2009年釣行記
4月4日〜5日 投げ北春のプチキス釣り大会を天橋立で開催。キスは渋かったですが、晴天の下、WWGGと楽しめましたっ。 

4月5日は投げ北第一回プチキス釣り大会を開催する事になり、今までに秋祭りなどでお世話になったお知り合いの皆さんにお声掛けし、

この時期確実にキスの顔を見られる天橋立で開催する事になりました。

集合は5日午前8時にいつもの智恩寺駐車場、キス釣り大会は8時半から11時まで小天橋を中心に行う事に決め、

参加費は無しで賞品を一人一品持ち寄りって事で開催しました。

今回は北陸からごり3さん、まびゅさんも来て頂ける事になり、「前日から行きますっ」との事で土曜の午前から栗田湾で

ごり3さん持参のマスタライズキスをお借りし、試投会、その後舞鶴に移動して前夜祭をする事にしました。

土曜の午前中は私はヤボ用が有り、

海に出られませんでしたが、

上ちゃん、あつしさん、じぃ〜じさん、ごり3さん、

まびゅさんの5人は早朝から天橋立へ

下見釣行。用事を済ませて上ちゃんに様子を

聞くと・・・「今日は激渋で全員で

ピンが2匹だ〜っ」と嘆いており、

ガッカリしましたが、楽しみにしていた新竿の

試し投げをしに私もお昼に自宅を出発して

栗田湾の小田宿野に向かい、皆さんと

合流しました。

早速ごり3さん持参のマスタライズキスの

35号を持たせてもらいましたが、

さすがに35号はガッシリと・・かなり重く

感じつつも投げさせてもらうと

意外と2番が素直に曲がり、私でも

そんなに手を焼くこと無くスムーズに竿が

振れました。「剛竿なのに振り易いですね・・」

と私が言うと、33号Hを貸していたごり3さんは

「33号Hは軽いし扱い易いわ・・35号は

先重り感が有るので竿尻にウエイトを入れよう

かなぁ・・・・」と言っておられました。
その後竿を貸し借りしてフルスゥイング。

振り切った後の竿先のブレも感じず

ピタリッと止まり、いい感じ。

2番がクセ無くスムーズに曲がるのに

高反発でグングン飛距離が伸び、

未だ投げ始めで6〜7分の力で

振っただけなのに7色あたりまでオモリを

弾き出す性能に皆がビックリ。

コントロール性も良く、

「遠投が必要な釣り場では心強い

竿になってくれそう・・」と言いつつ

試投会は雨が降り出したので終了。

明日仕掛けを付けてキスのアタリが

どのように出るのか楽しみにしつつ

舞鶴市内まで戻りました。
夕方からは舞鶴の居酒屋さんに集まり、

ごり3さん、じぃ〜じさん、まびゅさん、

チーム投げ北からは私とあつしさん、

くにさわさん、モリさん、ときねぇさんの合計8人

で前夜祭。キス談義や今年の大会参戦の

事などで盛り上がり・・・
その後スナックに移動して皆で大いに呑み・・

お姐さん方は唄い・・・と深夜まで

大騒ぎ。日付が変わる頃に

タクシーで舞鶴とれとれセンターに戻り

車中で爆睡となりました。
翌日は6時に起きて顔を洗い、天橋立に移動。

天候は回復して曇りとなり、安堵しつつ

7時半には智恩寺の駐車場に集合。

マコちゃん家族やTuskerさん家族、高橋さん、

Tamuraさん、大魔王はん・・と身近に

お付き合いしてもらっている皆さんが

次々と来られてタックルの準備中。

WWGGと荷物を降ろしたり提供してもらった

賞品をまとめていると、いつもの駐車場の

おじさんが来られで駐車料金を支払います。

もう馴染みとなったおじさんが

車のナンバーを控えつつ

「あれまっ今日は皆さん

10−91ナンバーばかりですなぁ・・

今日は良く釣れると良いねぇ・・」と

大笑いされつつ

料金を支払い、小天橋に移動となりました。
智恩寺さんの賽銭箱の前で線香の煙を

体に浴びて「今日は釣れますように・・」と

願をかけ・・・

いつものように大きな山門を抜けて

小天橋へ・・。
極簡単に「今日は小天橋を中心に釣り場は

自由で時間は11時まで釣ってまたここに集合。

競技は数で競います。」と説明し、しばし

皆で談笑。次第に空は明るくなり、

雲が切れ始めた8時過ぎ、

「では出発〜っ」と竿を持って小走りで釣り場に

移動となりました。
小天橋の手前は浅くて

文殊水道の近くはフグが多いので

皆はドンドンと歩いて日本三景天橋立の

松林を抜け・・小天橋の先端部に向かって

500メートル程度歩きます。
松林を抜けるといつものように池のような

穏やかな宮津湾が見え、波音一つしない

綺麗な砂浜を歩いて

「今日は何処に入るかなぁ・・じぃ〜じっ、

前回の大会で4連したのば何処じゃっ?」

などと騒ぎつつ手前のシモリの位置や

足場の良い場所を確認しながら

皆が砂浜に散開。

小天橋は場所によって2〜3色が良い場所、

4〜6色で食う場所とまちまち。良い場所が

文殊水道から宮津湾に流れ込む

潮の具合や天候によってコロコロと

変化するのですが、水温が低い時期は

深くて比較的釣果が安定している

先端部を中心に皆が並んで入りました。

1投目してマッタリとさびいたり皆の様子を

撮影していると・・早くもモリさんが「あっアタリが

出ましたよっ、渋いみたいだから

大切に取り込みますわ・・」と

巻き上げ開始。見えて来たのは結構な型の

キスで22センチ。

いきなりの良型に嬉しそう・・(~o~)

