2009年釣行記
6月9日 今期初めて久美浜へ釣行。葛野〜箱石を釣り歩き、綺麗な色をしたキスが元気なアタリをくれました。 

6月9日は14日の日曜出勤の代りにまた平日のお休みがもらえました。 午前中は田舎ならではの野暮用を済ませ、疲れたので昼寝をして

午後2時過ぎになってまた海に行くことにしました。

前日は上ちゃんが後ヶ浜に行ったそうですが、いよいよ水温が高くなってピンのみだったと聞き、

「そろそろ久美浜の葛野や箱石方面に行ってみるか・・アスリートカップの下見も兼ねてね・・」と気軽な単独釣行の計画を立て、

イシゴカイとチロリを飼育トレイから掘り出してクーラーに入れたら早速出発。

一路丹後半島に向けて1時間程度のドライブとなりました。

由良を通過すると相変わらず工事中で

大きな台船が砂を投入中でしたが、

浜はやせ細ったままで「いくら砂を投入

してもすぐに流されるのかなぁ・・」と

思いつつ素通り。 宮津、京丹後市を過ぎると

ようやく目指す葛野の浜が見えて来ました。                  
しかし、ここも駐車場の前では巨大な台船が

沈みテトラを投入中。

駐車場を中心として両側400メートル程度の

範囲はほんの4色付近に投入するようで、

海には工事範囲のブイも浮いていました。

夏場に高水温となり、白波の下にキスが集まる

時期にはそのテトラの周辺で波が砕けて

面白い釣りが出来そうですが、駐車場の

前付近はとうとう遠投が出来ないエリアとなって

しまいました。

一方、箱石方向を眺めると、冬場に大波で

飛ばされた砂が戻って来ており、浜はとても

広くて大きく目立つ出っ張りやワンドも無く

箱石まで浜が伸びていました。

こちら側はテトラの投入工事は完了し、

沖合い7〜8色の距離に幅が30メートル程度の

沈みテトラ帯が出来ました。

そのテトラの手前の5〜4色付近は

当然ですがとても浅くなって

おり、この時期は期待薄。

白波のキスが集まる初秋のポイントとしては

テトラ際への遠投か浅くなっている部分を

探ると面白そうですが、今の時期は手前の3色

以内の少し深い部分を狙うのが堅実な釣り方。

「箱石との中間辺りまで釣り歩くか・・」と

車からタックルを降ろし、箱石に向かって釣り

歩く事にしました。
駐車場から300メートル程度歩いて竿を出し、

7色のテトラ際からユックリ探ると

延々と引いた2色になってようやくアタリが出て

14センチのキス。相変わらずここのキスは

背中が黄色くて腹はパールピンクに輝き、

とても美しい・・。

前回の徳島でのキス釣りでは仕掛けを止めて

やらないと食い込みが悪かったですが、

今日のキスはシカケをズル引きしていても

突然アタリをくれ、数は少ないものの、

居たら高活性な感じ。
一箇所に止まらず50メートル程度歩いては

釣り歩いてゆきます。

太めのチロリを口いっぱいにほうばって

11〜14センチの釣り易いキスが

遊んでくれました。

今日のタックルはマスタライズキスにZ45U

当初カッ飛び天秤で遠くを探りましたが

予想どうりに沖の浅い場所に

キスは不在のようで、

出っ張り、ワンド共に2色以内で

アタリが出ました。

特に離岸流の後のワンド状に

凹んだ場所ではほんの波打ち際でも

アタリをくれ、2連も何回が有りました。

素針を引く事は皆無で何処にもキスは居て

くれましたが、1色以内の海底には

ワカメの切れ藻が漂っており、

キスはそこに付いている感じ。

藻の塊の位置を確かめ、その際を引いてやると

前アタリが出て、暫く誘うようにして

待っていると「ブルルルルッ」と.

元気なアタリがマスタライズを揺って

くれます。

20匹程度釣った頃、ようやく箱石との

中間点まで歩き・・

凹んだ離岸流の跡の場所から3色に投げて

深みを探ると・・・

くにさわさんに「釣れるよ・・」と電話中に

いきなり竿先に激信が走り

2色から24センチの良型も

姿を見せてくれました。

エサはイシゴカイでもチロリでもこの周辺では

あまり食いに違いは有りませんでしたが、

良型はややチロリに分が有りました。
同じ場所でまた22センチ。

エサはチロリとイシゴカイを半々に付けて

いましたが、今度はイシゴカイを食って来ました。

「この距離でしか食わないのなら

33号の竿は不要だわ・・もっと軽い

サーフサイドでやれば良かったかもね・・」

と硬くて重めの竿では微妙な砂紋バスターに

与える咄嗟の誘い動作が時として遅れ、

悔やみつつ釣っていました。

とうとう箱石との中間を過ぎた出っ張りに

やって来ました。

先日の練習でほぼ決まった天秤の

チューニングのせいか、本アタリが出た

時のキープ率は高く、苦手だった

マスタライズでの近投釣りでもバレは

皆無で良い感じ。

ようやくこれからはこの竿で中距離以内でも

高感度な釣りを存分に楽しめそうです。

出っ張りの部分も足元から深く、

3〜4色が浅くてワンドと同様の海底。

キスのり群れは未だ小さくて、良くて3連程度

ですが、今日も最初の群れとの遭遇で

どれだれ掛けられるかだけを練習し、

後は巻き上げていましたので

7本針にパーフェクトは有りませんでした。
折り返し点で20匹程度の釣果。

まずまずの型のキスが揃い、

復路でも同様に釣れて43匹の結果でした。

20センチ以上は12匹と少なかったですが、

17回投げて1色以内で釣ったのが

13回だったので中小型中心の釣果でした。

フルキャストは箱石との中間点でも試しましたが

「テトラの際にも4〜5色の中間距離の瀬にも

キスは不在でな〜んにも居ないわ・・」の

結果でしたが、今日はベタ凪でしたし、

高波の日はテトラ周りが有望ですし、

ザザ波ならワカメが流されて塊となって

波打ち際を漂流し、

手前は釣り辛いので2〜3色で釣れそうな

感じでした。

ちなみに外道はガッチョが1匹のみで

フグは皆無でアタリをくれたのはキスのみでした。

って事で今日は曇天のベタ凪の状況下での釣りでしたが、久しぶりに釣行した葛野で気持ち良いアタリを楽しんで来ました。

葛野や箱石もいよいよ本格化近し・・・の感じでしたが、帰宅したら近畿地方は入梅となったと発表が有り、梅雨時は南海上の前線に向かって

北寄りの風が吹いて時化る日も有り、やはりこの周辺は梅雨明けからが面白い・・。近くにしかキスが居ないと大会で叩かれたらすぐにキスが散り

ますし、アスリートカップも波と当日の叩かれ具合に応じて作戦を組み立てねばなぁ・・と思いつつ帰宅しました。・・ではっまた・・。