2009年釣行記
7月4〜5日 JC九州予選に上ちゃんと参戦。新幹線で遠征して初めての浜でピンギスと戯れて来ましたぁ・・の巻。

今年は5月末に開催されるシマノジャパンカップの予選会が協会行事と重なり、出場不可となってとても残念に思っていましたが、

大会日程表を見ると7月5日はシマノジャパンカップ九州大会が福岡県の新松原海岸で開催と記されており、

同じく出場叶わなかったクラブのくまさんや釣友のTuskerさんたちも行くとの事。「それならワシらも行くかぁ・・」と上ちゃんと相談すると、

「あんたが行くのならワシも行くでっ」との事。

しかし・・あいにく前日の7月4日の土曜は出勤ですし、仕事後に九州まで車で延々と走って大会に出場し、

その後深夜にフラフラになって帰宅したのでは翌日の仕事に差し支えます。「残念だけど一寸無茶だわなぁ・・」と

一旦は諦めましたが、毎年欠かさずジャパンカップの予選会には行ってましたし、結果はともあれ、一年に一回は何とか行きたい大会で、

その後も何とか参戦出来ないかと検討してみました。すると・・JRの特急と新幹線を使えば、

仮に午後7時頃まで残業となった場合でも7時半に北近畿を出発すると当日中には九州の小倉まで行ける事が時刻表を見て判りました。

それからは計画がトントン拍子。先ずは安く行くべくJR西日本の株主優待券をヤフオクで4枚落札し、それを駅に持って行って

半額で乗車券を購入。株主優待券は上ちゃんの分も入れて4枚必要で落札に合計1万円、一人あたり5千円かかりましたが、

小倉までの往復には通常料金で一人3万円程度かかりますが、優待券のお陰で一人1万5千円でキップが購入出来、

優待券購入費用と合わせて2万円程度で行けるようにしました。

そして出発当日。朝早く出社してバタバタと順調に仕事を済ませましたが、あいにく夕方になって緊急の仕事の依頼が舞い込みました。

ラーメン店の営業用の空調機が停止したとの依頼で断れない仕事。仕方なく受けたが最後、九州には行けなくなりました。

「上ちゃんに電話して一人でも行くか聞いてみよう・・」と残念に思いつつ現場に向けて大急ぎで走っていたら・・・

突然また電話が鳴り響き、掛けてきたのは仕事の依頼先。すでに現場への同行を約束していたので催促の電話と思いきや・・

「佐織さん、あかんわぁ・・さっきから酷い雷雨で現場はビルの屋上だし全く仕事にならん、

停止した空調機は客室のでは無くて厨房の空調機だったし、お客さんに説明したら

月曜まで我慢してくれる事になったので今日はキャンセル、月曜にはキッチリと頼むでぇ・・」と嬉しい知らせ(~o~) 