その様子を見て皆がガンガンと打ち返し、

ジックリとさびいてゆきます。

この時期はズルズスルと引き続けても

キスは食わず、数秒仕掛けを止めた時に

アタリを出してくれる事が殆ど。

スーッと引き寄せては止めて様子を見て・・

の繰り返しで天満のもりさんが

釣れたと言う4色まで

引いて来ると・・私の竿にもブルブルッと

マスタライズキスへの初アタリ。
この竿で初めて

掛かった魚がキスでほっと一息。

内心は「天橋立名物のナマコや外道の

ミニガッチョやテカミハゼが掛かったら

皆からはマスタライズナマコとか

マスタライズテカミハゼなんて笑われて

嫌だなぁ・・」と

思っていたのですが、

いきなりブルルンッとアタリが出て

巻き上げるとこれも17センチ程度の

まずまずのサイズで4色から良いアタリを

くれて楽しませてくれました。
アタリの出方は・・・キススペと比べると

竿先の動きは穏やかですが、

竿先の振動がそのまま減衰せずに

2番、元竿としっかり

手元まで伝わる感じで、

誰でもハッキリとアタリが

取れる竿だと思いました。

超高感度のキススペは竿先で微妙なアタリを

とらえて細かいニュアンスまで

元竿に伝えて海底の小石がオモリに当たる

様子や力糸がカケアガリの

肩に擦れているのまでが見透かせるような

感度であるのに対し、

マスタライズキスはアタリの捕らえ方は

やや大づかみな感じなのですが、

沖で捕らえたキスからの

振動がリールシートまで殆ど減衰される事無く、

伝わります。

竿先の振動の振幅がそのまま2番、元竿と

伝達されて揺さぶられ、

竿先と同様に元竿までブルブルと

振動する様な動きを感じたのは初めての経験

でした。
アタリを取りつつ、ごり3さんも「6色先の

小ガッチョとテカミハゼの違いが

アタリで判るわ・・」とその感度の素晴らしさに

苦笑い。
大会の時間帯は引き潮で阿蘇海と呼ばれる

天橋立の内海から

文殊水道を通って流れ込む冷たい真水を

含んだ流れが有り、キスのアタリは散発。

1時間が経過しても未だキスの姿を見られない

人や1〜2匹でアタリが出るのに食いが浅くて

なかなか掛けられない人など、

渋いキスを相手に

何とか掛けてやろうと

試行錯誤しつつキス釣り練習大会は

続きます。暫くするとまびゅさんがポロリッ、

またポロリッと小天橋の先端部から2色付近で

2匹釣られて皆の注目を集められ・・
先端部よりも300メートル程度戻った

あたりではTamuraさんが

早くも3匹釣ったと情報が流れ、

今日は冷たい流入水のせいか

キスの居場所が少なくて

場所ムラがいつもより激しくなっている様子。

上ちゃんに電話すると・・「未だ1匹で

隣の高橋さんは未だボウズ、2人共に

もう5回程度もアタリが出たのに

全然掛かって来ないわ・・」と

ボヤいていました。

もっと文殊水道に近い、いつも良く釣れる

大天橋の付け根の波止付近に入っていた

マコちゃんと大魔王はんはもっと酷く、

「全くキスが居ません」と泣きの電話が入り、

「ならこっちに来たら・・」と呼ぶと間も無く

移動して来てマコちゃんも2匹掛けて

ほっと一息。
私は先端部でごり3さんたちの仲間に入れて

もらい、斜め右方向に投げて6色で

仕掛けを止め気味にしていると・・

小さいながら気持ち良いアタリが出ました。

「せっかくキスの居場所に仕掛けが入って

いるので一寸追い食いを・・」とそのまま

仕掛けを30秒程静止させて待っていると・・

またマスタライズが元竿までブルブルと振動を

伝えてくれ、

釣れて来たのはダブルの小型キス・・。

ようやく3匹で現在トップのTamuraさんと

じぃ〜じさんに並んでほっと一息。

その後同じポイントで

またテカミハゼとミニナマコ交じりで

1匹掛けて一安心。

後半1時間は水道からの左から右へ流れる

冷たい流水が強くなり、皆の竿に殆どアタリが

出なくなり、水道に近い場所で竿を出していた

上ちゃんや高橋さんの所に移動して様子を

伺うと殆ど諦め顔で早くもマッタリと

していました。。(~o~)
その手前ではときねぇさんが1匹で

「ボウズは逃れたけどねぇ・・」と笑っていて

隣ではもりさんが「アタリが有ったけど

キスと違う、ひたすら重いわ・・」と

巻き上げると・・・何とナマコのダブルに

キス1匹。(~o~)

「重いハズだねぇ・・あんたは

ナマコ釣り名人だっ」と

冷やかしていたら早くも納竿時間。

天橋立の海底にはナマコがゴロゴロと

居るらしく、仕掛けを引いていると

時折針にナマコが掛かりますが

ナマコが好きな人はお持ち帰りで

クーラーへ。(~o~)

