2009年釣行記
5月2〜3日 ガチンコ勝負キス釣り大会にお招き頂き、弓ヶ浜で修行をして来ましたの巻。
5月2〜3日は岡山キス研の横山さん、水口さんより「今年もトップキャスターを目指す皆さんが集まってシマノのセミ方式で大会をし、
ファイナルに出られるような選手の育成を趣旨として行いますので来てください。」
と今年もお誘い頂き、チーム投げ北からは私と上ちゃん、奥村さん、
あつしさん、くにさわさん、北摂のマコちゃんが参加させてもらう事になりました。
「前夜祭も行います、親睦を図りましょう・・」と嬉しいお知らせも頂き、「是非今年もお願いします、お世話になります。」と返事をし、
5月2日の朝9時半に福知山に集まって出発。
作ったばかりのハイエースの天井に取り付けたロッドーキーパーに皆の竿を満載し、
「高速道路は1000円均一政策で混むかもよ・・」と今回も国道9号線を利用して
海岸線沿いに西に走りました。国道9号線もG.Wで鳥取市やその他の市街地周辺では渋滞しましたが、夕方までに到着出来れば良く、
のんびりとキス談義をしながらドライブ。「今日は九州からイシゴカイも直送してもらったのでその食いの具合も確かめてね・・」
と言うと皆も興味津々。
道中の鳥取市でうみかぜさんに合う約束もしており、お昼過ぎに鳥取の釣具店で待ち合わせをしてごり3さんの頼まれ物を
受け取り、一緒にお昼ご飯を食べながら談笑。その後釣具店を3軒も巡回して釣具の買い物やチロリを仕入れて道草をしてしまい、
弓ヶ浜に到着したのは日も傾いた5時半。「早速下見をしてみよう・・」と浜に出ると、高橋さんが待っていてくれ、
「どうでしたか・・」と聞くと「全く渋いです。私は朝からやって1匹のみでした・・」との事。
もう明るい内から前夜祭は始まっていましたが、横山さんに軽く挨拶をしてバタバタとタックルを準備して
浜に向かいました。
もう夕焼けがまぶしい時間帯ですが、高橋さんや ごり3さんによると朝方はまずまず釣れていた との事。 チロリは温存して鮮度抜群のイシゴカイを針に 刺し、投げ込み開始となりました。 |
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いきなり1投目から釣り上げたのはくにさわさん。 ピンでしたが2連でいい感じ。 ベタ凪の弓ヶ浜で爽快にキャストを繰り返し、 皆は「どの距離で食うのかな・・ アタリの仕掛けは・・」と 真剣に下見をしています。 |
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上ちゃんや奥村さんもぽつぽつと・・・ キスは4色のみに居ましたが、 アタリが出ても乗らないキスが多く、 掛けるのに苦労する活性の低さに戸惑いながら も天秤を換えたり、仕掛けを交換したりして 各々5投程度して浜の様子を確認しました。 私も3回アタリが出たのに乗らず、 マスタライズがシッカリとアタリを捕らえては くれるのですが、ここのキスはキススペを使って いる時とは違う引き方や誘いをしないと乗らず、 試行錯誤。 |
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もう薄暗くなった頃、ようやく激信が マスタライズを揺らし、 そのアタリの大きさに 「あっセイゴが食ったかな・・」と強引に 巻き上げたら22センチの良型キス。 このサイズが遠浅の浜で食って来ると マスタライズキスが竿尻まで震えて ビックリするようなアタリが出ますが、 キスが大きくて呑み込んでくれると針に 掛かりますが、キスが小さいと蹴られる事が 多く、キススペならアタリが出たら ピンでも大型でも相手に応じて 竿先がキスの動きをキッチリと 受け止めて制するような感じで キッチリとキスを掛けて くれるので楽なのですが、マスタライズは キスが引くままに竿先のみならず竿全体が ゆらぎ感度や振動の伝達性能は 勝っていますが、 ゆらぐだけでキスを掛けて くれる、アタリを受け止めて 掛ける動きがやや薄く、 呑気に引いていたら キスが蹴ってバレる事が先日から 気に掛かっていて、今日もそのパターン。 先日行った栗田の浜でも感じたのですが、 シーズン初期で食いの浅い時期なので 仕方が無いのかもですが、まだまだこの竿の 特性に私が慣れておらず、 今後の課題となりそうです。 |
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下見を6時半に終えると近くの 「みなと温泉館」 に行き、入浴してユッタリと汗を流し、 隣接するショッピングセンターに立ち寄り、 前夜祭用の食材やビールを仕入れ、 会場に戻りました。 |
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前夜祭会場では宴たけなわで 早速横山さん始め多くの皆さんの 宴の輪に加わると、次々と持ち寄りの 食材やおつまみを私たちにも分けてくださり、 皆で乾杯。殆どがお知り合いの皆さんですが、 横山さんから「弓ヶ浜サーフ」のHP作者で ある「情熱の炎」さんも紹介して頂き、 私も「これ使ってね・・」と砂紋バスターをお渡し し、挨拶。好青年で礼儀正しく、 弓ヶ浜に頻繁に通っておられるそうで、 私たちの宴の輪に入ってもらって キス談義となりました。 |