んな訳で午後6時には全ての仕事を終えて

上ちゃん宅に飛んで行き、JR福知山駅には6時半に到着。空いた時間を利用して駅でマッタリと夕飯を食べていざ九州へ・・となりました。

福知山駅から新大阪行きの特急「北近畿」に乗り込み・・・

座席に座ると同時に2人で「プシュッ」とビアをやります。(~o~) 新大阪までは1時間50分の所要時間。

ビアを2〜3本呑んでいい気分。電車釣行は駅まで行ったりと不便ですが、呑みつつ寝て行けるのが唯一の利点ですなぁ・・。


新大阪には午後9時過ぎに到着。

新幹線ホームに駆け上がり、またビールを買って少し待っていると博多行き最終の「のぞみ」が入線して来ました。

これに乗り込んでビアをまた2〜3本呑んだら新神戸に着く前から2人で爆睡。そこからは岡山と広島に停車するのみで九州へ一直線。

駅を出るとすぐに時速300キロに達しずっと飛ばしっ放し。なのに殆ど揺れず音も静かで以前乗った300系とは大違いのN700系の

滑るような走りに「こりゃあ凄い進歩だわ・・広いし快適、良く寝られるわぁ・・」と上ちゃんもスヤスヤ・・・。

新大阪を出て2時間強で早くも小倉に着きました。到着は23時30分。

下のホームに降りると丁度鹿児島本線の最終電車がやって来て・・大会会場の最寄り駅である遠賀川駅までゴトンゴトンと

N700とは雲泥の差の次元が違う在来線のポンコツ電車に揺られて30分程また移動。

2人でクソ重い荷物を背負って改札を出ました。ここから会場までの移動は当初タクシーを考えていたのですが、

今回、広島から大会に参加される海彦さんから、「私はワンボックスで1人で行きますし、駅から会場までお送り出来ますよ」と、

とても嬉しいメールを下さり、そのご好意に甘えさせてもらいました。海彦さんは毎年投げ北の秋祭りに来て頂いており、

久しぶりの再会。駅から出たらコンビニに立ち寄ってもらい、食料と飲み物を買い込んで大会会場まで送ってもらいました。

浜に出て真っ暗の海を眺めると凪のようで、波は穏やか。3人で寝酒を呑み、午前1時頃には車中で爆睡させてもらいました。

そして翌日。起きるとくまさんや経ヶ坂さん、Tuskerさんも来られており、頼んでおいたエサを受け取って朝の挨拶を交わします。

何だか皆さん長旅で眠そう・・。ですが、入れてもらったコーヒーで眠気を覚まします。

その後薄暗い内から受付の列に並び、聞くと参加者は170名程度とか。受付で出発順の抽選を行い・・

セッケンを見ると、何と・・・上ちゃんは87番とまずまず?

ながら、ワテは177番とドン尻に近くこの時点で終わりましたぁ・・(;O;)


しかしワテよりもっと悲惨なお方がぁ・・・何と180番とドン尻番号を先日100人の会で初めてお会いした國友さんが引いておられましたっ。(~o~)