11時のサイレンと共に皆で後片付けをして

審査場所に戻りました。
11時過ぎから審査開始。

これは私と同じく4匹だった

じぃ〜じさんの釣果。

天橋立の平均サイズのキスを4匹揃えて

優勝。(^_^)vじぃ〜じさんは先日の

レインボーキャスターズさん主催の大会でも

3位入賞と天橋立でのキス釣りは強い・・

今大会では同匹数の人が多く、

長さも計測して順位付けをしました。
皆さんからお持ち寄り頂いた

賞品の数々。ありがとうございましたっ。m(__)m
Tuskerさんからは投げ北ロゴの刺繍入りの

スプールバンドをご提供頂き

皆さんが欲しがっていました。(~o~)
でっ順意表デス。

私とじぃ〜じさんが4匹で長寸でじぃ〜じさんが

優勝でワテは準優勝。以下まびゅさん

ごり3さん、Tamuraさん、くにさわさんが3匹、

もりさん、マコちゃんが2匹、

Tuskerさん、あつしさん、上ちゃん、とき姐さん、

が1匹・・・と今日は全体にキスが渋く

低調でしたが、お昼前にはポカポカと暖かい

好天となり、和気藹々と春の一日を

過ごしました。
優勝のじぃ〜じさん、おめでとうございましたっ。
2位の私はじぃ〜じさん提供のPEの道糸を

頂きました。
3位のごり3さんはTuskerさん提供の

スプールベルトとタオルのセットをゲット。
最初ポンポンッと3匹を釣って皆を驚かせた

Tumuraさんでしたが、

後半は冷水のせいで

キスが居なくなり残念・・でも4位で

あつしさん提供の力糸を

獲得されました。
まびゅさんはとき姐さん提供の

焼酎を獲得。くにさわさんの横で

同数を釣られて長寸で勝ち、

くにさわさんは・・「まひゅさんと釣ると

いつも負かされてしまうなぁ・・」と苦笑。(~o~)
そのくにさわさんも投げ北ロゴ入りのスプール

バンドを獲得。
もりさんは2匹でしたが

全体で最長寸のキスを釣られて7位。

ごり3さん提供の50本針仕掛けをゲット。
とき姐さんは残念ながら1匹でしたが

私提供の砂紋バスターを獲得してニッコリ。
あつしさんも1匹と渋いキスに泣きましたが

木オモリを獲得。
上ちゃんも1匹のみでガックシでしたが

砂紋バスターの原料となるジェット天秤を

獲得。
Tuskerさんも私提供の砂紋バスターを

獲得。家族サービスをしながらの大会で

お疲れ様でした。
マコちゃんは2匹を釣りましたが

帰着が遅れて「あんたの釣果は半分に

しちゃる」と皆に言われてボウズ以外では

最下位でしたが上ちゃん提供の

トップガンを獲得。
チビトラマン君は残念ながらキスが釣れません

でしたがカレイ針14号の仕掛けを

賞品の中から選び獲得。

「お前そんな仕掛けをもらって何釣るんや」と

お父ちゃんに叱られつつもニンマリ・・。


以下大魔王はんは○ボでしたが

マコちゃん提供の

お米を獲得して

「ヤッパリ食い物を選ぶなぁ」と

皆に笑われ、

高橋さんも○ボで残念でしたが、

「今日は皆さんの顔を見られて

それだけで楽しかったデスと言ってもらい、