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その後全員が自己紹介。 各々近況や明日への意義ごみなど、 自己紹介をしつつ皆の前に出て挨拶をし、 親睦の輪が広がってゆきました。 |
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私たちの七輪の前にも松尾さんや 岡野さん、大前さん、花田さん、 チロリ餡さん・・と次々と 輪に加わって頂き、キス談義。 皆さんキス釣りに対する考えや道具の工夫、 質問しあったり、気に入って使っている自作品 の事などで話が盛り上がります。 |
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これはテシテシさんの木製サイドボックス。 とても精緻な作りで軽く、 使い勝手が良さそうで、 皆の注目の的。 それからは自作天秤や改造クーラーの 工夫などの話で深夜まで盛り上がり・・ |
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ごり3さん、北陸の田中さん、 でこやんさん・・と多くの皆さんと かなりレベルの高いキス談義に 興味津々で加えさせてもらったりして 日付が変わる頃まで前夜祭を楽しみ、 その後ハイエースのベッドに横になって 爆睡となりました。 |
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翌朝には前夜祭に用事で来られなかった 北摂のマコちゃんも到着。 「今日はガンガン投げて沖のキスを 掛けてね・・」と朝の挨拶を交わしつつ 準備をします。 |
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大会会場には全員6時半に集合。 入る釣り場範囲の抽選をした後、 横山さんより大会ルールの説明が有り、 「今日は5メートルルールで行い、 参加が80名程度と多いので 4ブロックに20名づつ入って競います。」と 説明が有り、7時過ぎに出発となりました。 私は1回戦は上ちゃん、くにさわさんと 同じCブロック。 昨日の下見では良く釣れたエリアだそうで、 楽しみにしつつ浜に向かいました。 |
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今日もベタ凪で風は弱く、 「こんなに凪の日はキスが早く散るぞ、 前半1時間が勝負かも・・」と 同じブロックになったでこやんさんや日置さんと 共にCブロックに移動してエリア中央で 集合し、クジ順に10秒間隔で出発して 好きな場所に 入りました。 |
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1投目を引きつつ周囲を見渡すと 早くも単発ながらキスを掛けて 釣り上げた選手が2〜3人。 私もそれを見て焦らないように深呼吸して 神経を集中させて竿先を見ながらさびき・・ やがて5色半で「ブルルンッ」のアタリを 捕らえました。しかし・・次の瞬間また昨日に 引き続きバラシ・・・」今日もキスの活性は いまいちのようで、食い込みが浅いようで、 即座に1ランク針の小さくて長い間隔の 仕掛けに交換してイシゴカイとチロリを 各々3箇所づつに刺して投げ返します。 |
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2投目。今度も先程アタリが出た5色半を狙って 7色手前に仕掛けを投げ、 6色付近はカケ下がっているので早めに 仕掛けを引き、5色に入ってから慎重に さびき・・やがてカケアガリに仕掛けが 差し掛かったところで止め気味にして 待っていたらまた「ブルルンッ」と 中型のアタリ。追い食いを誘いますが 次のアタリが出ないので仕方なく巻き上げると キスが付いていて、ようやくボウズを逃れます。 しかし・・その後はエリア全体でキスが散り、 殆ど釣れずに時間切れ終了。 Cプロックでは日置さんが得意の遠投で 8色半まで投げられて8色〜7色半までだけ さびいて良型キスをボコボコと・・ 周囲を引き離してダントツでしたが、 私たちはそんなに投げられず惨敗でした。 くにさわさんはピン3匹、上ちゃんは何と丸ボで ガックシー。「ヤッパリ最初だけ釣れたね・・」 「2回戦はもっと厳しいだろうなぁ・・」と 検量を受けて一寸休憩し、また2回戦に望む べく、浜に戻りました。 |
