2009年釣行記
6月7日 G杯初参戦で香川県の有明浜に行き、読めない潮に苦労して来ましたぁ・・の巻 

6月7日は2週連続の四国遠征。チーム投げ北のメンバーでGの竿を所有するくにさわさんと私とでG杯四国予選に参戦して来ました。

G杯は私に取って初体験でしたので、昨年から参戦していたくにさわさんにいろいろと教えてもらいながら

6日のお昼前に舞鶴の私の家を出発。舞鶴若狭道、中国道、山陽道、瀬戸中央道、高松道と高速道路を移動し、

片道290キロの道程。いつものように賑やかにキス大会談義に花を咲かせつつ、

まずまずの天気の下、高速道を快走して四国に向かいました。

出発時は小雨がパラ付く不安定な天候でしたが、

瀬戸大橋を渡る頃には快晴となり、

強い初夏の日差しを浴びながらのドライブ。

「明日の朝の干潮と同じ条件となる

夕方の干潮の時間帯に竿を出して

試し釣りをしよう・・」と言いつつ

快走していたら讃岐富士が見えてきて

出発して3時間後には四国に渡りました。

瀬戸内の釣り場の急激な潮の変化に

少しでも慣れておこうと言う作戦で

途中与島SAで少し休憩しただけでしたが、

観音寺市内を抜け、讃岐ウドン屋さんの多さに

驚き、釣りの後で食べに行くのを楽しみに

しながら有明浜に到着。

浜に着いて海岸を見渡すと丁度干潮で

満潮時のなぎさよりも150メートル程度も

沖合いまで干上がり、多くの潮干狩りの

人で賑わっていました。

「この人の多さではねぇ・・」と

すでに朝から下見を済ませて

海を眺めて休憩しておられた岡山の水口さんや

大阪のayasiouさんとしばし雑談。

下見の様子を聞くと、「激渋と聞いていましたが

良い場所に入ると2〜3連は有った」そうで、

特に潮が満ちてくる時は良かったそう。

逆に引き潮の時は全く釣れなかったそうで、

「明日は1回戦はまずまずかも、2回戦は

激渋かもですなっ」とも聞き、フムフム・・。
夕方の4時を過ぎ、5時頃になるとようやく潮が

満ちて来て、満潮時のなぎさ付近もようやく

少しだけですが海水が入って来ました。

「そろそろやりますかっ」と2人で準備をし、

浜の中央部に行くとすでに明日の大会用の

AプロックとBブロックの境目を示す旗が

立てられていました。

「どちらのブロックになっても良い様に

この境目付近から探ってみよう・・」と浜に出て

竿を継いでいると水口さんも来られ、

3人で下見開始。
持ち込んだエサは先週の報知予選で残った

チロリとイシゴカイを活かせておいたもの。

1週間経っても上手く飼育出来たので

チロリもこの色ツヤで動きも良く、

北近畿と四国を一往復半も移動させたのに

購入時と同等の活きの良さ。
潮干狩り中の人の少ない場所を選び、

3人で沖合いの沈みテトラに向けて投げて

ゆきます。

仕掛けが着水すると同時に小さなアタリが

連続して「ピンかな・・」と思って巻き上げると

ミニガッチョと小さなハゼが5匹着いていて

外道ばかり。
くにさわさんは1投目からピンをゲット。

リリースをしながら一箇所に止まらず

50メートル程度移動しつつ

釣り歩いて良い場所が無いか探ります。
こんな小さな伏流水が集まった

流れ込みの近くもチェック。

広大な干潟を歩き、私は右方向へ。

くにさわさんは左方向の海水浴場方向へと

別々の方向に釣り歩いて広く探る事になり、

ぽつりぽつりとキスを拾いつつリリースの

繰り返し。場所ムラが激しく、

ハゼばかりの所やベラが活発な場所など

いろいろですが、キスは大体4色付近が濃く、

カッ飛び天秤を使って遠投しても良型の

ガッチョのみ。

砂紋バスターに交換して4色から3色を探ると・・
ベラ交じりに3連の中型も。

今日もド派手なテープを巻いた砂紋バスター

でやりましたが、ほんの50センチ程度の

水深なのにキスはド派手なオモリを嫌う事無く

同じ距離をカッ飛び天秤と比較しながら

釣りましたが、

キスはリールさびきのベタ引きでは殆ど食わず、

引いて止めた時だけアタリが出ました。

こんな状況下では

砂紋バスターでフワフワと

誘うほうが余程食いが良く、

明日は近くで食う時間帯になったら

砂紋バスターに切り替える作戦を立てて

望む事にしました。
夕日が沈む頃になってようやく潮が満ちて来て

テトラの近くまで遠投しましたが、

キスは潮の干満に関係なく

なぎさから2〜3色付近に群れているようでした。
これはオマケ。潮干狩りの人が掘っでいたのは

マテガイ。長細い貝ですが、味はアサリと似て

いて美味しいとか。堀り残したのがなぎさに

転がっていたのでお土産に・・。
納竿後は楽しみにしていた讃岐ウドンを食べに

行き、ザルウドンの大を注文。

値段は中で200円、大で300円と

何処のお店もリーズナブル。

店によって味はまちまちで、

四国出身のくにさわさんに言わせると

ここのお店は「星2つ程度の味だわ・・」だとか。

今までロクな讃岐ウドンのお店に当たった事が

無い私はこれでも十分満足の味でしたが、

明日の大会後に行くお店の味も楽しみにしながら

遅い夕食となりました。

その後は浜に隣接する温泉に行き汗を流し、

高知の吉永さんや山中さんたちと

ハイエースの車内で

全国大会のDVDを見つつ寝酒を呑みながら

雑談をし、夜も更けた頃に

ハイエースのベッドに横になり朝まで眠りました。
翌朝5時に起き出すと隣には徳島鱗友サーフの

田中さんがおられ、朝の挨拶をしつつ

タックルの準備を進めます。

しおざきさんに頼んでおいたm(__)m

みやさんのチロリを受け取り、

「これ使ってね・・」と砂紋バスターを

進呈。ねじさんにも久しぶりに再会して手渡し、

キス談義をしながら受付時間までは

「未だ潮が低いので1回戦の最初は

遠投かもね・・」などと

情報交換。

受付に会場に行くとがまの竿が並べられており、

競技スペシャルやジーシスXの各号を手にとって

感触を確かめているOFMの皆さん。(~o~)
海を覗くと、かなり潮が満ちて来ていましたが、

未だとても浅い状態で1回戦試合開始は

7時と発表が有り、ユックリと開会式と

競技説明.が行われました。
受け付けを済ませてブロック分けの抽選の結果

偶数のくにさわさんはBブロック。

奇数の私はAプロックと分かれました。

しおざきさんや経ヶ坂さんと話しつつ

集合時間まで待機中。
Tuskerさんも私と同じ奇数ですが

ドン尻に近い番号を引いて苦笑い。(~o~)