全員に賞品は行き渡り、

表彰式は終わりました。
やがてお昼になり、日が刺して

とても暖かくなり、表彰式の後は

お楽しみの試投会。

ごり3さんの35号を

投げ北チーム一番の遠投派の

マコちゃんがフルキャストすると

胴から大きく曲がってオモリが9色に

カッ飛び・・・。一方私の33号Hをば・・

チーム虎の穴の練習で鍛錬している

Tuskerさんが振り込むとこれまた大きく竿が

曲がり、1投目で8色の糸が殆ど無くなり・・

8色ツン寸前。

数ターンしか糸が残っていないのを見て

Tuskerさんが「佐織さん、このリールには

何色の糸が巻いてありますのん?。}

「キッチリ8色巻いてあるよっ」

「本当ですか?、そんなに飛びましたか?」

っと手応えの割りに良く飛んだのに

投げた本人がビックリ。

画像はTuskerさんのプログより

頂きました。m(__)m
2投目に早くからオモリを竿に乗せて

振り込むと・・またまたオモリがカッ飛んで行き、

「あっ糸が無くなるっ」と私が叫んだ直後、
スプールから8色の糸全部が出て8色ツン

ならいざ知らず、コンッと音を発して

スプールは丸ハダカになってしまいました。

これには皆が歓喜したり動揺を隠せず

やんややんや・・(~o~)

「佐織さんすみません・・糸が全部無くなって

しまいましたよ」と投げた本人もビックリ。

3投目。今度は自分のリールに交換し、

0.6号が250メートル巻いてある10色の

スプールの糸が1色を

残すのみになったのを見て

「この竿は凄い、凄すぎる・・」と感嘆。

飛距離にして糸フケを勘案しても

220メートル程度の飛距離。

僅か2〜3投で手になじんで

思いどうりに振り込め、爆発的に飛距離を生む

マスタライズキスと篭定さん特製の

ガイドセットの

トラブルの無さ、糸の出の良さの

凄さにビックリして

「これっ欲しい・・」と思わず口から言葉が

出てしまうほど。皆から「買わなきゃっ、

すぐに篭定釣具店さんに電話したろうか?」

と言われて

それを聞いていた奥さんが「そんな値段の竿を

買えなんて、けしかけないでよ・・」と

泣きが入る程でした。

って事で楽しみにしていた投げ北プチキス釣り大会は冷水の流れ込みで激渋模様でしたが、

渋いなりに何とかキスを掛けようと皆が試行錯誤して、大会の趣旨である大会シーズン前の良い練習になりましたし、

試投会ではマスタライズキスの異次元の振り易さと反発の凄さに皆がビックリし、

キャスティングに対しても皆の意欲や興味が沸き、楽しく一日を過ごせました。

日本海側なのに一年を通してキス釣りが楽しめる天橋立の素晴らしい環境と

無事故で大会を終えられた事に対して智恩寺さんのご利益にも感謝しつつ解散となり、

今年もまた一年、何処の大会に参加させてもらってもお会いした皆様と仲良く、且つ楽しくキス釣りが出来たら・・

と願いながら帰宅しました。尚、ごり3さんTuskerさんのプログ釣行記もご覧下さり笑ってあげて下さいね・・ではっまた・・。