からチロリをもらって

7色まで投げ、6色まで引くと・・突然「ガッンッ」

と激しいアタリが私の竿にも出ました。

釣れたのはこれも20センチ級のダブルで、

それからは皆で大遠投大会。

私と大魔王は7色、キャスティングの練習で

鍛えたマコちゃんは8色半まで投げ、

1色もさびくと良いアタリが伝わって来て、

ポンポンッと20センチ級が揃います。

時折はヒイラギやワニゴチ、キジハタなどの

宮津湾らしい外道も釣れて来ますが、

キスは5色以上、6色付近に多く群れている

様子で、マコちゃんの息子さんも交えて

ガンガンと投げ返しますが、遠投すると深いので

キスは全く散らず、良い型が続きます。

雨も降り止み、「この場所でこんな良い型が

ポンポンと釣れるとはねぇ・・他の場所が全部

濁っていて、ここだけ水が綺麗なので

キスが寄っているのかなぁ・・」と

にわかに皆が投げている護岸は

活気付いて来ました。
マコちゃんの息子さんの竿にも良い型のキスが

ほいほいと掛かり・・。(~o~)
ワテの竿にまた激信が走り、塩焼きサイズの

チャリコとキスのダブル。
マコちゃんは固定式天秤で投げてキスが掛かり

仕掛けを回収すると、

毎回のように仕掛けが絡んで首をかしげて

いました。

どうやらフルキャストの時に天秤が

回転するようで、トラブルが続いていましたが、

ワテの砂紋バスターを使うと

不思議と仕掛け絡みが無くなって

綺麗に連がけ。

「今度は思いっきりフル遠投してみます、

それで絡まなければ凄いですね・・」と
車が来ないのを見計らって

道路から投げると・・。

砂紋バスター27号は

ブレも無くカッ飛んで行き、

何と飛距離は7色半。

「この天秤、結構飛距離が出ますねぇ・・」と

投げた本人もビックリしていましたが、

「発泡オモリをあれだけ飛ばすのは

あんただけじゃっ、ワシなら6色半しか

飛ばんもの、でも高い弾道で打つと

なかなか落ちないし見た目よりも

飛ぶねえ・・。そのオモリで7色半なら

無敵だわ・・」と投げた本人も作者のワテも

大満足。その後はマコちゃんは大好きな

キャスティング練習をしつつ遠投で釣って

いましたが、30号のムクオモリに5本針程度の

仕掛けを付けて9色前後。

オモリのみで投げたら10色巻いた糸が半色

しか残らないド遠投で、チーム虎の穴の

特訓で鍛えた遠投力を披露してくれました。

短期間でチーム投げ北一番の

飛ばし屋さんになり、今後ますます楽しみな

マコちゃんです。
その後、私も力いっぱい投げて

6色以上でまたチャリコとキスのダブル。

いくら投げても今日はキスが散らず、

爽快に投げて良いアタリを楽しみ、

夕方まで楽しみました。

でっ本日の釣果の一部。

←の画像は15センチ以下のキスは

チビトラわんが

10匹程ペロリッと食った後のもの。

本日は皆の釣りを撮影しつつ10投程でしたが、

太いキスとチャリコが中型も交えて

まずまず釣れました。

良型のヒイラギはマコちゃんや大魔王が

釣りました。ヒイラギは外道で

ヌメリが強くてキス釣り師からは嫌がられますが、

ガッチョ同様に見た目とは裏腹に

食べると白身で味が良く、

鳥取の境水道や広島あたりでは

これを狙って釣る釣り人も居るそうです。

今日は久々に食べてみたくなり、

持ち帰って来ました。
そのヒイラギは小型のキスと

新タマネギと共に甘辛く煮付けましたが、

白身でクセも無く、

かなりイケます。

今までこいつを捨てていた皆様、

にっくきエサ盗りのカタキ打ちと思って

大量にこいつが釣れてしまったら

一度持ち帰って食べてみて下さい。

調理は簡単でウロコが無いので頭の後ろから

ケツの穴に向けて斜めにブチ切るだけで

ハラワタとヌメリが同時に取れてしまうので

一瞬でおしまいですし、

煮ると白身がポロリと骨から外れて

カワハギ同様に淡白、美味。

くにさわさんによると、

高知ではから揚げや南蛮漬けでも

食べるそうです。

「もっと大きく、せめて30センチ程度に

成長するお魚だったらなぁ・・」と思ってしまう

程の旨さでした。
チャリコは塩焼きが定番ですなっ。

太めのキスは一旦塩焼きにして

あつあつのところにバターを薄く塗って

更に焦げ目が少し付くまで焼いた

「塩バター焼き」にしましたが、

「また釣って来て、もうピンは要らないからね・・」

と家族にも大好評でしたっ。

って事で久々にピン釣りで無くてまともな型のキス釣りでした。

海は最悪の状態でしたが、やはり宮津湾はボウズ逃れ、オカズ確保には手軽に竿を出して簡単に釣れますし、最適ですわぁ・・・・ではっまた・・。