私は35番と微妙な順番でブロックの列に並び

・・・。
同じブロックの面々はと見ると・・

いわゆるベテランの選手の比率が高く、

精鋭揃いの有名なトーナメンターばかりで

手強そうな皆さんが居並んでおり、

思わず身震いする程。1ブ゜ロック約50名。

合計100名程度での戦いが始まりました。

クーラーチェックはクーラーの中身に止まらず、

カバンの中やサイドボックスの中まで調べられ

ましたが、いつも大会でもお気軽なワテは

「マテガイ2本入ってますので・・」と

言って皆に笑われつついよいよスタート。
クジ順に等間隔でスタートしてエリアの端を

目指して走る選手も。

私は走るのは苦手なのでいつものようにマッタリ

と位置決めをし、昨日の下見で

変化が大きそうだった位置を目指して

歩いて行くと・・・。

すぐに開始の7時となり、
近くにはねじさんや西向さん、島野さん、

Tuskerさん、しおざきさん・・など強豪揃いの

皆さんが居られ、

私は西向さんの隣に入れさせてもらって

クーラーを置き、

「発泡オモリの使い手の名手、西向さんの釣りを

勉強させてもらいつつ釣ろう・・」と

嬉しく重いつつ、

先ずは近くはとても浅いのでカッ飛び天秤を

セットして6色からさびきますが

アタリ無し。潮はまだまだ低く、沖合い5色程度

以内はほんのヒザ程度の水深で

釣れる気がしません。それでも隣の選手が

ポロリッとピンを掛けられ、

間も無くねじさんも2匹ゲット。

手前の浅い所でも

一寸した浅い溝には僅かに

キスが居るようですが、

西向さんと共に首をかしげつつ

探りますが2人揃って何回探っても素針のみ。

その内じわじわと潮が満ちて来て

中州が消え、西向さんと「いよいよかな・・」と

言いつつ探りますが開始1時間は素針のみで

経過。

私は左隣の選手と連続してオマツリで

釣りにならなくなり、間隔を取るべく

右隣の西向さんの近くに寄らせてもらって

釣り方の様子を勉強しつつ

探り続けましたが

どうも場所が悪いようで、遂に

西向さんはポロポロ釣っているねじさんの

近くに小移動。私は西向さんの居た場所が

空いたのでオマツリを避けようと

更に右に小移動。

右隣の四国のベテランさんが

1色以内に投げて2連で釣られたので

「もう近くにキスが入って来ているわ・・」と

いよいよ砂紋バスターに換装。

2色に落とした仕掛けを1色まで引き寄せて

沈め、力糸の範囲まで探ると・・

待望のアタリが出てピンのダブル。

潮が満ちて来ると共にキスは1色以内で

アタリをくれるようになり、その後素針は

少なくなって単発でポロリと釣り、

ホッとしていると「未だ1匹のみです・・」

と、しおざきさんが移動して来て一緒に竿を

出します。すぐにまたアタリが出てダブルで

何とか5匹目。
しおざきさんも私同様に波口でポロリと単発で

「ようやく2匹」と苦笑い。

エサは何れもチロリのみにアタリが有り、

イシゴカイは食ってくれません。

その後しおざきさんはもっと右に移動して行き、

私も少しつづ右に移動して他の選手に声を

掛けて間に入れさせてもらいつつ波口で単発

ながら少しづつ釣ってゆきます。
残り1時間。有明浜は満ち潮の満潮近くが

最も食いが立つそうですが、今日はなかなか

潮位が高くならず、残り30分になっても

手前はほんのヒザ程度の水深で

激渋。それでもしつこく波口に漂う

アオサの際を探っていると・・いきなりの源信で

ビックリ。竿先を50センチも引き込むアタリが

出て「セイゴかなっ」と思いましたが

釣り上げるとキスのまずまずの型。

波口でキスが食うと超高感度の砂紋バスターが

トンでも無いアタリを出してくれて柔らかめの

サーフサイドの竿先を絞り込むようにアタリで

思わず外道だと勘違いしましたが、

これは嬉しい勘違いで、その後同様に2匹を

追加してアタリが出なくなったら

また移動。途中逢ったTAKE紀州さんに

