2009年釣行記
2月28日 上ちゃんは新竿を、ワテは新クーラーを引っ提げての試運転釣行だ〜って事になり天橋立へ釣行。

冬眠しているキスの様子を探りに行って来ましたっの巻 

週末は久しぶりに土日連休をもらえる事になり、金曜の夜に仕事が終わると同時に上ちゃんに電話。

「篭定釣具店さんに頼んだ新キス竿は届いたの?」

「来たよ、早く試したいので明日はキス釣りに行こうか」とすぐに明日の釣行計画がまとまり、土曜の朝9時に集合の約束をしました。

上ちゃんが購入したのは新竿と言っても、もう皆さんご存知のスピンパワーのショートモデルで黄色い塗装の365CX。



竿の重さは340グラムで

「近くで食う釣り場ではこれが軽くて楽そうだし感度も良さそうなので軽快にキス釣りが楽しめそうだわ・・・・」と注文。

幸い篭定釣具店さんには在庫も有り、即日に発送してもらったそうで、楽しみにしつついつものように天橋立駅前に有る

智恩寺さんの駐車場に車を置き、山門をくぐって浜に向かいました。一方私は先日完成させた09年用の新クーラーの試運転。

篭定釣具店さんのクーラー用内容器と内蓋を仕込ませた新クーラーの使い勝手を試してみたくて早くも釣り場に持ち出しました。


2〜3月は一年で最も水温が低い時期で

キス釣りは本来なら少しでも水温が温む

午後からのほうが良いのですが、

今日は天気も良く、風も弱くて冷え込みも

さほど無かったので朝9時から浜に出ました。

いつものように天橋立の松並木道を歩いて浜に

向かいましたが朝は未だ大阪、京都から

天橋立へ走る北近畿タンゴ鉄道の観光特急が

到着しておらず、観光客が少なくて、

閑散としていました。
早速大天橋の付け根に有る広い浜に

向かいました。ここは周年藻が少なくて

天橋立では安定した釣果が期待出来る場所

で、いつも天橋立への釣行時にはここで先ず

釣り始めて様子を見る場所。

今日も迷わず先ずここでクーラーを置いて

タックルの準備。朝霧が晴れて

日が差して少し暖かくなって海も穏やか。

湾奥の釣り場なのでいつ来ても海は湖のように

凪いでおり、「未だ2月だけどキス居るかなぁ・・」

と楽しみにしつつ上ちゃんが購入して持って来て

くれたイシゴカイを受け取り、4本針の金玉付き

仕掛けに刺してゆきます。
ここでは沖の深場が

越冬キスのポイントなので遠投が有利。

オモリは良く飛んで高感度なカッ飛び天秤の

33号とし、先ずは7色に投げ込みました。

後程向かう小天橋方向を見つつ

投げ込んだ仕掛けをそろそろと引いたり、

一旦止めて様子を見ながら沖で寝ている

キスを起こすように誘いをかけ、

5色半の沖のカケアガリ付近まで

引いて来ると・・・いきなり「ブルルッ」と

鮮明なアタリが0.6号の道糸を伝って

来ました。「あっ早くもアタリが出たよっ」と

そのまま暫く様子を見ながら仕掛けを止めて

いると・・またブルッした気持ちの良いアタリが

竿先をゆさぶりました。高速で巻き上げを開始し、

やがて見えて来たのは・・
15センチと17センチの中型キスでした。

「いきなりダブルで釣れたやん」と

うらやましそうな上ちゃん。

「ヤッパリここは一年中釣れるなぁ・・

ここの沖はキスの越冬場所なんだわ・・」と

いきなり快信をくれたキスに感謝しつつ

クーラーの使い勝手を確認しながら

また針にエサを刺します。


この時期は少しイシゴカイを長めに、

針の倍の長さ位に刺すのが目立って

効果的。針元に付けている金玉も

エサを目立たせるのには効果が有り、

今日もその仕掛けが正解だったようです。

