2009年釣行記
5月24日 大会を翌週に控えてチームで練習釣行。高浜で数釣りを楽しみましたっの巻。  

5月24日はジャパンカップ関西大会が葛野で開催されましたがチーム投げ北は大阪協会の行事と重なり今週も大会不参加となりました。

その行事も所要で参加出来ず、午後から仲間が集まって「いよいよ来週からは大会期間、

くにさわさんとあつしさん、天満のもりさん、トキねぇさんは土日に弓ヶ浜で報知予選とタイワの鳥取予選、

一方上ちゃんと私は日曜のみの休みなので報知予選の四国大会に参戦予定。大会前に最後の練習をしよう・・と

また高浜方面に行って数釣りの練習をして楽しむ事になりました。

お昼前に舞鶴のとれとれセンターに集合し、

私の車に5人分の荷物を積み込みいざ出発。

先日作ったロッドキーパーが良い仕事をしてくれ、

5〜6人分の数釣りタックルなら余裕で積載。

道中に有るアングラーズ舞鶴店で

天満のもりさんとトキねぇさんがイシゴカイを

仕入れ、釣り場には約30分で到着しました。
先ず竿を出したのは難波江白浜。

今にも雨が降りそうだったので、

降ってもすぐに車に逃げ込める場所を選定。

浜は閑散としており、ファミリーフィッシィングの

1家族のみ。私たちは浜中央よりも奥側まで

車を乗り入れ、竿を出しました。
今日の釣りのテーマは新竿のテスト。

がま投げサーフサイド33号410の

初投げで期待しつつガイドに糸を通しました。

元ガイドにローライダーを採用するなど

並継ぎ竿を意識した作りで、

持ち重りも無く、振り出し竿なのに

胴はシャキッとした調子。

この竿は主に砂紋バスターを使う時に

良さげと思って購入したのですが、

投げてみると大正解。

力まずに振っても25号の砂紋バスターを

6色まで飛ばす性能、振込み易さにビックリ。

しかも竿先は柔軟性が有り、

砂紋バスターを投げても反発する時に

不要な衝撃をオモリに与えず、

硬い並継ぎ竿で投げた時に時として生じる

砂紋バスターのブレが殆ど無くベストマッチ。

さびくと・・柔軟な穂先なのにピンのアタリが

手元までシッカリと伝わって来て

予想していた以上の高感度。

高感度を誇るマスタライズに比べると

やや劣る程度で振り出し竿でこの感度と

反発力なら十分満足。

25号の砂紋バスターなら、キススペや

マスタライズで投げるよりもシッカリと胴が

曲がってスムーズに反発してくれ、

方向性も良くて今後は「砂紋バスター専用竿」

になってくれそうです。



などと竿の出来に嬉しく思いつつ

さびいていたら早くも隣でくにさわさんが

5連で好スタート。ダイワ予選に備えて

今日は青竿で練習しつつ釣っていました。

上ちゃんは報知杯予選に備えて今日は

キススペ。「短くて軽い黄色いスッピンばかり

使っていたら体がなまって405の竿を

振り辛くなるわ・・」と言いつつ遠投。

あつしさんもダイワ予選に向けて赤竿。

めいめいに来週に向けて練習の開始です。

ときねぇさんのマスタライズとZ45。

「んなタックルを一度に

購入出来るなんて・・今時に珍しい

バブリーなおばさんだわ・・」と

皆に言われつつ・・・

ピンの3連でニッコリ。(~o~)