聞くと11匹も釣られており、凄い・・
しかしその直後にも良型がほんの5メートルと

超近投にアタリをくれてようやく9匹目。

移動しつつ皆さんの数を聞くと私同様の選手が

多く、「これは最後に何とかしなくては・・」と

もう手前で単発の釣りをしていてもダメと判断。

ダメ元でまたカッ飛び天秤に換装して

沖に群れが入っていないかと遠投を試みます。

残り10分。「もう後1投したらおしまいじゃ

どりゃあ!!」と投げたら、今まで近投ばかり

していて糸にヨレが溜まっており、

いきなりのバックラッシュ。(>_<)

大きなダンゴが2色に出来てしまい、

全く解けないので泣く泣く

道糸を切って回収していたら一回戦の終了時間

が迫り、渋々帰着場所に小走りで向かい、

30秒前になってようやく帰着。

青息吐息で会場の検量場所に戻りました。

3時間の結果が9匹。(>_<) 検量に

並んでいるとくまさんがとても多くのキスを

携えて帰着。

30匹以上も釣ったそうで、

いつものように

太い体にムチ打って爆走し、エリア端を押さえ、

最初はフグばかりで全く釣れなかった

そうですが、潮が満ちて来たらバコバコに

なったとか。隣の一三さん、曽根高さんも

良かったそうで、くまさんの結果は
何と34匹でダントツの1回戦1位通過。

Aブロックは13匹以上釣った選手が2回戦へと

駒を進めました。

吉永さんや山村さんもエリア東寄りで好成績で

通過されました。

私は4匹も足らずにガックシで、最初の1時間

ボウズだったのが最後まで響きました。

やはり大会では最初にある程度釣らないと

ダメですね・・。

BブロックはAブロックよりも更に渋く、

毎年好釣果が出る

エリア西端の海水浴場付近も

潮がなかなか高くならなくて

パッとせず、最高が15匹とAブロックの

半分以下。9匹以上が通過と激渋で

くにさわさんも4匹と撃沈となりました。




2回戦に進出の皆さん。

うらやましいなぁ・・。

いまいちの成績とバックラッシュで

落胆した私とくにさわさんは

高知の山中さんとまた讃岐ウドンを食べに行き、

その後会場に戻りましたが

知らぬ間に寝込んでしまっており、

2回戦の様子も表彰式の間も爆睡で

起きたら閉会式も終わっておりましたぁ・・m(__)m
って事で2回戦は全く見ておらず、

最終結果のみですが、徳島鱗友サーフの

山村さんが見事に18匹で優勝。

2位が島野さんで凄い。

吉永高知協会長も何時もすばらしい成績で

強いなぁ・・。

5位までが全国大会へのキップを

獲得されました。

って事でG杯初参戦はスタートダッシュに失敗して1回戦通過ならず・・。(>_<)

後半まずまず追い上げられたのであのぺースで最初から最後まで通していられたら私も2回戦までは行けたと思えただけに

余計に残念至極の結果でした。唯一の収穫は先日の由良への釣行後に砂紋バスターに組み合わせる天秤のチューニングを行い、

超近投の波口釣りでもアタリをくれたキスは1匹も逃さず確実に掛けて釣り上げられた事。それだけに余計に悔しい試合展開だったのですが、

潮位差が有る浜での釣りは慣れておらず、仕方が無いですなぁ・・。修行不足です。

でも、今後もチャンスが有ればこの浜でまた再挑戦し、何時かは何とか2回戦に勝ちあがれるようになりたいと思います。

四国での2連戦が終わって地元の四国の選手の皆さんには全く歯が立ちませんでしたが、とても良い勉強をさせてもらいましたし、

また来年も四国の地で大会のみならず、お逢いする選手の皆さんとの交流も楽しみにまたやって来たいと思います。

再来週からはアスリートカップ、東西投げ釣り100人の会と日本海での2連戦。その後九州でのJC予選、北陸でのサンラインカップと

まだまだ大会挑戦は続きます。それらの戦いも楽しみつつ毎週修行となりそうですが、準備だけは怠らず最善を尽くし、悔いの無い戦いをしよう・・・と

くにさわさんと反省会をしながら四国を後にしました。