キスは仕掛けを引いている時は反応しませんが、

一旦止めて2〜3秒後にアタリをくれる事が

多く、その後も単発ながらぼつぼつと

釣れてのんびりと越冬キス釣りを楽しみます。
数投後に上ちゃんも「ようやく釣れたわ・・

時期的にアタリが小さいけど竿が軽くて

感度が良いので・・」と楽しんでいました。

「天橋立は遠投が有利なんだけど

短い新竿で未だ反発のタイミングに慣れて

いないので6色までしか飛ばないわ」と

ボヤキつつもキスは時折4色付近でも食い、

この竿にピッタリ合いそうな砂紋バスター25号を

駆使してキス釣りを楽しんでいました。

その後1時間程投げ込んでいたらキスが散り、

今度は小天橋の釣り場に転進する事にして

水道の橋を渡り、小天橋の浜を移動しつつ

釣り歩く事にしました。

小天橋も寒い時期にも安定して釣れる釣り場

ですが、今日は先日来より降り続いた氷雨の

せいで阿蘇海から濁った冷たい真水が

大量に流れ込み、文殊水道の近くの海は

薄いながら茶色く濁っていました。

「水の色が良くないわ・・」と言い合いつつ

真水の影響が少ない浜の先端付近まで

延々と歩いてゆきます。

浜が右に大きくカーブしている付近からは次第

に水の色が良くなり、

浜の中間点付近から先端に歩きつつ釣る

事にしてクーラーを置きました。
キスはここでも越冬キス独特の

弱いアタリながら5色付近でぼつぼつと釣れ

ましたが、体色は綺麗で

越冬して砂に潜って寝ている

キスのようには黒っぽく無く、夏同様の

パールピンクでした。明日から3月、

そろそろ春めいてキスも動き出しているようで、

15〜17センチの中型ばかりですが、

フライにするのに丁度美味しそうな

キスが釣れてくれました。

小天橋は観光客が殆ど来なくていつも

閑散としており、2人で広々と

した浜でキス釣りを楽しめました。
昨年の天橋立カップでレインボーキャスターズの

松尾会長が優勝された折に

釣られたポイントである

小天橋の先端に最後に行き、

宮津漁港方向に遠投してみましたが、

右方向に投げるほど浅くてアタリが少なく、

キスは正面方向かやや左方向でのみ

釣れました。


その後昼食に行き、食後に天橋立の隣の西宮津公園に行くとくにさわさんが来ており、

キス釣りを楽しんでいましたが、午後からは冷たい北風が吹いて水温が上昇せず、「1匹のみですわ・・」と嘆いており、

専ら投げ練だけしてました。上ちゃんに新竿を借りて3人でスピンパワー365の性能を確認しつつ投げて遊びましたが、

短いだけに当初反発のタイミングに慣れが必要でしたが、慣れて胴が曲がるようになると細くて短い竿ですが

27号のオモリで7色までは飛ばせて通常の釣り場ではこれで十分にキス釣りを楽しめそうな竿でした。

特に25号の砂紋バスターを使う時にはとても軽快にキス釣りを楽しめそうで、下画像のくにさわさんのように

オモリを早めにシッカリと竿に乗せてまんまるに曲げてやるとかなり遠くまでオモリを飛ばせ、あなどれない性能でした。


って事でこの時期数は出ませんが、未だ2月。この時期にキスの姿が見られるだけで有り難い釣り場ですし、

早速チームの皆に電話して「キス釣れるよ・・」と伝えると、キス釣りが大好きなメンバーも「なら明日もまた行きましょう・・」と言う事になり、

明日もまた天橋立で投げ練をしつつ渋いキスを何とか掛けて釣る練習会をする事になりました。09年用クーラーも何の不満点も無く、

上々の使い勝手で快適に使えました。明日もここでキス釣りを楽しむぞ〜っではっまた・・。