國友さんには「佐織さん、お土産です」と頂き物まで賜り、本当にありがとうございました。m(__)m

その後皆さんに聞くと、昨日の試し釣りではピンのみで数は出たとの事。情報交換をしていると

以前シマノのファイナルでご一緒して以来仲良くしてもらっている九州のトップキャスター、市野さんと再会。「こんな所まで来たのですかっ

久しぶりですねぇ・・」と再会を喜び合います。

「またワテの不得意極まるピンの数釣りみたいですわっ、やる前からすでに終わったなと思っているところですわぁ・・」と言うと

「んな事言わずに頑張って」と励まされ・・

上ちゃんと2人でガックシ・・としつつ7時前にいざ出発。5秒間隔で出発し、ドン尻から遊歩道を早歩きで浜に向かいましたが

時すでに遅し、浜はご覧のようにすでにずら〜っと選手が居並んで早くも仕掛けをセット完了している様子。


それでもテクテクと歩き、何処まで行っても人の間隔が開いた場所が無く、トホトボと歩いていると・・浜の中間点付近に上ちゃんの姿が見え、

隣に入れてもらいました。浜に出て大会本部方向を見ると・・選手が50人以上もズラリと並んですでに待機中。

右を見ても、これまた100人以上の選手がズラリと・・エリア東端までビッシリと間隔狭く並んでおられ、

「これでは朝一番に効率良く釣っておかないと叩かれまくってすぐに散るなぁ・・」と思いつつ、手前でピンのみと聞いていたので砂紋バスターを

力糸に接続し、試合開始のホイッスルを待ちます。竿はワテも上ちゃんも使い慣れたキススペBX-+。

キススペの4号10本針に細めのチロリとイシゴカイを半々に刺して完了したらホイッスルが鳴り響き、1投目の投入となりました。

先ずは4色に投げてゆっくりとさびきますが、隣で上ちゃんはいきなり遠投。

沖からさびいて何処にキスが居るか確認する作業から取り掛かっている様子。

私は少し引いて2色目で初アタリ。(^_^)v そこで追い食いを誘い、アタリが何回も連続したので早くも巻き上げ開始。

「上ちゃん、遠くに投げなくても2色で活発だわ」と言いつつ回収すると・・


10センチ程のピンが6連。写真を撮影していると焦った上ちゃんは早くもオモリを発泡タイプに交換してエサを刺し直しています。

その後はぽつぽつと2〜3連でキスを拾いますが、何せ1匹10グラムも無いサイズばかり。しかもアタリが出ても乗らないキスが多く、

初めての浜で試行錯誤しつつどうしたら数が乗るか確かめつつ釣りを続けます。

キスが小さくてチロリもイシゴカイも大差無く、2色〜1色をちんたら引いてアタリを取りつつ2〜3連。ゴミが多くて時折素針も・・。

上ちゃんと「移動しようか・・」と話しつつ釣りましたが、この人の多さで移動しても入る場所も限られますし、

我慢しつつ釣り続けます。その内手前では全く食わなくなり、「ええいっ投げるド・・」と今度は6色まで砂紋バスターを投げますが、

沖には全くキスが居ないようで、4色まで引いて来たら・・突然「プルブルッ」とアタリが連続。

その後はその距離だけで数を拾って一回戦が終了しました。周囲の選手の中では数が少しは釣れたようなのでその点だけは

プチ満足しつつ検量を受けたのですが、何せ釣れたのはピンオンリー・・結果222グラム。箸にも棒にも・・ですわ。

遠くまで歩いて戻って来た選手は殆どが60〜70匹程度も持ち帰っており、500グラム台の選手多々・・。結局1回戦のボーダーは409グラムで

35匹程度で遠く及ばずワテは爆死でガックシー・・・。ワテ以上に数が伸びなかった上ちゃんも同様にガッカリで、

いろいろとお助け頂き、こことは相性が良いと言われていた海彦さんも・・と

3人揃って首をうなだれました。

くまさんは今回も端エリア近くまで走り、ボーターギリギリで通過してニンマリ。

ワテら同様に残念だったTuskerさんと恥ずかしそうに顔をタオルで隠す花田さん。お仲間〜っ(~o~)。お疲れ様でした。

2回戦進出の皆さん。一回戦の結果表を見ると市野さんがトップ通過でさすがだわ・・。

しおざきさんも好成績で通過。

「頑張って投げまくって来ます」と元気に出発。ワテもせめてブルーの帽子を欲しかったなぁ・・。

2回戦開始前。準備中のチロリ餡さんやしおざきさんに「頑張って」と声を掛けていると・・・

すぐに2回戦開始。直後に遠投でしおざきさんが5連。周囲の選手が未ださびいている中、沖で数を掛けてリード。


市野さんもしおざきさんの右隣の本部前で淡々と「我が道を行く」の釣りを展開。開始直後、周囲で4連、5連と釣る選手が居ましたが

動ぜずマイペースで堂々とした釣りを展開。遠投して堅実に、確実に数を伸ばされている様子に「さすがだわ・・」と思いつつ、

背中から皆さんを応援して暫く様子を見、「さっ敗れたワテらは明日も仕事だし速めに退散しよう・・」と

また海彦さんに遠賀川駅まで送ってもらい、「本当にお世話になりっ放しですみません」とお礼を言い、お別れとなりました。

小倉駅に着くと腹ペコ。博多ラーメンで満足し、お土産の博多名物のタラコを買い求め、

また新幹線「のぞみ」で爆睡しながら時速300キロ、2時間余りで新大阪へ。

新大阪からは天橋立行きの特急「文殊」に乗り換え、ポンコツのローカル特急の車中でも爆睡で

福知山駅には午後7時過ぎの未だ明るい内に到着。

帰宅して風呂を浴び、午後8時過ぎに2回戦の様子をくまさんに聞くべく電話すると、

市野さんが優勝されたそうで、

「さすがだわ・・」と納得。周囲を良く観察しつつも堂々とした釣りをしなくてはと思い知った大会参戦でした。

応援していたくまさん、経ヶ坂さんは残念な結果だったそうで残念でしたが、しおざきさんは市野さんの隣で頑張ったそうで、

5位入賞でセミゲットを果たし凄い・・。

私たちも来年またセミを夢見てまた再挑戦ですが、今期は何処の大会に行ってもピンの数釣りで苦手な展開ばかり、

もっと手返しや、小型を沢山釣るテクニックも磨かなくては・・。まだまだ修行は続きそうですわぁ・・。

今回大変お世話になった海彦さん、そして暖かく親切にして下さった

國友さんや市野さん始め九州の皆さん、本当にありがとうございました。

大会結果は残念でしたが、出来ればまた来年も、「とても楽しかった九州に行けたらなぁ・・」と思っていますので、

今後もよろしくお願い致します。ではっまた・・。