「今日はときねぇが機嫌が良いのかキスが

散らないわ・・」とまた皆に好きなように

言われつつ釣ってましたが、私も竿を

持たせてもらいましたが、33号Hと違って

軽い・・・。遠くのピンのアタリも確実に捕らえて

シッカリと元竿まで伝える性能は27号Hでも

そのままで扱い易く、遠浅の浜で

数釣りをするのにとても楽しめそうな

竿でした。
キスは何れも難波江サイズのピンばかり。

食いは活発で今日も4色でバコバコ。

この距離なら砂紋バスターの射程距離で

とてもスムーズに引けて

こんなピンでも1匹、また1匹と掛かる様子が

伝わって来て、天秤はもちろん、サーフサイド

の扱い易さ、高感度ぶりに満足。

キスはもう盛期に入ったようで、

4〜3色を少し引くと追い食いして来て

連で掛かります。

でもなかなかパーフェクトが難しい・・。

アタリが出てエサを綺麗に取るだけで

逃げるキスが多く、皆は仕掛けや天秤を

取り替えつつ今日のキスに合うように調整。

各々が4〜7連して楽しみつつ練習しましたが、

中型以上の連ならキスが居たら

誰でも可能ですが、

口が小さいピンを確実に掛けるのは意外に

難しい・・。

1時間強釣ったらお腹が空いたのと、

「型がから揚げサイズで小さすぎるわ・・

先日遠投したら

中型も混じった若宮の浜に行こう・・」と

皆で食事を兼ねて移動。

いつものラーメン屋で今後の大会の事などで

話が盛り上がった後はラーメン屋のすぐ下の

若宮の浜に出ました。
若宮の浜では久しぶりにキススペを持ち出して

練習。これまではずっとマスタライズで練習

していましたが、やはりキススペは

使い慣れた安心感が有り、手に馴染んでおり、

思いっきり遠投して沖に居る

中型に狙いを定めて

カッ飛び天秤33号をフルキャスト。

感度の面ではマスタライズに一歩譲りますが、

海底の様子はキススペのほうが良く判るのが

不思議・・。マスタライズはどんな型の、例えば

沖でピンギスがアタリをくれても

ブルブルと良く振動を伝えて誰でも高感度の

アタリを楽しめるのですが、

キススペは型の違いに応じた適度な感度で

明確に見分けがつき、持ち重り感が少ないので

やはり6色より手前で釣る時は扱い易い・・。

マスタライズよりもシャープな挙動がこの竿の

生命線であり、慣れを要求する程の強靭で早い

反発力、鋭敏な穂先で海底の様子を鮮明に

伝えてくれつつ、ピンギスを一匹、

また一匹と掛ける楽しさを

味わえる、今も超一級品の竿である事を

改めて感じつつ釣っていました。
今日は6色より手前はここでもピンばかり。

上ちゃんは針数を4本と少なくして

向かい風の中一人7色まで投げて

中型を釣っていましたが、

8本針で数を掛ける練習に徹していた私は

6色以内しかさびけずピンばかり。

キススペをねじ曲げて強振しても

6色の糸を全部出すのがやっとの向かい風。

キスはここでも4色付近が濃く、

1色程度引けばすぐに3〜4連。

10〜13センチ程度の

このサイズの場合、アタリの振幅の大きさを

楽しむだけなら

ずっとマスタライズのほうが楽しめるのですが、

アタリが平均化されてしまう傾向で

一つのアタリの中での変化はキススペの

ほうがより感じ取れ、マスタライズが

ブルルルル・・とキススペよりも

大きい振動で一定に近い振幅。

何だか1発のブルッとしたアタリだけでも

竿が共振してエコーが掛かったように

ブルブルブル・・と長く振動するのに対し、

キススペはコンッ・・ブルルッ、ブルッと

竿が共振する感じは無く、

アタリの中に変化が有り、キスの動きを正確に

伝える能力ではキススペが優っており、

アタリの大きさを楽しむのも良いのですが、

そのアタリの中での変化を感じ取るのが

ピンの数釣りでは結構重要な事なんだなぁ・・。

なんて思いつつ釣っていました。

アタリの中の微妙な変化に応じて

引くスピードやキスの動きに

応じて竿さばきに変化をつける必要が有る、

今日のようなエサだけを取って逃げるキスが

多い場合などは、キススペのほうが

優っているのかなと感じつつ釣り続け・・

納竿前の3投は上手くキスの動きに合わせて

釣る事が出来、パーフェクト3連発。

帰宅するとまたすぐにチビトラわんが

走って来て「ビンを下さい」

「今日はなんぼでも食わせてやる」

って事で20匹程食ってしまい、残ったのが

これだけ。今期初の束釣りでした。

今日はカラアゲで美味しく頂きました。(~o~)

って事で今日はがま投サーフサイドの試運転で好印象を持て、砂紋バスターとの相性の良さが体験出来た事が収穫でしたが、

久しぶりにキススペを振ってみて、アタリの特徴まで伝てくれる性能がまだまだ一級品と感じた一日でした。

鈍感なワテは春からこれまでマスタライズを使って来て、「おっブルブルブル・・と大きい振動で長く続く良いアタリが出た、乗ったな」と

思っていて巻き上げたらキスが居ない・・なんて事が不思議で一時期マスタライズキスに対してキスがバレ易いのか?と

疑心が沸きましたが、アタリをより判り易く、一発のブルッとしたアタリでも大きく長く共振するように設計されていた事に

キススペを久しぶりに使った事でようやく今になって気づいた次第。

キススペなら、ブルッの直後にシーンと無振動になったらバレたと即座に判っていたのにマスタライズの場合は

誰でもアタリが判るように共振し易い設計がなされていて、アタリの伝わる時間に長さが有り、

キスが1回ブルッと触っただけでも実際には「ブルルルル・・」と

竿が元竿まで全体で共振して長い時間振動するアタリとして伝わっていただけの事。

よって「乗った」と思っても実際は触っていただけだったのですなぁ・・。乗りが悪いのでは無く、バレたのが少し判り辛い竿の特性だったのを

今まで慣れ親しんだキススペが教えてくれたような気がした釣行でした。

振幅が大きく出る超高感度と言うよりも共振して長い時間振動して誰でもアタリが判る特性?。

んな事はダイワの開発チームのストーリーにも書かれているなぁ・・

「キスがアタリを出す周波数を測定し、強く伝えるように設計した」と・・その周波数を強く伝えようと設計すると、

自ずとキスのアタリの周波数に近い共振周波数となるように竿を設計すればアタリは手元まで良く伝わりますが、

時として必要以上に振動が残ってしまう・・その竿の固有共振周波数で共振させないと振動が抑えられて

伝わり難くなることは物理を習った高校生でも知ってるわ・・。固有の振動周波数で竿が震えるから今まで感じていたように、

キスの型もやや判り辛くなる。要するに楽器を例えにすると、シンバルはどんな叩き方をしてもシンバルの音がするし、

太鼓はどんな叩き方をしても結局は太鼓の音になりますが、あれと同じ。

キスが大きくても小さくても同じ周波数で共振してしまうから相手の様子が判り辛い。

キスのアタリの周波数と同じ固有共振周波数で振動する竿の特性を守るべく、

マスタライズは25号も35号も元径は全て同じなのかも知れません。

今までに無いアタリの伝わり方をする特性の竿であることは感じていましたが、

それがキスのアタリの振動数と同じ周波数で大きく共振をするように設計した竿ゆえの特性だったのか・・?

まだまだ判らない事が多い竿ですが、独特のアタリの出方をする竿の特性がようやく少し判ってきて

今後のマスタライズキスの使い道も自ずと決まって来るような気がしています。

そんな訳で来週からはまたマスタライズでそのあたりの特性を含めて慣れてゆけるようにまた練習ですわぁ・・。って来週は大会じゃ〜っ。

時すでに遅しですが、報知杯は永年シードが有るので予選で凹んでもまあええかぁ・・・・。ではっまたっ。