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2回戦はDプロック。昨日の下見をされた方から 聞いていた話とは逆の展開で1回戦に最も 釣れていなかったDブロックに上ちゃんと2人で 参戦。 一方、くにさわさんやあつしさん、奥村さんは 1回戦で比較的釣れていた A、Bプロックに参戦。羨ましく思いつつ 「厳しそうだなぁ・・」の予測どうりの展開 で周囲でも殆ど釣れておらず、 まるで水溜りに仕掛けを投げて引いている ような状況で生体反応が全くありません。 私は最後の頃になってようやく4色でピンの アタリを捕らえましたが、また痛恨のバラシ・・ マスタライズに対して「まだまだ使いこなせて 居ないなぁ・・」と思いつつ 完全ボウズ。同じブロックの横山さんや 高知の堀川さんも私同様に 何も釣れず渋い表情。そんな中、 上ちゃんは遠投に専念してフルキャストを 繰り返し、「1発だけ8色半まで飛んだ」そうで、 その1発にキスが2連で掛かり、息を吹き返して いました。 1回戦で私同様にマスタライズを使用された 堀川さんは1回戦では私同様に バレが多発し、検量後に使用感に関して 話を聞きましたが、 「この竿は誰でもアタリが判る竿なんだが 今日のようにキスがエサをなかなか吸い込まず 蹴られたりする事が多い日に マスタライズのこのクセは 何だか合わん感じがする。 ワシも未だ使いこなせて いないのだとは思うがな・・」と キッチリと1回戦での不調要因を 分析されて即座に対処され、 2回戦はいつも使い慣れたキススペに 交換して望まれていましたが、功を奏せず 残念そうだったのが印象的でした。 |
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大会後、検量が終わるのを待つ間に 参加者から次々と多くの賞品の提供が有り、 並べられてゆきました。 |
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大会後は釣れた、釣れなかったと皆で反省会。 参加者の皆さんからいろんな情報を頂き、 今後の大会に生かせたらと思います。 |
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やがて閉会式。 「今日は渋かったですが、 これから弓ヶ浜も上向きますし、 今年も多くの大会がここで行われますので また練習して頑張ってください。」と 横山さんより閉会の挨拶。 |
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引き続き表彰式となり、見事に 優勝をされたのはキス研島根の花田さん。 「一貫して遠投一本で8色半まで投げて、 7色半まで引いたら すぐにアタリが出る事が多かったです。 それより手前は何も居ませんでした」と 良型を多く釣られてとても嬉しそうでした。 遠投派の皆さんが上位を独占した 大会でした。 |
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そんな中、くまさんはいつものようにエリアの端 まで歩いて丁寧に釣り、上位入賞。 おめでとう・・。 |
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あつしさんも2回戦でいきなり良型の 23センチを釣り、その後も中距離を 丁寧にさびいて数を伸ばして好成績。 |
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遠投で良型2匹含む合計4匹を 釣られたごり3さんと共に・・ |
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チーム投げ北では10位以内に入賞して 嬉しそう。 |
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くにさわさんも2回戦では5匹と コンスタント?に数釣って 入賞でした。 逆に釣れないブロックに入った 上ちゃんは2試合で2匹、 私と奥村さんは1匹のみと沈みました。 |
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表彰式も和気藹々とした雰囲気で 成績に関わらず 親睦の輪が広まって楽しい大会でした。 |
って事で私にとっては飛距離や竿に対する不慣れな点が災いして課題山積で結果もサッパリの大会でしたが、
くにさわさんとあつしさんが上位入賞を果たせましたし、激渋の大会でしたが、それなりに苦労しつつも
持ち込んだイシゴカイの食いやバレに対する対処などで何かと勉強になった大会でした。
特に印象的だったのがマスタライズキスや飼育しているイシゴカイの事、砂紋バスターの事に対する皆さんの関心が高く、
すごく多くの皆さんからそれらの事に対する質問を多くお受けした事で、私も判る範囲でお答えしたり、
皆さんの感想やご意見を聞けた事が大きな収穫であり、喜びでもありました。そんな意味でもこのような意義ある大会を
開催され、今年もまたお誘い頂いた横山さんや水口さんに感謝・・・本当にお世話になり、ありがとうございました。ではっまた・・。